「なるほど、あの蛇か」
モニクにも心当たりがあるようだ。
「確かにあれは、この街のヒュドラ生物の中では頭ひとつ抜けた存在だね。創造主との相性がいいのだろう。今のキミが戦うには厳しい相手でもある」
創造主ね。やっぱヘビの化け物なんだろうか。
「ボクが直接手を下しては意味がないのだろう。なら、助言くらいはしてもいいのかな?」
それは是非お願いします。
俺はコクコクと頷いた。
もっと声を出せ、俺。
「えっと……聞きたいのは。ヒュドラって、水に弱いの?」
頑張って声を出した。
「正確には、まずヒュドラ自身にそのような弱点はない。そしてヒュドラ生物も、水そのものではダメージを負うことはない。水はヒュドラ毒の弱点だ」
ヒュドラ毒……ヒュドラ生物はヒュドラ毒の中でしか生きられない。
ということは。
「ヒュドラ毒は、水の……たくさんあるところでは発生できない?」
「その通り。強すぎる力はときに大きな制約を伴う。この世ならざる猛毒であるヒュドラ毒は、大量の水のそばでは溶けて消えてしまう。たとえ橋の上だろうが、河川の上空では存在できないのだ。雨の中だと五分五分といったところだろう」
水に溶ける。
それはまるで――『混ぜるな危険』でお馴染みの……
「塩素ガスかな?」
間違えて声に出た。今の無しで。
「くっ」
あの……? モニクさん?
今ひょっとして噴き出しそうになるのこらえました?
「コホン……まあ特徴的な部分は似ていなくもないね。でも全然別のものだから肝に銘じておきたまえ」
「はい」
なんか取り繕わせちゃったじゃねえか!
気を付けてしゃべれよな俺……。
「あと、全てのヒュドラ生物がその弱点を持っているわけではない。外部でも活動できる強力な個体もいる。数は少ないから、恐らく各封鎖地域に一体ずつくらいしかいないだろう」
ヒュドラという化け物だけで、世界全ての封鎖地域を造り出して支配するというのは想像も付かなかった。しかし、そういう中ボスみたいな奴らがいるわけか。
数は少ないったって、封鎖地域と同じ数なら日本だけでも数十体は居ることになる。
だんだん全体像が見えてきたな。
「この街に、最初はヒュドラ生物が居なかったように思うんだけど」
「ヒュドラ毒は地下にあるヒュドラの巣から大地を侵食し、しかる後に大気を汚染する。地下の巣は封鎖地域全域に渡っているが、出入り口は西の隣街にしかなかった」
ヒュドラ生物は巣から出てくるのか?
橋を渡れないから西の隣街にしか居なかったということだな。
でも今は。
「もしかして、駅の北には」
「そう、巣の新たな出入り口がある」
やはりそうか。五月十五日の地震は駅の北側で地面に穴を開けたから起きたんだな。
そしてこの街にもヒュドラ生物が出入りするようになった。
俺は推測を声に出して整理する。
「奴らは雨に弱いから、巣の出入り口からあまり離れない個体がいる……? ネズミは建物に入り込めるし鳥は移動が早い……だけどあの蛇は」
「まさにキミの言う通り、あの蛇がここまで攻めてこない理由はそれだ。地下の巣だって普通は水が流れ込むのだがね。巣の主によって浸水を防ぐ結界が張られている」
こちらから討って出るしか、奴を倒す方法はないわけか。
あれ? もしかして近付かずにスルーしてればいいのでは?
……いや駄目だ。地下への出入り口が今後も増える可能性がある。
それに。
「生物の種類は増えるのかな? 遠距離移動と強さを兼ね備えたような……」
「ヒュドラ生物は地元の捕食された生物を素に造られてはいる。でも在来種を模倣するのは初期段階だけだと思う。記憶の中から強い生物を再現し創造できる――眷属召喚。それがヒュドラの本来の魔法だ」
「魔法?」
「そう、魔法だよ。人間の異能持ちは、超越者や自分たちが使う超常の力を魔法と呼称している。代表的な異能が《魔女》だから、というのも理由のひとつかな」
そういや魔女狩りとか言ってたもんな。
え? 居るの魔女?
