【棟区 秋水】(むねまち しゅうすい)
筋トレとダンジョン大好きな、15歳の中学生男子。もうすぐ卒業。
ただし、ダンジョンが好きというのは、現実逃避や自己否定、自殺願望や後悔などが入り交じっているので、本当に好きと表現していいか分からない。
身長は190㎝に迫る勢いで、横幅(筋肉)も厚み(筋肉)もガッシリとデカい体格。
さらには人を殺したかのような凶悪な面構えに、鋭い目つき、丸刈り頭、超低音ヴォイス、という特盛りの威圧感で他者に恐怖を与える特性いっぱい。初対面の人間からは未成年だと思われない。
本人もそれは自覚しているので、他人には必要以上に関わらず、話す場合も丁寧な口調を心がけている。
つまり、丁寧語で喋る相手は、全員 “他人”。
父、母、妹を交通事故によりまとめて亡くし、1ヶ月以上経過した。
心の傷はまだ癒えず、現実は直視できていない。
直視できなくても、現実は常に “目前にある”。
学校での学力テストにおいては、ほぼ常に首席をキープしている程に学力が高い。
しかし、本人がそれを全く誇ることをしないタイプなので、紗綾音に尋ねられるまでクラスの誰も知らなかった。
筋トレを孤独に黙々と行い、自分自身と対話し続けた弊害として、他者に自身の実力を全くアピールしない、という点が如実に表れている。
勉強は『記憶』よりも『理解』が大事だと考えているタイプ。
得意科目は特になし。
苦手科目も特になし。
そして順位、興味なし。
効率よく勉強を行う最大の秘訣は、苦手意識を持たないこと。
ダンジョンアタックの過程にて、気がつけば魔法使いになった。
体の全部分の機能を底上げする「身体強化」。
体の1部分の機能を底上げする「部分強化」。
体以外の機能を底上げする「武装強化」。
魔素を引き寄せる「魔素回収」。
魔素を弾き飛ばす「魔素反発」。
意識して使用している魔法はこの5つ。
立派な魔法使いになった。ただし肉弾戦に限る。
ダンジョンアタックで使用している武器は、150㎝の巨大バール、60㎝程の通常のバール、剣鉈、手斧。あとはゴムネットもある。
防具は基本的にバイク装備。ヘルメットに、ライディング用のジャケット、グローブ、パンツ、とゴリゴリのライダーフル装備状態だが、シューズだけは安全靴。
武装強化の魔法のおかげで、グレードアップ問題は大体解決できた。
7章終了現在、身体強化の魔法においての強化倍率は、全身強化であれば最高で265%。
全身の身体強化を60%、部分的な身体強化を40%の割合で併用した身体強化重ね掛けを行えば、部分的にはぼちぼち5倍以上の強化が施される。筋肉モリモリマッチョが5倍の腕力で殴りかかってくる恐怖。
ただし、武装強化や魔素反発の魔法に魔力を割いている分、身体強化重ね掛けの実質的な最大強化倍率は450%~460%ほどだと思われる。それでも十分に怖い。
しかも身体強化の魔法は、ダンジョンの外でも普通に使用できるという恐怖。
さらに、全身の身体強化は思考スピードや動体視力など、筋力の向上以外にも適応される。
他者に対しては怖がらせないように礼儀正しく接しているが、もし仮にブチ切れたらほとんどの人間は一方的に殺される。冗談抜きで指先1つでダウンが取れる。
穏やかな人ほど怒らせたら怖い、の究極系になりつつある。
:裏話:
幼少期に友達はいた。
成長するにしたがって、どいつもこいつも離れていった。
友達とは、そういう奴らを指す。
友達とは、裏切り者の代名詞。
【渡巻 律歌】(わたりまき りつか)
渡巻家の小柄でしっかり者だが大人しめで基礎スペックがヤベェ方の長女。紗綾音のお姉ちゃん。シスコン。苦労人。
16歳の高校1年生。
身長は140cmでストップ高。妹よりも背が低い。小学生並みの背丈であるが、不思議と小学生と間違われることは少ない。
