私はぁぁぁ、神だぁぁぁぁぁ!!   作:狼黒

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今の私の名は…

「先輩だ…」

 

ウタハに肩を貸しているヒビキがそういう

あの喋り方をする人間など、キヴォトス中探してもクロトしかいない

ミレニアムで散々聞いたのだから、間違えるはずがない

 

「クロト…生きてたの…?」

 

ヒビキがそんな様子であれば、ウタハはもう色々と感情がごちゃ混ぜになり、情緒がぐちゃぐちゃになっていた 

 

「どういうことですか!たしかに死んだはずでしょう!」

 

焦燥した様子で半ば叫ぶようにそう言うベアトリーチェ

当然だろう、誰だって死んだ筈の人間が生きている状態で目の前に現れたら混乱する

特に、その相手にフルボッコにされて屈辱を味わったなら尚更

 

「私が作ったガシャットを複製しぃ、ウタハに傷を負わせるとはぁ…製作者の私に無断で複製した罰だ!貴様を削除する…!」

 

ベアトリーチェの言葉に答えることなくそう言うクロト

なお、一番の理由は自分の恋人だった存在を傷つけたことによる怒りである

 

「くっ…はははは!馬鹿ですかクロト!?この数に勝てるわけないでしょう!」

 

焦りを隠そうとして隠せていないベアトリーチェの言葉に応じるかのように、『バルバラ』がガシャットを起動する

すると、先ほど吹き飛ばされて倒れたままのアリウス残党が起き上がる

いや、正確には起き上がらされたというべきか

彼女らが使っていた『デンジャラスゾンビ』を暴走させ、再び戦力としたのだ

当然暴走された残党らは無事では済まない、しかしベアトリーチェの前に立ちはだかる残党ら

もはや、統制されたゾンビそのものである

 

「檀クロトという名はもう捨てた…」

 

だがそんな光景に慄くことなく、そう言うクロト

何故お前はそんなに冷静でいられるのか

それと同時に、暴走したアリウス残党が襲い掛かってくる

周りにいた生徒らが迎え撃とうと銃や拳を構える

しかし

 

 

 

『デンジャラスゾンビ』

 

 

 

その音声が流れると同時に、襲い掛かってきたアリウス残党が吹き飛び、ガシャットが破壊される

そして倒れ伏したアリウス残党は、立ち上がることはない

 

「な、なにが…」

 

一体何が起きたのかわからずに混乱するベアトリーチェ

そして、倒れ伏したアリウス残党の間を縫って歩くクロト

その両手には、『デンジャラスゾンビ』を起動したことによって出現したナニカが握られている

 

「何回も死んでレベルがX以上になっている私とぉ、一度も死んでなくてレベルが低いお前たちとではぁ、同じ『デンジャラスゾンビ』でも明確な違いがあるのは当たり前だろぉぉぉう…?」

 

…そう言えばそうであった

『デンジャラスゾンビ』は死ぬことによってレベルが上がり、スペックが強化される

何度も『コンテニュー』している檀クロトと、一度も『コンテニュー』などしたこともないアリウス残党では話にならない

まだ起き上がろうとするアリウス残党の意識を刈り取りながら、立ち止まる檀クロト

 

「そしてぇぇ…今の私の名はぁ…」

 

 

 

 

「檀クロト神だぁ!!!」

 

 

 

ヴェハハハハハハ!!と笑いながら両手を広げてそう言うクロト…いや、檀クロト神

また改名したのかと呆れるサオリ達、そして普段見ていたクロト神とはキャラが違いすぎるため固まっているトリニティ生徒、そして今の名乗り方で本人だと確信した先生

一方のベアトリーチェはというと

 

「ふざけたことを…っ!!!」

 

ブチギレていた

そんなベアトリーチェを見てさらに高笑いをしながら、懐に手を入れるクロト神

取り出したのは、黒のガシャットと水色の何か

よく見ればそのガシャットの中心には小さく英語が書かれている

そして水色の何かは、ドライバーに見える

 

「バクルドライバーⅡ…そして『ギリギリチャンバラ』…神の才能の片鱗を見せてやろう…」

 

『ギリギリチャンバラ!』

 

何をする気かわからないが、不利になることだろうと察したベアトリーチェ

クロトの才能を受け継いだ『バルバラ』を除いたすべてに、突撃を指示

ベアトリーチェの忠実な駒として、クロト神に襲い掛かる

だが、遅かった

そんな光景を狂気を孕んだ笑みを浮かべつつ、バクルドライバーⅡに『ギリギリチャンバラ』を差し込むクロト神

 

