とあるディスコード鯖で、APEXのホライゾンBGMパックを聞きながらブルアカの話をしていたら思いつきました。

APEX×ブルアカの二次小説少なすぎるんよ~

※注意※
・投稿主の気まぐれで始まりました本作は超絶不定期更新です。
・駄文かもしれない。
・ホライゾンはミレニアムの先生になるけど、"先生"は別で存在する設定です。
・独自設定やにわかタイタンフォール設定が混じるかもしれません。
・主はランパ使いです(ホライゾン未解放)。
・それがOK!という方はレッツゴー!(例のBGM)

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作者が久しぶりに小説を書きたくて既存の作品を書こうとしたもののなかなか筆が動かなかったため、新作にまた逃げました。
マジで息抜きで書いたため、続くかどうかは不明です。

それでは本編どうぞ。





Blue Archive OUTLANDS "HORIZON"

――地平線の向こうから朝日が昇ろうとしている学園都市"キヴォトス"・ミレニアムサイエンススクール「生徒会室」にて、2人の少女が事務作業を行っていた。

 

 

 

「ぐううっ……エンジニア部のなにに使うのか分からない機械の修理費が16万っ……トレーニング部の施設修理費が3万っ……ご、合計はこれくらい……や、やっと終わったぁ……」

「ふふっ、お疲れ様"ユウカ"ちゃん。コーヒー置いておきますね」

「ありがとう"ノア"……」

 

帳簿に書かれている明細の内容に頭を抱えている少女――"早瀬ユウカ"と、そんな彼女に淹れたてのコーヒーを差し出す少女――"生塩ノア"。

彼女達はこのミレニアムサイエンススクールに所属する生徒であり、そんなミレニアムを纏める生徒会――「セミナー」の役員だ。

現在はミレニアムの各部活の部費についてまとめているようである。

その仕事量に関しては……まぁ、山のように積みあがった書類を見れば大体は察せるだろう。

 

そんな書類の山を眺めながらコーヒーを飲みつつユウカは呟く。

 

「なんでこんなに書類が多いのよ……ねぇ、ノアは何か心当たりある?」

「えぇ。今から3日と8時間12分前にコユキちゃんが起こしたイタズラで電波障害が発生したからですね♪」

「コユキィイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!! 今からお説教よぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」

 

――ウワァアアン!!ナンデェエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!??

 

激務の原因となる人物への怒りの声を上げながら、部屋を飛び出すユウカ。

その怒声に反応するように、どこかから誰かの叫び声が聞こえてくるようだった。

 

そんな、なんてことないいつもの日常。

 

「ふふっ、冗談ですけど、コユキちゃんには少し反省してもらわないとですね♪ さて、その間に間違いがないか確認をしておきま――あれ?」

 

――そこに変化が訪れるのはある意味では当然だったのかもしれない。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

「待ちなさいコユキィイイイイイイイイイイ!! 今日という今日はお説教よぉおおおおおおおおおお!!」

「うわぁあああああああああん!! どうして言っちゃうんですかノア先輩ぃいいいいいいいいいい!!??」

 

ミレニアムの校舎を全力で疾走し、標的を追いかけていくユウカから逃走するミレニアムきっての問題児――"黒崎コユキ"。

ユウカとしては、先日起きたミレニアムの広域電波障害事件の犯人だと聞かされたからには説教をせねばと、いつもの悪戯でさらに溜まりに溜まった怒りをぶつけるべく、普段以上の速度で猛追しているだけであり、コユキとしては先輩が凄まじい形相で追いかけてきているせいで生存本能が警鐘を鳴らしたいたから自然と足が動いていただけである。

 

しかしその逃走劇も長くは続かない。

いつも以上の速度でコユキを捕捉したユウカは幽鬼のような表情でコユキを睨んだ。

 

「ゼェ……ハァ……つ、捕まえたわよ、コユキィ……!」

「な、なんで追いかけてくるんですかユウカ先輩!? 私何もしてないですよ!?」

「あれだけの問題を起こしておいてよくもぬけぬけと……! ノアからこの間の問題を起こしたって聞いたのよ!?」

「この間の問題ってなんですか!?」

「ミレニアムの広域電波障害のことよ!」

「へ? 広域電波障害……あ、あれのことですか!? てっきりユウカ先輩の体重が増えたことを覗き見したことがバレたって……いやいやいや違いますって! あれは何か面白そうなことがないかな~って、学校の中を散歩してたら変な音が鳴って、かと思えば突然起きただけですって!」

