ハイスクールD×D 剣の王   作:しぃー

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皆様ありがとうございます。


日常

 

サーゼクスから護衛を頼まれてからかれこれ1年が経っていた。

 

実際やることと言えば精々リアス・グレモリーでは勝てそうに無い、ないしは危険のありそうなはぐれ悪魔を討伐するくらいだった。

 

 

朱乃も無事に駒王学園に入学したし平和なものである。

 

 

そんな中最近歩には気になることがあった。

 

 

 

 

「歩!!宿題見せてくれーーー」

 

 

 

 

この宿題を毎回やらずに学校へ来る馬鹿こと親友の兵藤一誠ことだ。

 

 

 

 

 

 

最近はぐれ悪魔が駒王町周辺に現れることが多い。

 

魔王の妹が駒王町に来たことも関係あるのだろう。

 

それを討伐することに関しては問題ないのだが悪魔が増えてけば増えていくほど一誠に変化をもたらしていくことに気付く。

 

 

 

一誠には元々何かの力が眠っていることを歩は知っていた。

 

本人に自覚は無いしあえて何かすることも無いだろう、そう思っていた。

 

 

しかし悪魔が増えていくと同時に少しずつではあるが一誠の中の力が大きくなっていく。

 

 

悪魔の力に呼応しているのだろうが今はまだまだ弱い力だ。

 

だがこの力は周りを揺るがすものへと変貌する、そう直感した。

 

 

 

周りがこの力に気づいた時、一誠の生活はどう変わっていくのだろうか。

 

なるべく楽しく平和に過ごして欲しいんだがな……

 

 

「まあ、今気にしてたってしょうがないんだけど」

 

 

何かあれば俺が助けてやればいい、歩は思ったのだった。

 

 

 

「おいおいどうしたんだよ」

 

 

一誠が心配そうに見てくる。

 

 

「まあ気にするな、ちなみに宿題は見せんぞ」

 

 

その言葉を聞き絶望したような表情で自分の席に戻っていく一誠なのだった。

 

 

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時間は経ち放課後。

 

 

今日、歩は一誠と帰っていた。

 

 

「そういえばお前はどこの高校受験するんだ」

 

 

歩が学生らしい質問をする。

 

 

「悩んだけどなー、やっぱり女の子がいっぱいいる駒王学園に行くぜ」

 

げへへ、といったいやらしい笑みをうかべている。

 

 

ほんと一誠らしい理由である。

 

駒王学園は女子高から最近男女共学になったばかりの高校である。

 

サーゼクスがリアスの眷属の幅を広げるために共学にしたのだろう。

 

 

そこからしばらくは変な妄想をしていた一誠。

 

妄想が終わると仕切りなおすように言った。

 

「それにお前もいるしな」

 

 

今度は先ほどと違って純粋な笑みで言ってくる一誠。

 

 

前々から一誠には歩が駒王学園に行くことは伝えていた。

 

 

 

「俺にそっちのけはねーよ」

 

そう言われてうれしさもあったが誤魔化すようにそう答えたのだった。

 

一誠との腐れ縁はまだまだ続いていくだろう。

 

 

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「ただいま」

 

帰宅する歩。

 

「おかえりなさい」「おかえりにゃん」

 

2人が出迎える。

 

「朱乃、今日は早かったんだな」

 

「はい、部活は休みでしたから」

 

朱乃はオカルト研究部というリアスが部長をしている部活に所属している。

 

リアスの眷属や関係者の集まりとなっている部活なのだが朱乃もリアスの事情を知る協力者として籍を置いたのだった。

 

「早く歩くんも駒王学園に入学してほしいです、今まで学校も一緒になる事ありませんでしたし……」

 

(それに一緒に通学するって恋人同士みたいじゃないですか)

 

ひとり妄想して真っ赤になりながら下を向いてしまった朱乃。

 

 

「うぅーん、私も学校行こうかにゃん」

 

一緒にというフレーズに心ひかれる黒歌。

 

(学校であんなことやこんなこと……)

 

黒歌も妄想しだし朱乃と違い身もだえていた。

 

 

 

「とりあえず、飯にするかな」

 

華麗にスルーする歩だった。

 

 

 

いくら鈍感な歩でもこんな態度を2年近く取られ続けたら2人が好意を持ってくれていることくらいわかる。

 

しかし人と関わっていくことに慣れたとはいえまだまだ得意では無い歩に、どう答えたらいいか、また答える勇気が未だ無かった。

 

 

いつか答えなきゃいけないよな……

 

 

 

 

こんな風に神埼家の日常は過ぎていく。

 

 

 

 

 

 

そしてここから、歩の高校生活が始まる。

 

 

 




歩くんもまだまだ子供なんですよ。

次はキャラ紹介とか1回挟みます。

そして原作突入。
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