ペルソナ使いとスタンド使いによる奇妙な冒険   作:SKBoom

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戦闘シーンの都合上、お話が長くなりそうなので、一旦いいところで区切り、続きは次の五話目に書きます! 五話目も四話目と同時刻に投稿します!

しかしお恥ずかしい話、私は戦闘シーンを描写するのが非常に苦手で、もしかしたら違和感がありまくりかもしれません………


第四話 シャドウと本心

 テレビの中──

 

 ボォンッ

 

「いてぇェっ!……ったく、同じ場所に繋がってたのは良いけど、この高い所から落ちるのどうにかなんねーの?」

 

 上から降って来た花村は、文句を言いながら立ち上がる。

 

「キ、キミたち…なんでまた来たクマ…」

 

 声がする方を向くと、どうやらあの生物はちゃんといたようだ。

 

「わーかったっ!犯人はチミタチだクマ!」

 

「はぁっ!? 今なんつった!? 犯人!?」

 

「最近誰かがこの中に人を放り込んでる気配がするクマ。そのせいで、こっちの世界はどんどんおかしくなって来てるクマ……キミたちはココに来れる。他人にムリやり入れられた感じじゃないクマ」

 

「なるほど、だから俺達が犯人だと思ってるってことか」

 

「そうだクマ! 一番怪しいのはキミたちだクマ! キミたちこそ、ココへ人を入れてるヤツに違いないクマァァ!!」

 

「………おい、あんまりふざけた事ぬかしてるんじゃあねェぞ」

 

「ひいィィっ………」

 

 謎の生物は承太郎の睨みにより、かなりビビってしまう。

 

「そ、そうだぞ! 俺たちが人を入れてるだと?ふざけるんじゃねえ! 俺たちはな、その逆であることを調べに来たんだ!」

 

「ムッキー! 調べたいのはこっちクマよ! クマココに住んでるけど、こんな騒がしい事、今まで無かったクマ。証拠あるクマか!? 放り込んでるのキミらじゃないって証拠!」

 

「はぁ!? 証拠だあ!? そんなもん無くても俺らがやったんじゃねえっつの! つか、お前に証明してやる義理はねえっての! それより、こっちの質問に答えてもらうぞ! こっちは先輩の命がかかってるかもしれねえんだ!」

 

 花村は必死になりながら謎の生物に問いただす。

 

「いーか、俺らの世界じゃ人が死んでんだよ…こっちの世界みたいな濃い霧が出た日に死体が上がってる。知ってる事全部話せ! ぜってーココと何か関係がある筈だ!」

 

「霧が出た日に死体…? そっちで霧が出る日は、こっちだと霧が晴れるクマよ。霧が晴れると、"シャドウ"が暴れるからすごく危ないクマ。……! はっはーん、そういうことクマか…」

 

 ひとしきり霧についての説明が終わると、謎の生物は勝手に何かを納得している。

 

「現実の世界で霧が出る日はこっちだと霧が晴れ…そして"シャドウ"が暴れる。……おい、シャドウってのはなんだ」

 

「ひっ……しゃ、シャドウはシャドウだクマ。と、とにかく! シャドウが暴れると危ないから早く帰れって言ったんだクマ! さあ、質問は終わりクマ。キミらが犯人なのは分かってるクマ! 今すぐ止めてもらうクマ!」

 

 どうやらこの生物は、まだ承太郎らが犯人だと疑っている様子だ。

 

「だから違うって言ってんだろ!! いいかげんキレそうだぜ…なんで人の話聞かねえんだ、テメーはッ!」

 

「は…犯人かも…って言ってるだけクマよ…た、ただ確認してるだけ……」

 

「はぁ…? 強気か弱気かどっちなんだよ…どうも調子狂うな、このクマ……」

 

 花村は謎の生物の態度に困惑している。

 

「…大体、ここって何なんだ? テレビのスタジオみてーな……!」

 

 そこまで言うと、花村は何かを閃いたようだ。

 

「お、おい…もしかしてあのおかしな番組、ここで"撮影"されてんのか!?」

 

「……なるほど、確かにその考えは一理あるな」

 

 というのも、今承太郎達が立っているこの場所は、よくあるスタジオなどに似ている。つまり、あの映像はこのスタジオのようなものを利用して、あのマヨナカテレビで流れる映像を撮影しているのではないかと花村は考えたのだ。

 

「おかしなバングミ? サツエイ? 何の事クマ?」

 

「何って…だから、放り込まれた人間を誰かがここで撮ってるのかって訊いてんだ」

 