見てみたいような関わりたくないような……。
それじゃあ今言ってたケンゾクショウカンってのは眷属、召喚か。
フィクションっぽいというか、まさに人間が考えた呼称って感じだな。
捕食からの再生という正体不明のおぞましい行為。それが名前を与えられた途端に、形を定められたひとつの技術に成り下がってしまったような感覚がある。
これも人間が超越者に対抗するための知恵の一環なのだろうか。
なるほど、異能持ちとかいう連中に少し興味が湧いてきた。
だがそれより重要なのは、今後はもっと強いヒュドラ生物が現れるかもしれないってことだよな。記憶をもとに創造できるってんなら在来種だけじゃなくて、それこそ虎とかが出てきてもおかしくないのか。
どうすれば奴らに対抗できる……?
「その魔法ってのは人間の異能持ちでも使えるみたいだけど、異能が《魔女》とかじゃないと駄目なのかな?」
「魔法ならキミは既に使えているよ」
ふーん……ってどれだよ!?
あ、異能自体がもう魔法にカテゴライズされてるとかそういう?
「封鎖地域内で死んだ生物はヒュドラに捕食される。それはヒュドラ生物になったものが再び死ぬときでも例外ではない。でもキミは自分で殺したヒュドラ生物に限り、それを横取りしているよね」
……え?
俺がなんかヒュドラ生物を駆除する度に強くなる、あの謎現象のことか?
「人間が魔法を使うには、異能持ちのように超常の領域に片足を突っ込んでいる者という前提条件がある。その他の条件はふたつ。望むことと疑わないことだ。他にもなくはないが、当面はそれだけ覚えておけばいい」
最初の条件はクリアしている。あとは望むこと、疑わないこと……。
「望むこと。例えば人間を殺しその命を喰らい使役すること。それはヒュドラには出来てもキミには出来ない。ならキミが望むこととは?」
俺が望むこと? あの蛇をブッ倒す以外に? いや、蛇を倒す手段が欲しいとか倒した後どうするとか、そう考えると色々あるか。
「疑わないこと。実現不可能だと思ったらその時点で魔法は成立しない。キミが実現可能だと思うことはなんだい?」
魔法とか以前なら絶対信じなかったけど、この目で実際に見てしまったものは……。あまりに色々ありすぎたからな。
望むこと……疑わないこと……。
ふと、停電したコンビニで目覚めたときのことを思い出す。
忘れもしない五月十六日。
あの不安に満ちた絶望の状況の中で、俺の中に浮かび上がった思考……。
「仇――」
仇は討ってやるからな――
「俺は……俺はヒュドラ生物にされてしまった奴らの、無念を晴らしたかったのか……? そんなことは誰にも望まれちゃいない。そもそもあの日、ヒュドラに殺されたことを誰も認識していない。動物たちに至っては、そんな知性さえないというのに――」
「そう。生者が死者に出来ることなんてない。死者を弔うのは生者のための行いなんだ。それがキミの望み――死者を弔い、死者の力を我がものとして敵を討つ。それがキミが無自覚に発動していた魔法だ。そしてキミはその一点において、超越者ヒュドラをも出し抜くことが出来ている」
「俺はやっぱり、ヒュドラと同じ捕食を?」
「結果が同じでも過程が違う。それにキミではヒュドラ生物以外の命を喰らうことは出来ないよ。望まないのだから。封鎖地域の外でも無理だ。ヒュドラの捕食に乗っかった能力だからね。つまりキミの捕食……いや、継承とでもいうべきか。その魔法は対ヒュドラ生物に特化したものなんだ。対ヒュドラ毒に特化した破毒の影響でもあるのだろう」
