予告通り日常編
ぱっぱと終わらせたい、わりと流す感じにするよー。
1話で終わるかな。
歩の第2の人生が始まって4年目………姫島家との交流のおかげかだいぶ人との会話に抵抗が無くなるようになっていた。
小学校では集団の輪に入り休み時間になれば一緒に遊ぶこともできるようになり順調である。
しかし……問題はあった。
精神年齢があまりにも違いすぎて普通に会話をしようと思ったら当然うまくいかない。
そのため一言一言考えながらクラスメイトの年代に合わせた口調、会話をしていかなければならなかった。
これは器用な人なら何の苦にもならなかったかもしれない。
しかし、歩のような元々がぼっち体質の人間に対して言えばとても難易度が必要なことであった。
結果……
とんでもなくストレスがたまった……
自分の意思を隠して会話していくことがこれだけ辛いとは思いもしていなかった。
朱乃みたいにませた子はなかなかいない。
そう改めて実感した歩であった…。
ここからは歩がストレスのたまりすぎで疲れていたとき、後に親友となる少年との出会いの一幕である。
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今日は新学年に上がり新しいクラスとなった初日である。
「また一緒のクラスだね、歩くん」
去年一緒のクラスであった女の子が明るく声をかけてきた。
それに対し歩は
「うん、そうだね」
明るい声で答えた。
これが普段の歩なら……
「ああ、そうだな」
と良く言えばクールに、悪く言えば暗く答えていただろう。
その後も無邪気な感じで話しをしていたが、女の子は友達に呼ばれ歩から離れていった。
あーー、しんどい……
歩は心の中でつぶやいた…
こんな姿朱乃に見られたらどうなっていたことか……違う学校でほんとよかった……
正直ここまでストレスをためてまで周りと関わっていく必要があるのだろうか、と思うかもしれない。
しかしこれから人のために生きると言った以上、人と関わっていくことに慣れていかなければならない。
そしてなにより姫島家で夕食を頂いたとき、歩の口からいつも学校のことが出なかったせいか
「歩くん、学校に友達いないの?」
と朱乃に言われたことが地味にショックであったことから若干無理をしてしまったのだった。
しかし歩の精神的疲れはかなりのところまできていた……
その後、始業式を終えクラスメイトに自己紹介をしていく場が設けられた。
自己紹介はあいうえお順で行われるため、名字が神崎である歩は比較的早く自分の番がくる。
特に面白くすることも無く無難に自己紹介を終えた歩は、疲れのせいか他の紹介をぼーと聞き流していた。
「俺の名前は====」
あー眠い
しばらくして歩がそう思ったころに眠気を吹き飛ばす一言が耳に入ってきた。
「俺の夢は、年上のおねいさんのおっぱいを揉むことだ!!」
……………
「は?」
歩は自分の耳を疑い、自己紹介をするため前に出ている少年に焦点を合わせた。
そこに見えたのは、薄い茶髪で明るく元気そうな少年が左右の手を腰に当て、胸を張って誇らしげにしている姿。
「だから近くに巨乳のおねいさんがいる人は俺に紹介してくれ!!」
その後に続いた言葉から、どうやら聞き間違えてはいなかったことがわかった歩はこんなに欲望に忠実な小学生がいることに少なからず驚いていた。
こうして衝撃の自己紹介を終えた少年は何故か歩の席に向かって歩いてきた。
「先生、神崎くん体調悪そうなんで保健室連れてっていい?」
………
「は?」
本日2度目の、は?が出てしまった。
あまりの予期せぬ事態に反応ができずそのまま少年と一緒に保健室に行くことになってしまった。
廊下に出て歩は少年に
「なんで俺の体調が悪いと思った」
だいぶ素の口調、表情で聞いていた。
「だって自己紹介のときかなり疲れてるように見えたぜ、さっきも起きてるのが辛そうに見えたし」
それを聞いて歩は眼を見開く。
もともとが無表情のためかポーカーフェイスには自信があった。
眠そうな姿だけならいいが、自己紹介中は全員に見られるため疲れを隠し、うまく普通に見せることを意識していた。
それを簡単に看破した少年に興味が湧き
「お前はよくあんな夢を堂々と全員の前で言えたな」
と思わず聞いてしまった。
「なんか可笑しかったか?たしかにちょっと変わった夢かもしれねーけど、夢に対して恥ずかしがってる方がよっぽど恥ずかしいと思うぜ。俺は素直に、そして夢に一直線に生きてーな」
とても楽しそうに語る表情。
そこからさらに言葉が続く。
「そういえば教室のときと全然雰囲気違うけどこっちがほんとの神崎?こっちの方がクールな感じがかっこいいぜ」
それを聞いて今までストレス貯めてまで自分を偽っていたことがばからしくなってきた。
「お前、おもしろいな」
歩が言った。
「なんだよ、いきなり」
少年は若干照れたような反応をしている。
「名前、聞き逃したから教えてくれ」
「おいおい、ちゃんと聞いててくれよ。まあいいか、俺の名前は」
少年は満面の笑みで言った。
「兵藤一誠だ」
これが後に歩の親友となる男との出会いである。
けっこー雑に書いた。
次はもうちょい時間かけて書きます。
多分次は黒歌編。