自身の容姿はわりと無頓着な面があり、髪を腰まで伸ばしているのも、母や妹が褒めてくれているからという理由。心の底では面倒だからばっさり切ってショートカットにしたい、と思っている。衣装やお洒落に関しては、基本的には母と妹が全面監修している。
コンビニでのアルバイトに加え、妹の世話、暴走する家族のストッパーと、日々マルチタスクをこなしている。
妹の紗綾音が秋水に関して勘違いを炸裂させて暴走し、母は口を滑らせ余計なことを口走り、父が男女の健全なお付き合いを必死に説得して、ついでに紗綾音がとある質屋の店主に盛大に迷惑をかけてきた、という渡巻家のカオスっぷりに遂にブチ切れ、家族全員を正座させて説教した。過去一キれた。
学年主席の天才児。
ただし、本人自身はペーパーテストの学年順位に関して無頓着。
過程ではなく結果だけを褒められると内心ではテンションがダダ下がりするという面倒なタイプ。特に相対評価を受けると悲しくなってくるレベル。
秋水という似たような感性の同志を見つけてはしゃいでいる。似たような感性の人を見つけたからか、それとも秋水が似たような感性だからか、は分からない。
性格は大人しく控えめ。かつては紗綾音以上に感情の起伏が激しい幼女だった。
機械系が大好きであり、ロボットアニメとか特撮物とかに熱中できる、ある意味少年みたいな精神をしているオタク気質。現実の機械も大好きで、重機を見て興奮できる。
誕生日に父からお下がりで原付バイクを譲り受け、本人は乗り回したくてウズウズしているが、住んでいる地域がそこそこ雪が降る地域なので、冬が終わるまでは遠出しないように家族全員から止められてしまっている。
早く乗り回したいと内心では思っている。
好きなバイク:NIKEN。
好きな車:トヨタ・オリジン。
好きな兵器:空飛ぶ日産マーチ。
好きな重機:geneB防爆タイプ。
好きな工具:インパクトドライバー。ハンドツールを除外ならば、万力。
好きなロボット:ぼくらの勇者王。
好きな人:…………ノーコメントで。
:裏話:
水色の何かを秋水に見られた。
基本的に家の中ではジャージ姿なので、秋水の前での格好はかなりの例外。
【渡巻 紗綾音】(わたりまき さやね)
チワワ。渡巻家の友好関係が幅広くてお調子者でお洒落で身長が高い方の次女。律歌の妹。シスコン。チワワ。
中学3年生。秋水のクラスメイト。
身長は姉の律歌より15㎝ほど高い。
黒髪ロングのストレート。自身が可愛いということをちゃんと理解して武器にしているタイプ。
秋水に対してリミッターが粉砕された暴走機関車のようなスキンシップを一時的にしていたが、どうにか落ち着いた、ような気がする。
秋水がお巡りさんに補導された一件で、信じると決めたはずの秋水を最終的に深く疑ってしまった自分自身に腹が立つような、悲しいような、秋水に対して申し訳ないような、後ろめたいような、感情がごちゃごちゃになった結果として一時的に距離感がバグった。
ただし、その一時的に秋水の席に入り浸り、腕に抱きつき、膝の上に座って向かい合うという、クラスメイト全員の度肝を抜く偉業(暴挙)を成し遂げた結果、クラスメイトからは「熱烈なアプローチ」あるいは「バカップル」に見られている。本人はあくまでも「仲良しのお友達」としてのスキンシップのつもり。
秋水からは「うざい」「重い」「歩きにくい」と思われている。
最近は秋水から頭を撫でられるのがだいぶ好きになった。ご満悦。懲りろ。
定期テストにおける学年順位は20位という、テストの点数自体はかなり高い方。
あくまでも、テストの点数は、である。
テストで高得点を叩き出せるのは、勉強をサボろうとしない沢山の友達に助けられ、なにより成績優秀な姉に教えられた結果。
提出物(ギリギリもしくは遅れる)、授業態度(先生をニックネーム呼びしてたまに居眠りする)、部活動(帰宅部なので加算なし)、と色々足を引っ張ってしまい、最終的な成績は、中の上~上の下、くらいになってしまう。
性格は明るく元気で友好的。これは昔から変わっていない。