継承……命を喰らうのではなく受け継ぐ的な。
ものは言い様だ。
ヒュドラも俺も、死者を材料に争っているだけじゃないのか。
それは冒涜では……。
いや、冒涜というのも生者のための言葉なのか――
だが、もう後戻りは出来ない。
死んだものは戻ってはこない。
なら俺は、ヒュドラ生物を利用してでも俺の望むようにする。
俺は無言でモニクに頷いた。
モニクも頷き返す。
「補足するならば……。疑わないこと。これはキミが直接ヒュドラの魔法を目の当たりにしているからだな。だからヒュドラのそれに酷似した魔法を使うことが出来る。皮肉なことだが、キミの魔法の最初の師匠はヒュドラであるともいえる。これはキミが魔法の能力を伸ばそうとするに当たって、大きなヒントになるだろう」
「……覚えておくよ」
嫌悪感なんてものは捨て置くまでだ。
利用できるのならば、ヒュドラ本体をも利用してみせる。
「ヒュドラの巣についても気になるんだけど。放っておいたらどれくらいヤバい?」
「それはボクにも分かりかねるな。ヒュドラの力の底が見えない。今の状態が限界なのか。これからもっと被害範囲を広げるつもりなのか。悪いほうを想定して動くべきだとは思うけどね」
そうだな。それに異論はない。
いずれは巣も調べる必要があるだろうか。
「地下の巣ってどんな場所なんだろう……洞穴的な、あるいは地下道?」
「いや、もっと規模が大きくて複雑だ。地下迷宮と言ったほうが分かりやすいかな」
地下迷宮……どっかでそんな話を聞いたような。
それは確か。
「ダンジョン?」
「ん? ……ああ、人間は地下迷宮をそう呼ぶこともあるのだったね」
ダンジョン。そうだダンジョンだ。
封鎖地域の中にはダンジョンがあるって話だった。
いや、そんな噂はどこにもなかった。
そんなことを言っていたのは、俺の知る限りひとりしかいない。
あいつ、何者だ……?
*
モニクとの長い対話を終えて、ショッピングモールの館内を歩く。
聞きたいことはだいたい聞けた。あとは自分次第だ。
アオダイショウを自力で倒したいとかは自己満足でしかないのかもしれない。
ヒュドラをどうにかするのはモニクで、俺の出る幕などないのかもしれない。
しかし世界がどうあれ、俺がこの終末の街で生きていかねばならないことに変わりはない。
そのために出来ることをする。
で、具体的にどうすっかだよなー。
俺の魔法……《継承》か。
ヒュドラ生物の命を奪い、自分の力に変換する能力。こいつの伸びしろはまだまだありそうだ。
でも今のペースで小動物を狩っていても、蛇に勝てるようになるのはいつになるのか分かったもんじゃない。
俺はモニクを疑ったことの償いをしたい。そしていずれ訪れるであろう、蛇以上の驚異にも備えたい。ぐずぐずしていたら、どちらの機会も失われてしまうかもしれない。
だから、魔法の力そのものを磨くというのが俺の考えた手段だ。
ヒントは、俺の魔法はヒュドラの魔法を参考にして発動したものだということ。
実際に目の当たりにしているからこそ、疑わずに模倣できたって話だな。
ヒュドラの《捕食》と《眷属召喚》。あとヒュドラ毒なんかも含まれるのか?
地下迷宮は見ていない。地震も直接見たものとは言い難いのでちょっと分からない。
これ以外の魔法を俺は知らない。
……いや待てよ? モニクが姿を消したり食料を出したりしてたの、あれも魔法だよな?
