もっと直哉のドブカスさを出したいと思ってしまう今日この頃。
今の直哉はちょっとムカつくんだよね。
後今回は少し暗いかも 解釈違ったらすんません。
今現在1-Dでは、プールの授業を行っている。高校生とは多感なお年頃なこともあり、クラスの男子はプールサイドで女子の水着の話ばかりしており、女子が来るのを今か今かと待っている。そんな浮ついた雰囲気の中で禪院直哉の目線はある男に釘漬けになっていた。
(あれは確か高円寺っゅう名前だったはずやが⋯)
元々直哉は高円寺という名前は聞いたことがある。実家が禪院家という歴史のある家系なこともあり、会合やパーティー等で名家同士の横の繋がりを持っている。その中には高円寺グループの名前もあった。
(確か「高円寺グループは新参者の癖に偉そうにしとって鬱陶しいわい」ってパパが言っとったなぁ)
金持ちや権力者が全てが全て実力者な訳では無い。権力と実力は結びつかない。これは直哉が幼いながらに感じたことだ。禪院家当主の息子であり、次期当主候補の直哉は幼少期から様々な権力者と出会ってきた。
しかし、その中で本当にその権力に見合う実力を持っているものは少なかった。実際に直哉の親戚の叔父は国会議員の重鎮なのだが、直哉にとってはパッとしない男にすぎなかった。
それらの経験から初めは高円寺という名前を見たとき、自分の知らないただの金持ちの御曹司がこの学校に来ていただけというのが今までの感想だった。しかしその感想は今、このプールの時間でかき消される。
(あの肉体!今ならわかる、高円寺くんは俺らとはちゃう、あっち側や!)
禪院直哉の体格は高校生離れしており、身長179cm、体重78kgの巨体だ。しかし、そんな直哉でさえも見劣りしてしまうような、まるでボディビルダーのような体つきを高円寺はしていた。
すると、直哉の目線があまりにも高円寺に向いていたためか、向こうも見られていたのに気づいたらしく、直哉に声をかけてきた。
「さっきからどうしたのかね?こちらの方をじっと見つめて。私の美しい肉体に見惚れてしまったのかい?」
話しかけるられると思っていなかったためか、直哉は少し慌てた声色でで返事をする。
「あーすまんなぁ、じっと見つめて⋯⋯そういえば君と話すの初めてやね。俺禪院直哉っゅうやけどよろしゅう。ジロジロ見るつもりは無かったんやけど、君の体つきが凄かったんもんで、思わず見入ってしまっただけやで。」
直哉が禪院の名前を出すと、高円寺は興味深そうな表情に変わり、
「ほぅ⋯この私の美しさに気付くとは、お目が高い。それに、あの禪院家の人間なのかい?君は? 俄然興味が湧いたねぇ 。私の名前は高円寺六助、高円寺コンツェルンの一人息子にして、いずれはこの日本社会を背負って立つ人間となる男だ。以後お見知りおきを。」
高円寺はそう言い終わると、金色の長いオールバックの髪をかき上げ、スタスタとプールサイドを歩いて行った。それとほぼ同時に男子から黄色い声があがる。どうやら女子が着替え終わりプールサイドに入ってきたようだ。体の硬直が少し緩む。どうやら、自分でも気が付かないうちに緊張していたようだ。
(それにしてもまさか、この学校に来て2人も出会うことが出来るとは、ほんま驚きやなぁ⋯⋯。これだけでこの学校に来た価値があるっちゅうもんやね。)
そう考えていると直哉の目線に水着の女子集団が現れて思考が切り替わる。1-Dの女子は顔だけはレベルが高いこともあって男子達の目線は女子に釘漬けになっている。それは直哉も例外ではなかった、女には困ったことのない直哉だが、やはり女子高生の水着姿には目が引かれるようで、クラスの女子に性欲の眼差しを向けている。
(やっぱこのクラスレベル高いなぁ。それに胸が大きい子も多い、桔梗ちゃんとか最高やんけ!)
