フェンリルに勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない   作:ノシ棒

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キャラが増えれば増えるほど、これまで登場してきたキャラへ割けるシーンが少なくなっていってしまうジレンマ。
ナンバリングタイトル物の宿命か……!


ごっどいーたー:12噛

【キャラクターep.エリナ】

 

エリナ・デア=フォーゲルヴァイデには兄がいた。

強く、努力家で、そして誰よりも優しい兄が。

 

エリナは生まれつき体が弱く、療養生活の中、友人の一人もいない寂しい少女時代を過ごしていた。

幼少期は命の危機に瀕することも珍しくはなかったらしい。

故郷である欧州の空気が合わず、そのためにアラガミ被害が甚大である極東へと、叔母の元で静養することを選択したほどだ。

極東は異常だ。まるでアラガミのサーカスが年中開催されているような場所である。

そんな場所へ静養などと正気の沙汰ではないが、それほどエリナの状態は切羽詰ったものであったのだろう。

見違えるほど健康となった今ではそう思うしかない。

それが兄の死へと繋がったのだから。

 

エリナの兄はゴッドイーターだった。

経験もあり、勤務態度も良好。人格については眉を顰める者もいたそうだが、それは性格破綻者が集う極東においては問題にはならない。

そして、皆に慕われていた。

おどけていても、心優しい青年であることは誰の眼から見ても明らかだったからだ。

妹が寂しがらないようにと、東欧地区から激戦区の極東支部へと、自ら志願して異動したことを皆知っていたのだ。

ゴッドイーターに愛されたゴッドイーターだった。

彼らの眼には、エリナの兄が輝いて見えていたのかもしれない。

そして、エリナにも。

エリナは今でも覚えている。

 

『今度、新型機とやらが極東に配備されることになってね。そうさ、特別なゴッドイーターだ。すごいだろう、エリナ。これで人類は救われるんだ。

 その新型機の初陣を手伝ってやるのが何を隠そう、この僕だ。

 フフフ……なあに、僕のように立派に人類のため戦えるよう、手ずから指導してあげるつもりさ。僕は先輩になるんだからね。

 だからエリナ。お前は安心して待っていなさい。また、すぐに帰ってくるからね。そろそろ退院してもよいと言われたんだ。

 せっかくだからキレイな服を買って、一緒に出かけよう。そう、この僕がお前に似合う服を選んであげよう。じゃあ、行ってくるよ、エリナ――――――』

 

兄の、最後の言葉を。

兄は、日々人々のため己を削り、人類の明日を守る存在……ゴッドイーターだったのだ。

誰かのために戦い、そして誰かのために死んでいく存在だったのだ――――――。

 

「エリナちゃん! ちょうどよかった~! 今度こそこの前言ってたハーブ、見つけたら持ってきますね!」

 

「カノン先輩、今日の作戦エリアは空母でしょ。生えてないですよ、そんなの」

 

「ええっ!? でもリョウく……教官先生は、いつも拾ってたような」

 

「教官先生? 拾っ、て? まあ、あの人は特別ですよ。特別、なんだから……」

 

初め、エリナは皆が嘘を吐いているのだと思っていた。

子供ながらの思考。みんながいじわるをしているのだと。

いじわるをされて、兄が会ってくれない。

みんな兄が死んだなんて嘘を言う。

信じることはできなかった。

療養が終わり、健康となって、せっかくの自由な時間をエリナは兄の影を求め、極東支部内を彷徨うことに費やした。

仲が良くなった友達もいた。自分を気に掛けてくれた男の子に、女の子。彼らは今何をしているのだろうか。

もう忘れてしまった。

あの頃いったい自分が何をしていたのか、おぼろげにしか覚えてはいない。

まるで夢の中にいたような気分だ。何時までも覚めない、悪夢の中に――――――。

 

――――――えー、スタングレネードースタングレネードはいらんかねー。

 

「……」

 

――――――あの、エリナ、ちゃん? だっけ。なんでそんな睨んで……。パンツ見え……いえ、何でもないです。

 

こうやって、よろず屋の前に座り込んで、品物をただ眺めていたことだけは覚えている。

出撃ゲート近くにいれば、兄が帰ってきたらすぐに駆けつけられると。

だがある日、厳格だった父が、人知れず泣き崩れていたのを見た。

その瞬間、エリナは全てを理解した。

ああ、兄は死んだのだと――――――。

 

「私は、フォーゲルヴァイデ……エリナ・デア=フォーゲルヴァイゲです」

 

――――――う、うん。よろしく。

 

「何か、ないんですか?」

 

――――――何かって……。

 

エリナは純粋だった。

あの涙を拭うには、どうしたらいいのかを考えた。

自分と同じ想いを抱く者を救うには、家族を失い悲しむ人を増やさぬためにはどうしたらいいのかを。

そして至った結論は、アラガミのいない世界を自らの手で創ること……ゴッドイーターとなることだった。

その選択は間違っていないと信じている。

ゴッドイーターは尊い仕事であると。

兄のように、自分も優秀なゴッドイーターとなるのだと。そう決めたのだ。

子供を全てゴッドイーターへと奪われてしまった父の嘆きは、見ぬ振りをして。

エリナの右腕には今、真新しい赤い腕輪が輝いている。

第二世代、新型機の腕輪が。

 

