ハガレンのアニメの新作の方に旧作と同じキャラがいたら…というのを書いてみました!

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もしもハガレンの2009年版アニメに旧作のクローゼがいたら。

 

かつてクセルクセスを滅ぼし、アメストリスをも自らが神になるための生贄にしようとしたお父様…フラスコの中の小人を倒して一年が経つ頃、エドワードはとある村へ来ていた。

 

生身の肉体を取り戻し、体力の戻ったアルは勿論のこと、先日改良したエドの脚の機械鎧の様子を整備士として確認する為にウィンリィも訪れていた。

 

今、エドとアルはこれまでお世話になった人、支えてくれた人達へ感謝の気持ちを伝えるべくお礼参りをしている。

 

ウィンリィも、自分もお世話になった人の元へお礼に行く時はついていくのだが、自分と面識のない人や、ほぼほぼ無関係な人のところへ行く際は相手が混乱するからと留守番をしている。

 

この村にも、ウィンリィは何の繋がりもない………のだが、今回、この村からとある知らせを受けたエドワードが、ウィンリィが負担を減らすべく改良した機械鎧をつけたばかりにも関わらずに出発したいと言い出した。

 

ウィンリィは自分の腕には自信を持っているが、今回はラッシュバレーでも最近浸透し始めた新しい技術を取り入れた改良を行ったので、それが無問題かを確認せずにエドを見送るのは憚られたのだ。

 

だから、今回はもしもの時のための付き添いとしてこの村に……リンター村にやってきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あっ、お前あの時のチビ!!?

 

すっごくデカくなってんじゃん!!」

 

エド「へっ、すげえだろ!!もう誰にも豆呼ばわりさせねえよ!!」

 

「あっ、でも器の方はあの時のまんまちっこい。お猪口みてえだ。」

 

エド「んだとぉ!!?」

 

「あははははは!!!

 

取り敢えず久しぶりだな、リンター村の救世主さん!」

 

 

 

今、エドとアル、ウィンリィはリンター村にいる。

 

エドは、その時に知り合った者たちと軽口混じりに話をしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここは、かつてマジハールと呼ばれる錬金術師がいた村で、若い女性が魂を抜かれて死ぬ事件が起こった場所だ。

 

かつて、この村にはカリンという美女が住んでいて、錬金術師のマジハールも恋仲の関係だった。

 

だが、彼女は事故で命を落とし、恋人を失ったマジハールは狂気に駆られ、カリンを蘇らせようと錬金術の研究をしていた。

 

彼は一度、人体錬成を考え、その研究をしていたがその理論を組み立てる段階で行き詰まってしまった。

 

そこで諦めれば良かったのだが、なんと彼は若き日のカリンにそっくりの人形を作り、かつてエドがアルの魂を鎧に定着したように、他の女性の魂を人形に定着して、自分の理想に近いカリンを造ろうとした。

 

それが、女性の変死事件の始まりだった。

 

そして時が経ったある日、実は死んではいなかったカリンがエルリック兄弟とともに現れて彼を止めようとしたが、老婆になっていた彼女をカリンと認めなかったマジハールは狂乱して殺そうとした。

 

最終的に、エルリック兄弟によってカリンは助かり、その際、彼の錬成により殺されかけた少女も解放されたのだが、狂乱したマジハールは、魂を奪おうとした少女がもう錬成陣の中にはいないことを気にせずに錬成を開始。

 

そして、代価のない状態で行なった錬成の結果、リバウンドを起こし………

 

 

 

 

 

 

 

ウィンリィ「それから、カリンさん…マジハールさんが死んで悲しかったはずなのに、自分のせいで多くの人が犠牲になったって責任を感じて……」

 

アル「それから、せめてもの贖罪として昔作った薔薇園を学舎にして、子供達が少しでも知識を学べるように頑張ってたみたい。

 

さっき学舎の方を見てきたけど、カリンさん、たくさんの人に慕われいたみたい。」

 

ウィンリィとアルは、カリンの話をしていた。

 

今回、エドたちに届いたのはカリンの訃報だった。

 

事件が終わった後、恋人を失って茫然自失としていたカリンを村の人たちに任せたまま別れて、それっきりだったのだが、そのカリンが子供達のために遺したものを村の英雄であるエルリック兄弟達に見てほしいと、リンター村のものが手紙を送ったのだ。

 

ウィンリィ「…錬金術って、はじめは物を作ったりするすごい技術としか思ってなかったけど、人体錬成のことや兵器としての活用のこと、賢者の石のことを聞いて怖いものでもあるって思うようになった。

 

……マジハールって人のことも聞いて余計に……」

 

アル「うん。」

 

ウィンリィ「でも、マジハールさんも、とても悲しい人ね……

 

エドやアルがトリシャおばさんに……お母さんに会いたかったのと同じように、ただカリンさんにもう一度会いたかっただけなのに。」

 

アル「うん。」

 

