若干話が曖昧なので、原作と比べ矛盾があるかも。
また、後で推敲しにきます。
サイバンチョ「異議は認めません」
成歩堂✖︎真宵
僕はなんら変わらぬ今日、いつものカフェでまったく上手くならないピアノを弾いていた。
客もまばらで、忙しくない時間帯だ。
カランカランと、扉が開く音がする。
僕は片目でそちらを見た。
そろそろだとは思っていたが、今日来るか。
その客はまっすぐに僕の方へと歩み寄って来て口を開いた。
「ねぇ、なるほどくん? いつまでそうしてるのさ」
独特な風貌をした彼女綾里真宵はそう言った。彼女に最後にあったのはいつだっただろうか。今ではすっかり大人びて、千尋さんに負けず美人になっていた。
「やぁ、真宵ちゃん。元気だった?? 春美ちゃんは??」
「元気なわけないよ!! どれだけ心配したと思ってるの!? 新聞でなるほどくんの事件を知って、直ぐに行きたかったけど。そうもいかなくて!!」
彼女は肩を強張らせていた。
僕はうつむくしか無かった。店長をチラリと見ると頷いていた。話が分かる店長で助かった。今度何かを奢らなくてはなるまい。
僕は、立ち上がり彼女の肩にそっと手をおいた。
「うん。久しぶりにあった事だし、ラーメンでも食べに行こうか?」
彼女は何だか納得行ってなさそうな感じではあったものの、うつむいて「うん。」とだけ言った。
僕はさりげに彼女の肩を抱き寄せ、店を出て行く。
ラーメン屋までの道のりはここからだと若干遠い。
若干空気が重かったが、僕は何とか口を開いた。悪いのはどう考えても僕なのだ。
「はっきりとは言えないんだけど、実は僕は何もしていないわけじゃないんだ。この日本の裁判のあり方を変える為に色々と頑張ってる」
「そうなんだ。」
「真宵ちゃんの方はどうなの?」
「あたし? 毎日修行の日々だったよ。覚悟してたけど正直辛かった。それにしてもさー。なるほどくん、変わっちゃったよねー。娘もいるし」
「あぁ、みぬき? 彼女も訳ありなんだけどね。大きくなってるのにまだべったりで困ってる所だよ。僕だけならまだしも、オドロキくんっていう別の弁護士さんもいるしね」
「いいじゃない。女の子なんだからちょっとした役得だと思えば」
「そうは言うけどねぇ」
とここで少しの沈黙が訪れた。
僕自身、会話に応じたので彼女がまた何か話すだろうと思って黙っていたのだが。
「なるほどくん。お嫁さんは? お嫁さんはいないの?」
「うーん。これといって出会いが無くてねぇ」
「じ、しゃあ、じゃあさ。あたしがさ。そのーあのー。お嫁さんにさっ。」
僕はもじもじとしながら喋る真宵ちゃんが非常に可愛く見えた。
ここは僕から強引に行くべきだろう。
「今、結構めんどくさい案件を請け負ってるんだ。真宵ちゃん。それが、終わったらさ。君を向かえに行ってもいいかな?」
僕がそういうと真宵ちゃんはちょっと小走りをして僕に向かい直った。僕は、立ち止まった。
真宵ちゃんは深々と頭をさげる。
「ふつつか者ですが、どうぞよろしくお願いします。」
お互い真っ赤になった顔を見あって少しニヤける。
僕は少しこの空気が嫌で話題を変えた。
「じゃ、そろそろラーメン屋さんに着くし行こっか」
「うん!!」
僕達の距離が縮まった。
その頃のみぬきち
「うーん。私的には、妹の方が欲しいけど、パパの取り合いになったら嫌だしなぁ。弟の方が、いや、でもなぁ」