「居住区周辺より入電! アラガミ反応多数、中型種です! 第一部隊は出撃準備をお願いします!」

 

エントランスからオペレーターの竹田ヒバリが声を上げる。

出撃警報(アラート)。

第一部隊に出撃要請。

その性質状、第一部隊に回る任務は全て特殊性の強いものである。

ほとんどが防衛班や他部隊の穴埋めとでもいうべく働きを求められるが、他部隊の仕事をそのままこなせというのだ。一つの仕事を覚えただけでは、やってはいけない。

第一、というナンバリングは伊達ではないということだ。

隊長であるコウタは自覚が薄いようであるが、第一部隊とは、精鋭揃いの極東においてなおエリートの集団であった。

実験部隊、とも呼ばれているらしいが、それはエリナには与り知らぬ話である。

 

「リョウ! 悪いけど、バックアップに入ってくんない? まだエリナとエミール、任務二回目だからさ。ちょっと心配で」

 

――――――了解。スタングレネードはまかせろー。

 

「へへ、よろしくな! さ、行こうぜみんな!」

 

「……で」

 

「ん? どうしたエリナ。エミールが待ってんぞ」

 

「なんで、そんな人に頼むんですか!」

 

「おわっ! お、おいエリナ」

 

「前の隊長だかなんだか知らないけど、その人、神機壊しちゃったんでしょ? そんなだから隊長から外されて飛ばされたんじゃないですか!

 ゴッドイーターにとって神機は自分の分身のはずでしょ! それを……あなたなんかに頼りたくなんかない! 私たちだって……私だって、戦えるんだからッ!」

 

「エリナ! お前!」

 

――――――いや、いいんだ。本当のことだから。

 

返事を待たずに、出撃ゲートへと走る。

ああ、またやってしまった。自己嫌悪に陥る。

気持ちを抑えられずに、あたってしまうのは自分の悪い癖だ。エミールともこうやって衝突してしまう。向こうはまるで堪えてはいないようだが。

どうしても、この加賀美リョウタロウという男を好きになれない自分がいた。

結局エリナは出撃ゲートからミッションエリアに到着するまでの間、一度もリョウタロウとは口を聞かず、目を合わせることさえなかった。

 

「僕の名はエミール……エミール・フォン=シュトラスブルク……よろしく」

 

荒廃した地に一輪の薔薇が。

 

「皆の先頭に立ち道を示す、それこそが我が騎士道! 案ずるな、僕に全て任せるがいい。聞くところによれば、君は戦いで神機を失ったのだろう?

 何も恥じることはない……ゴッドイーターは戦い、人々を守るためにある! 戦いの中で受けた傷、失ったものを恥じることはないのだ!

 胸を張るんだ! もう一度言おう、案ずるな! 君の背には僕がついているということを、忘れないでくれ……! このエミールが、ついているのだということを!」

 

「キッモ」

 

「そうか、この迸る騎士道精神、君にも通じたかエリナよ! さあ今日も共に戦おうではないか!」

 

「あー! もー! 暑苦しいウザイ嫌い向こう行け!」

 

「はは……まあ、こういう奴らだよ」

 

――――――お前も、苦労してるんだな。

 

「うん……ごめん、これ終わったら、一緒にバガラリーみない? 俺、ちょっと、そろそろしんどい」

 

――――――ああ、一緒に見ような! いっぱい、いっぱい見ような……!

 

エミールが片側だけ伸ばした前髪を指で巻き、エリナが噛み付き、コウタが笑いながら内心で溜息を吐く。

いよいよ少数精鋭となった第一部隊において、期待の新人(ホープ)とベテランのトリオ。

リョウタロウがコウタへと、エミールを指さして「俺こいつちょっと好きかも」とボソリと言っていた。

私はどうなのだろう、とエリナは自問する。

まず、好かれることはないだろう。

そも、こちらが彼を嫌っている……憎んでいると言ってもいい。悪感情を向けているのだから。

 

「さ、今回もまたオウガテイル相手だ。もう引率はいいよな? 俺は遠くの“はぐれ”をやるから、お前達は二人で近場のを殲滅。居住区に近づけるな」

 

「了解!」

 

「フッ……この僕に任せるがいい。期待に答えてみせよう!」

 

「それじゃ、油断せずにいくぞ!」

 

「行くぞ闇の眷族よ! 我が正義の鉄槌を受けるがいい!」

 

通信機の感度チェック。

コウタを示す光点が、エリナとエミールから離れていく。

エリナはチャージスピアを、エミールはブーストハンマーを、それぞれ構えた。

神機から接続帯が黒い触手染みて伸び、腕輪へと接続される。

自分の認識が拡大したような不思議な感覚。神機への神経接続が正常に行われた証拠である。

アーティフィシャルCNC(神機へと形態変型を命令するための腕輪との接合物質)を通じ、神機へと指令を下す。

お願い。今日も一緒に戦って。

チャージスピアがオラクルの唸りを上げた。

さあ、戦いだ。

 

「ぬおおおおーッ!」

 

――――――スタングレネード!

