1話1話をもっと長くしてもいいかもね……
斬り裂く銀の腕(シルバーアーム・ザ・リッパー)…………右腕を銀色に変質させ、握った物体を全てを斬り裂く必殺の魔剣へと変える。
食事用ナイフや木の枝なども必殺の魔剣に変えることが可能である…………無論、お箸であっても……
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「何が起こった……」
朱璃の父親がつぶやく。
子供の右手が銀色に輝いたと思ったら突然部下の一人が真っ二つに分かれていたのだ………混乱してしまうのも無理はない。
「なんだ……見えなかったのか……」
その言葉に歩はやや落胆するように言った。
剣を極めた歩の剣撃はまさに神速。
常人や少し強いくらいの存在には目視は不可能であった。
神の残した言葉にあった悪魔、天使、ドラゴンといった存在。
人のために生き、剣を振るうと誓ったが、それと同時に自分の力を存分に振るえる相手に興味があった。
種族は人間にせよ堕天使という単語を発した集団は明らかに普通の存在ではない。
少なからず強者であると期待したがご覧の有様である。
こんなことで時間をかける必要は無いな
「もういい……とっとと終わらせよう」
「なんだ」
なんだと
そう言い切る前に残りの2人もはこの世から消えた。
しばらく沈黙が続く……
歩は心の中で、終わったな……そう思った。
普通の子どもとしてふるまっていた中、人を助けるためとはいえ3人の人間を、しかも明らかに人の枠を超えた力で殺したのだ。
今まで通りにいくわけがない。
しかたがないことだ…………
歩は自分に納得させるように心の中でつぶやく。
それと同時に胸に今まで体験したことが無い痛みを感じた。
人のために生きたい、人と関わりたい。
そう思ったからこそ初めて生まれた、大切なものを失う痛み……
朱乃、朱璃を助けたことに当然後悔は無い。
でも
あぁ……つらいな
これからくるであろう別れに対し、そう思ったのだった。
歩が思考している中、ついに沈黙が破られた。
「ありがとう」
「え……」
朱乃の口から出た言葉に、まさかそんなことを言われると思わなかった歩は動揺を隠せなかった。
「俺が……怖くないのか…」
少しの沈黙の後、朱乃は言った。
「怖いよ……」
よく見ると朱乃の体は小刻みに震えていた。
「それなら」
「でも!!」
歩の言葉に朱乃が大きな声でかぶせた。
「いつもの優しい歩くん、話し下手で不器用な歩くん、私たち家族を大切に思ってくれている歩くん、全部知ってるもん。今の歩くん怖いけどそんなことできらいになんてなるわけない。私を甘く見ないで!!」
歩は茫然と聞いていると
「朱乃にいいところ全部言われちゃったかな……朱乃と……私を守ってくれてありがとね、歩君」
朱璃はいつもと変わらない笑顔と口調で言った。
何か言わないと、歩がそう思い口を開こうとしたとき、空気の読まない野太い声がそれを遮断した。
「朱乃!!朱里!!無事か!!」
「お父さん!!」
ここにきて、歩が今まで1度も見たことの無かったお父さんこと堕天使バラキエルが現れた。
「朱乃が刺客に狙われていると聞いて急いで飛んできた。」
そう言ってバラキエルが部屋を見渡すと3人の死体、そして死体の前にいる少年が目に入った。
バラキエル程のレベルになると相手のだいたいの力量がわかったりする。
しかし
この少年、まったく底が見えない………
歩の桁違いの力に警戒心を強めた。
「貴様、私の家族に手を出すと言うのならただではすま、グハッ」
バラキエルが最後まで言い切る前に朱璃がバラキエルの頭を叩いた。
「あなた、私たちの命の恩人なんてこと言うの」
「いや……しかしだな……朱璃」
何か反論しようとするバラキエルに朱乃はとどめを刺した。
「お父さん、嫌い……」
「あけのぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」
バラキエルは号泣した。
その後すっかり家族漫才のようになったやり取りが続く……
その光景をしばらく茫然と眺めていた歩は
「くくく………はははははははははははははははははははは」
口を開き大笑いした。
3人は家族漫才をやめ、全員歩の方を見る。
朱乃、朱璃の2人は普段クールな歩がこんな大声で笑っている姿に驚いていた。
バラキエルも圧倒的な実力を持ち警戒していた相手が、本当にただの子供のように笑っている姿に目を疑っている。
時間にして10秒ほど。
疲れたのか歩の笑い声が消える。
そして朱乃、朱璃の両方を見やって歩は言った。
「ありがとな」
そのときの笑顔は朱乃、朱璃を魅了させ、普段の歩を知らないバラキエルすらも見惚れるものだった。
戦闘は一瞬で終わるwww
歩くんが少し本気を見せるのはどこかねー。
今のところサーゼクスのナイトである沖田総司と闘わせたいなーとか思ってるんでそのあたりかね。
多分次は姫島家のおかげでコミュニケーション能力が少し上がった歩君の学校での日常ストーリーを1話やろっかな。