あとなんか、アパートの記憶を読んだとか言ってたな。ヒュドラも記憶をもとに魔法を使えるんだったか。
一応覚えておこう。
ただ、自分が強く望んだものしか使えないというなら、なんでも参考になるわけではない。
特に《眷属召喚》。自分が殺した生物をもう一回作って呼び出したいとか全く思わない。
どうしてもヒュドラが人間を再生産した事実を思い出す。
自分もその対象だと一時は思っていたのだ。トラウマでしかない。
これは無理そうだな……。
だけど《捕食》ですら、自分では想像もしなかった《継承》という形に変化して習得している以上、意外と使い道はあるのかもしれない。
発想の転換が必要なんだろうか。
…………。
ふとアイデアが浮かんだので、一階に向かうことにした。
食品売り場に着く。
腐敗臭が酷い。停電からだいぶ経ったしな。
発想の転換。《眷属召喚》が無理なら《継承》を伸ばすのはどうか。
モニクは俺がヒュドラ生物以外に《継承》を使うのは無理だと言った。
俺もそう思う。
それは俺が、食うことや駆除以外で生物を殺すのが嫌だからである。人間は論外。
それから《捕食》だ。今となってはヒュドラが文字通り『食って』いるのかはだいぶ怪しくなってきたが、それでも一度こびりついた印象はぬぐい難い。
俺の中では《捕食》は食事と強く結び付いているイメージだ。
俺は自分が食えるものが対象であれば、ヒュドラの《捕食》を模倣できるのではないかと考えている。
それがなんの役に立つのかと問われれば。
なんの役にも立たないよなやっぱ。ヒュドラが普通の食料を《捕食》しないのは意味がないからだと思うし。
これは単なる魔法の練習だ。
どれで試したものか……。
スナックコーナーに来てみた。
ポテトチップスの袋をひとつ取ると、中身を消失させるイメージを浮かべる。
俺は死体消失を使うことが出来ない。というよりしたことがない。封鎖地域内では死者は勝手に粒子化する。俺はそのヒュドラの《捕食》に乗っかった形でしか、《継承》を発動させたことがないのだ。
…………。
クシャリという音がして袋が縮んだ。なんかしらの動きはあったか?
袋を開けてみると、中身は空になっていた。
もうひと袋を手に取ると、今度は最初から開けてみる。中を見ながら同じように念じる。ポテチが光の粒子となって消えていった。
死体消失――ならぬポテチ消失。
そうか、これがヒュドラの《捕食》か。
消えたのは何処に行ったんだ? 分からん。
いや、もっと真面目に考えろ。ヒュドラは《捕食》の対象を《眷属召喚》の材料に出来る。
だからエネルギー、この場合は魔力とでもいおうか。それが何処かにあるはずだ。
既に《継承》を使える以上、消失も使えるんじゃないかと思っていた。
食ってるわけではないし、《継承》のように自身の直接強化をしたわけでもない。
この物体を消失させる魔法は、俺の感覚だと《魔力化》といったところだろうか。
しかし、体内にそんなものがあるようには感じられない。
ヒュドラはあれだけの命を奪って、自分の体内にそれを仕舞ったりするだろうか。
モニクは食べ物を体内に保管しているわけではあるまい。
それに思い当たったとき、自分のすぐ近く、しかしここではない何処かに『それ』を感じ取ることが出来た。『魔力』とでも呼ぶべきもの。
体力同様それには限りがあり、また自然回復もするのであろうことが把握できる。
更に、消失したポテトチップスが情報に変換されてそこに加えられていた。
俺が知識としてポテチの構造とかを言語化できるわけではないが、自分は確かにこの情報を把握しているのだという実感がある。
ポテチ二袋も食べれば普通は腹が満ちるだろうがそんな感覚はない。やはり食料を消失させても食べたことにはならないようだ。しかし魔力の回復にはなる。
この《魔力化》という行為にはロスがある。魔力を補充するといっても、食料を魔力化するのが既に魔法だからな。その時点でちょっと魔力を消費する。
でも補充される魔力の方が多いから、ある意味無制限に使える魔法だ。
