これもやってて「いやなんで海越えたのにベリウス戻ってんねん!」になったミッションの一つ
ダムキュアマックスハート仕様やめろ
『ルビコン解放戦線から依頼が届いています、内容を確認してみましょう。』
カーラの言伝では、花火大会にもう少しばかりの準備が要るとの事なので、手持ち無沙汰を潰せないかと依頼を確認していた所、うってつけのものがもう一つ転がっていた。
この依頼もまた、本来ならば海を越えた後位に来るはずのものだったのだが……やはり惑星封鎖機構がご立腹でそこら中に喧嘩売ってる影響が出ているのだろう、いやまあ喧嘩売ってるのは逆なんだけど。
「独立傭兵レイヴン、貴方に引き受けてもらいたい作戦がある。内容は、ベリウス地方、ガリア多重ダムの防衛。」
裏切って守ったと思えばまた襲われる、可哀想な立地だ。そして、多対一の状況に事欠かない場所だ。どちらの場面でも酷く辛酸を嘗めさせられた。
「アーキバスは、惑星封鎖機構やベイラムとの戦いと平行して、我々ルビコニアンへの弾圧も強めている。ルビコン全土の実効支配に向けて、布石を打とうと目論んでいるのだろう……。」
その裏にはAMの手引きによる支援と思惑が絡んでいる。ALBAフレームの完成が遅れるのも、解放戦線が劣勢なのも、或いはベイラム本社とレッドガンの不和もそうなのかもしれない。
コーラルリリースの第一条件は、アーキバスが整える必要があるとの事だ。恐らく最も確実にバスキュラープラントを利用してコーラルを一挙に引き抜こうとする企業、なのだろう。多分。
あんまり確証を以て言えない辺り、なんかこう、AMちゃんさあ……。別にいいけど、どうせ今回最後は裏切るし。
「奴等は今回の作戦に対し、ランカー上位の独立傭兵2名を投入した。AC アスタークラウン、及びアンバーオックス、2機による同時襲撃に備えなければならない。」
という名目の、ブランチによる偽りの"レイヴン"の見定めだ。2名と言うが後からもう一人までちゃっかり合流する。
元々そういう目的として来ており、本来の目的の隠れ蓑としてダム襲撃を行っているに過ぎない。だとしても、はっきり言って過剰戦力にも程がある。
「……知っての通り、我々には手札に乏しい。貴方の助力が得られる事を願う。」
知ってる。その理由の大半はラスティが企業に潜入して潜伏してるからでしょうに。大変そう。
とは言え彼が最も優勢に傾くアーキバスで上位のポストに就いているというのは、不幸中の幸いでもある。最終的には切って捨てられるが、少なくとも途中まで密偵としての活動は順調だと見える。
『アリーナの上位ランカー2名が相手です。今回も想定外があるかもしれません……気を引き締めて行きましょう、レイヴン。』
無いといいなあ、無い方がいいんだけどなあ。
『……私も無い方がいいとは思います。なので、今回もつぶさに周辺環境をマークし続け、異常発覚の際はすぐに伝えられるようにしておきます。』
「ん、ありがと、えあ。がんばろ。」
今回もまた、
ついでに試したい事も、幾つかある。すっかりスウィンバーン風味のR.I.P./Rを組み直し、出撃。
【メインシステム 戦闘モード起動。】
『始めましょう、レイヴン。アスタークラウンとアンバーオックスとの交戦想定時間は1分……それ以上の経過で、話にもあった"本来のレイヴン"が来るはずです。』
開幕早々、淀みなくABを吹かして前方直進。別に三人同時に相手しても問題はないし、勝てない訳ではないというか、全然勝てるだろう。だろうが、大変だ。
今回は更に、生かす戦い。要するに舐めプをしないといけない訳だから、輪に掛けて大変だ。
だが、今回は二度目の
「お出ましね。キング、あんたは作戦を続けて、こいつは私がやる。」
「そう言うな、今回は「ブランチ」の仕事でもある。援護しよう。」
この二人、割と隠す気ないなあ。いいんだけどね別に、そっちが値踏みしてくれるなら、やりやすい。
最初に狙うのはアンバーオックス。シールドを使うキングは後回しにして、圧倒的大火力の代わりに張り付けば御しやすい方からだ。
飛来する
