ようこそ一夏ちゃんが逆行する教室へ   作:たかきょう

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お久しぶりです!さて、3年生編に進むにあたって本編では色々ありましたね。こちらの小説でも上手く本編に繋げていくつもりですがそもそもの本筋が『逆行』のため、どうしても一部で矛盾点が出てしまいそうです。(特に軽井沢や七瀬関連が)まぁ、それを見越しての『一部捏造有り』タグですのでそこは大目に見ていただければと...


第61話.一夏ちゃんは2対1でも揺るぎませ~ん!

 

 

ある日の事。

 

 

「ちょっと天沢!私達と勝負よ!勝負!」

 

 

「やれやれ...また負けに来たんですか~?伊吹先輩~!」

 

 

颯爽と現れた伊吹先輩はこの一夏ちゃんにリベンジ戦を申し込んできた。おまけに彼女の側には堀北先輩もいる。

 

 

「うっさい!あの時は無人島での生活で万全の体力じゃなかったからよ!今だったらあんたなんかボコボコにできるし!」

 

 

「いや、本気でそう思ってます?だとしたらやばいというか...」

 

 

何か、呆れを通り越して憐れみすら生まれちゃいそうだよ...以前の世界とは違って無人島サバイバルで一撃も喰らう事なく完勝しちゃったから二人の心を折ってしまったかな?なんて、地味に心配していた私の気持ちを返してほしい...

 

 

「とにかく、私があのままで終わると思ったら大間違いだから!たっぷりとお返ししてやろうじゃないの!」

 

 

「はぁ...」

 

 

以前の世界よりも楽勝に勝ち過ぎちゃったせいで伊吹先輩の闘争心に火をつける結果になってしまったみたいだね...

 

 

「それで?何で堀北先輩まで一緒なんですか?もしや、堀北先輩も私に勝てるだのと思ってるんですか~?」

 

 

私は伊吹先輩の傍らにいた堀北先輩にも声をかける。伊吹先輩と違って堀北先輩はそこまで脳筋というわけじゃないから冷静な判断ができると思ってるんだけどな~!

 

 

「いいえ、悔しいけど今の私達ではあなたには全く及ばないでしょうね。何せ、あなたはあの宝泉くんすらも秒殺してしまうくらいだから。」

 

 

そうだった!確か、堀北先輩はパートナー試験の時に私が宝泉くんを圧倒していたのを目撃してたよね?

 

 

「はぁ!?宝泉って、あのデカいゴリラみたいな奴でしょ!?あれがコイツに負けたってこと!?」

 

 

「えぇ、そうよ。私もあの時は驚きを隠せなかったわ。でも、だからこそよ。万全の状態の自分が勝てないにしろ、どれだけやり合えるかが知りたいの。受け入れてもらえないかしら?」

 

 

「なるほど~!」

 

 

どうやら、堀北先輩は最初から敗北を覚悟の上で私に挑んでくるつもりのようだ。

 

 

(うんうん!その心意気も嫌いじゃないよ...)

 

 

とはいえ、無条件で引き受けるのは面白味が薄い。何せ、勝敗なんて既に決まっているようなものだしね...なので、私は堀北先輩と伊吹先輩に揺さぶりをかける事にした。

 

 

「私は別に構いませんよ~!あっ、そうだ!ハンデとして私は左腕だけで戦いますね!これならお二人も多少は善戦してくれますよね~!」

 

 

左腕だけで戦う...それは以前の世界でおこなわれた交流合宿にて清隆先輩が私へのリベンジを挑もうとした堀北先輩と伊吹先輩の特訓に付き合う形で出したハンデと似ているね...相違点は一夏ちゃんも動けるという部分かな?

 

 

当時の清隆先輩曰く、左腕だけの自分を苦戦させる事ができればその時点の私とも良い勝負ができるとのことらしい。

 

 

「はぁ!?ふざけんじゃないわよ!」

 

 

「流石に私達を舐めすぎだと思うのだけれど...」

 

 

一夏ちゃんの明らかな舐めプ宣言に伊吹先輩は憤慨しているし、堀北先輩の方もいい顔はしていない。

 

 

「その代わり~!お二人が私に両腕を使わせる事ができたら、私が所有しているプライベートポイントをお二人に全額お譲りしますよ!これならどうですかね~?」

 

 

「なっ...」

 

 

自らのプライベートポイントを全額賭ける...と言う事で多少のハンデは与えても、肝(・)心(・)の(・)勝(・)負(・)自(・)体(・)に(・)関(・)し(・)て(・)は(・)慢(・)心(・)し(・)な(・)い(・)という点を二人に伝える。

 

 

「ふん!上等よ!上等!ポイントを失って呆然とするあんたの顔が見させてもらおうじゃないの!」

 

 

これには流石の伊吹先輩も私からの挑戦状を受け取ったようだ。

 

 

「申し訳ないのだけれど、私はあなたに全力を出してほしいのよ。だから...」

 

 

「おやおや~?私がここまで譲歩しても応じてもらえないんですか~?」

 

 

...が、堀北先輩はこの期に及んでも身の程を弁えずに全力の私と戦いたいだの文句を言っている。

 

 

「...所詮は清隆先輩の隠れ蓑でしかないのに...」

 

 

「何ですって?」

 

 

「あっ...」

 

 

あちゃ~!独り言だったつもりが、う(・)っ(・)か(・)り(・)堀北先輩の耳に入っちゃったみたいだね~!いけないなぁ...

 

 

「えぇ、受けて立つわ。流石にここまで舐められて引き下がれるわけがないもの。」

 

 

「うんうん!その意気だね~!では、次に勝負場所と時間を決めましょう!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・

 

 

結論から言うと、勝負自体はやはり一夏ちゃんの圧勝で両腕を使わなければならないほどのピンチなども起こらなかった。

 

 

(伊吹先輩も堀北先輩も悔しそうだったな~!まぁ、私に勝とうだなんて1億年早いけど。)

 

 

余談だけど今回の一件で気になった事が1つある。

 

 

それは...

 

 

(堀北先輩がやけに動揺...いや、あれは焦りかな?そのせいで無人島の時よりも戦い方に力任せ感が目立つようになってるし...)

 

 

心当たりがあるとすれば、私が堀北先輩に『清隆先輩の隠れ蓑』と言った点だ。そこから堀北先輩に焦りが見られるようになっていたからだ。

 

 

(やっぱり、満場一致試験の結果が関係している?本来なら助かる筈の櫛田先輩が退学しちゃってるし...)

 

 

数日前にたまたま会った長谷部先輩から満場一致試験の一件を聞いた時は一夏ちゃんも驚いたと同時に余計なミスをしてしまったと痛感させられたものだ。

 

 

(でも、それだけ一夏ちゃんの信頼度が上がっていると知れたからプラマイゼロかな~!)

 

 

以前の世界から変化自体は生じてしまったけど、今のところは一夏ちゃんにとっても悪くない形で全てが進んでいる...そう思っておきたいかな?

 

 

 

今後、一夏ちゃんとの絡みが見たいのは?

  • 最大のライバル!軽井沢恵
  • ヤンデレヒロイン...一之瀬帆波
  • 文学少女ヒロイン。椎名ひより
  • 負けヒロイン...佐藤麻耶
  • 愛すべきドラゴンボーイ。龍園翔
  • かませ犬?南雲雅
  • ある意味、ライバル?平田洋介
  • その他(コメント欄にて)
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