「…? 分かんない事言うクマね。ここは元々、こういう世界クマ。誰かが何かをトルとか、そんなの無いクマよ」

 

「元々こういう世界だと……?」

 

 承太郎が疑問に思いながら聞くと、謎の生物は少し怯えながら答える。

 

「こ、ココはクマとシャドウしかいないクマ! 前にも言ったクマよ!」

 

「……そうか。だがな、そんな事だけを言われても、俺たちはそもそもこの世界について、そしててめェとシャドウについてまだ分からねぇ事だらけだ」

 

「ああその通りだ! それにだな…そもそもお前が一番怪しいじゃねーか! お前こそ、実は犯人なんじゃねーのか!? だいたい何だよそのフザケたカッコ!! いい加減、正体見せやがれっ!!」

 

 臆することなく謎の生物に花村は近寄ると、謎の生物の頭部分を掴み引っ張ると、ぬいぐるみの頭が外れた。そして中身は………

 

「な、中身がねぇ……だとッ?!」

 

 そう、何と中には誰もいなかった。つまり、ぬいぐるみのようなもの自体が本体だという事になるだろう。

 

「な、何なんだよ、お前……な、中身がねぇ………」

 

 謎の生物は自身の外された頭を手に取ると、再び体に付け直した。

 

「クマが犯人だなんて…そんなことするはずないクマ……。クマはただ、ココに住んでるだけ。ただココで、静かに暮らしたいだけクマ……」

 

 その言葉を聞いた花村は、少し自分がしたことを後悔している様だ。

 

「キミたちが犯人じゃないって、信じてもいいクマよ。でもその代わり、本物の犯人を探し出して、こんな事を止めさせて欲しいクマ」

 

「安心しな。俺は元よりそのつもりでここに来たんだぜ」

 

「ほ、ホントクマか! よ…よかったクマ!!」

 

「そうだな。俺達で犯人を捜して……いや、でもその前に小西先輩が無事か確かめなくちゃ。なあお前……いや、ここまで来たら名前を言わねえほうが失礼だよな。俺は花村陽介……んでこいつは空条承太郎。それでお前の名前は?」

 

「……クマ」

 

 どうやら、名前は本当にクマらしい。

 

「まんまだな、おい……けど犯人捜すって、どうすりゃいいんだ?」

 

「それは、クマにも分からんクマ……でも、今コッチの世界に入り込んでる人間の場所は分かるクマ」

 

「なっ! てめークマ! そういうのは早く言えよ!!!」

 

「………やれやれだぜ。それで、その人間は何処にいるんだ。もしかしたら一刻を争うかもしれねぇんでな、早く教えてくれ」

 

「分かったクマ。あ、でも案内の前に……二人ともこれをかけるクマ」

 

 そう言われ、クマに手渡されたのは、何の変哲もない眼鏡だった。

 

「なんだよ…このメガネ?」

 

 とりあえず、承太郎と花村は眼鏡をかけることにした。するとなんとッ……! 曇っていた景色がハッキリと見えるようになったッ!!!

 

「うお、すげぇ……視界が全然違う。かけてると、濃い霧がまるで無いみたいだ」

 

「……クマ、この眼鏡はどこで手に入れたんだ?」

 

 承太郎がどこで手に入れたかを聞くと、クマは自信満々の表情になる。

 

「ふっふーん! よくぞ聞いてくれました! なんとこのメガネ! クマが作ったんだクマー!」

 

「え、これお前が作ったのか!?」

 

 花村が嘘だろっ!? という感じに驚く。

 

「そうだクマよ。どうだビックリしたクマか?」

 

「………ああ、流石にこれには驚いた。この眼鏡があれば探索がスムーズになる。ありがとな、クマ」

 

 承太郎が褒めると、クマはうれしそうな顔をする。

 

「も、もっと褒めてくれてもいいクマよー?」

 

「褒められたからってあんま調子乗んなよこのクマ……っとと、それよりも早く案内してもらうぞ!」

 

「オッケーだクマ! ……あ、でもクマに出来るのは案内だけだから。自分の身は自分で守ってほしいクマ」

 

「頼りにならねーじゃんか! ワケわかんないの、相手に出来ないからな!? 勢いでついて来ちゃったから武器も持ってきてねーし……! てか! 来たばっかの俺らより、危ないならお前が何とかしろよ!」

 

「ムリムリ、筋肉ないもん。クマは少し離れたところからキミたちに状況を伝えるクマよ。分かったクマ?」

 

「く、空条ぉ、後はお前だけが頼りだぜ………」

 

「……テレビ入る前にも言ったが、絶対に俺から離れるな」

 

