私は黒江。宝崎市内の学校に通っている者だ。魔法少女もやっていて、魔女退治をしてたりもする。今は学校から帰宅している最中だ。
宝崎市
「はあ・・・」
私って何にもとりえのない人間だ。別段何かできるわけでもない。かといって好きなものもない。こんな私でも夢中になれることができるのかな?
「おいおい、お金出せやこの野郎」グっ
「ひっ・・・」
私が歩いていると、ヤンキーに絡まれている少年がいた。なんだただのカツアゲか。と、私はそう思い立ち去ろうとした。
「誰か助けて・・・ぐすっ」
「こんなところに誰も来たりしねーよあほか」
だけど、私はその少年がなぜか放っておくことができなくて・・・
「はぁっ!」
「ぐわあああああっ!」
いつの間にか、ヤンキーを魔法でぶっ飛ばしていた。
「た、助けてくれてありがとうございます!」
少年は私にそう言って、一礼をした。
「別にいいよ。私がやりたくてやったことろうし」
「あの、名前はなんていうんですか?」
「私は黒江。」
「黒江さん・・・いいお名前ですね!」
少年はいい笑顔だった。なんかドキドキしてきた・・・
「助けてくれたお礼を是非ともしたいです!」
「そんなのいいんだけどな………」
「何でもしますからっ!」
少年は懇願する。どうしようかな。私が少年に望むこと・・・
「じゃあ、試しに私と一週間付き合ってみてよ。恋人ってどうゆうものなのか知りたいんだ」
「ええ!ほんとにいいんですか黒江さん!」
「あなたが何でもいいって言ったんでしょ」
「あはは・・・では、よろしくお願いします黒江さん!」
「うん。よろしく。あ、そうだ。付き合うんだったら連絡先登録しようよ。」
私は自分のスマホを取り出した。
「はい!」
そして・・・
「これで完了ですね黒江さん!」
「そうだね」
「ではこれからどうしますか?解散しますか?」
「いや、どこかに食べに行こう」
「それはいいですけど、僕お金持ってきてないですよ………」
「私がおごるからいいよ」
「そんなの悪いですって!」
「あなたは気にしなくていい」
「わかりました・・・」
ファストフード
私達は近くにあったマンクに行っていた。
「ご注文は何にいたしますか?」
店員はメニューを渡して聞いてくる。
「じゃあ私はビックマンクのセットで」
「かしこまいりました!」
「僕も黒江さんと同じやつでお願いします!」
「了解しました!只今お持ちいたしますのでお席に座ってお待ちになってください。」
そして私たちは一番端にある席に座った
「そういえば、あなたも私と同じのにしたんだ。お揃いって感じでいいね」にこっ
「黒江さんと同じやつが良かったんで・・・僕、黒江さんのこと尊敬してるんで!」
尊敬か………そこは好きじゃないんだ・・・って、私は何を考えてるの///
「黒江さん?ぼっーとしてどうしたんですか?」
「ううん、何でもない」
「お待たせしました!」
楽しく話していると店員が料理を持ってきた。
「うわあ、おいしそう」
「じゃあいただきますしようか」
「「いただきます」」
二人は楽しく会話しながら食べ、そして・・・
「「ごちそうさまでした」」
「ふう、美味しかったね。また、二人できてみたいな。」
「もちろんです!」
帰り途中
「ねえ、手をつないでもいいかな」
私は少年に手を差し出す。こんなの恋人だから当然だよね。
「もちろんいいですよ!」ぎゅ
こうして一緒に手をつないで帰ってると、満たされる気持ちになる。ずっと時間が止まればいいのに。私はそう思ってしまう。でも、一週間後には別れちゃうんだよね・・・
翌日 学校
「退屈」
私は思わずそう言った。今は先生が授業をしていて、私はそれを聞き流している。あぁ、あなたに会いたいな。そして一緒にいてほしいな………あわよくば永遠に離れたくない
「では、これで授業は終わりといたします!皆さん気を付けて帰ってくださーい」
キーンコーンカーンコーン
「やっと終わった。あなたに会いに行かなきゃ・・・」
私は急ぎ足で学校から出て行った。
「はぁ、はぁ・・・」
「だ、大丈夫ですか黒江さん」
「ちょっと走ってきただけだから大丈夫だよ」
「それならいいんですけど………今日はどうするんですか?」
「今日は私のおうちに来て。そして一緒に話そう」
「ええ!?いきなりおうちデートですか!?」
「ダメかな?」
「もちろんいいですよ。ただ、ちょっと驚いただけで・・・」
「ふふっ、じゃあ手をつないでいこっか♪」ぎゅ
黒江の家
「ただいまー」
しーん・・・
「お邪魔します」
「なんか静かですけど、おうちに黒江さんしかいないんですか?」
「うん、両親はお仕事の出張に行ってて家には誰もいないんだよ。」
「なるほど」
黒江の部屋
「今からお茶を持ってくるから適当に座って待ってて」
「わかりました」
そして数分後
「持ってきたよ。熱いから気を付けてね」ことっ
「ありがとうございます」
「では、いただきます」ずずっ
「どう?」
「とっても美味しいですよ黒江さん」
「よかった」にこっ
「ぁ・・・れ・・・急に・・・眠く・・・」
何時間後
「う、うーん・・・って、はっ!」
「目を覚ましてくれてよかった。」
「す、すみません黒江さん!つい寝ちゃって!」あたふた
「別にかまわないよ。私はあなたの寝顔見るの好きだな」
「そんなにストレートに言われると恥ずかしいです!てか、ずっと寝っぱなしはダメですよね。起きないt・・・」
ガチャガチャ
「え!?何この手錠!?」
少年の手足には手錠がしてあった。
「何って、手錠に決まってるじゃん」
「そんな・・・僕、黒江さんに何かしましたか?もしやったのなら謝ります!だからこれ外してください!」
「ううん、あなたは何もしてないよ」
「ならなんで・・・」
「あなたと離れたくなかったんだ。いずれは別れちゃう日が来ちゃうでしょ?だから私は怖くなってあなたを監禁したんだ。こうしたら、別れないままずっと一緒でしょ?」
「そんなことしなくても僕は黒江さんと離れませんよ!」
「ダメ、信用できない。そんなの気分によって変わるかもしれない。」
「そんな」
「心配しなくても大丈夫だよ。あなたのお世話は私が責任をもってやるよ。朝、昼、晩のお食事、トイレ、性欲処理なんでもやるよ。だから、あなたはずっとここにいてくれるだけでいいんだよ。わかった?」
黒江の瞳は漆黒で光が一切なかった。
「はい・・・」
「大好きだよあなた」ちゅっ