始祖の末裔が召喚されたようですよ?   作:問題児愛

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サブタイ悩んで箱庭の説明ダイジェスト率高いのでこうなった。


滅の火の子

「―――さて、お姫様の話も終わったことだしそろそろ本題に入るか」

 

「ええ、そうね。すっかり忘れていたけれど」

 

「自然に溶け込んだように居るそこのウサギに私達は用がある」

 

「へ?」

 

十六夜と飛鳥、耀は殺気の籠った冷ややかな視線を黒ウサギに向ける。

何故彼らが黒ウサギを目の敵にしているのか理解出来ない滅火が小首を傾げた。

黒ウサギはやや怯みながら、

 

「や、やだなあ御三人様。そんな狼みたいに怖い顔で見られると黒ウサギは死んじゃいますよ?ええ、ええ、古来より孤独と狼はウサギの天敵でございます。そんな黒ウサギの脆弱な心臓に免じて」

 

「断る」

 

「却下」

 

「お断りします」

 

「まだ最後まで言ってないのですよ!?」

 

三人に即断られて声を上げる黒ウサギ。

滅火は状況が掴めない為、小首を捻り訊いた。

 

「⋯⋯⋯?皆さんはどうしてそんな怖い御顔で黒ウサギさんを見てるんですか?」

 

「ん?ああ、そうか。お姫様は眠り姫状態で召喚されたんだったな」

 

「そうね。なら高い所から落とされてはずぶ濡れになった私達の気持ちを理解出来ないのも無理ないわ」

 

「西郷さんに至っては緩衝材すらなくて、着水音がえげつなかったけど」

 

「そ、そうなんですね。それはお気の毒に」

 

それなら黒ウサギさんが責められるのは仕方ないですね、と滅火は納得した。

いや彼女の方が酷い目に知らず知らずのうちに遭ってるのだが、〝不老不死〟だからか或いは天然気質なのか、「そうなんですね」などと自分のことはまるで歯牙にもかけない発言に三人は苦笑する。

黒ウサギは滅火を除いた三人を冷静に値踏みしていた。

 

「(肝っ玉は及第点。彼らはこの箱庭について何も知らないというのにNOと言える勝ち気は買いです。まあ、扱いにくいのは難点ですけども)」

 

その点、滅火は物分かりが良さそうなので黒ウサギはいざとなった時は彼女にも協力してもらおうと思い―――

 

「えい」

 

「フギャ!」

 

耀が隣に来たことに気付かず、何故か彼女のウサ耳は鷲掴みにされて力いっぱい引っ張られた。

 

「ちょ、ちょっとお待ちを!触るまでなら黙って受け入れますが、まさか初対面で遠慮無用に黒ウサギの素敵耳を引き抜きにかかるとは、どういう了見ですか!?」

 

「好奇心の為せる業」

 

「自由にも程があります!」

 

「へえ?ずっと気になってたが、このウサ耳って本物なのか?」

 

「⋯⋯⋯じゃあ私も」

 

「ちょ、ちょっと待―――」

 

十六夜は右、飛鳥は左のウサ耳を掴むと、力いっぱい引っ張る。

待ったをかける間もなく彼らの洗礼を受けて言葉にならない悲鳴を上げる黒ウサギ。

黒ウサギは助けを求めるように視線を滅火に向けるが、

 

「すみません黒ウサギさん。逆廻さん達の言い分を聞くに、黒ウサギさんが悪いと判断致しましたので私は彼らが満足するまで手を出すことは出来ません。何も出来ない私をどうかお許し下さい」

 

その願いは儚く砕け散ってしまった。

彼女は物分かりは良いようだが、今回は十六夜達の味方になってしまった。

それに、そんな申し訳なさそうな顔をされては黒ウサギも無理に頼めない。

黒ウサギは、ああなったのは決して自分のせいではないのだと理不尽な想いを内心で叫び、このいつ終わるか分からない地獄に必死に耐えるのだった。

 

 

「―――あ、有り得ない。有り得ないのですよ。まさか話を聞いてもらう為に小一時間も消費してしまうとは。学級崩壊とはきっとこのような状況を言うに違いないのデス」

 

「お姫様がウサ耳触りまくるのはいいのかよ」

 

「西郷さんは御三人様と違って触り方が優しいからいいのですよ!」

 

「うぅ、私がもっと早く逆廻さん達を止めていればこんなことには⋯⋯⋯!ですが彼らの御楽しみを奪うわけにも参りませんし、それに私も黒ウサギさんのウサ耳の触り心地が良いことに触り過ぎて貴重な時間を無駄にしてしまいましたごめんなさい!」

 