見知った攻撃、見知った相手、見知ったパターン。そんなものに安々と当たってやる私は、もういない。なめんなこのやろばーかばーか。
接近と共にFCSを切り、完全同調開始。肉体の末端に至る全てが同一化し、まるで直接武器を握っているかのような感覚にすら至る。同時にダムの壁面を蹴って跳躍。
「な―――壁を、蹴った?こいつ普通じゃない……第四世代の強化人間なんてアンティークじゃないの!?」
逆関節の機体というものは、この際だからはっきり言う。正直あまり強くない。コア理論という近接至上主義の理論により繰り広げられるAC戦に於いては、無茶苦茶な自動追従性能を持つオートロックをそうそう振り切れない。
至近距離であれば尚更で、逆関節特有の比類なき跳躍性能も"飛びすぎる"せいで思いの外地に足付かず、次の跳躍に繋がりにくい。更に言えば、姿勢安定性能が極めて低いのですぐACS負荷限界……つまりスタッガーになる。結果として、軽量二脚にすら総合的な目で見た耐久力に劣る。
一方で、その脚部の跳躍力を活かしたブーストキック、蹴りには他の脚部には無い破壊力があり……つまり、
今だからこそ言える。逆関節の機体を最大限に活かす為には、
高く跳んだ機体がそのまま勢いを乗せ、アンバーオックスに蹴り込む。間合いに飛び込んでから呼吸の暇は与えない、ブースターの推進力を受けて
「!?な、なんなの……こいつ!普通のACの動きじゃ……!?」
「聞き及ぶ以上、いや……それすらも生易しい圧力だな。一度態勢を立て直せシャルトルーズ!今援護する!」
地面に向けて叩きつけられた、琥珀色の機体が咄嗟にパルスアーマーを展開しようとするが、遅い。レーザーダガーを
「う、腕が……
理論上可能、理屈の上では出来る。そうは思っていたが、試す機会が来なかった……
企業による仮初めとはいえ解放戦線への襲撃作戦、それを隠れ蓑としたブランチ主導の見定める為の戦いに、ブランチが余計な横槍をそう安々と許すとは思えない。それこそ、
全員の動きを対処し慣れている。私の対応力は、私達の今までは、イレギュラーの起こらない状況では―――最強であるという自負を持っている。
幾度となく死んだ、嘗ては弱卒そのものだった。だが今は違う、今までとは違う。
勝った。負けた、負けた、負けて勝った。負けて負けて負けて勝って。負けて負けて勝って、負けて負けて勝って負けて勝って負けて勝って負けて負けて勝って勝って勝って勝って勝って―――
だから、もう、
動揺のあまり思考停止し行動に移れなくなったアンバーオックスに畳み掛ける。左肩にマウントされていた
生かす為の戦い、死なせない為の戦い方である強制放電によるACの機能停止。部位破壊はこの戦い方をより洗練されたものへ昇華しててくれる。
理由は単純だ。ACシステムの管理中枢はコアだけではなく、頭部パーツに大きく機能を依存している。言葉にしてシステム復元性能というそれは、ちょっとやそっとのACS異常だけでシステムがダウンしたりしないように機能回復を行う部分。
根本的に、ちょっと一発スタンニードルランチャーを貰った程度では機体は停止しない。戦闘モードではない状況や、余程機体が損傷している状況で叩き込まれれば黙るかもしれないが、その程度で停止していてはスタンニードルランチャー含めスタン攻撃が最強になってしまう。……いや、正直超強いのだが。
それを防ぐための頭部とシステム復元性能だが、その大本を断てば―――
「損耗が激しい、脱出しろシャルトルーズ!機体を捨て―――……貴様、その手のコックピットブロックをどうするつもりだ!?」
頭部と左腕を潰され沈黙したアンバーオックスから、手早くコックピットブロックのみを引き摺り出した。
そして、コックピットを引き抜けば結果は撃破とも大差がない。
加えて、引き抜いたコックピットは
「な、コックピットを投げ―――!?」
キングの駆るAC、アスタークラウン目掛けてシャルトルーズの乗ったままのコックピットをぶん投げ、その影で突き刺さったレーザーダガーを再回収。その裏からブースターを吹かして接近―――無論、殺すつもりは毛頭ない。離脱用パラシュートを手作業で展開させておいた。
