YouTubeで見た大喜利、何気ない日常の風景を劇的に表現してくださいの回答『右足が左足を追い抜いた!』を小説にしてみました。

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YouTubeで見た大喜利、日常の何気ない風景を劇的に表現してくださいの回答『右足が左足を追い抜いた!』を小説化したものになります。


日常の何気ない出来事を実況してみた

 

 

 

 さあ、やってまいりました、小学生たかし君杯!

 ついにそのスタートが切られようとしています。

 たかし君が帰宅のため、今、校門をスタート!

 

 おっと、左足がスタートダッシュを決めた!

 まずは左足が一歩リード!

 しかし、右足も負けてはいません。

 すぐさま左足を抜き返す!

 おっと、これはすごい!

 抜かれたはずの左足が再び前に出る!

 しかし、右足も一歩も引かない!

 交互に前に出る!

 開始早々に凄まじいデッドヒートだぁ!

 

 しかし、この展開は意外ではありません。

 この両者、生まれた時から一緒で常に競い合ってきた、まさに永遠のライバル!

 お互いを知り尽くしたもの同士。

 あいつにだけは負けたくない。

 そんな想いが伝わってくるほどの抜きつ抜かれつの熱いレースが展開されている!!!

 

 そうこうしている内にレースは新たな展開!

 路地を右に曲がります!

 

 最初にコーナーに飛び込んだのは右足!

 インコースを突いて最短距離を進みます。

 あっと、ここで左足が加速!

 アウトコースから一気に右足を抜き去っていく!

 なんて華麗なオーバーテイクだぁ!!

 

 右足も負けていない!

 コーナーを抜けた立ち上がりの加速で再び左足をオーバーテイク!

 左足が外側から強引に抜いたため、インコースが空いてしまっていた。

 その隙を見逃さなかった右足。

 コーナーを抜けて再び直線。

 熾烈なデッドヒートは続きます。

 

 

 ここで右足が前に出ます!

 だが、負けじと左足が前に・・・前に出れない!?

 右足が先頭を譲りません!

 これは!?

 ケンケンだぁ!!!

 たかし君が突然ケンケンを始めました!

 

 たかし君は、小学生です!

 特に理由もなく、なんとなくケンケンをしたくなる年頃!

 なので、こう言う展開もあり得るのです!

 

 右足が依然先頭をキープ!

 左足は前を塞がれ、前に出られない展開が続く。

 ここまでなのか!?

 このまま右足の勝利で終わってしまうのか!?

 

 

 ここで流れが変わった!?

 ケンケンを左足にスイッチ!

 今度は、左足が前をキープ!

 

 こ、これは疲労です!

 ケンケンは前に出た足が圧倒的に有利!

 終盤の帰宅直前に行われていれば、そのまま押し切られていたかもしれません!

 しかし、疲労が溜まるというリスクもあります!

 レース中盤にケンケンを使い、疲労を溜めてしまった右足!

 これがレースの結末にどう影響するのか!?

 

 おっと、左足のケンケンも終わった!

 やはり小学生のたかし君では、家までケンケンを続けるのは無理があったか!

 レースは再び、抜きつ抜かれつのシーソーゲームに突入!

 そのまま、最終コーナーに向かっていきます!

 最後のコーナーを曲がれば家の敷地内。

 ゴールの玄関まで最後の直線のみになります。

 

 最終コーナーに先頭で飛び込んでいくのは右足!

 しかし、スピードが出過ぎていたのか大きく膨らんでしまった!

 左足がインを突いて強引に前に出ます!

 左足が最初に敷地に入りました!

 右足もこのままでは終われない!

 体勢を立て直し、再加速!

 やはりこのレース、最後まで分かりません!!

 レースは終盤、玄関までの直線を残すのみです!

 右足が前に出れば、次は左足が前に出る!

 最後までデッドヒートが続く!

 この勝負の決着は!?

 勝利の女神はどちらに微笑む!!

 

 どちらだ!?

 右足か!?

 左足か!?

 

 たかし君が玄関のドアを開ける!!

 どちらが先にゴールに飛び込むのか!?

 

「ただいま!」

 

 ここに来て、ジャンプ!?

 たかし君、小学生らしく無邪気に両足でジャンプして玄関に入った!

 つまり、これは?

 

 ど、同着です!!!

 今回の小学生たかし君杯の結末は、同着となりましたぁ!!!!

 

「あら、たかし、お帰りなさい。

 初めての学校は楽しかった?」

 

「うん!

 いっぱい友達が出来たよ!」

 

「それは良かったわね。

 お母さんも安心したわ」

 

 

 

 いやぁ、今回も互いに譲らない素晴らしいレースを見せてくれました。

 記念すべき第一回目に相応しい結果だったのではないでしょうか?

 これは始まりに過ぎません。

 第二回、第三回と続いていくことになります。

 勝負とは残酷なもの。

 勝者と敗者。

 光と影のように明白な結果を突きつけられてしまう。

 それでも、今は両者の健闘を讃えましょう。

 

 

 

 今日の実況は、これで終了します。

 みなさま、ご視聴ありがとうございました。






毎日、人知れず繰り広げられるレース。
日常の影には、いろんな熱いドラマがあるのではないかと思います。

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