「くぅぅっ!! やっぱ頼れる男は違うぜ! どっかの役立たずのクマなんかと違ってなー!」

 

「なっ! 役立たずとはなんクマか! この素晴らしいメガネを作ったのは誰だと思ってるクマ!?」

 

「う、うるせー! 大体お前はだな……!」

 

「はぁ………てめぇら本当に犯人を捕まえる気はあんのか」

 

 承太郎が呆れつつ言うと、二人ともハッと我に返る。

 

「そうだった……こんなクマに構ってる暇はねえんだった。おいクマ! それでどっちに小西先輩…かまだ分からないけど、いるんだ!」

 

「うむむむむ………こっちだクマ!」

 

 そういう言うと、クマは歩き始めたので、その後を追うことにした。

 

 

 

 

 ─────────

 

 ショウテンガイ──

 

「な、なんだよ…ここ…町の商店街にそっくりじゃんか……」

 

 今承太郎達一行がいる場所は、この町の商店街と非常に酷似していた。

 

「元よりこういう場所は存在してたのか?」

 

「んや、ここ最近、おかしな場所が出現しだしたクマよ。いろいろ騒がしくなって、困ってるクマ……」

 

 クマの表情は、不安に満ちていた。

 

「……ところでお前、何でそんなに離れたとこに居んだよ。いざとなったら逃げる気じゃないだろうな……」

 

「そんな事ないクマよ! や、あんまり近くにいたら、キミたちの活躍の邪魔になるから……」

 

「ふーん……しっかし、どの辺まで続いてんだ……? てーか、町の色んな場所の中で、なんで"ここ"なんだ?」

 

「なんでって言われても……ココに居る者にとってのココは現実クマ」

 

「此処に居る者にとっての現実……か、なるほど……おい花村。この商店街は何か小西と関連しているモノは無いのか?」

 

「え…? ……あ、そういえばこの先に確か小西先輩の……!!!」

 

 そこまで言うと、何かに気付いたのか花村はダッシュで先へと進んでいく。

 

「お、おい?! 一人で進むんじゃあないっ!!!」

 

「あ、待ってクマー! 置いてかないでクマァー!!」

 

 急いで花村の後を追っていくと、花村はとある店の前で止まっていた。

 

「やっぱり…ここ先輩んちの酒屋だ。まかさ先輩……この先に?」

 

 そしてまた花村が一人で進もうとするが、今度は物凄く慌てた様子のクマが止める。

 

「ちょ、ちょっと待つクマ! そ、そこにいるクマ!!」

 

「いるって、何がだよ」

 

「……シャドウ。やっぱり襲ってきたクマ!」

 

 そう言われ、コニシ酒屋と書かれた店の入り口を見ていると………

 

 ベチャっ ベチャっ

 

 なんと、謎の液体状の黒い体? のようなものを持った仮面を被っている化け物が二体現れた。

 

「うわあァっ!?!?」

 

「なんだこいつァッ!?」

 

 そして、その液体状の黒い体が突然円状に固まると、ピンクと黒色のシマシマ模様柄の化け物へと姿を変えた。

 

『『縺雁燕繧貞眠縺』』

 

スタープラチナ!

 

オラァッ!

 

ドゴオォッ!

 

『逞帙>……』

 

 こちらの方に向かってきた一体のシャドウという存在を、スタープラチナの一撃により倒した。

 

「どうやらスタンドの攻撃は通用するみてぇだな……「こ、こっちに来るなぁぁっ!!」!? 花村!!!」

 

 スタープラチナの攻撃が通用したことに安堵したのも束の間、もう一体のシャドウが花村の方へとにじり寄っていた。

 

「なんなんだよお前……! 来るな、来るなー!!!」

 

(ちっ! 少し距離があるな……こうなったら数か月ぶりに"時を止める"しか……!)

 

 承太郎は数か月ぶりに発動するので若干不安だが、速く助けるにはこの方法しかないと判断し、スタープラチナの"真の能力"を発動する。

 

 

 

 

 

スタープラチナ・"ザ・ワールド"!

 

 

 

ドーンッ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………………」

 

「………………」

 

『………………』

 

 するとどうしたことか、花村は自身を手でガードしている姿で止まり、クマは承太郎を見て驚いている様子の状態で止まり、シャドウは襲う一歩手前で止まっている………

 

「……何とか成功したみてぇだな。持って5秒……っといったところか。まぁ、時間が停止している中で5秒……っと考えるのはおかしな話だがな」

 

 そう、この能力こそ、承太郎がエジプトでの戦いにて得た唯一無二の能力『時間停止』だ。

 

「にしてもだ、このシャドウ……一体何者なんだ……と考えてる暇はねぇな」

 

 そうすると承太郎は、花村とシャドウの前に立った。

 

「残り3秒……十分すぎる時間だぜ」

 

オラァッ!