だが、この二人が……いや、キングが一方的にそうなのかもしれないが、シャルトルーズの事を悪く思っていないのは知っている。そんな相手にこのような仕打ちをすれば、大きく動揺する。
思うように此方を攻撃できない相手に蹴り込みから入り、素早くレーザーダガーを大きく振り抜く。警戒と共に展開されていたシールドに衝撃を殺されるが、構わない。織り込み済みだ。
スタン攻撃を絡めた強制放電、とおまけで炎熱によるACS異常を用いた戦い方には、明確な弱点がある。システム復元性能の高い頭部と、シールドに弱いという点。特にシールドは展開中、受け止められるとACS異常を引き起こす攻撃の蓄積全てが無効化される。
ついでに蹴りやら何やらの衝撃による怯みも無効化され、天敵と言ってもいいのだが、無論突破方法も存在する。正面以外には無力で、尚且つ展開中に受けた攻撃の衝撃は全て残留するという点。
今回持ち込んだレーザーダガーは、一発辺りの衝撃力はそれなりだが連撃可能で、衝撃力もそれなりにあるが残留する力に乏しい。ACS負荷限界、スタッガーを引き起こすにはあまり向かない代物になっている。
しかし相手が盾を展開するならば、話が変わってくる。天敵とカモ、二つの側面を併せ持つため、攻略は十分に可能。
更に言えば、戦闘箇所が開けた場所ならば壁蹴りが封じられて手間取っていただろう。だが先程、シャルトルーズの状況に焦って此方に幾らか接近しているため、自ら都合のいい場所まで来てくれているのだ。
「ぐっ……この圧力、戦意をこうも秘めているとは……あいつを相手にした時以上のものだ!手段を選ばない所も実に"鴉"らしい!」
誉なんかで勝てたら苦労はしない、そんなもの浜にでも捨ててしまえ。
アスタークラウンのFCSは近距離特化で、振り向きの速度も尋常ではない。先の盾を展開している裏を突くという戦法は困難を極めるのだ、実質的弱点は
……それが、常識の範疇の速度ならば。
逆関節の持つ跳躍力、そしてその跳躍力から来る壁蹴りの推進力を以てすれば、その照準速度は振り切れる。崖の壁面を蹴り飛ばし、一気にキングの背面へ。飛ぶ最中に優れた冷却性能から再使用を可能とするダガーを握りしめ―――
「だがそれは読めているッ!」
アリーナランク特例上位者、キング。現4位の彼は"完成された傭兵"と名高く、任務成功率はおよそ9割を誇る。
その機体構成は重量四脚を採用してはいるものの、頭部・胴体共に軽量機寄りの構築をしており、実態としては中量四脚と言っていい。
武装
近接攻撃手段に乏しいが、それは今まさに放たれようとしているアサルトアーマーが完全にカバーする。本当に、一切の隙らしい隙のない、王の名を冠するに相応しい相手だ。
だが、
「そんなの、こっちも、おなじ。」
暴力的な勢いを伴うパルス衝撃波は、完全に直撃圏内で受けた場合、重量クラスの機体以外スタッガーは免れない。無論、逆関節など言うまでもないが、軽量寄りの機体構築をしているキングもそれは同じことだ。
そしてもう一つ。アサルトアーマー同士の撃ち合いになった場合、
先に例外処理を終えた方が、その膨大な衝撃をモロに食らい、十分な姿勢安定性能を持たない者は足を縫い付けられ膨大な隙を晒す。"アサルトアーマー持ちは先に切らせろ"というのは、最早
シールドの展開を止められ、無防備なアスタークラウン。こうなってしまえば
頭部を砕かれ、システム復旧もままならず頽れたアスタークラウンのハッチを無理矢理ダガーでこじ開け、コックピットを引き摺り出して適当に遠くへぶん投げる。真打ち登場までに間に合わせる、およそ一分にも満たない間の攻防だった。
ざまみろ、おまえらなんてもうてきじゃないぞばーかばーかにどとなめたことすんじゃねー。
「ぐ……強い、な……今までを、遥かに―――」
『AC アンバーオックス、並びにアスタークラウン撃破を確認。レイヴン……"もう一人の鴉"が来ます。』
「りょ。このまま、むかえうつ。」
────────────
