伝説の超三毛猫様作【HENTAIの野望~キヴォトス同人誌化珍道中~】(https://syosetu.org/novel/311789/29.html)とのコラボ回になります!!
いつもの世界線とは異なり、トリニティの魔王 間島スバルと正義実現委員会の閻魔 浄玻サバキが同時に存在する、そんなパラレルワールドでのお話し。
これはまだ未熟だった頃の魔王と行方知れずになる前の閻魔が出会った知られざる話である。
伝説の超三毛猫様
海鍋セイタ様
感想 ありがとうございます。
RPG大好き様
伝説の超三毛猫様
「とまと」様
誤字報告 ありがとうございます。
キヴォトスの警戒人物『黒狐』
その正体は、正義実現委員会の元委員長浄玻サバキである。
この事実を知る者はキヴォトス中、どこにも誰一人としていない。
それは先生も例外ではない。
神出鬼没かつ各学園の強豪や指名手配犯とも互角に戦える彼女は、今やこの地で一目置かれる存在とも言えよう。
そんなサバキは絶賛、シャーレのオフィスで惰眠を貪っていた。
シャーレの先生は、現在仕事で別自治区に出かけており、ここに居るのはサバキ一人だけであった。
生活する場を提供してくれた恩に報いるために、オフィスの清掃や書類整理といった当番仕事もこなしていた。
だが、既に全て終わらせており、やることが無くなっているのである。さらに、これまで数々の死闘で、大技を繰り出した反動が疲労感として、サバキの身体へ襲い掛かっているのである。
「うへ~~。疲れた‥‥疲れて眠りそう…しっかり休んだ筈なのに眠いよ~‥‥」
疲弊する身体を何とか起こしながら、先生が日頃仕事で使っているデスクに向かう。
先ほど清掃を終わらせたのだが、先生の机には連邦生徒会からの報告書や各学園からの書類の山が積み重なっていた。
「先生も大変だね~~。あたしがいるとはいえ、こんな量やらせるもんじゃないって…
労基の人来ちゃ言うよ?ま、来ないんですけどね」
しかし、こんなに散らかっちゃって‥‥。領収書の山だってすっごい。
えっと…エンジェルマートでおにぎりに、飲み物代‥‥いたって普通だな。
おっ、これは‥‥?超合金ミレニアムロボ…7万っ!?確かプレミアムミレニアムで受注生産されてるってことは聞いたことがあるけど、いつの間に…
そういえば、ミレニアムの会計の子が領収書の整理に来るって言ってたような…
あっ、ふーん‥‥その日修羅場になりそうだ。
少しでも先生が楽になるように書類をまとめていると、書類の山から一枚の入部届が顔を出した。
「あっ、これもまとめとかないと」
そう思い入部届を手に取ると、思わず呆然としてしまった。
何故なら入部届には懐かしい人物の名前が記載されていたからである。
その生徒の名前は『間島スバル』
現在はトリニティ総合学園に通う一年生。
けれどサバキにとっては思い出深い人物でもある。
「スバルちゃん。今も元気かな‥‥」
スバルとサバキの出会い。
それは今から数年ほど前に遡る‥‥‥
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「バン、貴女は後方から支援をお願い。少しでも敵を押しとどめて!!」
「わかりました!」
「ダンは、一年生と連携して道を切り開いて欲しい」
「承知しました。ハスミ、ツルギ、後に続いて」
「「はい!」」
「エイキは、あたしやC&Cと一緒に本体を叩く」
「おうし、了解だ。俺は鋭気を養ってる。朝飯前だぜ」
それはある日のことであった。
ミレニアムサイエンススクールから援軍要請が届き、廃墟で共同戦線を敷くことになった。
なんでも廃墟で謎のAIロボットが暴走し、オートマタやドローンを製造しているという話だからだ。ミレニアムの凄腕エージェント組織『Cleaning&clearning』通称『C&C』も状況を危ぶみ出撃するも、圧倒的な数の暴力を前に苦戦を強いられていた。そのため緊急であたしたち正義実現委員会に援軍を頼んだわけである。
ミレニアムの解析によると、謎の球体ロボットは、核となる本体を強固な外骨格装甲で守っており、あたしたちの攻撃が殆ど通らない。
おまけに尋常ではない程の速さでオートマタやドローンを製造。大量のロボットたちが行く手を阻み、本体へ近づけさせない。
けれど『正義実現委員会』と『C&C』だって負けてはいない。
C&Cは少数精鋭による連携を、あたしたちは部隊の多さを活かしたチームワークを武器に戦う。
正体不明の敵とは言え、人の意思がロボットに負ける通りはない!!