 

エミールがハンマーの慣性に引き摺られ、転ぶ様が見えた。

スタングレネードの輝きがオウガテイル達を足止めしている。

こちらも笑ってはいられない。

 

「きゃああああーッ!」

 

――――――スタングレネード!

 

スピアのブーストが不発し、明後日の方角へと身体ごと吹き飛ばされていくエリナ。

スタングレネードの輝きがオウガテイル達を足止めしていた。

 

「フンフンフンフンフン! どうだ! 何時までも失敗している僕ではない!

 騎士は、失敗から学び、そして再び立ち上がるのだぁー! そう、不死鳥のように! 僕のことはフェニックス・エミールと呼んでくれ!」

 

――――――フェニックス、ホールドトラップいくぞー。

 

「任せたまえ! フンフンフンフンフン!」

 

エミールの、すぐさま調子を取り戻し、ハンマーでアラガミを粉砕していく快音が轟く。

対してエリナのスピアは輝きを失い、沈黙したまま。

焦りのみが募る。

 

「どうしてこんな、どうして! 言うこと聞いてよ、お願い、お願いだから……!」

 

エリナの願いが届いたのだろうか。

神機が稼働、唸り声を上げ始める。

だがその唸りは、あるいは失望の唸りであったのだろうか。

 

ハンマーとスピアーは、これまで欧州での稼働実績こそあれ、極東では十分なメンテナンスを行える環境がなかった。

それを榊とリッカが協同し、新機軸のマニュピレータ開発。十分な組み上げ精度を担保することが可能となった。

そうしてやっと導入されたのが、エリナとエミールの使う、チャージスピアとブーストハンマーである。

極東支部では未だ運用経験が無く、そして最前線である極東でこれらが使われてこなかった理由は、即戦力にはならないからであった。

つまりは、取り扱いが異様に難しいということだ。

極東支部初の、特別な神機。

どこかの誰かと同じような、立ち居地で。

それはエリナへと、対抗心を抱かせるには十分な理由だった。

 

「動いた……! これで! いっけぇえええ!」

 

オラクルブースト。

槍の穂先が、オウガテイルへと刺し向かう。

エリナにある種の確信が訪れた。

ああ、これは、外れる。

 

「狙いが甘……ああっ!」

 

――――――おわ危なっ。

 

いつの間にそこにいたのだろうか。

リョウタロウが軽い掛け声と共に、ぱかん、とエリナの神機を蹴り上げた。

ブーストを吹かして空を翔けるエリナとその神機を、横から、何でもないと言った風に、である。

 

真横から衝撃を与えられたチャージスピアは、急激にその進路を変える。

向かった先は、オウガテイル。

その目玉へと、巨大な槍は寸分の狂い無く突き刺さり、そして喰い破った。

エリナの手には軽い衝撃が伝わるのみ。

手応えがまるで無いことが恐ろしいと思った。

真のクリティカルヒット、とはこのようなことを言うのだろう。

アラガミと言えど、命を奪ったという実感も得られない程の、鋭い当たりだった。

 

――――――すごい偶然……えっと、ナイスチャージ! その調子!

 

「なんで……どうして……」

 

先輩としてのフォローに言葉。

それが、エリナの怒りに火をつけた。

ああ、と胸の内、冷静なエリナが頭を抱える。

任務中だというのに。

これはただの八つ当たりだとわかっているのに。

 

「どうして、あなたは、そんなに強いのに、すごいのに、どうして……!」

 

でも、もう、止められない。

 

「どうして、お兄ちゃんを助けてくれなかったのよ! どうして!?」

 

リョウタロウの笑みが引きつるのが見えた。見えてしまった。

仲間を失くしていないゴッドイーターなど、極東では探す方が難しい。

自分もいずれはそうなるだろう。

頭ではわかっている。でも、気持ちは抑えられない。

 

「ソーマ先輩は、私を見るたびに申し訳なさそうな顔をする! 本当はソーマ先輩と任務に出るはずだったのに、私を後方へと押し込んだ!

 それでもあの人は私を通してお兄ちゃんを見てくれてる! 生まれて初めてできた友達だったって、お兄ちゃんのことを教えてくれる!

 でもあなたにとっては、よくある事なんでしょうね! ええ、そうなんでしょうね! ただゴッドイーターがまた一人死んだって、それだけなんでしょうね!

 ええ、知ってるわ。お兄ちゃんが死んだ時、そこにあなたがいたってこと。お兄ちゃんは、あなたの教導に付くはずだったのよ。

 わかってるわよ! 私だってゴッドイーターなんだから! これは仕方のないことなんだってことくらい!

 でも、それでも……あなたがそんな風に、何でもないっていう風に笑うんだから……!

 よくあることなんだって、何時ものことだって……笑うから!

 私の中にいるお兄ちゃんが……消えていっちゃうじゃない!

