私はぁぁぁ、神だぁぁぁぁぁ!!   作:狼黒

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よく分からないかもしれない
理解するな、そもそも元ネタも理解できないことやってるじゃん





対策をしていないとでも…え?

ベアトリーチェが撃破され、アリウス残党は全員が制圧

ユスティナ信徒や『バルバラ』も全ての個体が消滅したことが確認された

これによってキヴォトス、そしてトリニティは平和を取り戻した

 

 

 

わけがない

 

 

それらとの戦闘によって、トリニティの生徒だけでなくゲヘナやミレニアムの生徒らにも怪我人が多数

さらに学園設備にも少なからず損害が出ているため、そちらの対応もあわただしかった

普段衝突が絶えないトリニティとゲヘナであったが、負傷者への治療は連携して当たっていた

学園の設備も渋々といった感じではあったが、協力してこなす

誰だって徹夜での残業は嫌なのだろう、筆者も嫌だ

そうして一週間がたったころ、ようやく目途がついたことにより落ち着いた

 

 

わけがない

 

 

何故ならば、一番の疑問がいまだに解決されていないのだから

 

 

 

 

 

 

「それで…これは…どういうこと…?」

 

そういう先生の視線の先には、膝に乗せたイブキの頭を撫でながら紅茶を口にしている檀クロト神

この場には先生だけでなく、『ティーパーティ』を始めトリニティで勢力を張っている組織の主要メンバーに、ゲヘナの『風紀委員会』、そしてクロト神の所属校であったミレニアムの組織や部の主要なメンバーがいるというのになんという精神力なのか

そして外では扉越しに大勢の生徒が聞き耳を立てており、窓からは室内の様子を見ようとこれまた大勢の生徒が覗き込んでいた

因みにマコトは

 

『そこは私の場所だッ!!』

 

と叫んでいたがイロハによって絞め落とされていた

…それはそうと、クロト神の心情は

 

 

(何でこんなに集まってるの…!?外にもいるし…!)

 

 

相変わらずの小心であった

唯一の救いは、ウタハがこの場にいないこと、そして膝に乗っているイブキだけである

というよりウタハが治療中でなければそのまま消えるつもりでいた

無論そんなことを考えていることは顔に少したりとも出さない

と、そんな中アツコが口を開く

 

「えっと…私も本当に混乱したんだけど…」

 

 

 

 

 

 

 

数時間前

 

 

アツコに攻撃する素振りを見せないモブキャラ

警戒しながらも不思議に思っているアツコだったが、僅かなノイズが走る

そのノイズから見えたのは、クロトの姿だった

 

「…クロト!?」

 

そのモブキャラに急いで近づくが、微動だにしない

引っ張ったり肩を叩いたりしたが、一向に反応はない

 

「もう、何がどうなってるの…?あ、そうだ!」

 

懐からこのゲームが入っていたガシャットを取り出して、それを目の前で見せる

 

「ねぇこれ!クロトが作ったものでしょ!?」

 

「…」

 

しかし反応はない

 

「もう!」

 

『マイティアクションX!』

 

何の反応も見られないことで、やけくそでガシャットを起動してそれをモブキャラの体に突き立てる

と、次の瞬間、モブキャラが震えだす

いきなりの事に驚き、後ずさって距離をとる

暫くすると震えが収まるモブキャラ、そしてその姿が消滅していく

代わりに現れたのは、檀クロト

 

「クロト!」

 

やはりクロトだったんだと、喜びながら近くに駆け寄るアツコ

しかし様子がおかしい

 

「ワタシハフメツダ…ワタシハフメツダ…ワタシハフメツダ…」

 

近づいてみると、虚ろな表情でひたすらその言葉を繰り返していた

 

「ねぇ、クロト!クロトってば!クロト!アツコだよ!クーロト!アツコだよ!ねぇ~!!」

 

目の前でピースをしたり、肩を掴んで体を揺らしたり、押してみたりする

が、一向に変化がなく、ただ虚ろな表情で、ひたすら上述の言葉を繰り返す

途方に暮れたアツコだったが、クロトの体に鍵穴のようなものがあることに気づく

それも、ちょうど持っているガシャットにぴったりはまりそうな鍵穴である

 

「…やってみよう」

 

もはや手段がこれしかないアツコは、その鍵穴にガシャットを差し込む

見立て通りぴったりハマったガシャット、意を決してそのガシャットを捻る

 

『ガシャット!』

 

そんな音声が響き渡る

そして、クロトの体がピクリと動いたかと思うと、次の瞬間

 

「ワタワタワタワタ…フメフメフメフメフメ…」

 

先ほどよりも勢いよく体が震える檀クロト

そして、その外見にひびが入り、破片が落ち始める

何が起きてるのかわからないアツコは後ずさりするしかない

そして、そのひびが全身に行き渡り、檀クロトの体は砕け散る

そして、そこに現れたのは

 

 

「私は…不滅だぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああ!!!」

 

 

先の虚ろな表情とは違い、生き生きとした表情の檀クロトだった

 

「あっ、あれ…?」

 

ひとしきり叫んだ後、自分の状況がわからず混乱する檀クロト

一方のアツコは驚きと共に、嬉しさで目に涙が溜まってきていた

 

「クロト…」

 

 

アツコがクロトにそう声をかける

その言葉が聞こえた方向に視線を向けてアツコの姿を確認したクロトはようやく自分の状況を把握した

そして

 

「やった…!やったぞぉ!やったぞォ!…ハハハハハハハハ!!ヴェーッハハハハハハハ!!」

 

拳を握り締めてガッツポーズをしながら何時もの高笑いをする檀クロト

そして両手を広げると

 