ロボットが製造したオートマタやドローン集団をだいぶ倒した頃。
突如、ロボットの外骨格装甲が火花を散らせながら開いた。
殻の中心には小さな球体が振動しながら浮いている。
『みんな。今あいつのコンピューターが熱暴走を起こしてる。
多分急速な大量生産に機械が付いていけなかったみたい。攻撃
するなら今がチャンスよ!!』
オペレーターからの言葉に一同は活気づく。
「よし、行くぞ!!03、ついてこい!」
「ったく‥‥了解。00!」
「あたしたちも続くよ、エイキ!」
「おっしゃ!!任せろ委員長!!」
あたしとエイキ、C&Cのリーダーのコールサイン00と仲間の03がむき出しになっているコア目掛けて走り出す。
ロボット側も復旧を急いでいるようだが、後輩たちが道を開いていてくれたおかげで邪魔されずに進める!!
がら空きになっている本体にたどり着き、一斉に銃を抜く。
「C&Cを…なめんなオラァァァッ!!」
「戦う相手を間違えたなっ!!」
「往生しなッ!!」
「必殺…必中ッ!!狙い撃つぜっ!!」
00、03、あたし、エイキの一斉攻撃がコアに炸裂する。
解析通り、強固な外骨格装甲に比べて、やはりメインコンピューターを司る本体はそれほどまで固くはない。
四方から同時攻撃を前に、謎のロボットは沈黙。火花と煙をまき散らしながら、廃墟のそこへと沈んでいった‥‥
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「加勢に来てくれてありがとう。おかげで助かった。」
「いえ、こちらとしても大事に至る前でよかったです。
それじゃ、あたしたちはここらで失礼します
みんな、今日は撤収よ」
「「「「「はーい!!」」」」」
トリニティに戻る後輩たちを見送り終えると、C&Cのリーダーから声を掛けられた。
「委員長さん、ちと話があるんだ」
「はい、なんでしょうか?」
思い当たる節など当然無かったため、困惑しつつリーダーさんの話を聞くことにした。
「今回の件、本当にありがとうな。
C&Cは少数精鋭部隊なもんで新入りのまだ実践に慣れてなかった。
来てくれたおかげで負傷者も出なかった。礼を言う」
「いえいえ、あたしらの方こそ皆さんが居なかったら確実にやられていました。
ありがとうございます」
談笑する両者であったが、どうもリーダーの話はここからが本番だったようだ。
「それで本題だが、委員長さんの耳に入れておかなきゃならない話がある」
「‥‥なんです?」
「どうも、郊外の廃墟に一人で出入りしてる生徒がいてな。
恰好から見るにうちの制服じゃなくて、トリニティ自治区みたいで
廃墟でオートマタどもとやり合ってるみたいなんだ。それも中学生
がだ」
中学生が一人で廃墟に?危険すぎる‥‥
今回戦ったからわかるけどあのオートマタは一人でどうにかなる相手じゃない。
それなのに中学生が!?