友達が多い。正確には、紗綾音が友達だと認識している範囲がとても広い。
ただし、秋水という存在は現在、その認識の範囲から少しだけ外れている。どうしてだろうね。
:裏話:
秋水の膝の上に座った際、実は内心バクバクだった。どうしてだろうね。
地雷原でタップダンスを踊るも、持ち前の嗅覚で地雷を避けている。しかし、地雷原をロードローラーで疾走する子が頭角を現し、相対的にマシに見えるようになった。
【竜泉寺 沙夜】(りゅうせんじ さよ)
紗綾音の親友であり、暴走するチワワの専属飼い主。
見た目は金髪のマイルドヤンキーだが、中身は常識人で気苦労が絶えない苦労人。
紗綾音の親友であり、紗綾音の姉である律歌とも面識がある。
律歌のことはかなり尊敬しており、がっつり懐いている。チワワの飼い主もまた犬系女子だった。
秋水のことを今まで疑い、その見た目から怯えてしまっていたことを謝罪して以降、特に気後れすること泣く秋水と接するようになった。気後れしなくなったので、ハリセンで頭を叩けるくらいには肝が据わってしまった。極端が過ぎる。
一時的に距離感がバグり散らかし、秋水に抱き着いたり膝に乗ったりする紗綾音を、物理的に引き剥がすという重労働に従事した。
実は彼氏持ち。しかも歴代3人目の彼氏で、初の年下。
ただし、「勉強会があるから」「律歌先輩と会うから」などの理由でデートを即キャンセルしたり、対応が非常にドライ。
秋水から以前に「食事量がラグビー選手並み」「将来必ず太る」という、正論という名の暴力を受け、ダイエットへのモチベーションが迷子になっている最中。
紗綾音の家にお呼ばれした際は、尊敬する律歌先輩が秋水の毒牙(誤解)にかからないよう、番犬のごとく目を光らせたが、結局は姉妹揃って秋水に懐いている現実に頭を抱えている。
現状、クラス内で唯一、秋水の家庭の事情を大まかに知っている子である。
問題なのは、家族まとめて死亡とかいう激重の話題なので、秋水本人に直接確認するわけにもいかず、その件を誰にも話せていないこと。親友である紗綾音にすら教えられていない。
秋水の反応的にも事故は間違いないだろうなと感づいているので、事故の話題や家族の話題が出るときは助け舟を出すが、そもそも論として友達に事故のことを伝えて注意を促すべきなのか頭を抱えている。
秋水に対して明らかに拒絶反応を示している海霧の友達でもある。
面と向かって拒絶の言葉を言えるか言えないかの違いだけで、海霧の反応は秋水にビビり散らかしていた頃の自分自身の反応と全く同じなため、強く海霧を止められないけれど秋水のことを悪くも言われたくない、しかし海霧とは友達なので秋水が海霧へ悪感情を持たれるのも困る、と中々の板挟みを食らって頭を抱えている。
もしかしたらストレスでダイエットできるかもしれない。
暴食するかも?
それはそう。
:裏話:
君は、本当に謝ったつもりかい?
【錦地 美寧】(にしきじ みねい)
恋の最大瞬間風速を随時更新中。バレンタインデーに命をかけることになった面白い女。内面ドピンク、外面ヘタレ。両親に向けて核兵器並みの爆弾発言をぶん投げる内弁慶の究極系。奇跡のど根性ガール。
どうしてこうなった。
かつての「ひねくれ者」「根暗」「卑屈」といった属性を、「恋」という劇薬ですべて吹き飛ばし、脳内がピンク色したお花畑に染め上げられた恋愛モンスターと化した。
若い男と不倫している母に恋愛相談を持ち掛けたり、若い女と不倫している父にその出会いを尋ねたり、精神的に恋愛という図太い支柱が突き立ったせいで無敵モードが発動してしまった。
秋水との会話で、彼氏がいない、と宣言した際、秋水が(深夜の密会によるトラブル回避のために)「いなくて良かった」と安堵したのを、「自分に気があるから喜んでいる」と盛大に都合よく解釈。
これにより「実質両想い」「あとは時間の問題」とポジティブに勘違いし、アクセルをベタ踏みして完全に暴走している。
その前から暴走している?