「学校の? 中を? 散歩してたら? 変な音が鳴って? かと思えば? 突然起きただけですってぇ?」

「なんでそんなに信じてくれないんですか!?」

「今までのことを思い返してみなさい!」

「うわぁあああああああああん!! なんでぇえええええええええええええ!!!」

 

こちらの方もある意味ではいつもと変わらぬ光景で、いつもと変わらない日常。

 

 

 

だからこそ――

 

 

 

「ん? 何の音?」

「あ、こ、この音ですよ! その変な音!」

 

 

 

――日常を変える"異変"は唐突に訪れるのであった。

 

 

 

「この音はどこから……と、とりあえずノアに連絡して――」

「あ、あそこを見てくださいユウカ先輩!」

 

突然のことに動揺しながらもノアへと連絡を入れようとするユウカに、窓の外にある"ナニカ"にコユキは指をさす。

 

「あ、あれは……!?」

「あ、穴……? なんなんですかねあれは……?」

 

 

――そこにあったのは、端的に言うなら"穴"であった。

 

 

それも、向こう側の見えない黒い渦のようなもので構成されており、その様は星をのみ込む"ブラックホール"のようであった。

ユウカは、そのあまりに異質な光景に目を奪われていたが、懐から響くコール音に冷静さを取り戻す。

すぐさま通話に出たユウカは、連絡をよこしてきた相手――"ノア"に質問を投げかける。

 

『ユウカちゃん! 聞こえますか!?』

「ノア! 空中に穴が見えるのが分かる!?」

『えぇ。私の方でも見えました。今ヴェリタスの人達に頼んで解析を頼んでもらっています』

「そっちはお願い! 私はコユキと一緒に近づいてみる!」

「えぇっ!? 私もですか先輩!?」

「今お説教しないだけましと思いなさい! ほら行くわよ!」

「理不尽だぁああああああああああああああ!!!!」

 

嫌がるコユキを引きずりながらユウカは"穴"の周辺へと近づいていった。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

「近づけば近づくほど不気味ね……」

「帰りましょうよぉユウカ先輩ぃ……あれ絶対にヤバいやつですってぇ……」

 

万が一のためにと武装を整えたユウカと乗り気じゃないコユキは、グラウンドの上空に存在している"穴"に近づいていた。

 

空中に開いた"穴"は、近づけば近づくほど異様な雰囲気を放っている。

まるで見つめているだけでも吸い込まれてしまいそうなほど向こう側が見えない様子は、例に挙げた"ブラックホール"に酷似していた。

 

「ノア、そっちはどう?」

『ヴェリタスの皆さんからの解析結果が出ましたが……ブラックホールに酷似した空間に存在する何らかの力場としか……』

「ブラックホールね……その割には何も吸い込まれていないみたいだけど……」

『ですね……何も起こらないといいんですけど……』

 

――ブラックホールというのは光すら逃れることができない超重力の天体だ。

 

科学技術の発展したこのミレニアムには、仮定の域を出ないとはいえブラックホールについての研究資料があり、それと酷似したあの"穴"は、本来なら周辺の物体を無差別に吸い込もうとするだろう。

 

しかし、周囲のものがあの"穴"に吸い込まれる様子は全くなく、それがむしろ彼女達の考察を混乱させた。

 

だが、先程からあの"穴"がある以外の異常事態はなく、このまま何事もなく終わるだろうという考えがよぎった――

 

 

――その時だった。

 

 

「!? な、何なのこの音!?」

「み、耳が痛いぃ……! それにめちゃくちゃ揺れるぅ!?」

 

突如として辺りに響き渡るノイズに、立っていられなくなるほどの揺れが同時に発生する。

それに呼応する様に"穴"の様子も変化しだした。

向こう側が見えないほど黒く染まっていた"穴"には青白い靄がかかりだし、何やらバチバチといった音を立てて発光しだす。

 

まるで、向こう側から何かが現れようとしているかのように……。

 

「な、なにあれ?」

「またエンジニア部の変な機械が動き出したの?」

 

その異変を感じ取ったのか、早朝にもかかわらず続々と人が集まりだす。

しかし、その人の波を割って現れたのは、ユウカも見知った人物達だった。

 

