魔法少女---
おそらくは全ての女児や少女は、放送されている番組を目の当たりにし、一度は憧れを持つことになるだろう。 可愛らしいフリルやリボンに彩られた衣装。
魔法のステッキはいつもキラキラと輝きを放ち、困ってい 人を放置する事なく、手を差し伸べて救い、悪者や卑怯者を成敗する。
何より、みんな顔スタイル良し!
...ああ、私もそんな存在に憧れていたし、自分だっていつかそうなれるんだ と信じ込んでいましたとも。
ええ。もちろん現実は、そうじゃなかったけどね!
かつては少女だった私も、気がつけば良い歳したアラサー。
女児および少女だった頃は夢や希望で満ち溢れていたし、 私は何にでもなれる! って思い込んでいた。
☆☆☆ちゃん(憧れていた魔法少女ね)みたいに。
困った人は助けたいと思っていたし、悪い奴らはいずれ倒されるんだ!!と思っていた。
私はおもちゃの魔法のステッキをいつも持っていて、☆☆☆ちゃんの真似をしていたんだ。
自分も☆☆☆ちゃんみたいになるんだ!ってね。
未来は絶対明るくてキラキラしているんだと思っていたよ。
...でもね。
ええ ええ もちろん、そうはなりませんでしたとも!!
現実はアニメの通りには行かない!!!!
歳を重ねていくにつれて、避けられない現実を思い知る事になっていくのであった。
あまり自分で自分をこう言いたくないけど...顔もスタイルも残念だし、(昔は可愛いと思っていた自分を殴りたい)その上、極度なコミュ障。
これでなぜ、キラキラした世界が待っていると思えたのか。
ちなみに自分の顔が残念だと気が付いたのは周りから (主に男子の態度)の扱いであった。
明らかに可愛い子にはデレデレニコニコするのに対し、私には無表情塩対応。
それと自分の証明写真を見て唖然とした。
これで魔法少女の衣装なんて着ようものなら、事故だよ。事故。
まあ、それは良いとして...とにかく色々な事がありまして、アラサーとなった現在は仕事も何もかも上手くいかないままで、人生に絶望してばかり。
どうして魔法少女うんぬんと言ったのかと言うと、ふとネットで見かけて懐かしいなと思って、何十年振りにアニメを見ていたから。
昔と変わらず、やっぱりキラキラしている。
でも。今はその輝きが眩し過ぎて、辛い。決して手の届かない存在だという事を痛感してしまった。
何というか、綺麗な世界過ぎる。
ポジティブの押し売りにすら思えてくる。
キャラクター達全員が仲良しこよしだけど、実際はこうもいかないよね。根本的に合わなくて仲良くなれない人だって絶対にいるし。
世界はこんなに優しくはなく、簡単にご都合的に物事は進んでいかない。悪者も絶対に成敗される訳じゃないんだ。
例えばいじめっ子といじめられっ子。
いじめは悪い事だけど、いじめをした人間は将来的に成功者になっている事も少なくないみたいで。
昔はやんちゃしていたけど、今は心を入れ替えました!みたいになると、改心した良い人扱いされるんだ。
それに対し、いじめられていた子は、その事がトラウマになって引きこもりになったり ビクビクしながら生きていく事になったり...最悪は。
とにかく。悪は必ず成敗される、という事は有り得ないんだなと思っている。
そして...困っている人を助けるのだって簡単な事ではない。他人が関わろうとすれば結局、相手の良いように使われちゃうんだから。
お人好しも良くないし、勝手な事するなよ!と怒られてしまう事もある。
というより、他人があれこれ助けようとしても、その人の悩みはその人自身でしか解決出来ないのだ。
他人が余計な事をしちゃいけない。
色々と話が逸れちゃったけど、擦れてるね。私。
私は絶対魔法少女みたくなれないし、手の届かない存在。もう夢や希望を持てるような年齢じゃないし。
まあアニメの世界と比べても仕方ない事だけど。
懐かしかったアニメは途中で見るのをやめた。
色々思い出していたら苦しくて何だか疲れちゃったから。
子供の頃は何も考えずに話だけに集中出来たのになあ。
こんなつまらない大人になってしまうとは思ってもいなかった。
とはいえ、もう仕方がないのだ。
仕事でも何でも、できる事だけをやっていくしかない。
魔法少女みたいに、キラキラ出来なくても。
夢や希望は、持たない方が楽に生きられたりもする。
私は私。折り合いをつけていく事も大事だ。
もう何もかも、割り切って行く事にしよう。
PS.その後、大人向けに例の魔法少女アニメの続編が出来たので見てみたが、イマイチだったので見るのやめた。
昔の面白さは、もう再現は出来ないのだ。
悲しいかな、歳を取ると純粋に物語を楽しむ事も出来なくなるのだ。
最後ごめん、何の落ちもなくて。ただのアラサーのぼやきでした。