それはそう。
高校1年生。
秋水の1つ年上だが、美寧自身は秋水のことを見た目から年上の成人男性だと勝手に思い込んでいる。
天才肌の姉に勝つために勉強も運動も頑張り続けた結果、テストの成績はトップクラスで運動神経もトップクラスな超優秀な文武両道エリート女子高生になってしまっている。
ただ、あくまでもトップクラスであり、本物のトップには一歩劣る。
特に勉強という分野においては、美寧の通っている高校の同じ学年に、全国クラスの共通テストでも上位に入る化け物がいるので、どう足掻いても学年首席にはなれない。
かつてはその事実に打ちのめされていたが、今は頭ドピンクな恋愛一色になってしまったせいで、どうでも良くなった。
秋水がテストで頑張れと言ったから全力で頑張る、という究極のモチベーションを手に入れ、学年末試験では過去最高得点を叩き出した。
それでもペーパーテスト全科目満点とかいう化け物がいるせいで学年順位が学年2位なのだが、もはや相対順位などどうでも良くなっているので、全く気にしてない。
ある意味で秋水(とライバルの化け物)と同じ感性を手に入れてしまった。
趣味は広い意味でのスポーツ観賞。
なお、去年のクリスマスイブに、とある交通事故を目撃してしまっている。
コンドームをお守りとして持ち歩いてるヤベェ女。
:裏話:
秋水に恋してからあれこれ買ったせいで金欠気味だったが、父親と久しぶりに「お話」したら、何故か金欠問題は解決した。
ついでに、父親の浮気相手の連絡先も手に入れた。
その行動力を秋水くんに向けてみてはどうだろう。
【棟区 鎬】(むねまち しのぎ)
秋水の叔母。
23歳。
仕事を辞めたので、職業フリーター。だが資産家。
他者からはっきりと明言されるレベルでの美人、かつモデルとしても理想的な体型。
資産運用に対して明るく、それに関連した様々な知識が豊富な上、その知識を応用できるだけの頭の良さがある。
ひたすらに働いて稼ぎ、更にその給料を運用して膨らませ、資産額だけで言えばこの年齢で既に富裕層に足を突っ込んでいる。
容姿・頭脳・資産、と各種高スペックでまとまった完璧超人のようなふざけた人物である。
ただ、口を開くとその魅力が下がってしまうボケ担当。微妙に残念なタイプのため、一歩引いた位置からの観賞用。
両親を早くに亡くしており、さらに物語開始直前に兄と義姉と姪を一気に亡くしている。現状、血縁者は秋水だけになってしまった。
現在、秋水の保護者であるが、秋水とは一緒に暮らしていない、と言うか一緒に暮らすことを誘ってもばっさりと断られてしまっている。本心では一緒に暮らしたいと思っている、寂しいから。
その秋水からは嫌いではないものの苦手意識を持たれている。それについては認識しているが、それでも唯一の血縁者である甥に対してはかなりの愛情を持っている。
ちなみに、秋水が言っているダン・ジョンさんなる架空の職人は実際にはいないであろうこと、そして秋水がなんらか常識外れの事態に首を突っ込んでいるであろうことは察している。
飄々とした性格をしているようだが、その実はかなりの激情家。
内心では復讐の炎が燃え盛っているものの、それを表には見せない。
秋水や祈織など心を許している相手にはジョーク交じりで喋る面白女だが、それ以外の相手にはひたすらに事務的な対応をするので、かなり冷淡な印象を与える。
人によって評価が大きく分かれるタイプであり、敵がかなり多い。
政府との交渉編における真のラスボス。
「未知の元素」という国家レベルの爆弾案件に対し、一介の民間人でありながら、海外勢を招集して圧力をかける、前回の脅迫めいた発言の録音を晒す、供給停止を突きつけて脅す、というテロリスト顔負けの交渉術で日本政府を完封した。
さらに、そのえげつない策謀の全責任を、善意で協力してくれている弁護士になすりつけ、彼を国家を裏で操るフィクサーに仕立て上げるという外道ムーブを平然と行った。
また、交渉会議の場所は東京都でも鎬たちが暮らしているところでもなく、別の都道府県で行っており、会議の内容が世間にバレても質屋周りを嗅ぎ回られない予防線まで張っている。
怖い。
政府からは「とんでもない女」、志穂からは「悪魔」と思われているが、本人はいたって真面目な常識人のつもりでいる。
祈織にも心を許しているものの、切り捨てなければならない場面でさっくり切り捨てられる準備はできている。
鉄臣のことを頼りにしているが、功績を擦り付けてしれっと人身御供にしている。
