「オーラーイ。オーラーイ。オーラーイ。おっけー!そこで降ろして―!」
一人の教師がエネルギーが完全に切れて動かなくなったブルーティアーズを打鉄に指示を出し、運ばせてフィールド外に出す。
「っし!織斑先生!次の試合OKです!」
「よし。では織斑一夏。入ってこい!」
「はい!」
声が聞こえ、新たなるISに乗った織斑一夏が入ってくる。
そして、
「臨徒!俺はお前みたいな卑怯者を許さない!!」
…ハァ¿
「面倒な…そもそも、何をもって是とする?答えは一つ」
俺は、天の道を行き、総てを司る男と同じように指を上げ、
「俺だ」
「…は?」
「俺。その存在そのものが王であり、俺のすべてが正義だ」
そして一呼吸付き、
「もう一度言おう。【俺が正義だ】」
「そ、そんなこといいわけないだろ!!」
フム…なら、現実的にいってやろうか。
「では、何が卑怯と?」
「何をだと⁉最後の一撃であんなにする必要はなかっただろ!」
…これだから嫌いなんだ。闘争を知らないガキは…
「卑怯なマネしやがって! あれが男のやる事かよ! 女相手にそんなことして!」
「なら、強力な攻撃をせずにもっと安心安全な攻撃だけをしていろと?」
「そうだ!」
…使い物にならんな。
「……つまり、全力を尽くして戦っていたオルコットに対して、手を抜くべきだったと?」
「そうだよ! 女は守るべきものだろ! 女相手に本気出してんじゃねーよ、男として恥ずかしくないのか!」
「恥ずかしくないが?」
「お前がおかしいんだよ!」
俺が適当に返していれば、どんどん織斑一夏はヒートアップしていく。
と、そんなことより…女が守るもの。というのは看過できないな。
過去の偉大なるライダーたちには、女性のライダーもいた。
彼女たちも、また尊敬すべきライダーの一人。
そのライダーを侮辱するのならば、
「もういい。此処で殺しておいた方が世のためであろう。甘んじて死を受け入れよ」
「なんだと!!」
そしてモーフィングパワーと念力の合わせ技により、織斑一夏を完全固定し、
「砕け死ね」
時間を停止させ、
【クロノスの刻 クリティカルクルセイド】
念じれば、すべてのライダーの刻を発動できる。
「この世界で死んだ者は、復活できない。死と生の狭間に永久に閉じ込められるのだ」
地面に時計の紋が浮かび上がり、長針と連動するように回し蹴りをすることによって白式が完全に砕け散って織斑一夏が落ちていく。最も、時間を進めない限りは落ちないが。
「貴様は、織斑千冬が遊戯☆王のネタを知っていたことと引き換えに生き残らせてやろう」
そして時間が進みだす。
「俺の勝利だ」
そういいながら、無言で静まり返ったフィールドを去るのであった。