泣きそうな表情でそう言いながら何度も頭を下げて謝罪する滅火。

十六夜達の御楽しみを止めたくない半面、痛がる黒ウサギを助けてあげたいという気持ちで葛藤した結果何も出来ず、彼らに酷い扱いを受けて傷付いた彼女のウサ耳の痛みを少しでも和らげようとして撫でた筈が、逆に癒されてしまい今に至る。

そんな彼女を見た十六夜達四人は、なんで自分が一番悪いみたいに言って謝るのだろうか?と思った。

十六夜達三人の御楽しみの邪魔をしないどころか、傷付いた黒ウサギのウサ耳の痛みを一生懸命和らげようと優しく撫でてくれた彼女は悪いどころか無害だというのに。

もしかしたら彼女は〝自分が関わったら悪いのは全て自分にある〟という思い込みが激しいタイプかもしれない。

彼女は本当に優しすぎると困った表情で顔を見合わせる四人。

現在は、黒ウサギを囲む様に滅火・十六夜・飛鳥・耀の順に座っている。

十六夜の学ランを被っている滅火が陽の光が苦手な為、木陰のある場所に移動し、黒ウサギの〝箱庭〟というものの説明が始まろうとしていた。

黒ウサギは気を取り直して咳払いをすると、両手を広げて、

 

「それではいいですか、御四人様。定例分で言いますよ?言いますよ?さあ、言います!ようこそ、〝箱庭の世界〟へ!我々は()()()()にギフトを与えられた者達だけが参加出来る『ギフトゲーム』への参加資格をプレゼンさせて頂こうかと召喚いたしました!」

 

「おいちょっと待て」

 

十六夜が早速黒ウサギの説明に待ったをかける。

 

「はい、なんでございましょう?」

 

()()ってことは、お姫様は含まれてねえのか?もしかして、招待状が届いてそれを開けた俺やお嬢様、春日部の三人がその〝箱庭〟とやらに召喚されるシステムだったりするのか?んで、お姫様にはそもそも招待状が届いてない上に眠り姫なわけだから開けられる状態ですらないのに召喚されたってことは、特例枠として見ていいんだな?」

 

「YES!十六夜さんのおっしゃる通りでございます。御三人様を召喚するギフトは黒ウサギが使用しましたが、西郷さんの分は頂いておりませんので特例枠で間違いございません。恐らく黒ウサギに召喚するギフトを与えてくださった()()が直々にこの箱庭へ招いたのでしょう」

 

「へえ?ならあのふざけた召喚方法はそいつの()()()って可能性が出てきた。こいつは是が非でもそいつの居場所を突き止めてお礼参りに行かねえとな」

 

「あら、それはいい案ね十六夜君。高い所から湖に落とすとか悪趣味にも程があるもの」

 

「一発くらい殴らせてほしいかな」

 

「ちょ、御三人様!?」

 

ギョッと目を剥く黒ウサギ。

何を考えてるんですかこの御馬鹿様方は!と内心で叫ぶ。

すると控えめに手を挙げた滅火が口を開き、

 

「あ、あのー。私って特別扱いされる程、大それた存在では無いと思うんですが」

 

「そうか?俺達からしたらお姫様は未来人だし、特別扱いされるのも納得いくんだが」

 

「そうね。〝不老不死〟に至った〝新人類〟とか、私達にとっては凄いことなのよ」

 

「〝不老不死〟の未来人とか何それ超カッコイイ」

 

「へ?そ、そうですか?」

 

「「「うん」」」

 

十六夜・飛鳥・耀の三人に称賛されて嬉しそうに頬を掻く滅火。

同じ〝新人類〟から散々怪物扱いされてきたからか、彼らに称賛されるだけで目尻に光る温かいものを感じ取った。

四人は、相も変わらずの〝泣き虫お姫様〟だな、と思い苦笑。

そこでふと、十六夜は滅火と―――無二の()()を重ねる。

その者の名は〝Ishi(イシ)〟。

本名ではなく自称だが、彼は己を〝人間(イシ)〟と名乗っていた。

十六夜が滅火とイシを重ねて見てしまったのは、様々な共通点があったからだ。

 

―――〝白皮症(アルビノ)〟。

―――ヒトをヒトと思わぬ扱いを受けていたこと。

―――〝泣き虫〟なところ。

 

逆に違う点を挙げるならば、

 

イシは、〝世界一の泣き虫〟と揶揄されながらも、ヒトをヒトとして扱われない施設の中で在って尚―――己は〝人間(イシ)〟であると、その一線だけは譲れない、己の尊厳は今此処にあるという強い意思があり。

西郷滅火は、〝泣き虫お姫様〟で〝悪いのは全て自分〟と背負い込み、己の尊厳よりも他者を優先しようとし、自分を大切にしようとしない。

イシはかつて神を恨んでいたが、幼い十六夜と出逢ったことで、その憎しみを過去に出来る強さがあった。

だが滅火はそもそも、最初から神を恨んではないし、世界にさえ憎しみを抱いていない可能性がある。

何故ならば、

 

