ペルソナ使いとスタンド使いによる奇妙な冒険   作:SKBoom

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遂に来ました戦闘回!

さあ承太郎はどのようにして小西早紀のシャドウに打ち勝つのでしょうか……!!!

そして戦闘シーンで、特に逆転しそうな場面では、例の三部の処刑用BGMを聴きながら読むと、さらにストーリーに感情移入出来るかもしれません!

※今回の話で本編には無いオリジナルスキルが登場します。
後書きにて詳細は書いております。


第五話 本当の自分

 承太郎がスタープラチナを構えると、小西のシャドウは不敵な笑みを浮かべる。

 

『我は影…真なる我……もうウザいモノとはおさらばよッ!!』

 

 小西のシャドウが叫ぶと同時に、無数の触手をこちらに飛ばしてくる。

 

スタープラチナッ!

 

オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ………

 

無数に迫ってくる触手の攻撃を、スタープラチナのラッシュで跳ね返す。

 

『あははははっ!! 流石私が見込んだだけの男ね~。でも~、いつまでこの攻撃を耐えれるかしら~?』

 

(くっ……! パワーこそはねぇが、触手自体の耐久が高いせいで弾き返すだけで精一杯……!!)

 

このシャドウの触手は、何とスタープラチナのラッシュですら耐えゆる耐久値があるようで、何度弾き返しても直ぐに戻ってくる。

 

オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ………』

 

『必死過ぎて笑える~。ねぇねぇ…無駄だってことが分からないかなァ? 私の触手は絶対の耐久値を誇るのよ? そう……誰にだって干渉はさせない……誰かと関わる事なんてもうウンザリッ!!!』

 

「……それはてめぇが逃げてるだけだ。てめぇで勝手に思い込んで、誰かに頼る事さえ諦め……悲劇のヒロイン気取りか?」

 

『……ははっ♪ ……もうシネよ。"氷結の魔性"』

 

「なんだ……?」

 

「センセイ気を付けるクマ! 氷属性の攻撃が来るクマ!」

 

触手の攻撃が急に止んだと思ったら、シャドウは口元あたりに氷の塊を集め、こちらに何個も放ってきた。

 

オラオラオラオラオラオラオラオラァッ!!!!

 

飛んでくる氷の攻撃をラッシュで破壊する。そして、違和感に気付く。

 

「腕が……凍っているッ?!」

 

何とッ! 承太郎の腕は完全に凍っていたのだッ!

 

「どうやらあいつは氷の攻撃が得意クマ! ということはどうにかして"炎攻撃"を与えれば隙が生まれるはずクマ!」

 

『あははッ!!! そうよ~? 私は氷属性の攻撃が得意よ。でも今更分かったところでもう遅いわ? さァて、今の状態で私の触手攻撃に耐えれるかしら?』

 

不気味な笑みを浮かべたシャドウは、次々と触手を承太郎に向ける。

 

「ちッ! ………スタープラチナ・ザ・ワールドッ!!

 

 

 

 

ドーンッ!

 

 

 

 

咄嗟の判断で承太郎は、時間を停止させ少しの間危機を逃れた。

 

「マズいな……このままじゃあいつを殴ることが出来ねぇ。この氷が溶けない限り攻撃は無理か………ん?」

 

承太郎はどうしようかと考え込むため、両手をポケットに突っ込んだ瞬間、ふと手に何かが当たった。気になった承太郎はそれを取り出してみると………

 

「……! ………ふっ、どうやらこの勝負、俺の勝ちで決まりそうだな」

 

目の前にいるシャドウ以上の悪い顔をする承太郎。

 

「残り時間はあと3秒……早くしねえとな」

 

そう決めると、承太郎はバレない様にシャドウの向いている後ろ側で着々と準備を進める。

 

「……よし。あとはヤツにバレねぇように、インターバルの時間が過ぎるまで気を逸らすか」

 

そして承太郎は再びシャドウの前に戻り、時間は動き出す………

 

 

 

 

ブウウゥゥンンッ

 

 

 

 

時間が戻ると同時に、触手の攻撃を承太郎目掛けて襲ってくる。

 

「ふっ……!」

 

その攻撃を承太郎はスタープラチナを駆使し、ひたすらに避ける。

 