そうと分かれば。
俺は食品売り場のレイアウトをイメージすると、自分を中心に《魔力化》の範囲を広げていった。目の前のスナックコーナーの菓子袋が次々に音を立てる。中身を抜かれてひしゃげる音だ。似たような音が店中に広がっていく。
やがて、売り場からは全ての食料が『消失』した。
少し理解が深まった。自然界の生物は、捕食するときに食事で得られる栄養以上の体力コストを支払ってしまう危険がある。だから狩る相手は選ぶ。
ヒュドラにとって加工食品だのその辺に生えてる草だのは、魔力に出来たとしても支払う魔力コストの方が多くなってしまうのかもしれない。それじゃ食う意味はないな。
何故分かったかというと、俺は今腐った食品もまとめて消していったのだが、それらを消すときだけ魔力消費のほうがでかかったからだ。
俺は《捕食》のイメージから魔法を習得したので、食料だと認識しづらいものを消すのはしんどいみたいだな。
ただ、消失させるときには腐った食品の情報でも読み取れた。やっぱり理解とか言語化はできない。モニクが言っていた『記憶を読む』というのがこれなんじゃないだろうか。
腹が、減った。
魔力はなんかもうエラい増えた実感があるが、体力をごっそり持っていかれた気がする。なんか食わないとダメだ。
そして俺は、全ての食料を消してしまったことに気が付いた。
……もしかして俺は、アホなんだろうか?
なにが「ある意味無制限に使える魔法」だよ。数分前の自分を引っぱたきたい。そんな都合のいいものは存在しなかった。
ポテチの袋をまだ持ってた。中を見る。空だ。
落ち着いて考えろ。
そうそうヒュドラ。あいつメシどうしてんの?
あいつとか言って、会ったことはないが。
人間じゃないからひょっとしたら魔力補充だけで生きてけんのかもしれないけど、そうじゃないかもしれない。
生きている動物がエサなら、それを食うんだろうけど封鎖地域内にそんなものは……いやいるな? ヒュドラ生物が。
ヒュドラは《捕食》した生物を材料に新たな生物を創造する。全く同じものというわけではないが、ほぼ同じものを模倣して造ることができる。
あるいは魔力に情報を記憶させたものなら、別の生物も生み出せるらしい。
ということはだ。
情報を読み取った食料は再生産できるのではないか? ヒュドラでいうところの《眷属召喚》だな。
俺は袋の中を見ながらそれを『創造』する。中のポテチは元に戻っていた。
まじかすげえ。《ポテチ召喚》だ。でもこれ魔力の無駄だな?
ポテチ袋を持って中身をもしゃもしゃ食いながら食料品売り場を出る。
先程は魔力の無駄とか思ったが。
一度消した食料を召喚すれば、魔力を対価として食料保存できるようなものか。歩く貯蔵庫だ。
俺は通路のベンチに座ると、他の食料を出せないか検証してみる。
えーと、食器とか持ってないので手で持てるやつ……。
カツサンド!……出ない。
ハンバーガー!……出ない。
おにぎり………………出ない。
手に持った袋をもう一回ひらいて中を見る。
ポテチが出現した。
なんじゃこりゃ。ポテチ召喚限定なの?
俺はこれからポテチだけで生きてくの!?
原因はなんとなく分かってる。
情報が足りないんだな。カツサンドとか、ふわっとしたイメージしかないので俺には出せない。ポテチは消失させたときに、食品の記憶が俺の魔力に溶け込んでいるから正確な情報がある。
でもそれをいうなら、豚肉、小麦粉、パン。材料の情報は食品売り場に全部あったはず。それじゃ弱いのか。
あと、ポテチは袋の中に入っているであろうという先入観が俺の創造の支えになっているという感覚がある。
魔法を使うときは『疑わないこと』が原則なので、自分の心を上手く騙してやる必要があるのかもな。
試しに袋の外で出現させようとしたら無理だった。
食べ物を粗末にするような実験だったので、心のどこかでストッパーが働いたのかもしれない。
これは『望むこと』の原則に反するので魔法は発動しない。
もっと研究が必要だな。