吾輩は元「レイヴン」である、名前はあったけど
歴代履修作品は地球人シリーズから地底人、ラストレイヴン、リンクスミグラント諸々etc。ほぼ全作やってる身体が闘争を求める系プレイヤーだったが、気がついたらここにいた。
初めはフロム世界にブッ飛ばされて絶望したが、よくよく考えたら憧れのAC世界だったので半分ぐらいはウッキウキだった。超楽しい、新作サイコー。
操作感全然違うわ、スナイパーが消されてるわ、武器腕無いわで色々残念に思う所はあったものの、概ね満足している。で、今何してるのと言えばだが。
「「レイヴン」、さっき仕事を一つ片付けたばっかりだけど、すぐ出てもらわないといけないわ。」
折角新しい
およそ10年越しの
カネのニオイを嗅ぎつけて、いつぞやにコーラルとかいう超画期的資源が
で、個人ないしブランチだけじゃ封鎖機構相手にドンパチなんぞやってられないって事で、苦肉の策としてコーラル情報リーク。大変な事になっちゃったね。
勿論絶対殺しにくる封鎖機構からとんずらする為に、態々AC丸ごと、その上でダミーのボディを搭載して輸送ヘリに乗っけて死亡偽装。ほとぼりが冷める頃にライセンスだけ再回収してどうしようかって所で、まさかのライセンス泥棒。
どお~してこうなっちゃったんですかねぇ~~~?……はい、自業自得です、サーセン。
偽装の時にパアになったACの赤字分回収とか色々やって、ライセンス取られた相手の事どうしようって時にキングさんが「試してみるか」とか言って、一体何するんすかねって思ってたら
「既に理解しているでしょうけど、これからあなたの偽物を"試し"に行くわ。キングとシャルトルーズはそろそろ交戦に入る筈です。」
何で足並みを揃えるとかそういう事をなされない?なんで???……んやまあ今回
あーもー折角ジェネぐらい買い替えようかなって思った矢先にこれですかい。どうせ買い替えの暇とかないんでしょうねそうですよねスミちゃん!知ってますよそれぐらい!……はー。
急ぎ気味に
でもこれどうせ僚機2機とも落とされてそう、それか追い込まれてそう。後者デアリマスヨウニ。
「「レイヴン」、通信は聞こえてる?あの二人を同時に相手にするなんて……あなたの偽物は、相当やるようね。見せて貰いましょう、借り物の翼で……どこまで飛べるか。」
カッコい~その台詞!借り物の翼だってさ!やっぱ今回のオペ子ちゃんって結構ポエミーだよね?これで無茶振りとか無ければなー、なー。
「強化人間 C4-621、「レイヴン」の名を返せとは言いません。ただ……あなたにその資格があるのか見極めさせて貰います。……生存シグナルは出ているのにも関わらずあの二人を既に退けている。「レイヴン」、最大限注意してください。」
で、このザマって訳。は?何で機体爆散してないのに二人共生きてんの?コックピットだけ引っこ抜かれてるって訳?戦闘中に?ていうか名前返してほしいんですけど何言ってんのスミちゃん?
つーか頭部パーツ潰されてるし。お、おっかしいなぁ……今作って部位破壊システムあったっけ……それLRまでだよね?あれェ?
……いや、考えてみれば今俺が生きているのは
無論、普通は起こらない。今作のロックシステムは滅茶苦茶優秀で、一度ロックしたら自動に相手の
えっ。つ、つまりこの泥棒レイヴン、マニュアルエイムですか?
おうちかえりたい。
いやそんな事言ってる場合じゃねえよ、敵前逃亡してスミちゃんが許してくれる訳ないもん。
ダムの中腹ほどで、シヴい鉄紺色の敵機が見えてきた。逆関節だねーイカすねー素敵だねー絶対こいつ紙装甲だねーパイル一発ブチ込んで
牽制程度に
「気をつけろ、奴は"壁を蹴る"ぞ!俺もシャルトルーズもそれに翻弄された!」
は?えっ、は?壁蹴り?マジ?それV系のシステムじゃん、なんで?いや何でも何もねーよ理論上は出来るよねはいそうですね。……えっ。
とかどうとか思ってたら次の瞬間には目の前に壁を蹴って
ガコン、と鉄の杭と炸薬が空を切ると同時に機体が衝撃で揺れている。お、俺を踏み台にしたぁ!?何だその動き!?