「やはり私はぁ…!不滅だぁあああああ!!ヴェハハっうぼぁ!?」

 

そんな檀クロトに、思いっきり抱き着いたアツコだった

 

 

 

 

 

 

 

 

「…という感じで…復活したみたい、ちゃんと実体ありの人間として」

 

「そんなことが…」

 

アツコの説明を聞いても信じられない先生達

そんな先生たちを見て、鼻で笑いながら紅茶を飲んでいたカップを置くクロト神

 

「私はガシャットの生みの親でゲームマスター、そんな私がライフが0になった時の対策をしていないとでも思ったか?」

 

手に持ったガシャットをくるくると回しながらそう言うクロト神

 

「このガシャットは『コンテニュー機能』が搭載されていたガシャットのβ版でね、残念ながら『コンテニュー機能』は搭載されていないが…この中に私のライフを入れていたのさ…ただライフを入れただけじゃ消滅する可能性があるから一つのライフをもう一つのライフでコーティングしてな…結果、今の私のライフは残り1だ」

 

そう言って再び紅茶を口にするクロト神

なおイブキは眠っており、マコトが再び騒ぎかけたがイロハが絞め落として黙らせた

それはさておき、これからはあの過労死を見なくて済むのかと安堵する先生…安堵する場所が違うとは思うが

 

「というよりあのドライバーとその…『ギリギリチャンバラ』だっけ、いつの間にあんな物を…」

 

「あれは元々私のガシャットが不正に使用された時の為に開発したものだ、ガシャットを無効化する能力を搭載してな、あり得ないことだが用心深いことに越したことはない」

 

使う機会がなかったから倉庫の奥に放り込んでいたがねと、先生の疑問にそう答えるクロト神

まぁ今回がイレギュラーなだけで、本来ガシャットはクロト神、もしくは彼女が特定の人物に作った物しか使えないのである

今回のようなイレギュラーに備えてそんなガシャットを用意しておくのは、流石は神というべきか

 

「じゃあ…あのガシャットは?」

 

先生がそう聞くと笑みを浮かべてガシャットを掲げるクロト神

稲妻を背にして佇む、日本刀を持った銀髪の男が描かれているそのガシャットは、気持ち悪い何かを放っていた

膝で寝ていたイブキが飛び上がって、先生の元へ避難するぐらいには

 

「『ゲンム無双ガシャット』…ガシャットの最終点にして究極のガシャット、これと互角なガシャットは『ハイパームテキ』以外に存在しない、私の神の才能の集大成さ…ま、耐性がない先生達には見るだけでもきついだろうがね」

 

そう言って懐にしまうと、気持ち悪い何かが霧散する

あれは一体何だったのかと聞こうとした先生ではあったが、背中がぞくりとしたことにより聞くことが出来ない

そんな先生を見ながら、ティーカップを口につけるクロト神

取り敢えずこれからどうするのかと聞こうとした

 

 

 

その瞬間、クロト神…いや、クロトの背筋におぞましい何かが走る

ティーカップから口を離し、その寒気を感じた方向に視線を向けれると、そこには目のハイライトが消えてこちらをじっと見ているウタハの姿

 

(…何で!?怪我して治療受けてるから居ないって…!)

 

先生からそう聞かされていたクロトは狼狽える

先生の方へ視線を向ければ、明後日の方向に口笛を吹く先生

つまり、嵌められたのだ

そう悟るクロト

とりあえず近づいてきているウタハからどう逃げられるかと視線を巡らせるが

 

「クロト?」

 

 

「はっ、はいぃ!?」

 

いつの間に、と言わんばかりに接近してきていたウタハに驚く

先ほどまでそこそこ距離があったはずなのに何故こんなに近くに、と混乱するクロト

と、ウタハの手に握られている、黄緑のガシャットに気づく

…いや何故見覚えがないガシャットがあるのか、開発した覚えはない

というより時間が止められた時に発生する残滓が残っている

 

「ふふ、驚いたかい?クロトが生きてるって分かってね…必死に開発したガシャットなんだ…」

 

「す、凄いね…それよりちょっと離れてほしいなぁって…『ん?』何でもないですハイ」

 

ウタハの凄まじい圧に前言を撤回するクロト

肉食動物に狙われた草食動物のように震えるクロトに驚く先生達、普段のクロトからは考えられない

そんなクロトを見ながら、優しい手つきで頬を撫でるウタハ

 

「言いたいことは…もうたくさんあるんだけど…」

 

そう言ってクロトを抱きしめるウタハ

 

「生きてて…良かった…」

 

涙声でそういうウタハ、その肩は震えている

そんなウタハに混乱していたクロトだが、とりあえず抱きしめることで返す

 

「…ごめ『じゃあ、お話、しよっか』うっ!?」

 

首筋に叩き込まれた手刀によって気絶するクロト

その視界が最後にとらえたのは、眼がどす黒く染まったウタハの顔だった

 

 

 

 

「…じゃあ先生、クロトは連れていくね」

 

「あ、う、うん…積もる話もあるだろうしね…」

 

「じゃあ…フフフフフ…イッパイオハナシシテ、カワイガッテアゲルカラネ…クロト…」

 

 

『PAUSE』

 

 

「…行っちゃった…でもまぁ、クロトの…自業自得ってやつなのかな…」

 

 

 

 

 

しかしクロトの受難は、ウタハだけではない

それによってクロトが…まぁ、そういうことになるのは近い話である




アリウスの水着イベント楽しみですね
因みに筆者はサオリ推し
…まぁクロトちゃんはこれからそういうことをされるだろうね、ウタハだけでなく




あと同じくブルーアーカイブの作品を執筆しているお方、コラボしてください
クロト神を自分の作品に使いたいということでも、事前にメールくだされば大丈夫です
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