『う~んどうしちゃったのかな~? 避けてばっかじゃいつかは当たるわよ~?』

 

「心配ねぇぜ、この程度の攻撃が俺に当たるわけがねえからな」

 

『………ほ~んと生意気な後輩君ね♪ それならもっと攻撃を激しくしちゃおうかしらァァッ!!!』

 

シャドウがそう言うと、心なしか触手の攻撃速度が少し上がったように感じる。

 

(煽り過ぎたか……でもこれで"あれ"には注意がいかねえはずだ。……あとインターバルは6秒)

 

『ほらほらほらほらほらァァァッ!!!! さっさと当たってもいいのよ~?』

 

触手は頭、体、腕、足を確実に潰しにかかるように複数迫ってくる。

 

「………………」

 

承太郎は避けることに必死になり、言葉を発する余裕すらも無くなってきた。

 

(あと3秒……!!!)

 

『チッ……ちょこまかとウザイわね。いい加減にシニナサイヨォォッ!!!!』

 

ブオォンッ

 

「ぐぅゥッ?!」

 

「せ、センセイィッ!!!!」

 

今まで完璧に避けてきた承太郎だったが、一瞬足がもつれ、触手の一本が腹に直撃した。

 

(あと……1……秒ッ!!!!)

 

『うひゃひゃひゃヒャヒャヒャヒャッ!!!! よーやく当たったわねぇ? ほ~んとハエみたいに鬱陶しいんだから♪ でももうお遊びも終わり。いい加減ウザくなってきたわ……でもそうねぇ、最後に一言だけ何か言わせてあげるわ♪ ほら、何か言い残したいことはないの?』

 

シャドウは腹を抱えて苦しそうにする承太郎に大量の触手を目の前で止め、余裕の笑みを浮かべている。

 

「最後の言葉……か。そうだな………色々と言いてぇことはあるが……これだけは言っておきてぇ」

 

『いいわよ~、それで何かな?………ん? そう言えば後輩君、いつの間に"制服を脱いで"』

 

すると承太郎は、苦しそうにしていたのが演技だったかのように笑顔に表情を変え、一言だけ言う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スタープラチナ・ザ・ワールド

 

 

 

ドーンッ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……………」

 

承太郎は痛みを耐えながらも、少ない5秒という時を無駄にすることなく最後の仕上げをする。

 

「………そして時は動き出す」

 

 

 

ブウウゥゥンンッ

 

 

 

『たのかしら………って何処に消えたッ?!』

 

「こっちだぜ間抜け」

 

『なにッ!!!』

 

シャドウが慌てて後ろを向くと………そこには燃えている制服の上に、布が蓋代わり入っている複数の日本酒があった。

 

「チェックメイトだ」

 

そう言うと承太郎は、ポケットから"ライター"を出して布を燃やし、シャドウに向けてスタープラチナの蹴りで燃えている制服ごとぶっ飛ばす。

 

オラァッ!

 

パリィィィンッッッ ボオオオォォォォォッッッ!!!!

 

『ッ?!?! あづいあづいあづいィィィィッ!!!!! うぎゃあああああッ!!!!! どうして火がァァァァッ!!!!』

 

このシャドウは氷を使うだけあってやはり火に弱いのか、物凄い勢いで燃えてゆく。

 

『なぜェェッ!?!?!? どうして火があるのヨォォォォォォッ?!?!?!?!?!?!?」

 

「折角だから説明してやろうか? さっきの遺言を聞いてくれたお礼になぁ?」

 

承太郎は帽子の中からニヤリと笑いを見せ、何があったのかを説明する。

 

「最初はどうやって手の氷を溶かそうかと考えた。しかしな、ふと手を突っ込んだポケットの中にこれがあったのさ」

 

そう言って再びポケットから取り出したのは、先ほど火をつけたライターである。

 

「そして考えた。クマが言うには炎攻撃をすれば隙が生まれるらしい……なら簡単な話だ。 ここにある酒を沸騰させ、アルコールを発生させてからこのライターで点火すればいい……とな。幸いこの場所は酒屋だ。酒はいくらでもあるし、沸騰させる装置は俺の制服を燃やせば十分だ。といっても、てめェが気付いたらこの計画は終いだったが……キレやすい性格で助かったぜ」

 

承太郎が得意げに説明する間にも、シャドウはとても苦しみだす。

 

『クソがッ!クソガクソガクソガクソガクソガァァァッ!!!!!