「ああ。まるで死に行ってるみたいだった。
何があそこまで駆り立てているのかはわかならい。
が、見殺しにするわけにもいかない。だから、耳に入れておいた方がいい
と思ってな」
「‥‥教えてくれてありがとうございます」
「いいってことよ。それと、そいつが目撃された場所の地図を渡しておく
廃墟の探索許可もこっちで承認するから頼んだぞ」
「わかりました」
そのようなやり取りを交わし、その日は解散となった。
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後日、あたしは教えられた場所を訪れていた。
気取られないよう隠れていると、誰かの吐息と歩いている音が聞こえた。
姿を確かめるべく、物陰から見てみると、トリニティ生の特徴であるセーラー服が確認できた。
ただ形から見るに高等部ではなく、中等部のものか。
金髪のショートヘア、紫色の翼と個性的なヘイロー。
高等部では見かけない子であることなのは間違いない。
ミレニアム郊外の廃墟にトリニティの中学生がいるのもおかしな話だ。
しかし彼女の姿を見てしまうとそんなことは些細のように感じてしまった。
何故なら、彼女の立ち姿が異様であったからだ。
制服は破れていたり、穴が開いていたり、焼き焦げている箇所があるなどボロボロ。
露出している肌からが生傷が見え、息も絶え絶えである。
不法侵入と呼ぶにはあまりにも変‥‥いや様子がおかしいように感じた。
まるで自ら死地に赴くような、死に急いでいるような気がしてならなかったから。
とても見てはいられなかった。
放っておくなんて選択肢は最初からなかった。
どこか昔の自分を見てるようで、気になって仕方がなかった
だからつい、思わず声を荒げてしまった。
「待ちなさい! そんなボロボロで……一体何をやっているんですか貴方は!!?」
あたしの呼ぶ声にその子は、気づいたのか、ゆっくりとあたしの方に振り返る。
「…誰だ?」
「あたしは浄玻サバキ!貴女、ここは危険区域よ。直ちに戻って!!」
「どこのどいつか知らないが、邪魔しないでくれ。俺は‥‥強くならないといけないんだ」
「そんなボロボロで‥‥行かせるわけないでしょう!!」
「どうしても邪魔するなら、容赦しないッ!!」
「上等よ、今の貴女を行かせるわけにはいかないッ!!」
「いくぞっ!!」
「来いッ!!」
交渉決裂した両者は瞬時に駆け出し、同時にパンチを繰り出す。
お互いの拳と拳が交差し、頬に衝撃が走る。
「ぐッ‥‥」
「だぁッ‥‥」
クロスカウンターを繰り出し、吹っ飛ぶ2人だったが、共に辛うじて踏ん張って耐えきる。
「‥‥油断した。でも今ので見切ったッ!!」
先に体勢を立て直したその子は、瞬時にあたしへと接近する。
またパンチを繰り出そうと構えたタイミングを狙い、すかさずあたしは膝蹴りで迎撃した。
「何が見切ったですってッ!?」
「このぉッ!!」
「おりゃあッ!!」
押し問答から始まった喧嘩は、やがてノーガードの激しい殴り合いにまで加熱し始める。
相手から繰り出す攻撃を躱し、拳で殴り返す。
はっきり言って勝負になっているとは言い難い。
何せ修羅場の最前線で戦ってきた高校3年生。かたやボロボロで死にかけているような中学生。
もはや勝負として成り立つかさえ怪しいレベルなのだ。
「どうしたッ!もう終わりかッ!!」
「くぅぅッ‥‥‥」
何度あたしに打ちのめされても、少女は力を振り絞り立ち上がる姿は、もはや執念とも言っても過言ではない。
身体は見るからにボロボロ、今にも死にそうな様子にも関わらず、何が少女をあそこまで駆り立てているのだろうか。
「俺は‥‥どうしても強くならなきゃいけないんだ‥‥
だからこんなところで…‥
立ち止まってるわけにはいかないんだあああッ!!」
そう叫んだ少女は、渾身の力を込めた拳を繰り出す。
対してサバキは一歩も動かず、立ったまま少女の拳を真正面から受けた。
強い意志と少女自身の感情を纏わせた渾身の一発。
拳から響く鈍い音。
先ほどまでの拳よりも大きな一撃なのは間違いない。
だが、サバキは仰け反ることもなくその場に立ち続けていた。
「‥‥効かない、効かないわ」
「ッ!?」
「そんな拳で‥‥あたしが倒せるかあああああッ!!」
「うわああああああッ!!!」
確かに少女の拳は重く、強い意志が込められたのは感じた。
