ウルトラ仮面は若手役者の登竜門とよく言われる。イケメンで演技の粗さが目立つ役者が連続で主役を張ったせいもある。しかし今回のシリーズはウルトラガチ勢の監督だった。圧倒的な理不尽に立ち向かう孤独のダークヒーロー回帰を目指した本シリーズは主役の成り手不在により暗礁に乗り上げる。
「星アキラ?う〜ん…」
監督が悩むのも仕方ない。星アキラは子役としてベテランになり、高校生とは言え若手役者のカテゴライズには含まれない芸歴の長さがある。それ以上に演技の質を監督は疑問視した。星アキラは役者として今一つという定評が広く深く芸能界に根ざしていた。
星アキラはどんな理不尽も耐えきった。むしろ立ち向かいねじ伏せる。口先で丸め込む、どんな手段でもとる。そこにキラキラしたクリーンな星アキラは居ない。泥をすすり、這いつくばりながらも指1本でも動くなら前進する狂気のヒーローが居た。
「星アキラは生まれた時から逆境に居た。星アリサという偉大な役者と比較され、年齢の高い役者と当たり前に共演し比較される。」
「年齢も経験も才能もない彼がどうして芸能界に居続けたか。居続ける事が出来たか。誰も考えた事もない。星アリサの息子というフィルターが思考を停止させた」
「理不尽に抗い続けた星アキラに当たり前の逆境は物足りない。役不足だ。圧倒的な理不尽z才能でも経験でも知識でも知恵でも抗い様のない圧倒的な理不尽にこそ星アキラは慣れている。そこが星アキラの十数年居た場所だから星アキラは演じれる。日常のように圧倒的理不尽に立ち向かう。息をする様に当たり前に演技できる。だってそうやって生きてきたのだから」
「星アキラはブレーキをかけ続けた機関車だ。ブレーキをかけないやり方を知った彼はもう止まる必要はない」
「…食い尽くされるぞ芸能界は。星アキラという4等星が近づけば巨大な恒星だと分かってしまった。全てが焼かれる。星アキラという太陽に」
僕は何で役者になったんだっけとは良く思う。どんな役もそこそここなせる。それはそれで凄いことだとは思う。王賀美さんや千代子ちゃんは何だかんだで役が限られる。脇役は出来ないだろう。主役より目立っちゃうし。
僕は…僕は何でもそこそこ出来る。誰にでも慣成れるけど誰にも成れない。
「星アキラはもう凡人には成れない」
「あんな人生を送るのは英雄とか英傑とか呼ばれる様な人種だ」
「圧倒的な理不尽に立ち向かい過ぎた」
「どんな役をやっても嘘っぽくなるだろうよ。なにせ…星アキラは演じる側ではなく演じられる側の人間だ」
「星アキラという個人が大きくなりすぎた」
「星アキラが演じる役は全てあいつには『役不足』さ」
という妄想が湧き出てきた。
星アリサの息子+子役は大成しない+王賀美 陸と百城千代子に挟まれる+夜凪景に止めさされる。
この中で折れてないのは常人ではない。というか淡々と受け取るアキラは精神的超人だろうという妄想。
誰か書いてプリーズ。