本誌ネタバレ注意
後書きにネタバレ注意!!本誌読んでない方はご注意ください!!繰り返します!ネタバレ注意ネタバレ注意!
俺はどこにでもいるタダの転生者
前の自分がどんな奴だったのかも、どんな死に方をしたのかも覚えてはいない。覚えているのは死に向かう寒さだけ。
転生した先は分からなかったけど、まぁ特に特徴も無い普通の村に生まれ落ちた。現代のように発展はしてないから多分異世界系なんだろうなって思いながら特に自己研鑽とかもせずに適当に過ごしていた。
神様ってやつにもあってないからなんか力を貰ったとかもない。身体能力が高かったけどそれだけだし、それなら異世界人って大体そうでしょ(偏見)
そんな訳で村で平和に過ごしていた俺だったんだか、それは唐突に終わりを迎えた。
村に『奴ら』が現れたんだ。
人を人とも思わない外道共。この世界における頂点にいる存在、言わば天に立つ者。奴ら
『天竜人』・・・と。
はー、ここONEPIECEの世界やんけ。はい終わり、ご愛読ありがとうございました。
つーわけで序盤も序盤から詰んだ俺な訳ですが、まぁ当たり前に捕まって、当たり前に奴隷にされた。紋章クッッソ熱かったでござる。
それからは殴る蹴る叩く打つ抉る斬る、なんでもござれの拷問フルコース。ざけんなアンチマナーだわ、サンジに蹴られろ。あれ、いやサンジまだ生まれてねぇか。
言い忘れてたけど割と原作より昔に生まれたっぽいんだよね。具体的に言うとロジャーがルーキー位の時。ルンバー海賊団全盛期やんけ!サインくれや!ダメか、俺牢獄の中だし。多分今頃1人除いて全滅してるし。どんまいブルック、あと50年くらい頑張ってくれや(鬼畜)
でなんだっけ、そうそう奴隷になっちまって色々拷問されたんだけどさ。頑丈だからか気に入られて頻度上がったり、移動の為の足の1人としてあちこちに連れ回されたりしたんだよね。おかげで左腕無くなるし体は傷だらけだし、やんなっちゃうよね、ハハハ!
え?その割には大丈夫そうって?明るく振る舞っとかないと心折れるんだよ察しろ(真顔)
んでさー、何時かあの腐れ顔面共の1人でもぶち殺してやろうかとチャンスを伺ってたんだけど、まぁそりゃ警備が固くてさー。折角作った岩のナイフも見破られて壊されちゃったし。見つかったのが優しい海兵で良かった。めちゃくちゃ辛そうな顔して報告もせずナイフだけで許してくれたし。サンキュー海兵、アンタだけは尊敬するよ。他の奴なんて自分の評価上げるために即報告なのに。
でもある日、特大のチャンスが来たんだ。なんか遠出するってんで船使っての移動になったんだ。デカいとはいえ船という平地とは遥かに離れた閉鎖空間、何も起きないはずもなく・・・よっしゃぶっ殺してやるってウキウキしながら木屑で鎖の鍵を開けてコソコソしてたらさ。
声がしたんだ。
誰かは分からないけどその声が、俺を呼んでんたんだ。
そんで向かった先で、俺は運命に出会ったんだ。
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天竜人、移動船内。豪華船とは思えないほどに質素で劣悪な環境の牢獄、そこに彼はいた。
顔はまだまだ幼さが残るが、体はデカく生傷が耐えない。その上左腕が存在しない痛々しい容姿。
人としての尊厳を全て奪われても尚、折れぬ精神で反逆の機会を伺っていた少年は意気消沈している他の奴隷達を壁にしながらコソコソと音を立てないよう木屑を鎖の鍵に入れ込んで動かしている。
「痛ってぇ・・・・・・」
その度に体に痛みが走り、手が止まるがそれでも根気強く木屑を動かすと何かがハマる感覚が伝わり、上手いこと木屑を捻ると重々しい鎖がガチャリと外れた。喜びで声を出してしまいそうになったが、慌てて口を塞いでそれを防ぎ、キョロキョロと周りを見た。他の奴隷は誰もこちらを見ていない。ホッと息を吐くと今度はコソコソと扉の方へ向かい牢獄からの脱出を試みる。