 だんだん思い出せなくなってくる……お兄ちゃんがどんな顔をして、どんな声をしてたのか。私に何て言ってくれたのか。

 やめてよ。お願いだから、やめてよ。私にお兄ちゃんを返してよ。お願いだから……。

 あなたのせい! 全部あなたのせい! お兄ちゃんが死んじゃったのは、あなたのせい!

 ねえ、なんで!? あなたは凄い人なんでしょう!?

 ならどうして……どうして、お兄ちゃんを……助けてくれなかったの?」

 

最後はもう、嗚咽しか出てこなかった。

子供染みた八つ当たりだという自覚はある。

自分は、目の前に困惑した顔で佇むリョウタロウと同じ、特別なゴッドイーターとなった。

だが思うような戦果は上げられず、そして誰かに保護してもらっているような無様な様を晒している。

 

「もう……邪魔しないで、ください。私だって、一人で戦えるんだから!」

 

私は、守られるだけのお荷物なのだろうか。

誰かを守るためにゴッドイーターとなったのに。

 

――――――人は死んだらどこへ行く?

 

それは静かな問いだった。

戦場に響く破壊音の中、それでもするりとエリナの耳に届いた、鋭くも力ある声。

 

――――――俺にゴッドイーターの厳しさを教えてくれた君のお兄さんは、死んだな。

 

「言ったでしょ! お兄ちゃんは、とっくに……!」

 

――――――ゴッドイーターは誰かを守るために戦っている。

でも、心の底では、ただ散っていくのを恐ろしく思っている。守った誰かに、ほんの少しでも何かを残せたら。それがゴッドイーターの願いだ。

君のお兄さんは死んだ。もういない。でも、君の背中に、その胸に、ひとつになって生き続ける……そう思ったけれど、ああ。

俺の知っている君のお兄さんは……“先輩”は、本当に死んだんだな。

 

それきりエリナへ向けた背には、寂しさと、諦観が込められていた。

失望させてしまった。

悲しませてしまった。

 

「ちがっ……そんなつもりで、私……!」

 

踏み込んではならない場所へと足を入れてしまったような。

なぜかエリナは、傷つけてはならない人へと酷い言葉をぶつけてしまったという、罪悪感で胸が押しつぶされそうになった。

 

――――――俺が君を手助けするのは、君が子供だからじゃない。仲間だからだよ。

 

言葉が突き刺さる。

わかっていた。わかっていたのだ。

この人は正しくて……だから、こんなにも認められないのだ。

人々の口から聞こえるリョウタロウの噂は、超人然としたものばかりだ。

品行方正。清廉潔白。

公開されてはいないが、戦果まで凄まじいという。

あれだけ見目麗しい女性に囲まれて眉ひとつ動かさないのは、男性にあるべき性欲が無いからではないか、とも言われている。

正しく、優秀なゴッドイーター像が具現したような存在だ。

きっとそれは、兄が受けていた評価と同じもので。

ああ、こんなにもこの人のことが憎らしく思うのは、きっと。

きっと、兄に重なって、見えるからなのだろう。

 

――――――君のお兄さんのことを忘れてなんかいない。顔で笑って心で泣くような、そんなゴッドイーターだった。俺が目指すべきゴッドイーターだった。

 

オウガテイルの横顔を蹴り飛ばしながら、リョウタロウは語る。

熱く、熱く……言葉に熱を込めながら。

 

――――――立て、エリナ・デア=フォーゲルヴァイデ! 立つんだ!

 

「う……ううっ……!」

 

エリナは神機を杖にして立ち上がる。

どうしてだろう。

この人はこんなにも腹立たしくて。

ともすれば、思うことさえ罪深いが、兄の代わりに死んでいたかもしれない人で。

恨んで、憎んで、理不尽に怒りを向けて……それでも、どうして。

どうしてこんなにも、この人の言葉は、胸を熱くするのか。

 

――――――そしてエリナ。

 

ああ、見える。

あの懐かしい、愛しい顔が。

エリナはリョウタロウの横に、赤毛の青年が、刺青を入れた身体を自慢気に反らして立っている幻を見た。

あれは、私の……。

ああ、なんで忘れていたんだろう。忘れてしまおうとしていたんだろう。

思い出せばこんなにも、心が痛むと解っていたからか。

痛い。痛い。激痛が奔る。

お兄ちゃん、帰ってくるって言ったのに。どうして。

ごめんよ、と言って悪びれもせずに笑う兄の姿が見えた。

その兄は、神機を手に、リョウタロウと肩を並べて戦っていた。

エリナは刹那、理解した。

兄はずっと、戦場にいたのだ。

ずっと、ずっと、人々を守るために戦って……そしてこの場所に踏み止まって、残ったのだ。

ゴッドイーターは“人類最後の砦”と呼ばれる。

その砦の礎は、どのようにして築かれるのか、エリナは理解したのだ。

なぜ自分はこんなにもゴッドイーターに成る事に固執したのかを。

それはきっと、ここに。この場所に。戦場に兄が居ることを、わかっていたからだ。

妹を戦場で待つなど、なんという酷い兄なのだろう。

お兄ちゃんのうそつき。もう許してあげない。

エリナはぎゅっと前を見詰めた。

だから、私が迎えに行ってあげるんだから。

自分の戦う理由を握り締めて。

 

――――――“華麗に”戦え!