「(⋯⋯⋯このお姫様は他者に対して()()()()()()()()()()。そんな奴が誰かに対して〝復讐〟を望むわけがねえ!)」

 

では、一体彼女は〝何を〟憎み、恨み、殺したいと願っているのか。

そんなものは、彼の頭ならすぐさま答えを導き出せてしまった。

 

「(このお姫様が〝復讐〟を望む相手は―――〝不老不死(卑怯者)〟の己自身ッ!自分だけが()()()()()()()()()()()()()から生まれてしまった感情かッ!!)」

 

そう、それが滅火とイシの大きな違いだった。

イシは、ヒトとして扱われなくても、()()()()僕は〝人間〟だと主張する強い心と魂を持った少年に対し。

西郷滅火は、〝不老不死〟となったことで、私は〝人外〟だと主張し〝人間〟としての己の尊厳()()捨て去り『がらんどう』になってしまった心と魂だけが残っている状態のあまりにも儚くて脆い少女。

それ即ち、彼女の心と魂は〝破滅〟寸前である。

 

「(そんなお姫様を救うには優しい言葉だけじゃ足りねえ!それは一時的なものに過ぎないからな)」

 

ではどうすれば〝破滅〟寸前の彼女の心と魂を、()()()()()救うことが出来るのか。

それは―――

 

「(―――お姫様が心の底から〝私は生きていてもいい〟と、〝存在していてもいい〟と思わせるようにするしかないッ!!)」

 

そう答えを導き出すのは頭の良い十六夜なら簡単だ。

だが、どうすれば彼女にそう思わさせられるか、どうすれば彼女の心に寄り添ってあげられるのか。

これに関しては如何に十六夜でも簡単には導き出せない。

金糸雀だったらどうする!?

イシだったらどうやる!?

返答などあるわけもない。

彼と肩を並べられる存在はもう、故人となってしまっているのだから。

 

「⋯⋯⋯逆廻さん?どうかしましたか?」

 

苦悩する十六夜の顔を、心配そうに覗き込んでくる滅火。

十六夜はヒラヒラと手を振って、

 

「いや、なんでもない。お姫様が気にすることはねえよ」

 

「⋯⋯⋯?そうですか。それならよかったです」

 

ホッと安堵したように笑った滅火は、体勢を直して黒ウサギに視線を向ける。

そんな彼女の横顔を見つめた十六夜は決意した。

 

「(今はまだ、どうすればいいか分からない。だが絶対にお前を―――お前の空っぽになった心と魂を、()()()()()()()()()()()()()!だから待っててくれ―――()())」

 

そんな彼の決意に呼応するかのように、不自然に膨張した滅火の影が()()()()()()()

その影は、誰にも気付かれることなく()()()に分かれ、十六夜を()()()()()()が見つめる。

 

『(―――ほう。この娘を救うというのか)』

 

滅火とは別の〝何か〟がそう言った。

 

『(だが、この娘は―――()()()()()()()にして、〝始祖の末裔〟である。それ即ち、()()()()()化身(アバター)だ)』

 

(最後)〟の〝(拝火)〟の子。

始祖(西業)〟の〝末裔(終焉)〟。

〝何か〟が己の化身が彼女だと言う。

 

『(〝破滅の御子〟たるこの娘を救うことはそれ即ち、〝破滅〟を受け入れ〝終焉〟を迎えるということ)』

 

十六夜の行為はそれ即ち―――〝世界の終焉(ポスト・アポカリプス)〟を受け入れることにほかならない。

人類の未来を終わらせる行為でしかない。

 

『(故に新しい時代の申し子よ、貴様が成すべきことは唯一つ―――〝始祖の末裔〟を滅ぼし、人類の未来を切り開け)』

 

それが貴様の役目だ、と三つ首の影が告げるとソレは霧散霧消し、元の滅火の影に戻っていた。

滅火に救いはない。

彼女を滅ぼさなければ、箱庭に、外界に未来はない。

既に元いた世界を()()()()()()()()

滅びが確定していないのは、先の〝何か〟が封印されているからに過ぎないのだから。

 

 

黒ウサギによる箱庭の説明は以下の通り。

 

『ギフトゲーム』とは、修羅神仏・悪魔・精霊・星等から与えられた〝恩恵〟を用いて競い合うゲーム。

この箱庭の世界は、その者達がオモシロオカシク生活出来る為に造られたステージ。

〝コミュニティ〟と呼ばれる数多とあるそれに属さねばならない。

『ギフトゲーム』の勝者は、ゲームの〝主催者(ホスト)〟が提示した賞品を獲得出来るシンプルな構造。

その〝主催者〟は、修羅神仏が人を試す為の試練と称して開催されるゲームがあり、自由参加が多いが凶悪かつ難解のものが多く、命の危険もあるが見返りは大きく、新たな〝恩恵(ギフト)〟の入手も可能。

