ワイ無個性だけどプロヒーロー目指すンゴwww 作:一般通過なんJ民
騎馬戦って書くと描写が難しくて投げ出してた。
もうほぼ発目の部分がハジメになっただけで原作通り。
「──さて、それじゃあ頑張っていきましょうか」
「うん!よろしくハジメくん!常闇くん!麗日さん!」
「っはい!」
「ああ……」
騎馬先頭ハジメ、左常闇、右麗日。
そして、騎手緑谷のチーム。
互いに声を掛け合い気合を入れる。
障害物競走、1位2位のチーム。初っ端から狙われるだろう事は予想できる。
「ハジメくんは機動力、常闇くんは迎撃と防御、麗日さんはサポートで!」
『よぉーし!組み終わったな!?準備はいいかなんて聞かねえぞ!いくぜ!残虐バトルロイヤルカウントダウン!』
──3
──2
──1
『STARTッ!!』
さあ、プレゼントマイクの掛け声でいよいよ始まった騎馬戦。
構えるハジメがまず目にしたのはこちらへ駆けてくる2つのチーム。
「実質、
「ハジメ君!恨みっこなしだからね!」
ハジメが受験の時に少しだけ関わったB組の男と最近仲のいい女子葉隠のチーム。
ちなみに葉隠はハチマキだけが浮いた状態。つまり全裸である。
「……葉隠、もう少し恥じらいを持った方がいいと思います」
「うるさーい!!」
ハジメの声にプンプン声の葉隠。
「いきなりの襲来だな。追われし者の運命か……選択しろ緑谷」
「当然逃げの一手!ハジメくん!」
「あいよ。麗日頼むね」
「うん!もう個性使ったよ!」
麗日の個性で緑谷と常闇を軽くし、麗日のみの体重だけのチームをハジメが自慢の脚力で引っ張っていく。これが大まかな策である。
事実、ハジメの脚力と体力なら逃げ切りは可能ではある。
「けっ……!」
しかし、周りもそうはさせない。
迫るB組のチームの騎馬の先頭の男の個性で地面がぬかるみ、足が沈み始めた。
「……常闇!ダークシャドウで足場!」
「任せろ!」
「アイヨ!」
常闇の個性、ダークシャドウ。
常闇の体に宿った影の生物。
そんなダークシャドウが差し出した手のひらに足をかけ、そのまま跳躍。
そのまま2つのチームの頭上を飛び越えることに成功した。
麗日の体重ありきとはいえ、ハジメは自身の体重と同じ重りを身につけ筋トレしていた。故に麗日程度の体重では負荷にすらならない。
「耳郎ちゃん!」
「わってる…!」
追撃に飛んでくる耳郎響香の個性、イヤホンジャックだが、それをガードするのは常闇のダークシャドウ。
「凄いよ!かっこいい!僕らに足りなかった防御力……!それを補って余りある全包囲中距離防御!すごいよ常闇くん!」
「選んだのはお前だ」
「着地するぞ。麗日」
「うんっ!」
着地の瞬間、全員を一瞬だけ浮かせる麗日。
ハジメ1人ならなんてことない着地だが、他3人にかける負担をなるべく減らすための工夫である。
『さぁ〜〜〜〜!まだ2分も経ってねえが早くも混戦混戦!各地で早くもハチマキの奪い合い!1000万じゃなく2位〜4位を狙いに行くのも悪くねぇ!』
「奪い合い…?違うぜこれは、一方的な略奪よぉ!」
プレゼントマイクの実況に反応しハジメ達に突っ込んでくる男が1人。6本の腕を持つ障子目蔵。
「障子くん!?アレ!?1人!?騎馬戦だよ!?」
「一旦距離を取れ!多数相手に立ち止まってはいかん!」
驚く緑谷を他所に常闇が叫ぶ。
それに反応してハジメもまた動き出そうと足を──
──ブニッ
何か柔らかいものを踏んだ感触。
そして、地面から離れない足。
見ればそこには紫色の球体があった。
これはとあるクラスメイトの個性。くっついたら離れないもの。
「峰田くんの!?どこから……」
「ここからだよぉ、緑谷ぁ……」
障子の6本の腕で隠した背中。
その腕の隙間から顔を覗かせた峰田実。小柄な体躯と障子の大きな体の体格差を活かした戦法。
「な!?それアリィ!?」
「アリよ」
緑谷の声に応えた審判のミッドナイト。
直後、障子の背中から伸びてきたピンク色のムチのようなもの。
即座に担いだ緑谷を傾かせ、それを避けるハジメ。
「梅雨ちゃんいるんだね」
「さすがねハジメちゃん」
「蛙水さんもか!凄いな障子くん!」
「梅雨ちゃんと呼んで」
兎にも角にも離れたい。
動きの要のハジメの足が固定されたことでここぞとばかりに攻めてくるチームが数組。
──しょうがない
そんなことを思いつつ、ハジメは靴を脱ぎ捨て裸足で地面を走り出した。
「ハジメくん!?裸足大丈夫!?」
「気にするな。余裕だ」
そんな会話を挟みつつ、迫るチームを右へ左へと裸足とは思えないほどに華麗に避け続ける。
そんなことをしている時だった。
──BOOMッ!
聞こえた爆発音。
「調子乗ってんじゃねえぞクソが!」
騎馬から離れ手のひらの爆発で迫った爆豪。
「…っ!常闇くん!」
爆豪の攻撃を常闇のダークシャドウで防ぐ。
戸惑う爆豪はそのままチームの1人の個性で回収。何とか危機を防いだ。
『おい!騎馬から離れたぞいいのかアレ!?』
「テクニカルなのでOK。地面に足ついてたらダメだけど」
まさかのオッケー。騎馬戦とはなんだったのだろうか。
『やはり狙われまくる1位と猛追をかけるA組面々と共に実力者揃い!現在の保持Pはどうなってるか、7分経過した現在のランクを見てみよう!』
そんな実況の声にモニターが反応しランキングが映し出された。
1位は当然1000万Pの緑谷チーム。
そして、2位から下は物間、鉄哲、拳藤とB組の面々が並んでいた。
『……あらっ?コレ、とちょっと待てよ!?A組、緑谷以外パッとしてねぇ!てか爆豪これ…!』
見れば爆豪のハチマキがB組の物間に奪われている。
物間曰く、障害物競走でB組のほとんどが予選通過ギリギリの順位に調整したことで前をはしるA組の個性を把握していたらしい。
その場限りの優位では無く長期的に見た時の利益を優先させた。
つまり、B組連中は1000万を狙うことに固執していないということ。
それをハジメはもちろん緑谷も理解した。
「皆、これで逃げ切りがやりやすく──」
「いや、緑谷。油断はできないぞ」
緑谷の言葉に口を挟んだハジメ。
目の前を見れば白と赤のツートンの髪をした見慣れたクラスメイトのチーム。
「……そうだね、そう上手くはいかないか」
「そろそろ、奪るぞ」
『B組隆盛の中、1000万は誰に頭を垂れるのか!!』
騎馬戦、残り時間はあと半分。
もっとちゃんと書きたいとは思っている。