授業が開始する。
「--であるからして、ISの基本的な運用は現時点では国家の認証が必要であり違反すれば刑法によって罰せられますが・・・織斑君、祭央君わかりますか?」
山田先生が俺たちに聞いてくる。
「ほとんど全部分かりません!」
…織斑一夏…それはさすがにひどいぞ?
「え、えぇ⁉参考書は渡されましたよね⁉」
「古い電話帳と間違えて捨てました!」
「何をやってるかバカ者!」
ゴスッ!と間違いなく人の頭が出しちゃいけない音を出して織斑一夏が撃沈する。
「ってえ!何すんだよ千冬姉ぇ!」
「織斑先生と呼べ!」
もう一度同じように頭を叩き、織斑一夏がまたも撃沈する。
そこで山田先生が俺に向いてきて、
「さ、祭央君はわかりますよね…?」
「無論。この程度の知識、常識だな」
「すげぇー…」
織斑一夏が頭をさすりながら俺のことを見る。
「ウォズ」
「分かったよ。我が魔王」
ウォズを呼べばすぐに織斑一夏の治療をして教科書を固定する。
「え?え⁉何⁉」
「こちらを見られるのすら気に障る。お前は永久に前を向いて勉強に取り組んでろ」
「祭央…よくやった」
織斑先生が褒めてくる。
「ちょ、ちょっとちふ…織斑先生⁉」
「王として当然のことよ」
その後の授業は円滑に進み、織斑一夏は教科書にかじりついてでも授業を追おうと必死になっていた。
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授業は終了し、例の金髪嬢は次は織斑一夏の方へ行っていた。
その後いきなり怒り、声を荒げようとしたところでチャイムが鳴り、3時間目のために全員が席に着く。
「それではこれから授業を始める。この時間は実践で使用する各種装備の特性について説明する」
ン?織斑先生が授業?
先ほどまでとは違い、織斑先生が教壇に立ち、授業を開始させる
「ああ、その前に再来週行われるクラス対抗戦に出る代表者を決めないといけないな。クラス代表者はそのままの意味で捉えてもらって構わない。5月に行うクラス対抗戦にクラス代表として出るだけでなく、生徒会の開く会議や委員会への出席…他には学校行事での司会をしたり……まあ、クラス長だな。自薦他薦は問わないぞ。」
そういい終わり、推薦/自推が許された瞬間、教室で声が上がる。
「はいっ!私は織斑君を推薦します!」
「私も―!」
「私も織斑君で!」
フム…まぁ親しみやすいのはあのアホ面の織斑一夏だろうし、仕方ないだろうな。
「私はおーくんをすいせーん!」
「え?なんで?」
「なんかかっこよかったからだよー」
フム…おー。オー。
「貴様ァ!我が魔王に対してなんという呼び方W「よいウォズ。俺はこの呼び名が気に入った」はっ?えっ、ですが…「いいだろう?俺は先代とは違うんだ。別に今、国を持っているわけでもないし、許そうではないか」…我が魔王がそういうのならば…」
よし。では、
「お前、いいネーミングセンスだ。俺に仕えないか?」
「んー…今もう一応あるじはいるしやめとくー!」
「そうか…お前ならばいつでも来ることを許そう」
さて、まぁこんな機会だ。人を率いる練習とし、俺がなってやろう。
「待ってください!納得がいきませんわ!」
そこで、バンッ!と机を叩いて立ち上がったのはかの金髪嬢であった。フム…織斑にでも文句があるのか。
「このような選出は認められません!大体、そんな理由で男がクラス代表だなんていい恥晒しですわ!わたくしに、このセシリア・オルコットにそのような屈辱を1年間味わえとおっしゃるのですか!?」
ほう…俺に文句があると?
「だからこそ私は!二人に決闘を申し込みますわ!!」
バァァーーン!!とでも漫画であれば擬音がつきそうな感じで金髪嬢…セシリア・オルコットは宣言をするのであった。