ハイスクールD×D 剣の王   作:しぃー

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ほとんど原作そのまんま。

ライザー編はそこまでいじらないつもりです。


協議

 

「ふぅ」

 

ようやく息の整ったライザー。

 

それを見てグレイフィアが話を再開させた。

 

「やはり話し合いに決着がつきませんでしたか。こうなることは旦那様もサーゼクス様もフェニックス家の方々も重々承知のことでした。そのため決着がつかなかった場合のことを皆様方で予測し、最終手段を取り入れることとしました」

 

「最終手段ですって」

 

予想外のことにリアスが聞き返した。

 

「お嬢様、ご自身の意思を突き通したいのでしたらライザー様と「レーティングゲーム」にて決着をつけましょう」

 

「へぇ」

 

言葉では知っていてもレーティングゲームを直に見たことが無い歩。

 

多少興味が沸いていた。

 

 

レーティングゲームとは勢力を大きく減退させた悪魔が、転生により強力な眷属を増やし、かつ仲間を減らすことなく実戦経験を詰めるため、現政権で優遇されているゲームである。

 

爵位持ちの上級悪魔達が、自身「王」と下僕を文字通りチェスの駒として、対戦相手の駒と戦うゲーム。

 

基本的に成人した悪魔しか参加することが出来ないため、木場が「騎士」一誠が「兵士」だったりとすでに下僕を複数人持つリアスも参加したことが無い。

 

ゲームではおよそあらゆる戦法が認められているが、戦闘不能となった駒は強制的に除外されて治療を受けるため、死者は出ないようになっている良心的なルールである。

 

 

「お嬢様もご存知のとおり公式のレーティングゲームでは成熟していない悪魔に参加資格はございません。しかし非公式の純潔悪魔同士のゲームならば半人前の悪魔でも参加できます」

 

説明を終えるグレイフィア。

 

 

「俺はゲームを何度も経験しているし勝ち星も多い。しかし君は経験どころか公式のゲームの資格すらない素人だ。俺が有利すぎるじゃないか」

 

笑いながら話すライザー。

 

「それに……」

 

パチンッ

 

指を鳴らすと同時に魔法陣が現れ、15人の女性が召還された。

 

「こちらは下僕が15人フルにそろっている。比べてリアス、君の下僕はたったそれだけだろう」

 

圧倒的不利に息を呑む者もいる中

 

「美女、美少女ばかり15人だと!!なんて奴だ、なんて男だー」

 

泣きながら話す一誠は相変わらずブレない。

 

「おいリアス、この下僕君。俺を見て号泣しているんだが」

 

さすがのライザーも若干引き気味である。

 

「その子の夢はハーレムなの……」

 

誰もが呆れた様な仕草を見せるが、このおかげか……相手に呑まれた空気は霧散していた。

 

 

その後ライザーは自慢するように自分の女王といちゃいちゃしていたが、はっきり言ってそんなことはどうでもいい歩。

 

リアスのことをハーレムの一員のようにしか思わない言動に怒った一誠が殴りかかり、返り討ちにあうまでは意識を手放していた。

 

「イッセー!!」

 

「俺の眷属の中で一番弱いミラにもあっさり負けるのか。神をも殺すことのできる赤龍帝の龍手を持つものがこんな奴だとは。宝の持ち腐れだな」

 

リアスがイッセーに駆け寄り怒りに身を震わせている。

 

「分かったわ、レーティングゲームで決着をつけましょう。必ずあなたを消し飛ばしてあげる」

 

「楽しみにしているよ、愛しのリアス。次はゲームで」

 

そうして格好をつけながらライザーは帰っていった……ように思えたが。

 

 

 

「確認だが…君の女王は仮の眷属と聞いているが今回のゲーム、参加するのだろう……」

 

「ええ」

 

「そうか……ちなみに……そこにいる男を急遽、仮の眷属として参加させるなんてことは……無いよな」

 

若干おびえたように歩を指差す。

 

 

「安心しろ、俺が出たら勝負にすらならないからな。見学にしといてあげるよ」

 

 

答える歩を見て安堵するライザー。

 

「そ、そうか。それなら助かる」

 

 

最後の最後で格好のつかない男だった。

 

==================================================

 

「さてと……リアス、現状君に勝ち目がまったくといっていいほど無いのだがどうするんだい」

 

歩が無情にも告げた。

 

「幸いにもレーティングゲームまで10日の猶予があるわ。今のままで勝てないのなら私たちが成長すればいい」

 

少しもったいぶってリアスが言った。

 

「特訓よ!!」

 

 

 

 




次回は特訓回
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