ウィンリィ「人体錬成を諦めた時点で、引き返せば、もしかしたら………」

 

アル「………それと、マジハールさんを叱ってくれる人がいたら…あるいはっとも思っちゃうよね。」

 

ウィンリィ「…!アル………」

 

アル「……僕や兄さんは周りが叱ってくれて、支えてくれたから罪と向き合って、最後には体を取り戻せた。

 

マジハールさんも何かが違えば……」

 

ウィンリィ「……………」

 

アル「だから、この村でのことも忘れちゃいけない。

 

錬金術で不幸な人を生み出さない為にも……ね。」

 

ウィンリィ「………そっか。」

 

アルの言葉を聞いて、ウィンリィはそれ以上何も聞かなかった。

 

ウィンリィ(…………それと………せっかく会えたのに、相手が昔のように若くないからって理由で拒絶するのはとても悲しい………

 

私も、エドやアルだって時が経てばしわくちゃのおじいちゃんおばあちゃんになるんだもの。

 

歳をとっても、大切に思える……精一杯生きたねって言い合える………そんな仲でいたいな…………」

 

アル「ほうほう……兄さんと?」

 

ウィンリィ「そう、エドと……ってなんで私が考えてることわかるのよ!!!」

 

アル「いや、途中から声に出てたよ?」

 

ウィンリィ「あ…あ〜〜〜〜!!!!!」

 

アル「青春だねぇ………」

 

 

 

 

 

 

 

そんなふうに、会話が終わる頃だった。

 

クローゼ「ごめんなさい、遅くなった…

 

…って貴方……エドワードさんですか!!?

 

……すっかり逞しくなって……」

 

ウィンリィ(えっ…誰あの人……すごく綺麗…)

 

「おっ、村一番の美人が来たぜ!!」

 

「あはは、やっぱりお前も驚いたか!!

 

初めて出会った時、俺達よりもちっこかったのにびっくりだよな〜!!」

 

エドが談笑してると、もう一人、とても綺麗な女性がやってきた。

 

どこか気品に溢れた黒い長髪の女性で、青いワンピースがその美しさをより引き立てている。

 

何やらエドを知ってそうな口ぶりだが……

 

エド「…………………?」

 

クローゼ「……………………………あら?」

 

エド「?????????????

 

あの…すみません…どこかでお会いしましたっけ????」

 

と、エドは若干キャラ崩壊しながら聞いた。そして……

 

クローゼ「わからなかったのかよ!!!

 

あたしだよ、クローゼだよ!」

 

エド「………へ?

 

ええぇぇぇぇぇぇ!!!?

 

クローゼ!!?

 

おま……クローゼ!!?

 

あの小生意気なクソガキの!!?

 

てか女の子だったのか!!?」

 

クローゼ「いや、女だって何度も言ってただろ!!!」

 

エド「はっ…!!そういえば………!!

 

そういや……お前の姿、帽子かぶってて髪の毛しまってた上に男っぽい格好だから無意識に男だって記憶が捻じ曲げられてた…」

 

クローゼ「うわー腹立つ!!!

 

自分は同い年の私よりもチビだったくせに!!!」

 

エド「んだとぉ!!?」

 

あははははは!!!!っと、周りが大笑いし始めたところで、ウィンリィはエドの元へ行った。

 

はじめ、お淑やかそうな雰囲気の女性が突然ボーイッシュな雰囲気になってエドと軽口を叩き出して……思わず気になってエドに聞いた。

 

ウィンリィ「え…エド……こちらはどなたなの…?」

 

エド「あっ、そういやまだ言ってなかったっけ。

 

こいつはクローゼ。この村にきた時に知り合ったんだ。

 

昔はどこからどう見ても男の姿だったのにすっかり変わっててびっくりしたよ……」

 

クローゼ「まだ言うかこのヤロー!

 

…全く……背は伸びたけどデリカシーのないところは相変わらずだね……

 

って、そちらさんは?」

 

エド「こいつは俺の機械鎧整備士のウィンリィ。今日は機械鎧の調整とかの付き添いで一緒に来てくれたんだ。」

 

ウィンリィ「は…初めまして、ウィンリィ・ロックベルです。」

 

クローゼ「初めまして、クローゼです!!

 

それと……もう一人は…」

 

アル「クローゼ、久しぶり。僕はアルフォンスだよ。」

 

クローゼ「えぇぇぇ!!!?

 

アルフォンス!!?あの鎧着てた!!?

 

中身こんな爽やかだったんだ………」

 

ワイワイ、と久々の再会で周りが賑わってきた時だった。

 

クローゼ「取り敢えず………

 

エドワード、アルフォンス………

 

六年前、私達の村を救ってくれて……そして、私のことも助けてくれてありがとう。」

 

エド「クローゼ………」

 

クローゼ「貴方達のお陰で、私は姉さんの死の真相を知ることができた。

 

私自身も、貴方達がいなかったらどうなってたことか………」

 

エド「……………」

 

クローゼ「だから、今の私がいるのは貴方達のお陰なんだ!