あまりの速度に振り切られたロックに対応する為、素早く視界を動かして何とか捉え、肩に積んだ
なにこいつ。
「企業の走狗か、ハンドラーの猟犬か。いずれにせよ羽ばたく事は無いでしょう……そのままでは。「レイヴン」とは意志の表象、相応しいのは選び戦う者だけです。」
あのーすいませーんスミちゃーん、何煽ってんですかー。やめてくださーい、今バカクソ劣勢でーす、今にも負けそうでーす、ほんとやめてくださーい。
次の手段とばかりにスタンガンが連射され、回避のためにQBを切って横に回避するが数発被弾。この距離だと当たり前だが回避しきれない、EN残量もキツいのでまずは接地を優先。
よく見たら、相手のアセンはレーザーダガー以外スタン武器塗れだ。つまり推測するに、システム復元性能を司る頭部を粉砕した後にスタン攻撃でAPぎりぎりまで追い込んで、コックピットぶっこ抜きで決着という事だろう。
えっキツ……リペアキット実質無意味じゃん!?
「気をつけな「レイヴン」、私もキングの馬鹿もあのスタン攻撃に為す術もなくコックピット引っこ抜かれたんだ。頭部狙いは絶対回避するように。」
無茶言わんといてくださいよ。とぼやいても事態は一切好転しないのでひたすらにアサルトライフルの弾丸をばら撒き、ちまちまと攻撃を重ねスタッガーを狙うが……小刻みに左右に機体を振るような動きをしてきており、FCSが滅茶苦茶に振り回されている。当たんね~。
どうなってんですかこれ、ひょっとして負けイベ?負けイベだって言ってくださいいやでもACに負けイベとか別にないですよねフロムですもんねハイ。
再びロック完了した双対ミサイルを撃つ。こっちをあのFCS困惑ステップで振り切るのは困難らしく、ちゃんとQBで回避してくれるので、そこを狙ってアサルトライフルを撃ち、ダメージを稼ぐ。じっ、地味……。
一方此方はスタンガンの攻撃を勿論回避しきれず、じわじわとACS負荷と異常が蓄積してきている、プランD、所謂ピンチですね。
「……ええ、「レイヴン」、私も感じてるわ。この傭兵には可能性がある……。」
可能性感じるんでしたよね……?あっちょっと感じる。じゃねーんだよ馬鹿!余裕で競り負けてんだよ!さっきから猛烈な勢いで隙あらばレーザーダガーとスタンバトンでどつこうとして来るし、こっちのパイルは全然当たらないし、しかもなんかノーアラートでスタンニードル飛んで来てるせいで割と被弾嵩んでるし!
そうですね感じてますよこいつ100%イレギュラーだろ!おかしいって絶対!ナインボール助けて!……いやナインボール来たら俺も殺されんじゃん、封鎖機構激おこだったわ。
何なら噂によるとマジでナインボール持ち出してるらしいし、こいつ人のライセンス使って本気で何やらかしてんですか……?
ごちゃごちゃ考えはするが、打開は全く出来そうにないっていうか、
無論、そんな溜めパイルなんかよりデカい隙をこの相手が見逃してくれる訳もなく接近し―――かかったなアホが!アサルトアーマーアタ―――
「「レイヴン」、気をつけろ!そいつはアサルトアーマーを使ってくるぞ!」
……。
「「レイヴン」、反撃を!……」
けたたましいACS負荷限界を告げるアラートが鳴り響き、機体が強烈な衝撃を受け、無茶苦茶にスタン攻撃を受けてるんだなあ、これ今からコックピットぶっこ抜かれるんだなあ、と感じられ。
残念ながら私のAC人生はここまでのようです、あと人生もここまでのようです。心の中で自分に対して十字を切り、がこんと猛烈な揺れと共に引き摺り出されたのを感じる。つうか舌噛んだ、クソいたい。
無骨な鉄の機体の手の上に、自分を乗っけたコックピットが乗せられている。果たして今から自分はどのように殺されるのだろうか。ギュッとしてパーンだろうか、ザックザクだろうか、それともバイヤーにでも売られて神待ちならぬハンドラー待ちの日々だろうか。
死ぬならせめて苦しまないようにお願いします、といった所だが、何故か何時まで経ってもその時が来ない。
と、いうかゆっくりコックピットが地面に降ろされて、コンコンとノックされた。
……あ、あれ?これから何が起こるんです?
