とある国、日本。
そんな平和な国の中でも、所謂【スラム】と呼ばれる場所はある。
「ハッハァー!鈍い鈍い!」
「俺に勝てると思うかァ!」
そこで暴れる一人の男がいた。
「クソッ!なんなんだあいつは!」
「テメェ!中坊じゃねぇのか!」
なぎ倒され、血を吐いた男たちが問う。
「もちろんそうだ!だがこれも武者修行の一環!かかってこい!」
「いやだわ!逃げるぞお前たち!」
そして男たちは逃げ惑う。
「ったく…ザコばっかだな…ここはいいかと思ったのに…こうなると本気でヤクザのところに行くしかねぇが…」
そういいながら歩いていくと、一つの時計と、ベルトが地面に落ちている。
「あ?なんd[拾え…]あぁ⁉」
[拾え…私を…拾え…!]
直ぐに冷静になり、その声が時計から来ているものだという予測を立てる。
「まぁ…いいか。面白そうだし、拾ってやるーーよっと!」
そしてウォッチとドライバーを手に取る。
その瞬間、
「ッフー…ここに落としたかなぁ…?」
「アレ?君、それ返してくれない?結構重要なものなんだよねぇー!」
[渡すな…渡すな…!]
時計が拒否するように語りかけてくる。
「フーン…いいぜ」
「うん。じゃあ、それをもってこっちまで〔ドスッ!!〕ッッッーーー!!」
男は殴られた衝撃で数メートル飛んでいく。
[ドライバーを…つけろ…]
「ア”ァ”⁉こんなのつけろって⁉」
[つけろ…!早く…!]
時計はどことなく焦っているようである。
「チィッ……まぁいい。は向かうなら…つぶしてからいただこう!」
男が走ってくるのをしり目に、ドライバーを腰につけると、シャー!という音とともにベルトが巻かれる。
[そして…ウォッチをはめろ…!]
「おう!分かった!」
そして、ウォッチを嵌める。
[変…身!]
キングターイム!!
カメーンライダー!ジオウ!オーマー!!
「ナァッ⁉」
そして、変身した瞬間、頭に激痛が走る。
それは、記憶。王の、くらい、悲しみの記憶。
「ガァァァァァァーーーーーーッ!!!!」
そして、痛みは終了する。
「ッフゥ…フゥ…ハッ…ハハハッ……ハハハハハハハハハハハッハハハッハッハッハッハッハッハ!!!!」
「ッフーーーーーーー……最ッ高だよオーマジオウ!」
「貴様ッ!」
男が走ってくる。
「死ネッ!」
「五月蠅い」
ヴンッ!
それは、腕を振れば千切れ飛ぶ。
「いい……いいぜ……面白い力だ……だが、俺はあんな荒廃した世界じゃねぇ…過去のオマエとかいうやつが抱いた、みんな幸せハッピーワールドを築いてやるよ!」
そして、王は最後の言葉を紡ぐ。
[感謝…する……]
そして、王の魂は、終わった。
「オーマジオウ。俺は、あんたの悲しみの人生に敬意を評するぜ」
「またいつか。逢えたらいいな」
そして、この世に魔王が降臨した。