すると近くの奴隷が流石に気がついたようでギョッとした目で少年を見た。
「き、君、鎖は・・・!?」
「げ、やべ。しーしー!静かにしてくれよ!」
「あ、すまない・・・じゃない!鎖はどうしたんだ!?」
「外した、これで」
小声で話しながら少年は牢獄の鍵に指している木屑を指さす。それを聞いて奴隷の男は慌てて少年を止める。
「やめるんだ!ここを出たところで見張りに見つかって殺されるだけだぞ!逃げたとしても周りは海だ!逃げ場はない!」
「知ってるよ、けどこの牢獄にゃ見張りはいねぇ。所詮奴隷だからな、替えがきくし、逃げられても直ぐに殺せる・・・って話してるのを聞いた。あと別に逃げる為じゃない」
「な、なら何故・・・」
「ぶち殺してやるんだよ、ご主人様でもなんでもいい。天竜人をな。」
「バッ・・・!馬鹿な事を言うな!無理に決まってるだろ!?」
「うるせぇなぁ、俺の生き甲斐に口出すんじゃねぇよ。お、開いた。」
うんざりした顔をしながら聞いていた少年が鍵を開けるとササッと外に出る。そんな彼をまだ奴隷の男は必死に引き留めようとするが少年は振り返りもせずに廊下に出る扉に耳をつけ人がいないことを確認する。
「待つんだ!早まっちゃいけない!奴隷であり続ければ何時か開放されるかもしれないんだぞ!それを死に急ぐなんて!」
「何時かって何時だよ、俺はアイツらの誰か殺せれば死んでもいいんだ。俺の故郷も親もダチも全部奪ったアイツらをな。じゃあな、良い奴。お先に失礼。」
それも軽く流して少年は扉を出て廊下に出る。耳をすませて足音がしない事を確認したらサササッと廊下の曲がり角にまで足音も立てずに走り、廊下の先を見て先に進んでいく。
体内時計が正確ならば今は夜、警備も昼時よりかは薄め。だとしても厳重警備なのは変わらないが、何とか掻い潜って行けないものかと悩んでいると体がフラリと揺れた。
(腹、減ったな)
奴隷になってから満足に飯など食べていない為、体に力が入らない。こんな有様で天竜人を殺すなど夢のまた夢だが、やらずに死ぬかやって死ぬかの2つしかないなら、後悔のない方で死にたい。その思いが少年をつき動かしていた。
俺から全てを奪ったアイツらから、1つでも何かを奪ってやる。
いや、ダメだ、それだけじゃ
全部、奪ってやる
食い散らかしてやる
何もかも食ってやる
心の底に埋まって燻っていた憎悪と殺意が溢れてくる。ドス黒い感情が渦巻く少年の耳に、何かが聞こえてきた。
”■■■■■■”
「・・・・・・え?」
少年は慌てて周りを見渡すが誰もおらず、静寂が耳を貫く。しかし、その声は確かに少年には聞こえていた。
”
「呼んでる・・・・・・」
その声は、まるで少年を呼ぶように彼の耳に響き渡り、廊下の先から手招きをするように何かの気配を強く感じ取れた。
天竜人の事など頭から吹き飛び、取り憑かれたかのようにフラフラと声の方へ歩き始める少年。少しすると、豪華絢爛といった装飾増し増しの扉の前に立った少年。
声はこの先から聞こえていた。
どうしよう、こんなとこどうやって入るんだよと頭を抱えたが取り敢えずドアを開けようと引っ張ると思っていた手応えはなくいとも簡単に開いてしまった。
「鍵が、空いてる?」
何故鍵が開いてるのかは分からない、しかし今はそんな事どうでもいい。ただこの声のする方へ。
「こっちだ・・・」
周りにある財宝や絵画などには目もくれず、先へ先へ進んでいくと何かのコレクションが並ぶゾーンが現れた。その中の1つ、透明ケースの中にある不可思議な模様の
「お前が、俺を呼んだのか?」
少年がそう声をかけるとかなりの耐久性を誇るであろうケースが独りでに割れ、果実が少年の前にそのままの姿を見せてくれる。まるで、導いてくれているように。強い思念を感じ取った少年は頷いた。
