私はぁぁぁ、神だぁぁぁぁぁ!!   作:狼黒

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死にます、はい


ゲーム・オーバー

「…はぁ…ここまで、か」

 

『色彩』と呼ばれる存在と戦って、先生がシロコ…いや、違う世界線のシロコに襲撃されて

『色彩』の影響で『ハイパームテキ』が完全に消滅して、再開発のためにケイとゲーム開発部の力を借りて

幸いなことに48であったライフが『色彩』の影響で60まで回復していたため、無事に新しい機能を搭載して再開発に成功した

なお、アリスの中に『色彩』と同じ存在に気付いた新檀クロトはガシャットにケイの意識を移していた

以下が、『ハイパームテキ』再開発、その一幕である

 

 

 

 

カタカタカタカタ…

 

「…ハァ…ハァ…ハァ…」

 

「だ、大丈夫ですか?ちょっとクロ『新檀クロトだ!』少し休んだ方が…」

 

「ぅ私のクリエイティブの時間を邪魔するなぁ!!ゲーム開発部ぅ、そしてケェェイ!ゲームの相手をぉ、もっと強くイメージしろぉ!!ブゥゥゥゥン!!」

 

「だ、大丈夫!私たちのゲーム愛はこんなもんじゃないから!」

 

「あ、アリスも大丈夫です!まだやれます!」

 

「…貴女の指示なんか聞きたくありませんが、王女がそのつもりならば」

 

「フハハハ!!ヴェハハハハ!!」

 

 

 

「もう少しだぁ…もう少しでぇぇ…!うっ!?」

 

「え、ちょ、死んだ!?」

 

「嘘でしょ!?」

 

「え!?」

 

「!?」

 

「開発作業に、命を削りすぎたみたいですね」

 

「…ふぅ!」

 

「ふぅ…私に構わず集中しろ!『色彩』とやらの影響で、私のライフは増えている…開発を続ける!はぁ!」

 

「え、え?」

 

「気にしないでください」

 

 

 

 

「ヴェハハハハハ!ハハハハハ!」

 

「!?出来たんですか!?」

 

「ヴェハハハハハ!フハハハハハ!」

 

「え、出来たんですか!?」

 

 

 

「…駄目だぁぁぁぁ!!」

 

「だぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 

「ちょっと!もう朝ですよ!『色彩』に対抗できる力を作るんじゃなかったんですか!!」

 

「黙れぇぇぇぇぇぇ!!!…うっ!?」

 

 

「…ふぅ!残りライフ…38…!」

 

 

 

 

と、まぁこんな感じのやり取りがあったものの、最終的にライフを30まで減らしつつ、新檀クロトとゲーム開発部、そしてケイの力によって『ハイパームテキ』の再開発に成功した

彼女は、天才ではないため、膨大な命を削ったのだ

なお、この開発は『ウトナピシュティム』のシステムを復旧させて行ったため、それがなければ更にライフを削ることになっていた

流石はオリジナルには及ばないとはいえ、神の才能と自称する才能を持つだけではある

そして、ゲーム開発部を除くミレニアム生徒とは、極力接触を避けていた、顔が合わせづらいという理由で

何せキヴォトスではヘイローだけで個人が特定できるのだ

そして、キヴォトス上空に鎮座している『アトラ・ハシースの箱舟』を破壊にも同行、その際地上で復活した守護者達を相手にする生徒たちのために、それぞれ『ハイパームテキ』を渡した

ミレニアムには郵送という形ではあったが…

その開発のために30あったライフが10まで減っている

そして、今、彼女のライフはすべて尽きようとしていた

 

 

 

 

「ハハハ…『デンジャラスゾンビ』も…駄目か…」

 

そう言いながら壁を背に座り込む新…いや、檀クロト

右手はぐちゃぐちゃになり、両足は完全に潰れている

頭から血を流し、ヘイローも最早ボロボロである

そして、その周りにはガシャットだったものの残骸と、『アトラ・ハシースの方舟』の機械の残骸が転がっている

万が一地上に落ちて暴れまわることがないように、檀クロトがその体ですべてを破壊したのだ

本当であれば、『アトラ・ハシースの方舟』に残るのは『先生』のはずであった

しかし、脱出シークエンスを起動する際に、最後まで残っていたシロコ…いや、クロコを地上へと送ろうとした際、『PAUSE』を使って先生諸共一緒に押し込み、一時的に『シッテムの箱』をハッキング、そのまま地上へと送ったのだ、自分の命と引き換えに