「オイオイオイ、朝っぱらにこれはどういう状況だ?」

「ネル先輩!? それにC&Cの皆さんも!? どうしてここに!?」

「あん? そりゃこんな揺れが起きてんならなんかあったって来るだろうが」

「ヤッホーユウカ♪」

「まさかこんなものがあるなんて……」

『部長。持ち場につきました』

 

Cleaning(C)&Clearing(C)」の部長――"美甘ネル"を先頭に、C&Cのメンバー――"一之瀬アスナ"、"室笠アカネ"、この場にはいないがおそらく遠方から援護をする"角楯カリン"が場に到着。

これなら何が来てもある程度なら対処できる……そう思っていた。

 

「お、そろそろお出ましってわけか」

「ッ! 観衆の皆さんは直ちに校舎に戻ってください!」

 

"穴"が大きく開き、"ナニカ"が出てこようとするのが明確になってきた。

 

臨戦態勢を整えるC&Cの面々と、何事かと思って集まっていた観衆に避難の指示を飛ばすユウカ。

 

 

――そして、ついにそれは現れた。

 

 

「あ、れは――」

「なんだありゃ? 小型の飛行船か?」

 

"穴"から出てきたのは銀色を基調とした流線型の推定飛行船だった。

想像していたものとは違う存在に、言葉を失うユウカとは対照的に冷静に状況を分析するネル。

そんなネルに、遠方から様子を見ていたカリンの通信が届く。

 

『…………! 部長、あの飛行船の中に人影が見えます』

「具体的な人数は?」

『……操縦席らしき場所に1名だけです』

「了解、っと。ちょうど降りてきたな」

 

正体不明の来客、それが誰であろうと自分のやることをやるだけだ。

ネルはそう考え、自身達の目の前に降りていく飛行船に警戒しながら近づいていく。

 

自身の愛銃――"ツイン・ドラゴン"の有効射程に飛行船を収めた時、飛行船の側部のハッチが開く。

そこから、おそらく宇宙服らしき機械的な服に身を包んだ人物が降りてきた。

その人物は周囲を見渡した後、呆然と立ち尽くしてしまう。

 

「おいアンタ、こんなところに何をしに来たんだ? まさか宇宙人とかじゃねぇだろうな?」

 

そんな人物に、軽口をたたきながらも警戒をにじませた口調で話しかけるネル。

 

『…………』

「おーい、アンタ聞こえてんのか~?」

『こ、こは……』

「んだよ、話せんじゃねぇか。んで、アンタは――」

『ア、アッハハハ……失敗、か……ごめんねニュートン。まだ帰るのは先になりそうだ……おや? お嬢ちゃんどうしたんだい? そんな物騒なモノを持って……』

「――ナニモンだ?」

 

虚空に話しかけるようにつぶやいていた人物……声の高さからしておそらく女性は、今気づいたと言わんばかりに、ネルに話しかけるが、ネルは今まで以上に警戒した声色で謎の女性を睨みつける。

 

ネルの視線に居心地が悪いのか苦笑いをする女性だが、ネルの心中は穏やかではない。

 

 

 

――何故なら、女性の頭上には"ヘイロー"がなかったからだ。

 

 

 

「よく分かんねぇ"穴"から出てくるわ、"ヘイロー"もねぇわで、アンタがナニモンなのかがさっぱりわかんねぇ。『私は宇宙人です』って言ってくれた方が手っ取り早く終わるんだが……」

『んー、宇宙人の定義はよく分からないねぇ……。人類の生存圏が広がって、過去にそう呼ばれていた生命体も人類の枠組みに取り込まれたらそれは宇宙人とは呼びづらくなるけどさ。まぁ、私はただの人間だよ。ちょっと荒っぽいことに関しての経験があるだけ、それだけのただのママさね。それにしてもお嬢ちゃんの頭に浮かんでるそれは……天使の輪かい? 興味深いねぇ』

「ほーん、ま、とりあえずは話を聞かせろ。互いに訳が分かってないからな」

『おや、こんなおばあちゃんを信じてもいいのかい?』

「勘。アンタは危害を加える気もなさそうだしな。一応形だけでも拘束はさせてもらうけどな」

『はいはい。あんまりきつくしないでくれるかい?』

 

今の短い会話で、ネルは女性に対しての警戒心を解いたことに周囲がざわめきだした。

それはもちろんユウカもそうで……

 