そう心の中で呟くと、教師が授業を始めるために集合を促した。やはりこのクラスは、問題児が多いからか、先生の呼び掛けに応じて、集まってくる人が少数だけだ。教師が笛で大きな音を出してやっと集まりだす始末であり、直哉はひどい有様に思わず舌打ちをしてしまうが、心の中の悪態は口に出さないでいる。クラスメイト全員が集まってことを確認すると、出席を取りだす。それが終わると教師が口を開きだした。
「みんな初めまして。私が水泳の授業を担当する。では早速で気が早いようにも感じるが、準備体操をしたら試しにみんなには泳いでもらう。」
教師がすぐに泳ぎ始めると宣言すると、クラスメイトがざわめき出す、そんな中、クラスメイトの中の1人が自信がなさそうに手を上げる。
「あの⋯私泳げないんですが⋯」
「大丈夫、そんなに心配するな。俺が夏までには必ず泳げるようにするからな。それにこの水泳の授業は後々必ず役にたつぞ、必ずだ。」
教師があまりにも断定口調で話すからか、直哉は若干の違和感を感じるが、大したことないと思い、教師の話を完全に流しながら聞いていた。
準備運動が終わり、クラスがプールに入り徐々に泳いで行く。元々泳げなかったものも、教師が横につき、何とか泳いでいるようだ。しばらくして全員が泳ぎ終わりプールサイドに集まっていると、
教師が今から男女で別れて競走をして貰うと宣言をした。3つのグループに別れて、そこの上位3名が決勝に進み、その決勝で1位をとったものには、報酬があるらしい。
「1位だったものには5000ポイントをプレゼントするぞ。」
と教師が言うとクラスメイトから小さな声があがった。
教師が適当に3つのグループを作っていく、どうやら直哉の組は綾小路と同じようだった。綾小路の顔を見て、直哉はおでこに手を押さえながら話しかける。
「まじかァー清隆くんと一緒かいな。キツいなぁ〜、お手柔らかに頼むで。」
「⋯何か勘違いしているかもしれないが、俺はそんなに速くないぞ。それにあまり目立つのも好きじゃない。ことなかれ主義だからな。」
そんなつれない綾小路の返事に対してニヤニヤした表情を崩さないまま言葉を返す。
「そーんな引き締まった体で言われても説得ないで清隆くん。まぁ能ある鷹は爪を隠すっゅうしなぁ。」
「前も言っただろう?筋肉が着きやすい体格だって⋯本当だぞ。
それに、そう言っている直哉こそどうなんだ?水泳得意なのか?」
綾小路の質問に少し表情を固くしながら直哉は答える。
「んー、さすがにクラスの雑魚どもには負けへんで、もし勝てないとするんなら、六助くんぐらいやなぁ。まぁ始まる前に決めるのは野暮ちゅうもんやで。」
「六助⋯高円寺のことか。あいつ、そんなに凄いのか?」
綾小路が今直哉の口から出できた高円寺という名前に反応して質問を投げかけてきた。その綾小路に質問に少し悩みながら答える。
「まだ話して直ぐやからなぁ⋯。細かいことは分からへんけど。少なくとも清隆くんと同じ側の人間やろうな⋯。」
その発言を聞いて綾小路は少し顔が強ばる。その一瞬を直哉は見逃さなかったが、あまり、詮索して嫌われてしまったら嫌なので、それにはふれないまま言葉を続ける。
「清隆くんが目立ちとうないのはわかったから、精々1位取れるように頑張るで。」
そう、綾小路と会話をしていると直哉の組の番がまわってきた。
飛び込み台の上に乗り、ホイッスルと同時にプールに飛び込む。空中で美しいフォームをキープしたまま、滑らかに水中に侵入した。両サイトのレーンの人間を圧倒的なスピードでどんどん突き放していく。
「禪院、24秒5」
どうやら直哉がこの組のトップでゴールしたらしい。教師がタイム高らかにを宣言したその瞬間、クラスメイトから声が上がった。自分としてはあまり納得の行くタイムでは無かったので直哉は少し渋い顔をする。先にプールサイドに上がって、綾小路を待っていた。
「やはり、速いな直哉。これならクラスで1位取れるんじゃないか?」
そう言いながら綾小路がプールサイドに上がってくる。泳いですぐにも関わらず、呼吸が一切乱れていないようで、淡々とした声を出していた。
「そうやとええんけどなぁ⋯⋯」
次のグループに目を向ける。そこには直哉が目をつけている。高円寺の姿もあった。ホイッスルがなる。まだスタートしてから数秒しか経っていないのにも関わらず横並びから、抜け出て数メートル近く差をつけていた。
「高円寺 23秒2」
教師がタイムを読み上げると先程の直哉と同様にクラスメイトがざわめいている。一方、高円寺は水泳帽を取り、長い髪をかきあげながら、表情を一切崩すことなく、堂々とプールサイドを歩いている、
(こりゃ⋯、想像しとった以上のバケモンやで、六助君!)