「そうか、おまえを喰えばいいんだな」
果実と同調している少年はなんの迷いもなく果実に手を伸ばし、食らおうとする・・・しかし。
「おい!何をしている!その実に触るなッ!!」
「ガハッ・・・!?」
その声が響いた瞬間、少年は果実を手放して殴り飛ばされた。子供の体など簡単に飛んでいき、ガシャンッと宝の山に叩きつけられた。顎が砕けたのか声にならない悲鳴が込み上げる。
彼を殴ったのはたまたまこの部屋を見回りに来ていた衛兵であった。宝物庫の扉が僅かに開いているのを発見し、慌てて中を確認しに来たのだ。
少年の手から離れた果実は宙を舞い、衛兵の手に収まる。
「チッ!奴隷如きがあの御方の悪魔の実コレクションを触るな穢らわしい!そもそも貴様どうやってここに入った!厳重なロックを掛けていたはずなのに・・・!」
ブツブツと呟きながら衛兵は少年の足を折った上で蹴り飛ばす。苦しげに息を吐き出しながら吹っ飛び、床を転がっていく少年。手加減などしていない攻撃は少年の体を容易く砕いていた。
変な方向に折れた足や血塗れの顔、最早死に体といった少年を気にせず、衛兵は果実の埃を払い、大事そうに新たなケースへと戻そうとする。
「そもそも何でこいつは牢から出てるんだ、全く。鍵当番は後で処刑だな・・・・・・ん?」
しかし、衛兵はある違和感を覚えた。持っている部分が妙に凹んでいるのだ。まさか!?と果実をひっくり返すとそこには小さいが齧った後が残っており、そこから果汁が滴っている。
ゴクンッ
「悪魔の実が、削れてるッ!!貴様っ・・・ガッ!?」
振り向こうとしたが突如、胸に走る激痛に衛兵はビクリと動きを止めて自分の胸を見下ろす。そこには、見覚えのない
「が・・・ぁ・・・!?」
「・・・ヒ、ヒヒ、ヒヒヒハハハハッ!!」
苦しみもがく衛兵を貫いたのは今まで死に体で床に転がっていた少年だった。歪なまでに肥大化した右腕は、容易く衛兵の肉も骨も掻き分けて突き破り、軽々と宙に浮かび上がらせていた。
体の底から溢れ出る力によってこれまでに無いほど興奮し、笑いが止まらず狂気の笑みを浮かべる。
「ハハ、ハハハハッ!!すげぇ、すげぇすげぇ!!最っ高の気分だ!!これが!これが、
笑い続ける少年の体に異変が現れ始める。
ビキビキと膨張する筋肉、それは古傷が開き赤い筋繊維が見えるほどに異常発達をして少年の体を暴力の塊に変化させる。
更に失った左腕がボコボコと隆起すると凄まじい再生力で新たな腕が生え、腰の後ろからズルンッと音を立てて極太の尻尾が現れる。バキバキと口の周りから角、いや、
その姿はまるで・・・・・・悪魔
少年が食ったのは”
その中でも更に貴重で、
”
モデル:イビルジョー
暴食の化身が、異世界へと降り立った。
「腹ァ、減ったなァ・・・・・・」
「ヒッ!や、やめ・・・!!」
少年はそう呟くと強酸性の涎をダラダラと出しながら衛兵の方を向く。それだけで己の末路を悟ったのか、激痛も忘れて逃げ出そうともがき出す。だが、膨れ上がった筋肉は返しのように突っかかり衛兵を逃がさない。
涙でぐちゃぐちゃになった衛兵を命乞いをする間もなく、ガバリと開いた竜の顎が上半身を包み込み、食い殺した。
「ギャァァァァァッッ・・・・・・!?!?」
衛兵を食うと竜の顔から普通の少年の顔に戻り、血を滴らせながら咀嚼し、残った下半身もポイと竜の顔に変化させて食べ尽くす。あっさりと衛兵を食べ終わってしまった少年は肉を飲み込むと同時に腹を鳴らす。
ダメだ、ひとりじゃとても満足出来ない。
腹が減った、腹がへった、腹がヘッタ、ハラガヘッタ。
全然食い足りない、こんなんじゃ満腹にならない。食べなくては、もっともっと食べなくては。
「・・・・・・もっとだ、もっと肉が欲しい。」