 

たくさんの“送り出す”人達のために、無事に家族を帰してあげるために。

 

「はいッ!」

 

涙と共に、迷いが晴れる。

アーティフィシャルCNCが脳神経からの指令を忙しく神機へと伝えていく。

エリナの意思が神機へと伝わり、そして神機からもまた、腕輪を通してエリナへと語りかけてくる。

ごめんね、とエリナは胸の内で呟いた。

神機が自分の言うことを聞いてくれないのは、当然のことだった。

当たり前だ。ゴッドイーターではないものの言うことなど、神機が聞くはずもない。

だが、これからは。

 

「お願い……『オスカー』。頼りないかもしれないけど、私と一緒に戦って」

 

オウガテイルがエリナへと迫る。

あれだけ重かった神機が、羽のように軽く舞う。

シールド防御。ぴくりとも動かなかったシールドが、まるでエリナを庇うかのようにして展開されていた。

エリナは鼻の奥が、感動にツンと痛く熱くなるのを感じていた。

 

「私も……ゴッドイーターなんだから!」

 

――――――エリナ、上だ!

 

「いやぁあああああッ!」

 

それは絶望の叫びではない。

戦士の産まれた声だ。

エリナの槍が真上を向く。

頭を喰らい付かんとしていたオウガテイルの咥内へと、穂先が荒々しく突き立った。

エリナの槍が、天を突く。

 

「やった……やったあああああ! 私も、出来た、出来たよお兄ちゃん! お兄ちゃんみたいに、華麗に戦えた……戦えたよう……」

 

膝上のソックスは破れ、擦り剥いた膝小僧が外に出てしまっている。

トレードマークの白い帽子は土だらけ。

顔は涙と鼻水でぐしゃぐしゃに汚れて、この年頃の少女が孕む子供と大人の矛盾した美しさなど、欠片も見られない。

だが夕日に照らされたその横顔は、何よりも尊く、そして華麗だった。

今日、今まさにここに、また新たなゴッドイーターが産まれた。

 

――――――長い出撃でしたね、先輩。

 

そして、『エリック・デア=フォーゲルヴァイデ』は、三年越しにやっと帰還を果たしたのである。

エリナの下へ、その胸の中へと――――――。

 

 

 

 

【キャラクターep.エリナ2】

 

 

 

 

「あの、その、待って! 待って……リョウタロウ、先輩!」

 

――――――せんぱい? あれ、今先輩って。

 

「今まで、その……ごめんなさい! これからは意地を張らずに、先輩から色んなこと、教えてもらいたいです!」

 

――――――何かよくわかんないけど、うん。もちろんいいに決まってるさ。

 

「ありがとうございます! 頑張ります!」

 

――――――何だか変わったね。うん、いい顔してる。

 

「えへへ……」

 

――――――いいことでもあったかい?

 

「私、思い出したんです。お兄ちゃんがいなくなって……つらくて、苦しくて、毎日エントランスで俯いていた時に、私に優しくしてくれた、“お兄さん”がいたことを」

 

――――――そっか。どんな人だった?

 

「もう……先輩みたいな人ですよ! さ、帰りましょう。私たちの家へ。ね? “お兄ちゃん”!」

 

――――――今なんて……。

 

「うおおおおっ、僕は今、猛烈に感動している!」

 

「エミール! こらっ! 今ちょっといい場面だから、静かにしてろって、おい!」

 

「エリナ! そして……リョウタロウ君! 君たちには僕は教えられた! ゴッドイーターの美しさを! 

 華麗に戦うとは、かく言うものなのか……ああ、目が! 目から涙が! 騎士の涙など見ないでくれ……否! これは心の汗だ! さあ、存分に僕を見てくれ!」

 

「なんか、ごめん」

 

「エミール、コウタ隊長、あとで、シメる」

 

「どうしようリョウ! エリナがグレた!」

 

「時にリョウタロウ君。僕は君の戦い方に、非常に感銘を受けたのだ。

 我が誇りである騎士道精神は、気高くあるべしを旨としていたのだが、しかし人々を守るためにはこのままでいいのだろうかと僕は常々思っていた。

 騎士ならば、もっと正々堂々と己の腕のみで戦うべきではないのか!? ああ、だがしかし、と!

 今日! ここで! 神機を失った君の戦いをみて、僕は思ったのだ! 人々を守るために、僕は泥をも被ろうと!

 君が! 君こそがゴッドイーターだ!