志穂のことも気に入っているが、どうすればデカい声で周りに噛みつくかを把握しているので、祈織を守らせるように誘導している。
目的のためなら手段を選ばないその姿勢は、間違いなく秋水と同類。
:裏話:
本番のためには、茶番も必要。
茶番はまだ、終わっていない。
【栗形 祈織】(くりがた いおり)
質屋『栗形』の店主。23歳。
身長140cm前半。スレンダー(好意的解釈)。童顔(好意的解釈)。若く見える(好意的解釈)。
相変わらず小学生に間違われるが、ここ最近は中学生(チワワ)に抱きつかれたり、海外の客に子供扱いされたりと、ロリ体型による被害が拡大している。
祈織自身は身長やら体型やらをかなり気にしている。
経営難であった質屋だったが、秋水の持ち込んだ白銀のアンクレットがとんでもない価格でとんでもない量売れてしまい、むしろ確定申告が困るレベルに業績超回復。
納税なんて毎年似たような感じでしょー、とか思ってる。おそらく鎬がいなければ詰む。
新物質の話は一部研究所や大学に話が漏れてしまっているため、質屋の方には様子観察や話の聞き取りに海外の人が多く訪れている状況。
「なんか外国人のお客さん増えたなー」「AI翻訳便利だなー」くらいの認識で、暢気に店番をしていたが、政府と対立姿勢なんて聞かされたので流石に慌て始めるという判断の遅さ。しかも心配の矛先は常に店が潰れるかどうかという視野の狭さ。店主であるわりには能力不足が目立つ。
ただ、貴金属など装飾品に対する鑑定眼は確か。
白銀のアンクレットも一目見ただけで「知らない金属だ」と評価していたが、実際に「地球上の誰も知らない金属が入っていた」という真実にニアピンしていた。
また、白銀のネックレスに対しても「最初からこの姿で産まれてきたみたい」と評価しているが、ダンジョンでドロップアイテムが生成されている光景を考えたら、こちらも真実にニアピンしている。
白銀のサークレットに埋め込まれた宝石を見て、「これが天然なら未知の宝石が存在する環境が実在する」と、さらに真実にニアピンしてきている。
なお、ダンジョンのドロップアイテムに対しては、新元素云々という話を一切加味せずに最高峰のアクセサリーだと評している。
AI翻訳が鎬の設定によって、ちょっと背伸びした女の子みたいな感じになっていることには気づいていない。
そのせいで、海外の人々からは不登校の小学生が店番やっていると思われている。
なお、鎬が設定をいじった目的は不明。
ただ、鎬自身も海外の客に対して、祈織を自身の子どもかのように紹介しており、祈織が質屋の店主であるという事実は意外と広まっていない。
趣味はボディビルの観賞。
筋肉大好きという少々アレな性癖であったが、それを鎬と酒を飲んでいわゆる一晩の過ちをやらかし、性癖がさらにひん曲がってしまった。
秋水の体を性的な目で見てしまい、YesマッチョNoタッチの信念もどこへやら普通に秋水の胸やら脚やらをどさくさ紛れにしれっと揉みしだくという、一応中学生相手だということを考えたらお巡りさんこっちです案件をしでかす。
一方で、にゃんにゃんしちゃって以降、鎬の体も性的な目で見てしまう。バイになっちゃった。
ちなみに、酒に酔ったせいかもしれないが、基本的にベッドヤクザらしい。そのくせ赤ちゃんプレイまで敢行する強者っぷり。
子ども扱いされることが多いせいか、秋水相手にはお姉さんぶる言動がちらほら。
律歌のことは似た身長に似た趣味と、かなり可愛く思っている。半面、紗綾音とは初対面で小学生扱いされた恨みが深く、相性が悪い。
:裏話:
秋水が紗綾音たちを連れて来店してきたとき、友達がいるじゃないか、と内心ではとても喜んでいた。
ただ、外人に絡まれるわ、紗綾音に絡まれるわ、肝心の秋水は深夜徘徊で補導さたと聞かされるわ、と散々な状況だったため、喜びを口にする前に秋水をガチ目に説教した。
【峰岸 鉄臣】(みねぎし てつお)
峰岸弁護士事務所の所長。45歳。少しくたびれた感じのある優男。
個人の弁護士事務所を経営しており、数人の部下を持つ。経歴も長いので、ベテランの分類。なんだけど苦労人。
期待の新星である志穂の教育も行っているが、気性の荒い志穂の扱いに胃を痛めている。
そして鎬の依頼を受けて刑事裁判と民事裁判の弁護を行うことになったのだが、冷静そうな面をして復讐心に燃えている鎬の内心を察して、さらに胃を痛めている。