コミュニティの力を誇示する為に独自開催するグループもあり、参加の為にチップ(金品・土地・利権・名誉・人間・ギフト等)を賭け合い『ギフトゲーム』を行い、参加者が敗退すれば賭けたもの全て〝主催者〟のコミュニティに寄贈されるシステム。

注意点として、ギフトを賭けた戦いに敗れたら、自身の才能も失ってしまうそうだ。

コミュニティ同士のゲームを除けば、それぞれの期日内に登録すればいいらしい。

最後に、箱庭の世界でも強盗や窃盗は禁止で金品による物々交換も存在するが、ギフトを用いた犯罪は以ての外で処罰される。

だが『ギフトゲーム』の本質は全く逆で、一方の勝者だけが全てを手にするシステム。

店頭に置かれている商品も、店側が提示したゲームをクリアすればタダで手に入れられるそうだが、〝主催者〟は自己責任でゲームを開催している為、救済システムなどはないようだ。

一通り説明を終えた黒ウサギはまず、滅火に訊いた。

 

「ええと、西郷さんはこれからどう致しますか?行く宛てが無くて心細いのでしたら、貴女が宜しければでいいのですが黒ウサギ達と一緒に、我々のコミュニティへ来ませんか?」

 

「私なんかがお邪魔しちゃってもいいんでしょうか?」

 

「構わないのですよ!それに我々と出会ったのも何かの縁ですし、黒ウサギとしても御仲間が増えることは大変喜ばしいことでございます!」

 

「⋯⋯⋯そうですね。黒ウサギさんがそこまで仰るのでしたら、私で宜しければ喜んで!それにこのままお別れするのは正直な話、心細いです。物凄く寂しいです。せっかく出逢えた皆さんとももっと親睦を深めていきたいですしそれに―――利害関係を結んでる逆廻さんから離れ過ぎるのも良くないと思いますので」

 

「あら、西郷さんって泣き虫な上に寂しがり屋なのね。それなら一緒に行きましょう?」

 

「とか言いつつ本当は西郷さんとお別れするのが寂しかったのは久遠さんの方であった」

 

「~~~っ!!?か、春日部さん!?言ってくれるじゃない!」

 

「わー、逃げろー」

 

「待ちなさぁあああああいっ!!」

 

耀に揶揄われて怒った飛鳥が彼女と追いかけっこを始める。

そんな様子を苦笑いで眺める滅火と黒ウサギ。

一方、十六夜は質問する内容を決めてたのかおもむろに立ち上がって黒ウサギに言った。

 

「俺からも最後に質問させてもらうがいいか?」

 

「いいのですよ。どういった質問です?ルールですか?ゲームそのものですか?」

 

「そんなことはどうでもいい。腹の底からどうでもいいぜ、黒ウサギ。俺が聞きたいのは⋯⋯⋯たった一つ、手紙に書いてあったことだけだ」

 

十六夜のその質問に、飛鳥と耀が追いかけっこをやめて彼を見つめ返す。

十六夜は視線を黒ウサギから外し、滅火・飛鳥・耀の順に見回し、巨大な天幕によって覆われた都市に向けて一言。

 

 

「この世界は⋯⋯⋯()()()()?」

 

 

「―――――」

 

「⋯⋯⋯?」

 

飛鳥と耀は無言で返事を待ち、手紙の内容を知らない滅火だけは小首を傾げた。

『家族を、友人を、財産を、世界の全てを捨てて箱庭に来い』と書いてあったようで、それに見合うだけの価値があるかどうかは、招待状を受け取った三人にとって一番重要なことだった。

黒ウサギは自信満々に両手を広げて答えた。

 

「―――YES!『ギフトゲーム』は人を超えた者達だけが参加出来る神魔の遊戯。箱庭の世界は外界より格段に面白いと、黒ウサギは保証致します♪」




三つ首の影とは一体誰なんでしょうね(すっとぼけ)

おそらく鋭い方はプロローグの時点で、主人公の名前を見た時点でバレバレだったかもしれませんね(滝汗)

イシの性別、ラスブリ読み返してたら某デバガミシンに騙されるところだった⋯5巻にちゃんと〝同世代の少年〟って書いてあったわ危ない危ない。

プロローグといえば、執事に封印される際に流した涙の本当の理由は、〝彼らに嘘を吐いた〟ことと、〝自分のせいでこんな悲しい結末を迎えるというのならいっそのこと、世界と全ての人類を自分ごと滅ぼしてしまえ〟などというヤヴァイ方向に走ってしまったことにたいしての罪悪感と後悔によるものです。
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