だから超短い。
公園での騒動が終わって自宅でゆっくり寝っ転がっていると朱乃と白音が帰ってきた。
「兵藤君のことですが、明日改めて部室に招待して話しの場を設けるそうですわ」
「兄様のことも伝わって無かったようですし、思いのほか先輩が頑張ってくれたみたいです」
2人の報告にひとまずホッとする歩。
「歩も気苦労が絶えないにゃん」
さり気に猫の姿でなでられている黒歌が言う。
「ほんとにな……、まあ変態だけど悪い奴じゃないし仲良くしてやってくれ」
「わかりましたわ」「はいっ」
「さてと、部活モード終了!!歩くん、夕ご飯作っちゃうね。」
学校での大人っぽい姿と家での年齢相応少女の姿。
この二つを使い分ける朱乃はほんとに凄い思う歩であった。
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翌日の放課後、木場祐斗が教室に現れる。
「兵藤一誠君はいるかな」
教室に残っていた女性陣から歓声が上がった。
木場祐斗、女子生徒からの人気が高いイケメンでありリアス・グレモリ―の騎士である。また沖田 総司の弟子でもあり、剣士としても将来期待できるだろう。
木場は一誠の元へ行くと何やら話しをしだした。
まあ話しの内容は使いとして来たやら一誠のやっかみやらだろう。
そうして2人は教室を出ていった。
リアス・グレモリ―はきっと一誠を眷属に勧誘するだろう。納得して眷属になるならいいが………これからもっと慌ただしくなりそうだ。
結果は朱乃と白音が帰った後のお楽しみだな。
一方木場祐斗は一誠と共に廊下を歩く中、考え事をしていた。
あの人が剣の王か……と。
最近師匠の元へ出向いたときの事だった。
「祐斗、学校の様子はどうだい」
「はい、問題も無く平和な物です」
なんてことない日常の会話。
そんなとき総司はうっかりと発してしまった。
「まあそうだろうね、あそこには歩さんもいますし」
「歩さん?」
あからさまにやってしまったという顔をする総司。
「あー、えーと」
何事も誠実である総司は嘘をつかない。
そこから総司は神崎歩という人物に関して語ってくれた。
サーゼクス様の書いた剣の王がすごく身近にいたこと。その関係者に姫島先輩や小猫ちゃんだったこと。部長の護衛としてはぐれ悪魔を討伐していたこと。
その話は祐斗にとって驚くことばかり。
だからこそ実際見てみたかったのだ、剣の王を。
教室に訪れたとき、木場は一誠と話している間隠れて神埼歩を観察しようとした。
しかしはっきりと見ようとした瞬間、歩はすでに木場を真っすぐに見ていた。
何もかも見透かされている視線。
木場はそこから改めて歩を見ることができなかった。
「まさかこんなに近くに目指すべき存在がいたなんてね……」
いつか直接話したい、そう思う木場であった。
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「2人ともおかえりー、一誠はどうだった」
相変わらず部屋でごろごろしながら猫姿の黒歌をなでている歩。
「悪魔に転生されましたわ。ポーンを8個も消費して」
「そうか」
これで完全にこちら側の世界の住人か……
これから助けてやらねーとな。
真剣な顔でこれからのことを考える。
「ちなみに悪魔になった理由はハーレムを作りたいからだそうです……」
白音が呆れたように言った。
「クックック、ほんと一誠らしいな」
思わず笑いが出てしまう。
あいつなら将来叶えちまいそうだ。
そのためにも
「とりあえずあの堕天使を何とかしようかね」
これからの方針が決まった。
ドーナシーク、出番なしwww
そして歩の存在を知らないのが主のリアスだけという事実。
かなしいな…。