 我が好敵手であるエリックを失い、同じく失意の底にあるエリナをも救えず、歯がゆい思いをしていた僕だが、新しい星を見つけた。

 北の星に燦然と輝く星だ……人はその星を目指すことで、自らの道を確めるという。

 解ってくれるかい? 我が新たなる好敵手、リョウタロウ君!」

 

――――――お、おう。

 

「そう、僕は! 君を見習い! 罠を使う! スタングレネード……ホールドトラップ……これからアラガミと戦う時には、僕はプライドを捨てよう! どうかアイテムの使い方を、僕に伝授してはくれまいか!」

 

「お、おお……騎士道精神にこだわるあまりアイテムの使用訓練すら拒否しやがったエミールが!」

 

「僕は今日からこれまでのエミールではない! ダークエミールとなるのだ! 君たちが愛してくれたエミールはもういないのだ……この世からアラガミがいなくなるその日まで、暫しの別れだ……」

 

「おおお……おおお……エミールが、やっと、やっとアイテムを使って……俺があんだけ言ったのに、言ったのにぃぃ」

 

「ちょっとエミール、コウタ隊長泣かしてんじゃないわよ! めんどくさい泣き方しちゃったじゃない!」

 

「だが、いざ使おうと考えると、やはり身体が動きそうにないんだ。騎士道精神はいつの間にか僕の中で、意地となってしまっていたらしい。だから……僕を殴ってくへぶるわっしゅ!」

 

「一発でいいの?」

 

「え、エリナ……君ではない。だが、腰の入ったいいパンチだ……。これではっきりしたな。やはり僕のこのつまらないプライドは、捨て去らねばならないものだということが。

 人々を護るためには手段は選ばないと決めたのに、ああ、だというのに! その瞬間、頭をよぎったんだ。卑劣かもしれない、という以前の自分の言葉が。

 ミッションは成功するかもしれない。誰にも被害が出ないかもしれない。だがこのままでは、僕は自分の言葉ひとつ守れやしない! そんな自分自身が許せないんだ!

 だから、頼む! 君に殴られなければ、僕は気が済まない! さあ……殴ってくれ! あとエリナ、君は少し離れていてくれたまえ!」

 

「先輩、やっちゃっていいからこれ。さっさと黙らせて」

 

「よせエリナ! リョウのガチパンチはやば……あ、ちょっ、リョウ! なんで遠くに……助走付きはヤバイって!」

 

「さあ殴れ! 殴ってくれ! どうした! 早く! 殴ってくれ! 僕を! 来ないのならこちらから行くぞ! どうだ!」

 

――――――ぅぉぉおおおおおッシャオラァッ!

 

「――――――僕の名前はエミール。エミール・フォン=シュトラスブルク。ああ、星が見える。北極星が」

 

「エミールが錐揉み回転しながら吹っ飛んでった! なんか爽やかな顔しながら薔薇をバックに吹っ飛んでった! え、エミールゥゥウ!」

 

「人って……あんなに飛ぶんだ……空」

 

 

 

 

【キャラクターep.キグルミ】

 

 

 

 

「千倉ムツミです! よろしくお願いします!」

 

――――――元気があってよろしい。いい子いい子。

 

「も、もう! 私そんな子供じゃないですよー。調理師免許だって持ってるんですからね!」

 

――――――ほう、それはすごい! それで、こうやって毎日みんなのご飯を作ってくれてるわけだ。うんうん、だからこうやって褒めてあげるのは、当然のことだな。

 

「む……じゃあ、しょうがないですね! いっぱい褒めてくれていいですよ!」

 

「こうやって見ると9歳の子供なんだけどなあ」

 

――――――オッス、コウタ。

 

「オッス、リョウ。驚いたろ? この子、極東のラウンジのメインシェフなんだぜ。

 リョウの海外遠征と入れ替わりだったかな。ムツミちゃんが来てからは見違えるように食事事情が変わったんだ。おふくろの味っていうかさ、なんかホッとするんだよなー」

 

――――――そっか……。

 

「あの、リョウ? さん?」

 

――――――そうだよーリョウタロウだよー。よろしくなあムツミちゃん。

 

「はい、あのでも、もう褒めてもらわなくってもいいですから。私そんなに大したことしてないのに、恥ずかしくって」

 

――――――いいや。大したことだよ。自分の作った料理をさ、おいしいって言ってくれる相手が、帰ってきて料理を食べておいしいって、また言ってくれるかって待つのはさ。つらいなあ。

 

「信じて、ますから。大丈夫、きっと帰ってくるって。私は戦うことは出来ないけれど、その代わりに、戦う人達が安心してご飯を食べて、帰ってきたって思える場所を守りたいって、そう思います」

 

――――――そっか……ムツミちゃんは、みんなのお母さんだな。

 

「……うん! だからもーっと私に頼ってくれてもいいのよ?」

 

――――――そっかー。俺はあんまり出来ない子だから、ムツミ母さんに色々お世話してもらわないとだなー。

 

「うんうん。ご飯、毎日食べてる? お風呂は一人で入れるの? 夜、寝苦しくない? 一緒に寝て、おなかポンポンってしてあげるね?」

 

――――――え、いやそこまでは……冗談だよね? ひ、一人で出来るから大丈夫かなー、なんて。

 

「お仕事終わったら、お部屋の掃除にいくからね!」

 

――――――いや俺、部屋はきれいにしてあって。

 

「何言ってるの! お母さんの言うこと聞きなさい!」

 

――――――はい。

 

「ははは、ムツミちゃんに掛かったら、リョウも形無しだなー。よっぽど気に入られたなあ、リョウ。ムツミちゃんプライベートまで踏み込んでこない、出来すぎた感じの子だったのに」

 

――――――踏み込まれそうなんですけど、今まさに。

 

「それだけリョウがほっとけないって思ったからだよ。わかるなーその気持ち。ところでさ」

 

――――――うん?