ついでに志穂が鎬を毛嫌いしてしまっているので、その仲裁に追加で胃を痛めている。
第7章における、精神的な意味で最大の被害者。
鎬の依頼を受け、刑事・民事裁判に加え、未知の元素を巡る政府との交渉という超特大の地雷案件に足を踏み入れた。
当初は、祈織という一般人が政府に潰されるのを見過ごせない、という正義感から依頼を受けたが、蓋を開けてみれば、依頼人である鎬が政府を完封するさまを、横で胃を痛めながら見ていただけだった。
しかし、その沈黙と、最後に鎬が放った大嘘によって、政府側からは「民間の女を操り、国家権力を手玉に取る底知れない怪物」と完全に誤解され、経済産業省からマークされてしまう。
「地域に根差した弁護士」を目指していたはずが、気づけば「日本政府を恫喝してねじ伏せた裏のフィクサー」という、とんでもない称号を背負わされてしまった可哀そうな中年男性。
しかし、刑事裁判と民事裁判は当然のように残っている。頑張ってくれ。
主食は胃薬。
:裏話:
政府との交渉の際、終始無言でポーカーフェイスを貫いていたのは、単に予想外の展開すぎて言葉が出なかったのと、胃が痛すぎて動けなかっただけ。
【鋒山 志穂】(ほこやま しほ)
峰岸弁護士事務所の新人弁護士。24歳。法科大学院卒、司法試験ストレート合格、修習も優秀な成績で終えたという正真正銘のエリート。
だが、その本性は狂犬。正義感が強すぎて沸点が低く、相手が依頼人だろうが政府高官だろうが、間違っていると思えば机を叩いて怒鳴り散らす。上司である鉄臣の胃痛の主な原因その2。
遺族感情を加味したとしても、鎬が裁判で行おうとしている主張はそもそも違法ラインすれすれであり、弁解の余地がない相手を一方的にぶん殴る行為である。
だけど鎬の感情を無視して噛みつくのは、弁護士としてどうなの、とはなる。
こんな性格だから地元で実戦経験を積むことになった。
:裏話:
・国家権力側の人間であると誤認させ、本当にヤバい外国人だけをピンポイントで追い払った。
→偶然ではあったが、質屋の様子を確認させるように鎬が誘導している。
・祈織のことを守るべき一般私人として見ており、さらに鎬に利用されていると思っているので、祈織に注意を払ってくれる。
→志穂の性格上、祈織の様子を見たらそうなることは織り込み済み。
・第1回交渉会議では経産省代表に噛みついて場を荒らしに荒らしたおかげで、「政府側の高圧的な発言だけ録音できた」状態で、「何も決まらず会議が終了する」。
→鎬が志穂を交渉会議に参加させた最大の理由。ある意味で鎬に対して最大のアシストを行った功労者。
・車の運転はかなり繊細で丁寧。安全運転。
→鎬が評価する最重要ポイント。
鎬にとって、志穂以上に扱い易いコマはいない。
だから好き。
【須々木 海霧】(すすき かいむ)
ジリちゃん。
名前の「海霧(かいむ)」を北海道の方言で「じり」と読むことに由来するが、誰が付けたのかは定かではない。まあ、たぶんチワワ。
クラス中が紗綾音に引っ張られ、「棟区くんって実はいいやつなんじゃね?」という空気に流され、雪崩を打って手のひらを返す中、ただ一人「私は騙されないから」と頑なに拒絶の姿勢を貫き通している、同調圧力には決して屈しない鋼のメンタルの持ち主。
その揺るがない一貫性と拒絶の態度ゆえに、逆に秋水からは「裏切られる心配がなくて安心する」「信用できる」と歪んだ好感を持たれてしまっている。本人が知ったら悲鳴を上げて卒倒する案件である。
古着屋にて秋水と遭遇した際、秋水がウキウキで購入した「闇に紛れるための黒いレザーコート」に対し、「本物のヤクザじゃん」という辛辣すぎるド直球な感想を吐き捨て、秋水のファッションセンスを完膚なきまでに粉砕骨折させた。これにより、秋水は不貞寝した。
花を見るのが好き。花言葉も好き。国語が好き。日本地理に詳しい。日本史に造詣が深い。主食は米。おかずは焼き魚。抹茶スイーツが大好き。良くも悪くも、和を愛する少女。
反面、世界史の成績が壊滅している少女でもある。ついでに世界地図もかなり怪しい。
地雷原をロードローラーで疾走する系女子。
:裏話:
秋水が嫌い。
秋水が怖い。
みんな嫌いだったじゃん。
みんな怖がってたじゃん。
喋り方が丁寧だからなに? 詐欺師だって喋り方は丁寧じゃん。
学年首席だからなに? ヤクザだって頭の良いインテリいるじゃん。
穏やかそうだからってなに? それは本当に穏やかな人かどうかの指標になるの?