 

 スタープラチナはシャドウの顔面を思いっきり一発殴る。

 

「残り1………0」

 

 

 

 

ブウウゥゥンンッ

 

 

 

 

 

ベギイイイィィンンンッッ!!!!

 

 

 

 

 

 

『荳?菴謎ス輔′襍キ縺阪◆繧薙□?!?!?!?』

 

 カウントが0になると同時に、再び時は動き出し、シャドウは一瞬にして粉々に砕け散った。

 

「くるな! ……ってあれ? ば、化け物は?」

 

 突然目の前からシャドウが居なくなった様子に、花村は困惑している。

 

「安心しな、シャドウとかいう奴は俺が始末した」

 

「え…一体いつの間に…それにどうy「凄いクマー!」ちょおい遮んなよ!」

 

 すると先ほどまで呆然としていたクマが、承太郎の事を褒めながらこちらに近寄る。

 

「いやはや、"センセイ"はすごいクマね! クマはまったくもって感動した!」

 

「おいちょっと待て、その"センセイ"ってのはなんだ」

 

「センセイはセンセイクマ! だってこんなすごい力を隠してるなんて……シャドウが怯えてたのも分かるクマ! もしかして、この世界に入ってこれたのもセンセイの力クマか?」

 

「……まあこの際そのセンセイってのは置いてくとして、お前、まさか"スタンドが見える"のか?」

 

 何故急に先生と呼ぶのか分からないが、それ以上に今気になるのは、クマがまるでスタンドを見えたかのような言い方をすることだ。

 

(何故急にスタンドが見えた……? それとも見えることを隠してたのか? いや、それならこんな場面で見えることをバラすわけがねェか。だったら何故……)

 

「す、たんど? そう言やお前、里中といる時もこいつに聞いてたよな。そのすたんどってなんなんだ?」

 

「んーとね、アホなヨースケにもわかりやすく言うとね、なんてーかグワーっとしててクマね、バギィッみたいな感じだったクマ!」

 

「お前には聞いてねーんだよ! つか、擬音だらけの説明で分かるわけねえだろ!てかナチュナルに下の名前で呼んでバカにすんじゃねえ!!! ……それで、俺にはそのすたんどってやつ見えなかったぞ?」

 

「……それについては後から話す。とりあえず今はこの中に入るぞ」

 

 承太郎は正直スタンド使い以外の人間に説明するのかどうか迷ったが、状況的に説明しない方がややこしくなりそうなので、後から説明することにした。

 

「そ、そうだよな、この先にもしかしたら先輩が……よし! 行くぜ!」

 

「ああ」

 

「ちょ、置いてくなクマ!」

 

 そして承太郎一行は、小西早紀がいると思われる場所へと進むのであった………

 

 

 

 

 ─────────

 

 コニシサカヤ──

 

 中に入ると、なんと! 大きな口があり、謎の触手が大量に生えた化け物が、小西早紀の首を絞めていた。

 

「っ!? ……先輩!!!」

 

「お、女の人が触手に絡まれてるクマー!?」

 

「うっ……がぁ……あぁァァッ!!!!」

 

『う~ん? あれ~? 花ちゃ~ん! どうしたの~?こんなところまでやってきてー』

 

 それは以外ッ! なんと、化け物の声は小西早紀にそっくりであったッ!

 

「な、なんで先輩と同じ声……」

 

『なんでって、そんなの私が小西早紀だからに決まってるでしょ~? そう……こーにーしーさーきッ!!! うひゃひゃひゃひゃひゃッ!!!!!!!』

 

「はな……ちゃ………うッ!」

 

「先輩ッ!!!!」

 

「まずいッ! スタープラチナ・ザ・ワールド!

 

 

 

 

ドーンッ!

 

 

 

 

 スタープラチナ能力により、再び時を止める。

 

「この距離だと、小西早紀を救うので丁度5秒……ってところかッ!」

 

 承太郎は急いで化け物と小西早紀との距離を縮める。

 

「よし……ここだッ!!!」

 

 

オラオラオラオラオラオラァッ!

 

 

 大量に小西早紀に絡められていた触手をスタープラチナのラッシュで弾き、小西早紀を抱きかかえる。

 

 

 

 

ブウウゥゥンンッ

 

 

 

 

ドゴオオオォォッ!!!