この飢えと憎悪を満たす為に、少年はフラフラと歩き始める。その足取りに比べて、見張り役などと出くわした瞬間には目にも留まらぬ速さで接近し、即座に食い殺す。
それを何度か繰り返しているが一向に腹が満たされない。次の獲物を探す為に宛もなく歩いていくと何やら警備がやけに厚く、目に毒なほど豪華な扉を発見した。
「なんだァ?・・・あっ」
そこで少年は閃いた。
「そういや丁度いいのがいたなぁー・・・肉厚ジューシーで食べ応えのありそうなのが・・・」
二チャリと血で真っ赤に染まった口を歪ませながら、悪魔のような風貌で見張りに突っ込み一人残らず食い切った後にその扉を乱暴に開ける。
その先にも衛兵がいたが、殴り殺し、蹴り殺し、噛み殺し、尽く食い尽くして先に進む。そして目的の人物を見つけると更に狂気の笑みを深めた。
「見ぃ〜つけたァ」
「おい!一体なんの騒ぎだえ!?静かにしないと全員殺すえ〜!?」
少年の視線の先にいたのは頭をシャボンで包み、変な服を着込んだ醜悪な容姿の男。詰まる所の天竜人、しかもそいつは少年の主人の天竜人であった。名前は・・・忘れた、どうでもいい。今優先なのはアイツが美味いかどうかって事だけだ。
最早、天竜人を殺すとかそんなのはどうでもよかった。
ただ、食べたい。目の前の肉を食べたい。少年の中にはそれしかなかった。
そんな少年に気がついた天竜人が鼻水を垂らしながら指を指して驚く。
「ん?なんだお前?血だらけの奴隷がなんでここにいるえ?」
「肉、肉、肉・・・ぐ、いでぇ・・・」
「汚い格好で近寄るんじゃないえ!気持ち悪い!」
獲物に向かって血濡れで見開いた獣のような瞳孔で迫る少年に舌打ちをした天竜人は持っていた拳銃を向けて容易く引き金を引く。人の命を奪うことになんの抵抗も無いその挙動はまさに天竜人と言うべきもの。
だが悲しいかな、竜の鱗に銃弾など通りはしない。
「カカッ・・・!痛くねぇ・・・!」
「なっ!何で銃が効かないえ!?不良品かえ〜!?こ、こっちに来るんじゃないえ!この、このっ!!」
全く効いていない様子の少年に慌てた天竜人は銃を連射するが、その全てが堅牢な鱗に弾かれコロコロと床を転がり落ちる。やがて全ての玉を撃ち切り虚しく引き金の音だけがは響くと天竜人の前まで近づいた少年は逃がさないように拳銃ごと天竜人の手を掴み、ニッコリと笑った。
「実食だ」
「え?」
ぐちゃり
呆然とする天竜人の耳に聞こえてきたのは、肉が裂け血が飛び散り、骨が砕ける音。奴隷を爆破して遊んだ時に聞いたその音が、何故か自分の体から聞こえてきた。チラリと横を見てみると
自分の左腕が食われ、血が吹き出していた。
「あ、あんぎゃぁぁぁぁぁッ!?」
正しく絶叫。襲い来る理解し難い激痛が体を駆け巡り、脳を犯す。衛兵のようにじたばたともがき苦しむが、やはり少年に簡単に抑え込まれて逃げ出せない。そんな天竜人の悲鳴も耳に入っていないのか、咀嚼する少年は感動したようにパッと目を輝かせ、笑みを零していた。
「うん!思った通りだ!今までのより断然美味い。なんというか・・・身が詰まってて、栄養たっぷりって感じだ!!やっぱり普段から良いの喰ってる奴の肉は違うなぁ」
「腕!腕がァァァァァ!?」
「煩いな、喚くなよ」
ニコニコと嬉しそうに笑っていた少年は流石に喧しくなったのか天竜人が声をあげられないように口を掴んで塞いで持ち上げた。
「むぐっ!?」
「安心しろって、大丈夫」
悪魔の化身はまるで天使のような美しい笑顔を向けるとガパリと牙を覗かせてこう囁いた。
骨まで綺麗に喰ってやるから
そして、天竜人の恐怖に引き攣った顔に口が覆い被さると悲鳴も聞こえぬまま肉を食いちぎる音が部屋に鳴り響いた。