 

本当にありがとう!!」

 

エド「はは………すっかり元気になったようで何よりだよ。」

 

クローゼ「ふふん、あれから心機一転して髪の手入れとかオシャレとかするようになったんだ!どう?」

 

エド「まっ、いいんじゃねーの?」

 

アル「そっちの方が綺麗だよ、クローゼ。」

 

クローゼ「あははは、アルは素直で良いね〜…エドももう少し女性を褒めるってことを覚えたらいいのに。」

 

エド「へ、うるせえよ。」

 

クローゼ「む〜………」

 

せっかく綺麗になって、エドに綺麗になったって言わせたかったのにぶっきらぼうな本当しか来ないのでクローゼは頬を膨らます。

 

クローゼ「あっ…閃いた♡」

 

そして、ニヤリとイタズラを思いついた子供のように笑うと、つま先を上げて、エドの顔に自分の顔を近づけた。

 

アル「あっ…」

 

ウィンリィ「えっ!!?」

 

エド「ちょっ……!!」

 

クローゼ「ほーら、綺麗になったクローゼさんだよ〜。

 

村一番の美人の顔をこんなに近くで見れるなんて幸運だよ〜?」

 

エド「おいクローゼ……悪ふざけも大概にしろよ……」

 

……困ってはいるが,照れとかはあまり見えず、どう止めようか困ってるって感じだった。

 

どうせなら照れ顔を引き出したい……そんないたずら心から、クローゼはさらに言葉を続けた。

 

クローゼ「そうだね〜…褒めてくれないなら……

 

このままキスしてみる?」

 

エド「キッ……!!

 

うおっ!!」

 

そして、その言葉の後で、ウィンリィがエドの腕を後ろから引いて下がらせ、腕に抱きつくようにしていた。

 

エド「うううううううう…

 

ウィンリィ!!!?」

 

クローゼ「お?」

 

アル「ほほーう…」

 

明らかに、先ほどの比ではなく動揺するエド。

 

その顔は真っ赤に染まっていた。

 

ウィンリィ「あ………あの!!!

 

エドはその……私の幼馴染で……私の機械鎧の患者で…!!家族みたいなものというかなんというか……

 

………その…………

 

私のエドを盗らないでほしいと…………言いますか………

 

あぅ…………」

 

顔を真っ赤にして,への字眉毛になって、言葉を紡ぐのも恥ずかしくなって黙ってしまうウィンリィ。

 

より顔を真っ赤にしたエドと共に黙ってしまう仲、昔よりも黒さの増したアルが容赦ない一言。

 

アル「あれ?ウィンリィ。もしかして、ウィンリィの中ではすっかり兄さんってそういう認識?」

 

エド・ウィンリィ「ふぇ!!!?」

 

クローゼ「そうか〜。“私のエド”か〜。

 

エドも隅に置けないね〜。」

 

エド「…………!!」

 

ウィンリィ「あ……あ……あぁ……

 

 

アァァァァァァァァァァ………」

 

恥ずかしさのあまり,ウィンリィはとうとうしゃがんでしまった。

 

そして、エドも顔を両手で隠してしまい、すっかり黙りこくってしまう。

 

そして周りは、すっかりヒューヒューと囃し立てて、二人は顔から火が出るほど恥ずかしかった。

 

ウィンリィ「もう許してぇ………」

 

エド「いや…その…ウィンリィさん………

 

そういう発言はその………もう少し待って欲しいと言いますか………」

 

ウィンリィ「あんたも恥ずかしがらないでよぉぉぉ………」

 

クローゼ「ウィンリィさん。」

 

すると、クローゼがしゃがんでウィンリィに目線を合わし、彼女にだけ聞こえるようにひそひそ声で話した。

 

クローゼ「ふふ…ごめんね。ちょっとエドを揶揄ってやりたかっただけなんだけどそうか……

 

二人とも両思いだったんだね。」

 

ウィンリィ「りょ…!!?」

 

クローゼ「照れない照れない!

 

私にとってエドは昔お世話になった人で、子供っぽいガキンチョだから、貴方から掻っ攫ったりしないよ?

 

それに、そもそも私が間に入れないくらいラブラブだし 」

 

ウィンリィ「ら………!?

 

もうやめてぇ………」

 

クローゼ「なはは………

 

それじゃあ……仕切り直しということで……

 

今日、三人にご馳走したいからさ、ウィンリィも聞かせてくれない!?貴方のこと!!」

 

ウィンリィ「私のこと……?」

 

クローゼ「あのエドが好きになった女の子のこと、すごく知りたいからさ!!」

 

ウィンリィ「……!!はい!!」

 

 

 

 

 

 

こうして、揶揄われながらも三人はリンター村で開かれた宴会で、クローゼ達と共に盛り上がった。

 

ウィンリィはクローゼと意気投合していて仲良くなったとか。


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