ソシャゲは本命一本に絞らないと、諭吉がアホみたいに消えていく未来しか見えない。
では本編へ。感想返信が結構滞ってるから、時間見つけてやってかないとな…
時は、少しばかり遡る。
「いっそのこと思い切って、適当に戦艦引っ張り出して旧宇宙港に特攻させちゃいましょうよ」
アリサワ・フードコーポレーション 特別第4支援艦隊旗艦「サクラ」CIC。
そこで行われているアムラート旧宇宙港再攻略作戦会議に、特別にオブザーバーとして参加していたミシガンは、若手参謀の発言に思わず
(いくらなんでも通らんだろう、それは?)
そして、凄まじく滅茶苦茶な提案のソレに対し、即座に結論を出した。
確かに彼等が掲げる絶対条件の「味方の損害を極限に0まで抑える」という方針自体には合致している。
しているが、しかし余りにもコストパフォーマンスが悪過ぎる。
若手参謀の提案は、言い換えれば
ミシガンが打ち立てた概算で、アリサワ戦艦の値打ちはおよそ数億COAM。それを要塞を潰す為だけに使い捨てるなど、普通ならそもそも思い付く事すら出来ないだろう。
仮に思いついたとしても「出来るわけが無い」として自身の愚考として思考の端に追いやられ、仮に提案出来たとしてもすぐさま「お前は何を言っているんだ?」と正気を疑われる。そんな類のものだ。
『ああ、その手があったか!』
以下同音で、彼等はそう言い放った。
「成る程。要塞と部隊を同時に相手取るんじゃなくて、まず要塞そのものを確実に破壊する…その発想は大いにアリだな」
「ナイスアイデアだ!やはり若手はどんな所でも1人は入れてみるものだな」
「威力を最大化させるなら降下開始高度を大気圏外にして、ついでに気休め程度だろうが転用可能な爆薬や弾薬も積載しよう。操縦は自動航行システムをオーバーロードさせて無人化させればいい。要するに戦艦の大きさをした誘導爆弾をお見舞いするだけだからな」
「問題は、その後の戦力投射の仕方をどうするかだ。ここまで派手にやるなら、相手も大いに混乱して奇襲性も上がる筈だ…」
「並行して作戦に転用出来る戦艦を抽出させよう。早めに前準備の作業をさせるに越したことは無い」
(──正気か、こいつら)
ミシガンの思考を他所に、反対意見を出す事なく参謀達はその提案を何の抵抗もなく受け入れ、それだけに止まらず改良策やその後の戦術まで考え始めている。
(これが、アリサワの『本質』か)
ふと、ミシガンはいつかの時に、G2ナイルと対アリサワ戦術で話していた際に言っていた事を思い出した。
…
辺境宙域 AB-195627の企業間抗争によって白日の元に晒されたアリサワの軍事力。
「異常」とすら形容出来る物量と質を併せ持ったその破壊力に、各星外企業は軍事的な対アリサワ戦略の一からの見直しを余儀なくされる事となった。
だが、殆どの者たちがその難題っぷりにすぐさま頭を抱える事となる。
アリサワの軍事力の本質は、大きく分けて3つ。
1つ、75の宇宙艦隊による、絶大な物量。
1つ、他を避け付けない隔絶的な資金力による、軍事力の担保。
1つ、彼等は
まずアリサワの戦力として最も有名なのは、言うまでもなく宇宙艦隊だ。
彼等はアリサワ戦力の中で唯一実践経験をしている戦力であり、尚且つ毎日精力的に宇宙の各地で活動を続けている。
人類社会の最中心地であり、アリサワ本社が存在する太陽系を守護する親衛艦隊。
アリサワが保有している各農耕惑星、農耕コロニー周辺を守護する第1〜24防衛艦隊。
アリサワグループの輸送艦隊の護衛、そして輸送艦隊が利用する恒星間主要航行路を守護する第1〜40護衛艦隊。
人類社会の脅威となり得る勢力現出に備える為、
各艦隊の規模は、
つまり、今現在のアリサワ宇宙艦隊の常備戦力は戦艦3160隻、AC25280機。
これは「政府」が管轄している総戦力の41%相当に匹敵する。*1
当然そこらの企業グループが保有及び維持が出来る物量ではないが、しかしアリサワグループならば可能であった。
何故か?それはアリサワグループの資金力にある。
アリサワグループが提供する商品は、人間である以上何者であろうとも欠かせない「食糧」。そのシェアは、実に人類の総人口の8割に達する。
分かりやすくする為に、
以上を元に計算すると、合計320兆円の食費が1ヶ月で発生する。内8割の256兆円…年間にして3京72兆円をアリサワグループが売り上げているとして、これを
こうして形成された他の企業グループを隔絶した資金力を元に、アリサワの膨大な軍事力と輸送力が維持されている。
そして最後に、彼等のドクトリンは簡潔に言えば「味方の被害を0にするために、必勝出来る戦力の150%以上を確保し、手段を選ばず敵を圧倒して押し潰す」。
このドクトリンを実現する為ならば、どんな奇想天外な策であっても実現可能である限りそれを実行する。
例えば、10個艦隊を結集して、人類社会の敵となった勢力の一切合切を押し潰した。
例えば、トップランカー全員を同時に雇用し、敵が雇用した傭兵部隊を粉砕させた。
例えば、基地1つを潰す為だけに戦艦1隻を使い潰そうとしている。
アリサワは、
味方を全員生きて家に返す為の努力に、
※過去
アリサワ「ウチは弱いので、取り敢えず宇宙艦隊の常備だけで戦艦3160隻、AC25280機を揃えています」
各星外企業「戦艦はまだ兎も角、そんなアホみたいなACの数を常備してるなんて思う訳ないだろうが馬鹿野郎!!!?」
アリサワ「あと味方の被害0にする為なら、手段は選ばないから宜しく」
※現在
アリサワ「だから戦艦1隻を使い潰す」(誘導爆弾化した戦艦を相手の要塞にシューッ!超、エキサイティン!)
ミシガン「正気かこいつら」
フロイト「えぇ…」
Q.幾らなんでもアリサワの軍事力高過ぎない?
A.人類社会全域に網の目のように展開されている各恒星間主要航行路、航行路を通る全アリサワ輸送艦隊、アリサワが保有する計40の各農耕惑星、農耕コロニー、そして本社がある太陽系の安全を
少し前に惑星封鎖機構がガチの「政府軍」っていう情報が流れてきてたけど、だとしたらあのボコられっぷりは余計にヤバくないか?
7/20追記
見返してみて、
親衛艦隊
第1〜4防衛艦隊→第1〜24防衛艦隊
第1〜6護衛艦隊→第1〜40護衛艦隊
第1〜4遊撃艦隊→第1〜10遊撃艦隊
総戦力15艦隊(戦艦680隻、AC2040機)→75艦隊(戦艦3160隻、AC25280機)
一気にガッツリ増やしたけど、艦隊整備や乗組員の休息等によるローテーションを考えると、寧ろこれで漸く最低限では無かろうか。
…大量量産効果によるコスト低下は確実にあるだろうけど、自分達から戦争しないからこそ揃えられる規模だな。