某剣客浪漫世界で私は物書きをする。   作:SUN'S

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ひとえは寂しい 破

左之助さんもようやく落ち着いて、しとりや剣路君に怒ることは増えました。まあ、怒るというより脳破壊を受けるのが耐えられなくなったというべきでしょうか?

 

「ん、静か」

 

「しとりは賑やかなのも好きですよね」

 

「私は母様の心臓の音が好きだよ。トクトク言ってるの、すごく好き」

 

「フフ、ありがとうございます」

 

祝言を挟んだおかげで、大会残り三つを済ませることも出来ました。緋村剣心に明神君は勝利し、その明神君に剣路君は勝った。

 

名実共に日本最強になりました。

 

まあ、しとりに今日も負けていますけど。褥では…えぇ、まあ、しとりに相談は受けています。しかし、そういうのは、本当にダメです。

 

「かーさま、しんちゃんは?」

 

「左之助さんに勝負を挑みにいきましたよ。ひとえと一緒にいたくて、とても頑張っていますよ。...いっぱい、好きになってもらえるのは良いことです」

 

「なんの話だ?」

 

「ん、内緒」

 

「あい!」

 

しとりとひとえの言葉に私に答えを獲ようとする左之助さんに「私も詳しくは知りません」と誤魔化してみるものの、左之助さんに「そうか。じゃあ、あとで教えてくれ」と言われました。

 

本当に深くは知りませんよ?と思いながらも左之助さんは信じてくれないですね。いえ、信じてはくれますけど。やっぱり、ウソは苦手です。

 

未だに言えませんし。

 

「教えくれるよな?」

 

「ひぃんっ」

 

私の頬っぺたをつつくひとえに助けを求めますが、私の鳴き声に笑顔になっています。母のピンチです、今こそ怪力を使って助けてほしいです。

 

そう願いながら、しとりとひとえを見ます。

 

「ん、元気出してね」

 

「かーさま、がんばれ!」

 

「お母さんは寂しいです」

 

しとりとひとえも可愛いですし、もっと愛して、よしよしと頭を撫でてあげたかった。ですが、もうすっかり大人のお姉さんになりはじめましたね。

 

「ところでよ、オレの部屋にインクを溢したの誰なのか教えてくれるよな?」

 

「「しんちゃんだよ」」

 

「なんでばらした!?」

 

逃げる心弥君でしたが、左之助さんに捕まってグリグリと頭を挟まれて怒られていました。私としては、もうちょっと穏便にしてあげてほしいです。

 

左之助さんはいつも危ない。

 

「しとり、オレの竹刀知らないか?」

 

「けんちゃんの竹刀は部屋だよ?」

 

「あそこか」

 

道着姿の剣路君も我が家では見慣れてきました。剣路君は門下生から、師範代になりましたし、出稽古してお金を貰っています。

 

日本最強の剣道のネームバリューですね。

 

まあ、実際に強いですからね。

 

 

 

 

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