他の生徒等がプレナパテス…いや、別の世界線の『先生』と戦っている間、彼女は一人で、『ウトナピシュティム』を守っていたのだから、ライフは最早1、そして助かりようがない体

これらを総合して出した結論だったのだ

そして、落下しつつある『アトラ・ハシースの方舟』

彼女が生還する確率は…

 

 

『…え…!?…と!?』

 

すると、檀クロトの通信機から微かながら声が聞こえる

 

『…クロト!…こえる!?』

 

唯一使い物になる左手で電波を調整すると、段々と鮮明に声が聞こえる

恐らく、エンジニア部がなにかしたのだろう、でなければこんな高度まで電波が届くわけがない

 

『クロト!聞こえる!?』

 

「ハハハ、そう叫ばなくても聞こえてるよ、先生」

 

『!繋がった!大丈夫!?』

 

「大丈夫…か…まぁ右手がぐちゃぐちゃで両足は完全に潰れているが生きてるよ、もう動けないがな」

 

『…っ!待ってて!今何とか助け「どうやって助けるつもりだ?」…!それは…!『ハイパームテキ』使ったら…!』

 

「アホか、まずどうやってここまで来るつもりだ」

 

そう言うと黙り込む先生

先生も分かっている、助ける術などないと

高度1万メートル以上から落下してくる物体に取り残されている人間を、どう助けろというのだろうか

いくら『ハイパームテキ』があろうと、どうにもならないのだ

 

『…でも…!このままじゃってウタハ!?』

 

「?」

 

『クロト!』

 

何か先生の声が途切れた事に首を傾げる檀クロト

すると、聞こえてきたのは懐かしい声

自分が唯一心を許すことが出来た、最愛の人

そして、徐々に遠のきつつある意識

 

「ウタ…ハ…久し振り…」

 

『許さないよ!こんな…!こんな…!終わったら監禁して…もう離さないつもりだったのに…!』

 

最後の部分は、檀クロトに聞こえていない

もう、時間がない

 

「ごめん…ね…生きてたのに…会いに行かなくて…」

 

『…っ!そう思ってるのなら!』

 

無理だとわかっている、ウタハも

だが、そう言わずにはいられないのだ

時間がない

 

「ウタ…ハ…」

 

『!何だい…っ!』

 

「愛して…る…よ…」

 

『っ!…ロト!…トっ!…っ!?』

 

そして、檀クロトの意識は途絶える

その瞬間、天井が崩れ、彼女に降り注いだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

遺書

 

これを読んでるということは、私のライフは0になり、本当に死んだということでしょう

まずはサオリさん達へ、「ゲンムコーポレーション」で稼いだ資金と共に便利屋の皆さんと一緒に過ごしてください

既に手続きは済んでいます、良くやらかしますが、楽しい職場なので安心してください

アル社長、サオリさん達をどうか宜しく

そして先生も、サオリさん達を宜しく頼みつつ、お体にお気をつけて

流石にエナジードリンク一日5本はどうかと思います

そしてゲヘナ、トリニティの皆さんへ

渡したガシャットについては、私が渡した人物以外では起動すら出来ないので、悪用される心配はありません

ですので、どうかご心配なく、ロールケーキをぶち込むガシャットも開発して郵送してますのでどうぞお使いください

そして、ミレニアムの皆さんへ

まずお詫びを、生きていたのに連絡せず申し訳ありません

正直な所、死人から連絡があっても迷惑するだけだろうと思っていました

ですが、『ゲーム開発部』のメンバーから聞いて、凄く申し訳無く思っております…いや、本当は連絡しづらかっただけですが

彼女らのゲーム開発の熱は本物なので、出来る限り支援してあげたほうがいいと思いますよ、早瀬さん

その他の皆さんも、お体にお気をつけください

 

 

 

最後に…ウタハ

本当にごめんね、死んだと思ってた私をずっと想っててくれて

だけど、勝手に新しい恋見つけてると思ってた、本当にごめん

ゲーム開発部の子たちから聞いて、会いに行こうと思った

でも、会いに行けなかった、私に勇気がないから

もし、拒絶されたらどうしようかと思ったから

結局こんな形になってしまって、ごめん

…謝ってばかりだね、私

最後に一つ

ウタハ、大好きだよ

 

 

 

檀クロトより

 

 

 

 

こうして、一人の生徒の命と引き換えに

キヴォトスは救われたのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ゲンム無双!』




残りライ!?2vpyg5odzdT$'#%#?

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