直哉は思わず綾小路の表情を見る。どうやら綾小路も表情こそ変わっていないが驚いているようだ。
それから時間が少し達ち、男子の決勝が始まろうとしていた。決勝には、直哉や高円寺の他にも、さわやかイケメンの平田や、見るからに脳筋不良にしか見えない須藤、と面白いメンバーが揃っており、誰が優勝するのかを賭けをしだす男子もいた。
「平田君頑張ってー」 「禪院君もファイトー!」
女子からは声援が届いており、特に、平田と直哉には、沢山の声援が集まっていた。
そんな男子としては最高に嬉しい展開に表情1つ崩さず優しい笑顔で、手を振り返す直哉を見て、綾小路は、こういう人間が、モテるのか⋯と深く感心をしており、少し羨ましくも感じているようだ。
教師のホイッスルが鳴り響く。それと同時にみなが水面に飛び込む。
パッと見接戦に見えるが、ふたつの影が徐々にに他の影を突き放していく。そのうちの1つの影がさらに他を引き離し、一歩先に出でいる。そのままトップが他をさらに突き放していき。ゴールした。
結果は、1位高円寺 2位禪院 3位須藤 となった。
「禪院ボーイ。君は私のベストフレンドになる資格はあるようだねぇ。」
直哉は先にプールサイドに上がっている、高円寺に話しかけられる。息切れしながらも、愛想笑いをして、直哉は何とか言葉を返した。
「そりゃ⋯ありがと⋯さん⋯ハァハァ」
それだけ伝えるとさっさと行ってしまった、高円寺の唯我独尊さに、ため息をつきながら、プールサイドに上がった。
プールの授業も終わり、男共は更衣室で着替えをしている。
既に着替えを済ませて直哉を待っている綾小路に、先に教室に戻って貰うように頼む。いつの間にか、クラスメイトはほとんどいなくなっているが、直哉は未だに全然着替えが進んでいない。
「禪院君、君が最後だから更衣室の鍵閉め頼めるかな?」
最後まで残っていた、平田に鍵閉めを頼まれる。
「チッ、んなこと言われんでも分かっとるわ、いちいち話しかけんなやカスが。」
平田は、何も悪くないのにも関わらず、どうやら今の直哉すこぶる機嫌が悪いらしく、八つ当たりを受けてしまった。
「鍵は職員室にね⋯。」
そう言い残すと、平田は直哉の機嫌の悪さを察知したらしく、そそくさと更衣室から出ていく。
直哉は更衣室で1人になった。
「クソがッ⋯」
その言葉と同時に、直哉は、目の前のロッカーにパンチを入れる。
「ドン」っという鈍い音が静かで冷たい、更衣室の中に響く。
(別に、あの場で六助君に勝てると思っとるほど、俺は傲慢やないし、正直勝てへんかもなぁって、おもっとった。)
(六助君はああ言っとってくれたんやけど、)
(ただ、あん時の六助君には明らかに余裕があった。)
(それは、六助君にわざわざ手加減して貰ったっゅうこと。)
直哉はこの時自分が高円寺の足を引っ張ってしまった。そのよう感じていた。実際はそんなことないのだか、自分へのストイックさが裏目に出たのか、マイナスに思考が寄り、自分自身のことを執拗に責めている。
(あっち側の人達の足を引っ張ることだけは絶対せえへんって自分で決めとったはずやろ。)
(あかん、ほんま俺自身に嫌気がさしてくるわ。)
(⋯⋯⋯⋯⋯⋯また鍛え直しやな。)
そう決心すると、着替えを終わらせて、更衣室を後にした。
おまけ
禪院直哉の1-D女子レビュー!
堀北鈴音 ☆4.4
多分顔はクラスで1番美人。胸の大きさが丁度良い。The美乳。気は強いが、中身が雑魚なのでいじめるのが楽しい。
櫛田桔梗 ☆4.6
少し笑顔が胡散臭いがあとは完璧。顔良し、胸良し、尻良しおまけに堀北と違って愛想も良い。
軽井沢恵 ☆3.2
顔は良い。だが胸が物足りない。あとうるさいのも減点ポイント。
松下千秋 ☆2.3
顔は美人。胸も及第点はある。たが絶妙な要領の良さがなんか気に食わない。後打算っぽい付き合いをしようとするのも、ウザイ。中途半端に要領がいいぐらいだったら、まだバカの方がマシ。
佐藤麻耶 ☆3.9
なんか最近こっちを見てくる。多分クソチョロい。顔も胸も中々良い。1回抱いただけで彼女面してきそう。
篠原さつき ☆0.8
うるさいブス。
佐倉愛里 ☆1.9
胸はかなりでかい、がそれだけ。顔は眼鏡かけてるし、いつも下向いてるから、よく分からない。根暗なのはタイプじゃない。
長谷部波瑠加 ☆4.1
胸がクラスで1番でかい。顔もかなり良い。それだけで高評価。なんか不思議な雰囲気を纏っている。
番外編
綾小路清隆 ☆5.0
同担拒否