神崎 歩は今日も剣を振る。
剣と言っても模造の物であるが。
体は病に侵されボロボロになっても生き方だけは変えられない。
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‐過去‐
剣道場を開いていた父の影響もあり毎日のように竹刀を振っていた。
しかし歩は思う………何かが足りないと。
それがわかったのは7歳の頃、父が取り寄せた西洋剣を見た時だった。
「あぁ綺麗だ……」
普段無表情、無口と言われた少年が満面の笑みで呟いた。
歩は気づいた……、美しく人を魅了しながらも人を終わらせる儚さを持ったこの輝き。
自分が振るべきものは竹刀では無かったのだと。
その後、教育上どうなのだろうか不安にもなった。しかし普段自分の意思を表に出さない歩が初めて欲しがった物ということもあり、父は模造剣をプレゼントした。
それからというもの、歩は何かにとり付かれた様に剣を振り続けた。
そして歩は天才だった。
様々な型を、技を作り剣を極めていく、まさしく剣の申し子。
周りはそんな歩を見て恐れた。
果たしてこれは自分と同じ人間なのか、剣に取りつかれた鬼では無いのか。
歩の理解者でもあった両親も彼が中学生のときに交通事故で亡くなった。
そうして彼の周りには誰もいなくなった。
その後、高校生になり病に侵される。
入院をせず、それでも剣を振り続ける。
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‐現在‐
17歳の夏、ついに限界が訪れた。
死の瀬戸際、歩は剣の境地にたどり着く。
技を捨てることもまた技であること、剣を極めたからこそたどり着く無型。
終わった、もう満足だ……そう思った。
しかし涙が止まらない。
剣を極めて行くこと、それだけに生きていたはずなのに。
両親が死に、誰もいなくなった道場、家
学校に居ても自分を恐れ関わろうとせず一人ぼっち……
そんなことには慣れたつもりだった……
でも剣で誤魔化しただけだったんだ……
そう俺は……
「俺は……寂しかったんだ……」
死ぬ間際にわかってしまった自分の気持ち
そうだ……俺はまだ…
「死にたく……無い」
誰かに傍にいてほしい
「生きたい………」
そうして、17年という短い人生を……終えた。
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「うーん、ここは…どこだ……」
見知らぬベッドの上で死んだはずなのに目を覚ます。
何が何だか分からない状態で混乱する歩。
ふと近くの机に置いてある紙に目がいった。
[なんか可哀想だから別世界だけど転生させてあげたよ。
この世界には悪魔とか天使とかドラゴンとかいるし君の剣術も役立つはずだよ。
あと君に力をあげよう、この世界でも闘い抜ける力を……
2度目の人生、精々楽しんでよ by神]
「なんじゃこりゃ」
ふざけてるのか、とも思ったが実際今自分は生きている。
随分フランクな神もいるもんだ……でも
「ありがとう」
ここから歩の第2の人生が始まる。
そう恰好つけた終わるかと思ったら、突然紙が目の前に召喚された。
[ちなみに君、今7歳だから…… by神]
え……
「えええええええええええええええええええええええ」
今更になって自分が小さくなっていることに気づく。
こうしてやっと歩の物語が始まる……
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プロフィール
名前:神崎 歩
身長:現在120cm 最終177㎝
神器:斬り裂く銀の腕(シルバーアーム・ザ・リッパー,Silver-arm the Ripper)
右腕を銀色に変質させ、握った物体(食事用ナイフや木の枝などであっても可)を全てを斬り裂く必殺の魔剣へと変える。簡単に治癒しない魔性の傷を与え、一瞬の交錯では不可能だが一太刀で対象を八つ裂きや爆発させることができ、遠くの塔や50m先の軍勢をまとめて一刀両断するという能力も持つ。
神器:鋼の加護(マン・オブ・スチール,Man of Steel)
肉体を鋼より硬くして身を守る。発動中の外見はそのままだが周囲にルーン文字が浮かぶ。出力に応じて自動的に体重も増加する。不死性も獲得している。
性格:基本無口、無表情。しかしたまに見せる笑顔は誰もが見ほれるほど魅力的である。生前は周りのことなど我関せずで生きてきたが、死ぬ直前自分の本心を知りこれからは他人のために生きていこうと考えている。仲間には優しく、敵には容赦なくを信条に生きていくもよう。無口だったけどこれから頑張って話していくよ!!
とりあえず頑張って書きます。
遅筆のくせに2作書く無謀が続くかは不明。