 

「どうやらかなり効いてるみてーだな。……っと、どうやらあいつが弱ったおかげで手の氷も溶けたな」

 

腕を確認すると、氷は完全に溶け水滴がついている。

 

「さて、形勢逆転したわけだが……何か言うことはあるか?」

 

ぐああああッッ?!?!?! ゆるジデぇぇぇぇッ!!!! アづいィィィッ!!!!

 

承太郎が問いただすと、シャドウは泣きそうな声で命乞いをする。

 

「そうかそうか……つまりその痛みから解放されてえんだな?」

 

はやぐじでぇぇぇェェェッ!!!!!!!!!

 

「ああ分かったぜ。それじゃあ………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

─────永遠にその痛みを無くしてやるよ

 

 

 

 

 

 

 

 

スタープラチナァッ!!!

 

 

ふぅっ………オォォォ………ッ!!

 

 

 

 

 

オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァッ!!!!!!   

 

 

 

 

 

 

ゴボオォォォォォッ?!?!?!?!?!?!?!

 

「これでェッ……終いだァッ!!!!

 

スタープラチナは拳を握り直し、思いっきり振りかざすッ!!!!

 

オラァッ!!!!!!!

 

 

ぶぎぇあァァァァァあァァァァァあfあがgあががえgッ!>!?!??!?!?!d?!?

 

 

 

ボッッゴオオオオオオオォォォォッッッ!!!!!!!!!!!!

 

 

 

 

 

シャドウはスタープラチナの本気のラッシュにより、壁が突き抜けるほどの勢いで壁へと衝突した。

 

「次はそのキレ癖を直すことだな……っといってもまァ………次はもう無いがな」

 

がァァッ………ウ………ザイ………ウザ………ィィィ………………

 

そして小西のシャドウは、完全に塵と化し消え去った。

 

「ぐッ………」

 

「センセイ!!!」

 

承太郎はこの戦闘での疲労と、先ほど受けたダメージが思いの外大きかったため、膝をついてしまう。

 

「だ、大丈夫だクマ?! 立てるクマか?」

 

「心配するな、それよりも………」

 

少しきつい表情をしながらも無理やり立ち、花村と小西の元へと向かう。

 

「……………」

 

「おい花村……お前大丈夫か? 顔色悪いぞ。それに小西……先輩も大丈夫か」

 

「なん……とか……うゥ…」

 

「……………」

 

小西はかなりきつそうではあるが、辛うじて返事は出来る様だ。

 

「……花村、どうしt『悲しいなぁ…可哀想だなぁ、俺……』……てめェは」

 

突然横から聞き覚えのある声がするので見ると、そこにはなんと花村? がいた。

 

『てか、何もかもウザいと思ってんのは、自分の方だっつーの! あははッ!!!』

 

「こ、今度はヨースケのシャドウクマ!?」

 

「……?! 俺の…シャドウ!? そ、それに! 俺はそんな事思ってない……!」

 

その言葉でやっと反応した花村は、シャドウの花村と向かい合う。

 

『アハハッ! よく言うぜ。いつまでそうやってカッコつけてる気だよ。商店街もジュネスも、全部ウゼーんだろ! そもそも、田舎暮らしがウゼーんだよな!?』

 

「な、なに言ってる…? 違う…俺は……!」

 

花村は否定しようとするが、シャドウの花村はニヤニヤとしながら挑発する。

 

『お前は孤立すんのが怖いから、うまく取り繕ってヘラヘラしてんだよ! 一人は寂しいもんなあ。みんなに囲まれたいもんなぁッ!! 小西先輩の為にこの世界を調べに来ただぁ? お前がここに興味を持ったホントの理由は……』

 

「や…やめろォッ!!!」

 

『はははッ! 何焦ってんだ! 俺には全部お見通しなんだy『オラァッ!』ブゴエェッ?!?!』

 

「おっと……つい間違えて殴ってしまった」

 

なんと承太郎はッ! まだセリフを喋っているシャドウの花村を殴り飛ばしたのであるッ!!!