 

「あれ……どう思う?」

 

――――――どこからどう見ても“キグルミ”だけど。あれが何か?

 

「何かって、キグルミじゃん!? リョウが何か着てたのに似てるけど、継ぎ接ぎだらけだし、ここにリョウいるし……なんでここにあんの?」

 

――――――俺も知らないんだなあ、これが。あのキグルミ、榊さんのハンドメイドだし、もうそっちの管轄だからね。今あれ座ってるように見えて、稼働実験とかしてるのかも。

 

「はあ? どっからどうみても、デザインはともかくキグルミじゃんあれ。発明品とかどういうこと?」

 

――――――いやそれが実はさ。極東で神機兵の無人化データを採るってんで、俺も協力してたんだよ。最近キグルミ着てたのがそれね。

で、そこから蓄積された戦闘データを反映したものがアレ。つまりあれは、キグルミ型無人神機兵のプロトタイプなんだって。

元がキグルミだったもんだから、神機兵っていっても有人化は簡単だし、ていうか着込めばいいだけだし、負担はともかく装着はすごい簡単な活気的なものらしいよ。

装備も神機を装備してるんだけど、この神機、イミテーションなんだってさ。神機型の外部マニュピレーター。ほら、エリナとエミールの、スピアとハンマーの組み立てマニュピレーターから着想を得たとかなんとか。

まあ元が神機兵だから、全身が神機みたいなものだし必要ないんだけどね。その辺すごい趣味的なんだよなあ、榊さん。

別のゴッドイーターが中に入ったのならその人の神機使えばいいし、無いと思うけど一般人さんならそのままでオッケー。

挙動も俺の戦闘データを基にしてるから、ある程度は戦えるはずだよ。だいたい俺と同じような動きが出来るらしい。

俺の分身みたいなもんだから、メカリョウタロウだって榊さんが……あれ? どうしたのコウタ? 耳なんて塞いで。

 

「あ、もう終わり? うん。いやそれが実はさ、まで聞いたよ」

 

――――――え、そんだけ? もっかい説明しようか?

 

「いや、いいから! 聞きたくないから! 知ってるよそれ、知ってるから! 聞いちゃだめなやつなんでしょ? 知ってるから!」

 

――――――チッ。身を守る術を覚えたなコウタ……運の良い奴め。

 

「確信犯かよ! やめてくれよ! 隊長権限になって色々情報開示されてさあ、怖いんだよ! 見なかったほうがいいのばっかりじゃんあれ!」

 

――――――だからお前を選んだんだよ、コウタ。お前なら任せられるって、そう思ったから。

 

「良い話に持ってこうとしても駄目だからな!」

 

――――――冗談冗談。でもキグルミの無人稼働はまだ出来ないって聞いたけどなあ。耐久性に不安が残るとかなんとかで。継ぎ接ぎなのもそのせいって……あれ? 

 

「……動いてる、よな? あれ」

 

――――――動いてる、な。

 

「中……誰か、いるのかな?」

 

――――――さあ……?

 

 

 

 

【キャラクターep.リョウタロウ4】

 

 

 

 

「ところで、お前に重要な話がある。真剣な話だ……お前、女性のどこに魅力を感じる?」

 

――――――それはおっぱいです、ハルオミさん。

 

「お前もブレないな。お前のそんな所、好きだぜ。ならば、それを踏まえて聞こう。お前、貧乳は好きか?」

 

――――――ナイチチ……だと!?

 

「俺の今のムーブメントは……“ちっぱい”、だ」

 

――――――そ、その心はなんですか先生!

 

「いいか。自分の胸にコンプレックスがある女性は、数多くいるだろう。それは一体、何に対してのコンプレックスだ?

 同性と比較してのものか? それは違う。そう、男の視線に対してだ。俺達が女性を自然と見てしまうように、女性もまた、見られていることを意識しているんだ。

 だが胸に自信のない女性は、その悔しさを怒りとして出してしまう……俺はそこに、例えようのない清らかさを感じるんだ。

 乙女の、恥じらいだ。それを乗り越え、お前だけにその秘めたささやかな頂を見せてくれたとしたら……どうだ。想像してみろ。

 お前だけが言えるんだ。飾らない裸の心と身体、見せてくれないか、と!」

 

――――――ああ、先生。今俺は、はっきりと解りました。小さくても、大きくても、おっぱいは素晴らしいということを。

 

「そうだ。その通りだ。やっと解ったか弟子よ……これまであらゆる角度から神機使いとは何たるか? を検証してきた。

 その過程で様々な女性の神秘を探ってきたな。お前と共に、な。だがもうお前に教えることは何も無い。それはもう……解るな」

 

――――――答えは出ている。答えはもう、出ているんだ。

 

「覚えているか。男は女性のどこを見るかって話をしたこと。あの時俺は、胸を否定した……それが、ずっと引っ掛かってた。

 すまん! 俺を許してくれ! やっぱり、胸だ! お前の言い方で言えば、おっぱいだ! こんなストレートな表現、かつての俺はしなかっただろう。

 だがわかったんだ。自分を飾らないのが本当のオトナなんだってな……! それに気付かせてくれたのは……お前だ!」

 

――――――先生!