「……ん。"もと"れーぶん、さん。わたし、かった。」
するとどうしたことか、外から若干機械による補正のかかったロリボイスが聞こえてくる。えっかわいい……。
じゃなくて、あれ?俺殺されないの?い、生きてる?それと"れーぶん"じゃなくて"レイヴン"な、二度と間違えるなくそが。いややっぱ舌っ足らずロリボイスで可愛いからゆるす。
「でて、きて。」
あっはい。コックピット内からハッチ開封操作を行い、閉ざされた鉄の棺桶から外の景色が一気に広がってゆく。
目の前に飛び込んできたのは、所々を包帯ぐるぐる巻きにされた、白髪赤目ロリだった。
……あんな強かったのに?なんで中身がガチムチのオッサンとか屈強なあんちゃんじゃなくて?こんな病弱そうなちっこいロリ???
性癖捻じくれそう、
「ん。じょーきょー、わかって……る?」
「……。「レイヴン」、彼女はどうやら此方と交渉するつもりみたいね。実力の程は申し分なしに証明され、生殺与奪の権まで握られている。どうやら、彼女が選ぶのではなく……私達が
白髪赤目ロリに生殺与奪握られるの、ちょっと……その……下品なんですが、フフ……。
じゃなくてですね、それ誰のせいだかわかってるんでしょうか。一体何やらされるんでしょうね我々ブランチは。今から興奮と恐怖で夜しか眠れそうにありません。
「わかってる、なら、いい。……かいわきろく、とっちゃだめだよ。たぶん、
何やら物凄くキナ臭い事を仰りますねこのロリっ子は。ひょっとして我々、これから死ぬよりよっぽど酷い目に遭わされる?
「成る程……どうやら、彼女もまた、我々が見届けるに相応しい
何良いこと言った風に纏めてやがんですかスミちゃん、ざけんな。キレそ~~~!
どっかの鬼を滅する隊の人が言っていた、"生殺与奪の権を他人に握らせるな"という言葉の重要さが、今正にこの身を以て理解させられようとしている。
トホホ~、もう行き当たりばったりはこりごりだよ~~~!
621
白髪赤目包帯ぐるぐる舌っ足らずロリ、ついにコントローラー操作からほぼ逸脱する。
そして部位破壊やら何やらの古のシステムを現代に引き摺り出してきた、文句なしのイレギュラーである。
R.I.P./R
ものすごいぶっちゃけるけど、逆関節ってNEST対戦だと正直そんな強くな……ゲフンゲフン。
逆関節特有のQB跳躍能力も、正直接地している時のそれは目を見張るけど飛びすぎるせいで二回目以降は空中のそんなでもない移動量しか出ないし、接地が遅れるからEN回復まで遅れやすいし、結果的に軽二使った方が……とか言われがちで悲しい。
姿勢安定性能がジェイルブレイクすら下回ってる事に気付いた時はそりゃもうショックでした、嘘でしょ?
しかし本作では壁蹴りという逆関節の独壇場が621の手により復活、つまり弱点を補って余りある利点を獲得するに至った。
真レイヴン
頻繁に「過去プレイヤーの化身」とか言われてるので、実際にプレイヤーの化身であるという解釈を採用。
要するにこれはだいたいプレイヤーです。
何も
部位破壊
LRまでのシステム。予想をしている人は結構いたけど、この世界観で持ち出すとかなり大変な事になってくるシステム。
コア破損に関してはコア理論によって極めて堅牢に作られているため、起こる事はない。一方で他部位の耐久性はあまり考慮されていないので、脚部は兎も角として破損しやすい。
ところでスタイリッシュ排熱ゲー、何処行った?……君のような勘のいい地底人は嫌いだよ。
とっつき
当てると楽しい。
DF-GN-02 LING-TAI
買い替えたい。
ダムキュア
LRがほぼ20年前……?うそだ、僕を騙そうとしている……。
ブランチ謎の最後の一人、シリーズに度々いるスミカさんという形で採用。
シリーズ恒例の無茶振りオペ子です。勘弁してくれよ~~~!
コーラルリーク
歴代シリーズでもよくある、ヤバい事になったからそれ以上にヤバい事してどうにかしようムーヴ。
Q.レイヴンっていつもそうですよね……!
A.仕事くれる奴だけが友達。
キングとシャルトルーズ
既定路線以上の事をせず、決して二人共弱くないのだが、それ以上に周回を重ね相手を熟知した上に異次元挙動をし始めた621に敵う理由もなく、敗北……。
半分ぐらいはプレイヤーレイヴンを試そうっていう魂胆が悪いと思う。
さあ