だが、同時に強くなることへの執着や焦りといった負の感情も感じられた。
強くなること。決意自体は決して間違っていない。
だが、力を欲することへ躍起になり、己の身を顧みなくなれば、やがて身体が力に耐えきれず崩壊。
下手すれば、力を付ける前に力尽きてしまう。
だからこそあたしが倒れるわけにはいかなかった。
手荒だが少女にあたしのストレートをぶつける。
あたしの拳に少女は吹っ飛び、地面に倒れ伏した。
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殴り合いを終え、あたしは落ち着いた少女に聞き込みを始める。
「‥‥貴女、名前は?」
「俺は、スバル。間島スバル」
「‥‥どうしてそこまで強さを求めるのですか?」
あたしが尋ねると、スバルは思いつめた表情を浮かべる。
「‥‥ある日チンピラに襲われました。
当時の俺は何もできずに、ただ連中にボコボコにされました。
しまいには、目も殴られて‥‥。色覚障害も患いました。
もう眼は正常に機能していません。赤以外の色を認識できなくなりましたから」
「‥‥チンピラにしては行動が常軌を脱している。もしかして…」
「はい。多分俺の同級生がけしかけたんだと思ってます」
スバルからの告白にあたしは絶句するしかなかった。
あたしよりも年下の子が目の障害を負い、その原因が同級生によるものなのだから。
元来、トリニティには気に入らない相手を裏で潰すという気質がある。
全員とまではいかないが、あたしの所属しているトリニティ総合学園ではその特性が顕著に表れている。見た目通りの不良校であるゲヘナに比べ、表面上は取り繕っているトリニティの方が質が悪い。
まさか、中学校にまで及んでいたとは‥‥
しかしスバルにとって目のことよりも悔しかったことがあったようだ。
「何より、俺の好きなものが踏みにじられたっていうのに…
俺は‥‥何もできなかった‥‥あいつらに一矢報いることもできなかった…
それがただただ、悔しいんです‥‥」
「ッーーーーー」
そうなのね‥‥貴女も、あたしと同じ‥‥
自身でも意識していなかったが、スバルに寄り添い、屈む。
そしてそっと彼女の頭を撫でた。
「‥‥辛かったでしょう」
スバルにはあたしと同じ思いはしてほしくない。
であれば、取る行動は一つしかない。
すべてを打ち明けてくれたスバルにサバキは面と向き合う。
「あなたが強くなりたい理由はわかりました。
でしたら明日からあたしについてきてください」
「‥‥え?」
「強くなりたいなら、大切なものを守りたいなら、あたしが鍛えてあげる」
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その翌日から半年にわたるあたしとスバルの修業が始まった。
「サバキ先輩、なんで走り込みなんですかっ!
廃墟で戦ってた方がいいですって!!」
「スバル、何事にも体力は欠かせません。
今の貴女は基礎が欠けています。そんな状態ではやられてしまいますよ。
それと基礎が完全に身に着くまで廃墟への立ち入りは禁止にします」
「ええぇーーっ!!」
修行の始めは、まずスバルの基礎を鍛えることだった。
廃墟のオートマタと戦い続けてきたとはいえ、スバルは満足に戦えるだけの基礎が整っていない。
だからこそ、いきなり戦うのではなく身体を丈夫にする。
それが一番だった。
よく鍛え、食事をたくさん取る。
修行開始から二か月たった頃。
ある程度の基礎が整ったスバルにあたしは次の課題を課した。
それは、肉体と精神の同調である。
戦いにおいて精神の乱れは敗北に直結する。
どんなに優れた力を持っていたとしても、使いこなせなければ意味がない。
「スバル!!」
「あ、痛ッ~~~」
座禅や滝行で精神を統一する術を身につけさせる。
時には、あたしからの不意打ちを避けさせたり、忍耐力を付けさせるためひたすら攻撃を受け続ける等。
とにかく、心を落ち着かせるための手段を授けた。
4か月が経過した頃には、最初に会った頃よりも逞しさが目に見えるようになった。
肉体と精神は飛躍的に成長し、ボロボロになるようなことも減っていった。
あたしの動きにもついてこれるどころか、自身のオリジナル必殺技まで修得するようになったのだ。
最初喰らった時、威力が強くてびっくりしちゃったもん。
正直あたしの予想よりもはるかに見込みのある少女だよ、スバルは。