「ちょちょちょ!? それだけでいいのネル先輩!?」

「あぁん? この人は信用できるってあたしの勘が言ってんだ。大丈夫だろ」

「そんな不確定な要素で信用するの!?」

『まぁまぁ、アタシとしてもそこのお嬢ちゃんの言い分は分かるよ。不確定な要素はできるだけ省いておいた方が確実性に近づくからねぇ。ま、アタシとしてはアンタ達に危害を加えたところで無駄でしかないからね。誰だって穏便に済むなら穏便に済ませたいのさ』

「そ、そうですけど……なんか調子が狂う……あ」

 

様々なことが同時に起こりすぎて混乱していたユウカだったが、女性の言葉にある程度正気を取り戻す。

事情を聴く方向性で進んでいたことに気づいたユウカは、あることを女性に聞いた。

 

「あ、貴女の名前は何ですか?」

『おや、そういえば言ってなかったね。アタシの名前は――』

 

そう言いながらヘルメットを脱ぎ、素顔をさらした女性は自身の名前を告げる。

 

 

 

「"マリー・ソマーズ"さ。最近名乗ってたのは『ホライゾン』だけど、まぁ、『ソマーズ博士』とでも呼んでくれるかい?」







※人物紹介※

・早瀬ユウカ
ミレニアムサイエンススクールの生徒会「セミナー」に所属する2年生。
ブルアカプレイヤーのメモロビ童貞を奪った皆の嫁。
太ももがお太い。

・生塩ノア
ユウカと同じミレニアムサイエンススクールの「セミナー」に所属する2年生。
記憶力と湿度が高いらしい。

・黒崎コユキ
ユウカ達の後輩で「セミナー」の大問題児。
倫理観がやばいだけで良い子ではある。

・美甘ネル
みんな大好きメイド部こと「Cleaning&Clearing」の部長。
パヴァーヌ2章で惚れた人は多いはず。


・マリー・ソマーズ
今回のクロスオーバー先「APEX Legends」のプレイアブルキャラの一人。
APEXゲームでは「ホライゾン」と名乗っている御年125歳(37歳)の子持ちママ。

APEX本編の時間軸、2733年……から、88年前の2645年前の惑星間の移住地「アウトランズ」のエネルギー不足を解決するために雇われた「天文物理学者」。
惑星プサマテにある空中都市「オリンパス」の研究基地に息子の「ニュートン」と一緒に移り、エネルギー不足を解決するための研究に取り掛かった。
研究を進めていくにつれ、とある元素「ブランシウム」を見つけ出し、これが問題を解決できる手段としてこれを回収するためにブラックホールの降着円盤(簡単に言うと端っこ)に、助手の「アシュレイ・リード」博士と向かう。

息子に「必ず帰る」という約束を残して……。

なんとかブラックホールの降着円盤に到着し、ブランシウムの回収には成功したものの、リード博士の裏切りによって、回収船と母船を繋いでいた命綱を切り離され、ブラックホールの降着円盤に取り残されてしまった。
ブラックホール自体に吸い込まれることはなかったものの、時間の流れが遅いブラックホールの近くにいた影響で、外の時間とは大幅な時間のズレが生じてしまう。

このまま時間が過ぎるのを待つだけ……そう思っていたが、ブランシウム採取の際に使用したコンパニオン「ニュート」がブランシウムを用いて、ブラックホールから脱出をする方法を導き出し、ソマーズ博士は息子の待つオリンパスに帰還。

だが、帰ってきたオリンパスはあの頃から87年もの時間が経っていたのであった。

最愛の息子はもういない。

だが、ソマーズ博士は諦めなかった。

全てに平等に流れる時間に"ズレ"が生じるのなら、

"時間を遡ることすら可能だ"と。

――「大丈夫、約束は守るから。必ず守ってみせる」

その約束を胸に、彼女は戦い続けてきたのであった。

――そして彼女は"箱庭"へとたどり着く。





・後書き

はいどうもです皆さん。
別のブルアカ二次小説を盛大にさぼりまくり、新作に逃げましたクラウディです。
最近ランパの強化が入ったので、APEXをウッキウキでやっていた時に思いついたこの作品。
ホライゾンをいまだに解放していないにもかかわらずなぜホライゾンをメインにした作品を書いたのか……それは単純です。

――「ホライゾンカッコいい」

何あれかっこよすぎじゃね?
頭いいお母さんキャラで、重力を扱う科学者で、「息子と再会するために時間程度超えてみせる」と言ってのける人とかカッコよすぎじゃん!

そんな感じで本作を書き始めました。
続くかどうかは分かりませんが、皆さんに楽しんでもらえたら幸いです。

それでは~



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