 

「空条…お前……」

 

『おいおい、酷いじゃねえか。まだ喋ってる最中だぜェ? 承太郎君よぉ………』

 

しかしシャドウ花村は、何事も無かったかのようにヘラヘラと笑いながら戻ってくる。

 

『そうだ、承太郎君にも俺はウゼーって思ってるんだよぁ? 最初は都会から来た人間ってことで親近感が沸いたさ。でもよ、転校初日から里中や天城にチヤホヤされちゃってぇ? それで終いには小西先輩も連絡先を聞く始末だ! こりゃもう傑作だよなぁ?』

 

「だ、黙れ黙れ黙れダマレェェェッ!!!!!!」

 

『ハハハハハッ!!! それに今だってそうだ! さっきの戦いだって自分はなーんにも出来なくて惨めな思いをしてたのに、承太郎君は勇敢に戦うしさぁ。それで不利な状況で勝っちゃうわけだ! 凄いよなぁ……羨ましいよな………ウゼーよなァッ!?!? だって俺はあわよくばヒーローになれるって思ってこの世界に来たんだからなァァッ? なのに見せ場は全て承太郎く~んが持ってっちゃうしねェ? ほ~んとウザイザイ……』

 

「違うッ!!!! お前、何なんだよ!」

 

『そこのクマが言ったろ? 俺は、お前の…お前の"影"…全部お見通しだってな!』

 

「ふ…ざけんなっ! お前なんか知らない!」

 

「待て花村ッ! それ以上は……!!!」

 

承太郎はそれ以上言わせるのはマズいと思った。クマ曰く、シャドウというのは己の心の底に封じ込めている本心。そしてそれを否定するということは己自信を否定することになる。つまり、先ほどの小西のシャドウのように暴走するということだ。

 

「お前なんか…俺じゃない!」

 

花村がシャドウ……いや、己自身の本心を否定する…………

 

『……はははははははッ! ひゃははははははははァッ! いいぜぇ? もっと言いなぁ!』

 

「お…俺じゃない! お前は、俺じゃない!!!」

 

『ふんっ………ああそうさ、俺は俺だ。もうお前なんかじゃない』

 

「あ……ああ………あぁぁ……」

 

「花村! 危険だ下がれッ!!!」

 

承太郎は必死に叫ぶが、花村には届いていない。

 

するとシャドウの花村は、謎の光を発し、禍々しい靄の様なモノを纏うと、先ほどの小西同様に見た目が完全な化け物へと変化する。

 

「クソッ………おいクマッ! 花村と小西を頼むぞ!」

 

「わ、分かったクマ!」

 

慌てた様子で返事を返すと、クマは急いで放心状態の花村を抱え、小西がいる後ろの方へと下がってゆく。

 

 

 

 

『我は影…真なる我………退屈なモノは全部ブッ壊す……! まずは…お前からだッ!!!』

 

「チッ……まさかの二連戦か………だがそれがどうした。いいぜ、てめぇもぶちのめしてやらァッ!!!」

 

また現れた己の本心………シャドウ。承太郎は先ほどのシャドウ小西との戦闘により、かなり疲労困憊の様子。さて、承太郎はこの逆境をどのように打ち砕いてゆくのか………………




お読みいただきありがとうございました!

はい……え~正直言って戦闘シーンは勢いだらけで面白くないと思った方もいるかもしれません………

しかし、これから修行し質を高めていく予定なのでどうかお許しを………

あと、小西早紀のシャドウのステータスを一応書いておきます!

~早紀の影~

HP:不明
SP:不明

物 ─
火 弱
氷 耐
雷 ─
風 ─
光 ─
闇 ─


使用スキル
・氷結の魔性

氷結の魔性について

一見はただの氷属性攻撃"ブフ"と遜色はないが、実際は違い、この攻撃を喰らう&触れると、その箇所が徐々に凍り始める。

解除条件は攻撃対象の弱点を突き、気絶させること。

さて、予想できた方もいるかもしれませんが、本来はここで花村のシャドウと戦うことになるので、必然的に二連戦へと突入してしまいます()

承太郎は花村のシャドウに勝てるのでしょうか………
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