 

 

 

『ぐゥッ!? な、何が起きたの!? ……ハッ!? ホンモノは何処に行ったッ!!!』

 

「おいボンクラ、お探しのものはこっちだぜ……花村、こいつを頼むぞ」

 

「え? お、おう! 先輩! 大丈夫ですか!」

 

「うぅ……」

 

 承太郎は小西早紀を花村に託すと、とても苛立っている化け物の方へと向き直す。

 

『………あら~? あなたは確か~、転校生君じゃない! も~、先輩にボ・ン・ク・ラ……なんて言っちゃダメよ~?』

 

「……てめぇ、なにもんだ」

 

 化け物を睨みながら言うも、化け物は目をニヤニヤとさせながら答える。

 

『も~だから言ってるでしょ? 私は小西早紀。ちゃ~んと名前を覚えられない後輩君にはー……お仕置きが必要かしら~♪』

 

「だ、ダマれッ!! お前が先輩なわけないだろッ!!」

 

 花村が悲痛な表情で叫ぶと、今度は打って変わってうんざりとした表情をする。

 

『はァ……ほんとあんたって"ウザい"よね』

 

「なっ……う、ウザい…?」

 

『仲良くしてたのだって、店長の息子だから都合いいってだけなのにさァ? 勘違いして盛り上がって……ほ~んとウッッッッッザイウザイウザイウザイウザイウザイィィィィッ!!!!!!』

 

「な、なにを言って……!」

 

「……………」

 

『それにジュネスだってどうでもいいのよッ!!! あんな店のせいで潰れそうなウチの店もッ!! 怒鳴る親もッ!!! 好き勝手いう近所の人も………ぜぇえぇぇんぶッッッ!!! 無くなればいいのよォォォッッ!!!!』

 

「……っ!!! 小西先輩の声でそんな嘘をつくんじゃねえええッ!!!」

 

「……ヨースケ、違うクマよ。あれはもともと小西早紀って女の人の中に居たモノクマ………」

 

「「……は?(なに?)」」

 

 突然のクマの発言により、花村だけでなく承太郎までも困惑する。

 

「お、おいクマ……冗談を言っていい時とそうでない時がa「冗談じゃないクマ。あれは小西早紀って人の中で抑圧されていた感情。それが本人に見向きもされず否定され、それが肥大化した姿……つまりシャドウの正体クマ」……じょ、冗談だろ? だ、だってそれが本当の事なら小西先輩は俺の事を……」

 

『だから~、そう言ってるでしょ~? 私はそこの女の中で抑圧され感情……つまり、"本心"ってことよ』

 

 化け物が付け加えるように言うと、小西早紀を抱きかかえたまま花村は膝をつく。

 

「そ、そんな………嘘だ。だって先輩は……」

 

『はァ~、まぁ納得できないならそれでもいいけど~? どうせあんたなんてどーでもいいしね? それより後輩君~? お仕置きはどんなことをされたいかしら~♪ 例えば~この触手でa『オラオラオラオラァッ!!!』ぐぎゃあああッ!?!?!?』

 

「おっとすまねぇな、話が長ぇからつい」

 

 承太郎は長々と話している小西早紀のシャドウの後ろに回り込み、ラッシュをかます。

 

『お、お前ェッ! すこーし顔が良いからって調子に乗りやがってェェェッ!!! ブッコロス!!!!

 

 すると小西早紀のシャドウは、触手を大きくうねりだす。

 

「ふっ…上等だぜ……それと花村、これだけは言っておく。人間ってのは誰しもが心に闇を持っている。それがどんなにいい人間だとしても……だ」

 

「っ………」

 

 花村は下を俯いているのでちゃんと声が届いてるのか分からないが、それでも承太郎は声をかける。

 

『お話はもう済んだかしら~? もう私の触手ちゃんたちが耐えれそうにないわよ~?』

 

「心配するな、いまからてめぇをぶちのめして、その気色悪ィ触手を一本たりとも残さねぇさ」

 

『ふふふふふっ………シネぇぇっ!!!

 

「………来い」

 

 承太郎は立ち向かう。相手が未知の存在だろうと関係ない……ただ仲間を守るため、再び彼は戦うのだ…………




お読みいただきありがとうございました!

何故か急にスタンドが見えるクマ………まさか新手のスタンド使いかッ?!(理由は徐々に解明されていきます)


さぁ、今回はイレギュラーの小西早紀のシャドウが現れ、承太郎は戦うことになりました。


一体小西早紀のシャドウはどれほどの強さなのか……そして、この先が原作通りなら、この戦いが終わった後も………
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