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少年が天竜人を食らって数時間後、船内は地獄と化していた。
「バンギャハハハハハハ!!!もっとだ!もっと喰わせろォォォォォ!!!」
突如として現れた悪魔の実の能力者。しかもソイツは人を食らう恐暴な竜。生半可な攻撃は硬い鱗に阻まれ、例えそれを突破しても今度は頑強な筋肉がそれを通さない。振るわれる攻撃は凄まじく、拳の一振で十数人が宙を飛ぶ。暴の嵐と呼ぶべきその竜は全く手が付けられず、船員は蹂躙されていた。
「ヒィィッーー!!ば、化け物だァァァ!!!あっ」
「た、助けるあます!助け」
しかも、本来ならば襲われるはずのない天竜人を積極的に襲って食い殺す始末。力も権力も通じぬ竜にただ逃げ惑うしかない。だがここは船の上。周りは海に囲まれ逃げ場はない。脱出用のボートも壊されてしまった。
もはや、誰も竜を止められない。
「うめぇ、うめぇなぁ天竜人ぉ・・・いいだろ?今まで俺達から奪ってきた分さァ・・・分けてくれよぉぉぉぉ!!!」
「ヒッ!や、奴をな、なんとかするえ!殺した奴には報酬をたんまりだすぇ〜!!ぶキャッ!?」
「そうそう、食ってる中で気がついたんだ。こうやって腸を絞って老廃物を出してからの方が美味いって」
「おのれ奴隷風情が!!」
天竜人の腸を引き摺り出して絞ってから捕食する少年に衛兵が人体を武器に匹敵させる体技”六式”の一つである”剃”を使って凄まじい速さで肉薄し黒く染った拳、武装色の覇気を纏った一撃をお見舞いする。
人体にぶつかったとは思えない程鈍い音が鳴り、手応えを感じた衛兵だったが少年は全く堪えた様子もなく満面の笑みで振り返る。
「なっ!?」
「軽いんだよォッ!!」
「がはっ・・・!!??」
咄嗟に鉄塊で防御したがその上から叩き込まれた一撃に完全に破られ紙なように吹っ飛ぶ。その胸は拳の形がハッキリと残るほど陥没し、ビクリと跳ねたあと絶命した。
そして律儀にその衛兵に近づくと腸を絞ってから丸かじりにする。
「次はどいつだァ・・・?出てこいよ喰い殺してやっから!」
「何なんだ!奴の力は!ただのゾオン系じゃないぞ!」
「まさか・・・・・・古龍種、いや、もしかしたら
「なんて事だ・・・!!あの中からそんなものを引き当てるとは・・・!」
奇跡に等しい確率を引き当てた少年に戦慄する衛兵達。だがそんなこと、少年にとってはどうでもいい。今はただこの世界が心地いい。
「来ねぇなら・・・・・・こっちから行ってやるよォ!!!」
「武装ッ・・・・・・!?!?」
「硬ぇなぁ・・・?まぁこの程度なら関係ねぇがなぁ!!」
突っ込んでくる少年を見て全身を武装色に包む衛兵。人体から出る音とは思えない程甲高い音を出してその一撃を受けきった衛兵だったが、次に振るわれた二撃目で簡単に破られ船外へと吹き飛ばされる。
「あ!あ〜勿体ねぇ〜!」
「馬鹿な!!武装色の覇気を上から力任せに破るだと!?」
「この化け物めぇっ!!」
何人もの衛兵が一斉に攻撃し、剣を切り付けるも全く刃が通らず横薙ぎに振るわれた口に全員捕食され、バキバキと嫌な音をたてる。それを飲み込んだ少年はまだまだ満たされない乾きに更に力を暴走させる。
「力が湧き出る・・・腹が減って仕方ねぇ・・・!!もっと、もっと・・・・・・
!」
震える体がまた膨張し、その体は人の形を捨てる。発達した強靭な後ろ足に筋肉によってはち切れんばかりの極太の尻尾、恐竜のような頭部に異常発達を遂げた凶悪な見た目の顎と牙。
そのモノの名は、恐暴竜
全てを食らい、あらゆる命を己が糧とする健啖の悪魔
目にしたのなら背を向けよ
出会ったのなら諦めよ
戦うのなら命を捨てよ
そのモノは邪悪なる牙を持つモノ、そのモノは悪魔の顎を持つモノ
”
又の名を”暴食のイビルジョー”
懸賞金 ”無し” 望む額を支払う!