もしかしたらあたしよりももっと先に行けるのかもしれない。
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そして迎えた開始から半年後。
この日をもってスバルとの修業は終わりだ。
ミレニアムから廃墟の使用許可を得てスバルの到着を待っていると、ミレニアムから連絡が来る。
『委員長さん、大変です!先日のロボットと同系統と思われるロボットが
急速に接近しています!』
「なんだってッ!?」
連絡を受けたのもつかの間、地鳴りと共に謎のロボットが姿を現す。
4足にガトリング砲を2門、砲台を1門装備した多脚型戦車。
どこからか現れたロボットは、あたしを見据えると高速で迫り、巨体で突進する。
突如のことに不意を突かれ、あたしは突進をまともに食らってしまった。
「グッ‥‥コイツどこから‥‥!!」
『天極と地獄』でロボットに反撃するも、周りから小型ロボットが湧き、大本の盾となって攻撃を受けてしまう。
多勢に無勢の状況下に陥り、あたしは苦戦を強いられる。
ガトリング砲と大砲の一斉掃射を避けきれず、被弾。
地面に伏す、あたしをロボットは脚で踏みつぶさんと迫る。
絶体絶命。
追い詰められたその時、聞きなれた声が廃墟に響く。
「サバキ先輩!!」
あたしに迫っていた脚をスバルは勢いよく蹴り飛ばす。
自慢の脚が粉砕し、ロボットは後方へと後退する。
「大丈夫ですか?サバキ先輩」
「ええッ…ありがとう。助かったわ」
助けられたあたしはスバルと背中合わせになり、周囲を取り囲むロボット軍団と対峙する。
「…情けない姿見せちゃったわね。なら、ここでいい恰好させてもらうわッ!!」
「俺もですよ先輩。修行の成果、見せてやる!」
そこからあたしたちの逆襲が始まった。
湧いていたロボットたちは、2人の手により悉く蹴散らされていった。
全ての護衛が蹴散らされた戦車型ロボットは、仕返しとばかりに砲台にエネルギーを貯める。
だが、あたしたちにとって恐れることではない。
「決めるわよ、スバルッ!!」
「はい!サバキ先輩ッ!!」
「【閻魔裁き】ッ!!!」
『「擬・必殺マジシリーズ――――――マジ殴りッッッ!!!」』
スバルとサバキ。
正義実現委員会の閻魔と未来でトリニティの魔王と呼ばれることとなるタッグから繰り出される痛烈な一撃。
2人に砲撃をお見舞いしようとした戦車型ロボットにクリティカルヒット。
砲撃の逆流と攻撃が合わさり、粉砕。
見るも無残になったロボットは、ワイヤーに引っ張られ逃げ去るのであった‥‥
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
廃墟での戦いを終えたあたしとスバル。
その後も修行をしていたが、いよいよ別れの時になった。
今のスバルは最初の頃に比べ、とても強く逞しくなった。
これならそこらのチンピラや嫌がらせ程度、ものともしないだろう。
スバルも将来は
もしこの子が正義実現委員会に来てくれたら、ハスミちゃんやツルギちゃんも大助かりかもね。
あたしとしても安心できる。
「サバキ先輩。半年間、鍛えて下さりありがとうございましたっ!!」
「スバル。あたしの言ったこと忘れないようにね」
――――トリニティで待っています。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「”黒狐‥‥黒狐…!”」
「ッんん‥‥?」
先生の呼ぶ声であたしは目を覚ました。
どうやらいつの間にか眠ってしまったらしい。
「先生、すみません」
「”よかった。目を覚ましてくれて”」
「それで如何なさいましたか?」
「今日はトリニティの部活で要件があって。黒狐も来てくれないかい?」
「わかりました。それでトリニティの何処です?」
「”えっと…確か名前は…‥”」
プレアデス性団だったような…
余談
●生徒紹介
エイキ
正義実現委員会所属の2年生。副委員長のバンと共に戦闘を任せられる人材。
ダジャレが好きだが、笑ってくれる者は少ない。
ダン
同じく2年生。素早く弾むように戦場を立ち回る。
まだまだ成長期中らしい。
余談2
黒狐ことサバキは意外かもしれないがコスプレしてみたいと思っている。
メイド服やチャイナ服など着てみたい願望がある。
余談3
浄玻サバキの立ち絵を描いてみました。
正義実現委員会時代verです。
【挿絵表示】