外面が良いからって、裏で何してるか分からないじゃん。
大丈夫そうな奴だって、思いたいから皆そう考えちゃってるだけじゃないの?
臭い物に蓋をするならまだしも、みんなはそれを「良い匂いがする」って思い込もうとしてるようにしか私には思えないよ。
現実見てよ。
ちゃんと考えてよ。
深夜徘徊してたのは本当じゃん。
ヤバそうなやつなのは変わりがないじゃん。
ジムに行ってました? それ誰が言ったか覚えてる? あいつだよ? あいつ自身が言ってるだけだよ?
誰かちゃんと確認した? 本当にジムに行ってただけなの? それで補導されたって、あいつの嘘って可能性をどうして誰も考えないの?
おかしいよ。
みんなおかしいよ。
なんで全部「なかったこと」にできるの?
謝ったら本当に全部「なかったこと」にできるの?
信じられない。
騙されてるだけかもしれないじゃん。
絶対信じない。
私は絶対に騙されない。
あんな怖い奴、まともなハズがない。
あいつは悪い奴だ。
そうに違いない。
私は、間違ってない。
【8章はドキドキのバレンタインデーの話だよ(*'ω'*)】
【ドキドキ(嘘は言ってない)】
【ダンジョン】
秋水の家にある庭の、その地下に突然出現した不思議なダンジョン。不思議不可解なことが平然と起こる異世界のような空間。
基本的には岩が剥き出しの洞窟だが、何故か壁面が適度に発光して明るい。
1階はセーフエリア。秋水の秘密基地。モンスターは出現しない。
2階以降よりも何故か魔素が濃く充満していて、セーフエリアで寝ると4倍速で休息が可能。2時間睡眠が8時間睡眠と同等になる。
また、水が噴き出している所がある。その水は、飲むと疲労回復、かければ傷が治る、という魔法のポーションである。
2階以降は、各階層に特定のモンスターが闊歩しており、そのモンスターは別の階へは移動しない。モンスターを殺すと、一定時間後にリポップする。
モンスターは魔素で構成されており、血も肉も涙もない。表面を裂いたり砕いたりして内部の魔素を一定以上消失すると活動を停止し、消滅する。生物的な部位ダメージが存在しないので、頭を潰すのと足を潰すのでは、潰した面積が同じであればダメージも同等という扱いになる。ただし足を潰せば行動に支障が出る。
また、倒したモンスターからは一定の確率でドロップアイテムがある。基本的には装飾品で、武器や防具がドロップすることはない。装飾品でぶん殴れば武器になるかもしれないが。
ほとんどゲーム。
・2階
出現モンスター:角ウサギ
ドロップアイテム:白銀のアンクレット
ボスモンスター:ボスウサギ
・3階
出現モンスター:スライム
ドロップアイテム:不明?
出現モンスター:コボルト
ドロップアイテム:白銀のネックレス
ボスモンスター:ボスコボルト
・4階
出現モンスター:ゴブリン
ドロップアイテム:不明
と言うわけで、リフレッシュのために新作を書き始めました。
アホの子な主人公が、アホみたいなチート能力を、能天気に使っているだけの、大した落ちもない物語です(主人公視点では)。
よろしければどうぞ。
『当店では美味しいお茶を必ずご堪能いただけます(他は微妙です)』
https://syosetu.org/novel/409598/