ちょっと鬱いよ、藤丸くん   作:七黒八白

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 今書いている小説が優先なので、投稿頻度はお察しレベルです。



頼りになるマスター(笑)は目が死んでる

 

 

 

 やぁ、こんにちは。と言っても誰に語りかけている訳でもないし、俺の思考を覗いている()()が居たとしても、そっちの時間帯なんて知らないけど。

 

 でもそうだな、事故紹介────────もとい自己紹介はするべきか。

 

 出身、日本の東京。年齢、16歳。性別、男。身長体重、172センチと69キロ。

 

 名前────────藤丸(ふじまる)立香(りつか)

 

 割と平均的で平凡的な人である事を自負して自認しているが、あえて普通の人と違う所を上げると────────転生者だ、俺は前世の記憶が有る。

 

 うん、分かる、君(もしくは君達)の考えは分かるよー。

『じゃあ、お前記憶何処まであんの?』って所でしょ? うん、前世は二十代後半で生活が傾かない程度に課金してたから多分ヘビーユーザーに含まれると思う。ついでにFateの知識も、まぁ? 割と有るんじゃないかなぁ? 

 

 で、当然、藤丸(ふじまる)立香(りつか)が何なのか、誰なのかなんて知っている。だってスマホごしによく見てたからねぇー………………。

 

 あ、話が脱線した。で記憶だけど、ていうか前世で何処までFGOをやっていたかだけど────────宇宙ゴキブリを殺したとこまで

 

 ハハハ、笑えるよねー(真顔)。俺()()と戦わないといけないんだぜ? いや、正確にはサーヴァントの皆だけど………………え? じゃあカルデア行くなよ? 残念無念、そりゃあ無理だ、だって────────

 

「マスター? いつになく目が死んでいるが…………大丈夫か?」

「あぁ、大丈夫だよエミヤ(オカン)。これデフォルトだから、産まれた時から標準装備だから」

「そんな眼をした赤子が居たら恐ろしいが…………あと私はオカンでは無い」

 

 ────────はい、まぁ、そういう事。

 

 地獄への片道切符は既に使った後………………けどまぁ、だからってヤケクソになって自殺とかはしないよ。ダイジョウブ、リツカ、ウソツカナイ(清姫を見ながら)。

 

 ────────だって、俺が諦めたら世界終わるし。

 

 全力でやって無理なら兎も角、投げ出しはしない。一人の命、しかも前世とか有るまともじゃない人間と世界の命運…………天秤にかけるまでもない。エミヤことオカンはこちらを不安そうな眼を向けていたが、鍋が吹いたのを皮切りに厨房に戻った、流石サーヴァント一エプロンが似合う男、クラスアーチャーからバトラーに変えたら? 

 

「安珍様…………」

「うん藤丸立香ね、俺。で? どったの? きよひー?」

「いえ、安珍様から嘘の気配がした気がしましたので」

「身に覚えが無いなぁ…………あ、確かに赤子の頃から目が死んでたってのは言い過ぎたかも。だって赤子の時の記憶とか無いし」

「そうでは無く! …………安珍様? 無理してらっしゃいませんか?」

「する事もある、けどしないでいいならしない。今は別にして無いかなー」

 

 音も無くぬるりと現れる清姫、既に慣れてしまった自分が怖い。何度訂正しても安珍呼びが変わらないのもいつも通りだ…………やっぱりバーサーカーなんだな、この子。彼女も上目遣いでこちらを不安そうな眼で見ているが、案外清姫は付き合い易い方だ────────嘘さえ付かなければいいのだから。

 

「…………安珍様」

「ん?」

「────────嘘はつかないで下さいね」

「確約は出来ないよ、だって特異点での作戦の都合とかもあるし」

「そうでは無く────────貴方自身の、気持ちに」

「………………正直に生きているつもりだよ?」

 

 その返答に満足したのか、それとも諦めたのか、清姫は静かに食堂から去っていく────────チラリとこちらを見る目は、何処か哀愁の様な物が漂っていた………………あの子、あんな目も出来るのか。

 

 そんなこんなで、ちょっとサーヴァントの皆と距離感とか若干ミスった臭い俺のカルデア生活。機会があれば人理修復とかも思い返してみるのもいいかも知れない。

 

 

 

 

 

 

 





 藤丸立香(偽)
 容姿、ほぼ同じ。唯一青い瞳からハイライトが消えている。ニヒルな笑みが似合う、似合ってしまう。
 身体能力、基本的に原作と同じ。どちらかと言うとゲーム準拠でサーヴァント達から手解きを受けて常人にしてはかなり上澄み。
 精神構造、間違いなく善人。だが二度目の人生、しかも世界の命運を負って色々と思う所があり、原作と乖離が生まれている。心を覗ける系サーヴァント達とやや関係が………?

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