 

 

 

『バクルアップ!ギリギリチャンバラ!』

 

 

 

 

そんな音声が流れた瞬間、波動のようなものが残党らを襲う

すると、途端に苦しみ始める残党

ユスティナ信徒や『バルバラ』は悶え苦しむように消滅していき、使用していた『デンジャラスゾンビガシャット』は砕け散る

それは残党も同じであり、苦しんだ後に意識を失う

そして使用していたガシャットは、同じように砕け散った

クロトの才能を受け継ぎし『バルバラ』も、苦しんでいる

 

「何を…したんですか…」

 

あまりの出来事にそう言葉を絞り出すことしかできないベアトリーチェ

そんなベアトリーチェを見て、両手を広げて笑みを浮かべるクロト神

 

「あのガシャット、そしてドライバーを組み合わせることによって能力を初期化する『モータルリセッター』というのが備わっていてなぁ…どんな人間だろうと『デンジャラスゾンビ』に対する耐性がほんの少しだけある、だからその能力を使って不正なガシャットを使っていた連中の中にあった『デンジャラスゾンビ』に対する耐性を完全にゼロにしてやったのさぁ!!!」

 

ヴぇハハハハハ!!!と高笑いをするクロト神

体内にあった耐性を完全に初期化、つまりこの世界に誕生する前の状態に戻したことにより、『デンジャラスゾンビ』に完全に適応できなくなったことにより、先の現象が起きたのだ

一方のベアトリーチェは焦っていた

当然だろう、今や戦力はクロトの才能を受け継いだ『バルバラ』のみ

その『バルバラ』も、苦しんでいる

なら選ぶべきは一つ、撤退

苦しんでいるとはいえ、『バルバラ』は生徒よりはいまだに数段強い

しかし

 

「逃げられるとでも思っているのかぁ?」

 

そんなベアトリーチェを、見逃すはずがないクロト神

思えば、こいつのせいで自分の計画がすべて崩れ去ったのだ

しかし、今は撤退が優先

 

 

 

『ゲンム無双!!』

 

 

 

そんな音声が聞こえた

そこでベアトリーチェはふと気づく、何故自分は倒れているのかと

しかし、その疑問に答えが出ることはない

首を掴んで持ち上げられ背中に痛みが走ったかと思うと、次の瞬間には宙に浮かんでいる

そして視界に移ったのは、同じく宙に浮かんでいる『バルバラ』

そして白かった髪が黒くなり、体を黒い霧に覆われ、手にはそれぞれ剣、ショットガンを持ち、こちらに狂気的な笑みを浮かべるクロト神が目に入る

その背後には、禍々しい何かが出現している

だがそんなことはベアトリーチェはどうでもいい、ただあるのは目の前にいる存在への憎悪

 

「よくもぉ…!よくもぉ…!檀クロトぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

 

 

 

「檀クロト神だぁ!!!!」

 

 

 

『ゲンム!クリティカルフィナーレ!!』

 

 

 

そして、最後にベアトリーチェが感じたのは、全身を撃たれる感覚と切り刻まれる感覚だった

 

 

 

上空で爆発が起きる

その煙の中からクロト神が現れ、地上にゆっくりと降り立つ

 

『ガショーン』

 

起動していたガシャットを押すと、そんな音声が流れる

黒くなっていた髪は白に戻り、体に纏わりついていた黒い霧のようなものは霧散し、剣とショットガンは消滅

ガシャットを起動する前のクロト神に戻る

しかし、誰も声をかける者はいない

まぁ仕方がないだろう、死んだと思っていた人間が少し変化しているところがあるとはいえ目の前に現れ、自分たちが苦戦を強いられていた相手を瞬殺し、黒幕と最後の戦力を空へ蹴り上げたかと思うと自分も飛び上がり、背後に出現していたナニか撃って切り刻み、爆発させて地上に降りてきた

情報量が多すぎて混乱するなというのが無理である

 

「フフ…ハハハ…ヴェハハハハハハハハ!!!!」

 

そんな中、クロト神はいつもの高笑いを上げるのだった




アリウスの水着イベントのために今回のドレスヒナは見送る決断を下した
水着ホシノ…いるわけないだろ
アリウスの水着を迎えるため、貯蓄のお時間です!!!

あとクロト神の『ゲンム無双』使用時の容姿はとある魔王を参考にした
分かった人はかなりやりこんだ人というわけです


あ、コラボとかは受け付けてますのでメールしてくださると幸いです
自分がコラボしたいだけだけどね
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