「食わせろぉぉォぉォオォッ!!」
”天竜人を好んで食らう”という異常な性質により世界屈指の危険人物とされ、最も天竜人に恐れられた男。
その男の産声が、母なる海の上で咆哮として鳴り響いた。
「う、あ・・・・・・っ!!??」
「我々は、とんでもない怪物を目覚めさせてしまった・・・!!」
「あぁ、よりどりみどりだ・・・・・・さぁ」
いただきます
取り敢えず天竜人どうこうできる奴ぶち込めばスッキリするやろって感じで生まれた作品。
この後、船を近くの町にでも止めて奴隷を解放してから世界中に天竜人を食べる為に旅に出て行く先々で人を救ったりする。天竜人を探し出す特殊能力を持ってるので絶対に天竜人逃がさないマンになってる。
例の大会の会場にも現れてバイキングし始めるし、クマも救われるし、テゾーロも救われるし、世界情勢自体が大きく変わるし、殺したくても転々としてる上にバカ強くて手が付けられない上にクッッソ生命力が高く無駄に長生きなので五老星はブチ切れまくってるし、フィッシャータイガーのおまけでマリージョアに攻めてくるし、ハンコック達も助かるし、多分ドフラミンゴは食われてる。コラさんは見逃されてる。
海で漂流してる時に麦わら一味に助けられて恩返しの為にめっちゃ力貸してくれたりする。エースも助かる、なんかもう全部いい感じになる。
優しい世界(ニッコリ)
・ジョー (奴隷前)→ イビル・ジョー(解放後)
通り名『天喰らい』又は『暴食』
悪魔の実 ゾオン系 幻獣種 リュウリュウの実 モデル:イビルジョー
言わずもがな、モンハンシリーズ屈指のトラウマ生産機であり、高い人気を誇る人気モンスター『イビルジョー』そのもの。3rdの時はお世話になりました(乱入トラウマ)
バカげた戦闘力、アホみたいな生命力、尋常じゃない再生力、底知れない食欲と『暴』が形を持ったような生き物。理不尽の塊。ただ燃費が悪いので腹が減りやすい。人獣型はまだマシだが、獣型はすこぶる燃費が悪く常に何かを食べてないと直ぐにガス欠する。事前にカロリーの高い物を食べてると多少は持つ。
覚醒済み
その生命力の高さ故に寿命が長く、原作開始まで余裕で生きてるし身体能力も衰えていない。島を消し飛ばす攻撃をウケてもしれっと生き残っている。
天竜人が好き、食料として
本人曰く、いい物を食ってるから味に深みがあって非常に美味。個体によって当たり外れはあるものの、基本的にジューシーで味はその個体の好物がよくわかる。果実の甘みがあったり、様々な肉の食感と味だったり、魚の旨みだったりでとてもワクワクする!との事。
後は悪人の肉も好き。常人よりもスレトスフリーで生きておりのびのびとした環境にいる為美味い、らしい。このせいで『悪食王』という通り名も増えた。
性格は善人よりであり、一般人に手を出すことは無い。寧ろ海賊などを好んで襲う。後腐れも無いし美味いから一石二鳥!戦闘になると一切の容赦はせず食うか食われるかの戦いとなる。
技
暴銃(ボウガン)
強力な拳による一撃、拳圧と覇気を飛ばして遠距離攻撃も出来る。
鱗暴(リンボ)
鱗を飛ばして相手を切り裂く。
散暴(さんぼ)
鱗暴の拡散攻撃。鱗は直ぐに生え変わるが、生える一瞬無防備になる。その下に筋肉があるから別に隙では無い。酷い。
暴唸廻(ぼうねんかい)
体を捻って破壊力を増した一撃。落下エネルギーを加えることで更に威力が増す。
暴躙愚(ボウリング)
岩などの物体を莫大な膂力で投げて敵を粉砕する遠距離攻撃。投げ技にもなる。
王蛮震魔(おうばんぶるまい)
獣型で放つ回転尻尾叩き付け。雷鳴八卦並の威力がある。
朱血肉躙(しゅちにくりん)
飛び出た牙を龍属性エネルギーを纏わせて弾丸のように発射する。並の鉄塊や武装色は貫く。
悪去魔ノ悪戯(あさまのいたずら)
強酸性の涎を振り撒き、付着した岩などを敵に投げつける。エグい。
金剛・胎蔵・両壊 破界葬禍津曼荼羅
全身に龍属性エネルギーを纏い人獣型から一気に獣型になり、質量の塊となった状態で全力の体当たりをぶちかます。大抵の相手は死ぬ。
龍擊砲
龍属性エネルギーを吐き出す。出力を絞ればレーザーにもなる。シン・ゴ○ラ。
このお話で出てきたジョーを心配してくれた男性と他の奴隷だった男性、その妻となった女性が仲間になりそれぞれ、イヌイヌの実モデル:ジンオウガ、リュウリュウの実 モデル:リオレウス&リオレイアを引き当てたりして化け物集団となったりならなかったり。