 

「お前は頑なにおっぱいおっぱい言い続けていたな。俺のムーブメントは理解されないものかと落胆したこともあったが……だが、そうやって謙遜しながら俺を導いてくれてたんだろ? 知ってたよ。

 初めからわかっていたんだな、お前は。

 さて……おっぱいがテーマならカノン辺りを引っ張ってこようかと思ったが、今日は真逆のムーブメント。ちっぱいだ。いつもの、行ってみようか!

 極東支部はスタイルのいい粒揃いだから、モデル探しに苦労したぜ。さあ今回のモデルはこの人だ! 弟子よ、見事決めてみせろ!」

 

――――――おお、ジーナさん!

 

「なんなの? 私、狙撃のイメージトレーニングで忙しいのだけれど。邪魔しないでくれる?」

 

――――――ジーナさん! 服、変えたんですね! すごくよく似合ってますよ!

 

「そ、そう? ありがと……」

 

――――――でも俺、前の、こう、胸のとこが空いた服も好きでしたよ!

 

「胸……そう、胸……あなたも胸というのね……そう……私が馬鹿だったわ。あの頃の私は、まさか周囲に笑いものにされてたなんて、気付きもしなかったもの。あなたも同じなんでしょ」

 

――――――いえ! 色っぽくて、すごくドキドキしてました!

 

「そ、そう。そうだったの……。その、あなた、私の胸のこと、どう思う?」

 

――――――好きです。

 

「そんなに真剣に言わないで。ちょっと聞いてみただけだから……。でも、本当に好きなの? こんなのよ?」

 

――――――それはステータスです。希少価値です。

 

「もう……口が上手いのね。他の人に聞かれないようにこっそり来てくれたら……特別に、見せてあげても」

 

「はいストップそこまで! 今回のモデルのジーナさんでした! ありがとうございました!」

 

「ちょっと、いいところだったのに……もう」

 

「これ以上はあそこで隠れて見てるムツミちゃんの教育に悪すぎるからな……感謝しろよ、リョウ。命の恩人だぞ俺。社会的な。さー場所を移すぞー」

 

――――――先生……太陽が、きれいですね。

 

「ああ……真っ赤で、丸くて、まるでおっぱいみたいだ。そうだろう?」

 

――――――はい、先生。太陽は皆のおっぱいですね!

 

「今回のことで俺達は学んだはずだ。やがて、男は女の胸に帰るんだってこと。さあ……叫ぼう! 命を育む、約束の地の名を……!」

 

――――――おお、おお! おっぱい、おっぱい!

 

「おっぱい! おっぱい!」

 

――――――おっぱいおっぱい!

 

「見ろ! リョウタロウ! 俺達のムーブメントで……極東は、赤く燃えているぅうううう!」

 

――――――極東は、赤く燃えているぅうううう!

 

 

 

 




活動報告の緋弾のアリア二次が華麗にスルーされまくってて吹いた。

さて、これまでの回で紛らわしい書き方をしてしまいご質問を多数頂きましたので、捕捉説明です。
Q.神機の名前って?
A.自由枠です!
皆さんの想像される神機の名前をつけてあげてください。
デフォネームでリョウタロウ(旧漫画版主人公+αという意味の名前)にしてしまったので、神機はそれぞれプレイヤーの相棒の名を付けてあげて頂けたら嬉しいです。

【マインドベイン】の下りは、神機が原型を留めない程に暴走稼働状態へと至ったもの。ですので、それが神機の名前ではありません。
公式装備クレメンサー→暴走神機マインドベイン。という超覚醒イベントでした。
あ、あれ?
こいつ……勘違い系主人公の癖に……最強系だと!?
な、何が起きてこうなったんだし……。
でもゲーム版準拠だから間違いじゃないよね! よしもっとやろう。

GE2へのスムーズな以降と展開を考えた時に、極東の新キャラ達のキャラエピがネックでしたので、このタイミングで消化することにしました。
よしコミュMAX!
エリナちゃんhshsprpr! ムツミちゃんhshsprpr!
あ、そっか。
小さくてもおっぱい付いてたら年齢とか関係ないな。うん。
ロリ? ハハッ、おっぱい付いてるからおかしくないもん!

それでは、また次回に!

描写を少なくして展開を早くさせるべきか……それが問題だ……。
このネタバレへのこだわり感がこびり付いているのもぐぬぬ。がんばります。

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