「歩!!おまえは胸か、尻。どっち派だ」
教室で大声を出して聞いてくる。
「…………」
ゴミを見るような目を一誠にむける歩。
一誠は駒王学園に通ってからというもの、松田、元浜という同志を見つけますます変態に磨きがかかっていた。
今では変態3人組とまで言われる始末である。
「そんな目で見るなよ……歩だってついつい女性を見たとき目がいっちゃうところとかあるだろ」
それを胸と尻の2択にするなよと思う歩であったが少し真面目に考えて見た。
「正直どこを見るってところはねーな」
「うそつ「でも」」
反論しようとする一誠にかぶせて言葉が続いた。
「少しでも気になる子がいたら……その子の笑顔は見たいかな」
自分の表情があまり変わらないからこそ思わず人の笑顔は見たくなってしまう歩であった。
「………」
無言で一誠が絶望したような顔をする。
「なんだろう……すごい自分が汚いもののような気がしてきた……これがモテる男との違いなのか……」
逆にあれだけ下品な言葉を続けながら自分が清らとか普通だと思っている一誠に驚く歩。
「神崎君と変態が一緒なはずないでしょ!!」
その後教室中の女性に非難の嵐を受ける一誠だった……。
これが今の日常。
神埼 歩……現在、駒王学園2年生
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あの後授業も終わり家でのんびりとテレビを見る。
2年生になる少し前、こんないつもの風景に変化が訪れていた。
「兄様、もっと強くなでてくれませんか」
歩の膝に乗った少女が上目使いで注文してくる。
「はいはい」
少し強めに撫でてあげる歩。
「んっ」
少女はものすごく幸せそうな顔をする。
「甘えん坊だな、白音は」
「こんな姿見せるの、兄様だけです」
顔を赤くして下を向く。
相変わらず可愛い反応をしてくれる……そう思いながらさらに撫で続ける歩であった。
白音が住みだしたのは今年の春休み。
大荷物を持って突然白音が神埼家に訪れた。
「今日からここに住ませてくれませんか?」
まるで捨て猫のように表情に思わずうなずいてしまう。
そのまま空き部屋に案内し、扉をあけるとタンスやベットなどすでに少女一人なら十分満足できる部屋が目の前に広がった。
「なんだと……」
さすがに空き部屋だったはずの部屋が変わりきっており驚く歩。
「うまくいったにゃん」
黒歌がひょこっと現れ、したり顔で話す。
「白音が駒王学園入学を期に歩と一緒に暮らしたいって言っててね、準備してたにゃん」
「最初から住む気満々じゃねーか」
あの捨て猫のような表情も芝居だったか……あきれたようにつぶやく
「でも歩なら絶対断らないでにゃん」
「……まあな」
若干照れるように言う。
「すいません、兄様」
白音は本当に申し訳なさそうに言ってくる。
「はぁー、気にすんな」
そう言って頭を撫でてあげたのだった。
そんなこんでそれから神埼家に住み、学校に通っている。
「はぁー……ん……ふぁ」
白音が神崎家に住みだす顛末を思い出しながらもずっと頭を撫で続けていたらどんどんとろけた声が漏れてきた。
「白音ちゃん、うらやましいな」
学校でのお姉様モードを解いた朱乃が自分もして欲しそうな目でこちらを見ている。
「朱乃」
手招きするように歩が呼んだ。
そうして近くまで来た朱乃の頭を優しく撫でる。
「ふぁ、歩くん……撫でるのほんとにうまいわ」
とても幸せそうにつぶやく。
こんな時間がしばらく続いた。
ちなみにいつもなら絶対混ざってきそうな黒歌は……
「二人が満足して寝たら、寝込みにしかけるにゃ」
陰で画策していた。
そうして次の日の朝。
歩の布団に黒歌が裸で寝てたためひと悶着起こるのだった……
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「ふぅー朝はひどい目にあった」
学校の教室でつぶやく。
黒歌め、寝に来るのはまだいいが何故裸でなんだ。
すでに朝から疲れが見える歩。
しかしそんな状態でも空気を読まず一誠が話しかけてきた。
「歩!!聞いてくれ!!」
「なんだ……」
いかにもだるそうに答える。
「俺……」
「彼女ができた……」
「…………え」
この爆弾発言によって疲れすらぶっとんでしまう歩であった……
最近パソコンの状態がひどい
パソコンぶっ壊れてしばらく投稿できなくなったらごめんす。
ではでは。