数ヶ月後
ヘスティア「どうだい!!、ここが僕達の新しいホームだよ!!」
ヘスティアは嬉々としてそう言うと他の
ヴェルフ「本当すげえな、にしても、助けがあったとはいえ良く、あのアポロン・ファミリアに勝てたよな~」
リリ「当然なのです、リリはちょっと屋敷の中を確認してきます」
リリルカはそう言うと屋敷の見取り図を持って中へ入っていった、ヴェルフもそれに着いていき外にはポツンとベルが立ち空を見上げる
ヘスティア「また彼女の事を考えているのかい?」
ベル「神様、はい、神様もですか?」
ヘスティア「まあね、
ベルは数ヶ月前の事を思い出す
回想
ベルがファイヤボルトを放ちカーネイジを抑え込みサラに戻った後
サラ「ありがとうございます、団長」
ベル「サラさん!!、良かった、無事で!!、ってあれ?」
ベルはサラの背後を見るとそこには赤い粘性の塊がサラに向かってゆっくりゆっくり近付いていた
ベル「あれってもしかして」
サラ「カーネイジ」
サラはその粘性の何かの前に屈む
サラ「…………散々人を苦しめた末路です、貴方にはお似合いの最後ですね、団長、しっかりこの世から消えるまで燃やしてください」
ベル「サラさん、本当に良いんですか?」
サラ「こいつにも皆の味わった億分の1でも苦しみを与えられるなら」
ベル「………………ファイヤボルト」
ベルはカーネイジに向けてファイヤボルトを焼き尽くした
それから1週間、ベル達は1週間掛けて傷を癒した、ステイタスの更新をすればサラのスキルは全て消えておりベルは更に成長していた
しかしサラに対する風当たりは以前の比では無い程強く、時にはカーネイジを失った彼女にとって命の危険と言って差し支えない程の問題が起きたこともあった、そんなある日、彼女は忽然と姿を消した、ある日ギルドに向かうと言って出ていったのを最後にオラリオから消えた、ヘスティア達も必死に探したが結局見つける事は出来なかった、彼女が姿を消して1週間以上経った時、ヘスティアの元へ時々何処からか鳥が飛んできて手紙を置いて行く様になった、そこには綺麗な文字で自身のこれからと謝罪が綴られていた
回想終了
ベル「サラさん、今頃何してるんですかね」
ヘスティア「さぁ、いつか必ず帰ってくる、僕はそう信じてるよ」
ヘスティアがそう言った瞬間
鳥「ピー!!ピー!!」
鳥が鳴き2人が空を見るとそこには1匹の鳥が羽ばたき2人に近付いていた、ヘスティアが手を伸ばすと鳥がそこに止まりヘスティアは慣れた手つきで鳥から手紙を取ると鳥は何処かへ飛んでいった
ベル「神様、サラさんは何て?、怪我したり困ってたりしてませんか?」
ヘスティア「…………フフ、大丈夫、今は途中知り合った人と一緒に行動してるって」
ベル「そうですか、良かった~」
ベルはホッと胸を撫で下ろした
鳥「ピー!!、ピー!!」
何処かの森、鳥はどんどん先に進みやがて1人の人物の肩に止まる、その人物は鳥に餌を与え持っていた籠へ入れる
サラ「食料買わないとな~、この辺は治安も悪いみたいだし早く町か村に着かないかな~」
???「そうすれば人間も食い放題だ」
サラ「そんな訳無いでしょ、何の為にオラリオから離れたと思ってるの、もうあんたの好きにはさせないから、カーネイジ」
カーネイジ「ヘイヘイ」
カーネイジはそう適当に返事する、カーネイジはあの時サラに自身の一部を残しておりそこから復活していた
サラ「はぁ、解放されたと思ったのに」
カーネイジ「俺はしつこさなら誰にも負けないぜ」
2人はそう言い合いながら歩く、その時、みすぼらしい身なりの男達に囲まれる、盗賊だ
盗賊「へッへッへッ、嬢ちゃんこんなところを1人とは危ないぜ、俺達が案内してやろうか」
サラ「生憎地図ならあるんだ、悪いけどそこ退いてくれる?
盗賊「そいつは聞けない相談だなぁ」
サラ「そ、なら食い殺すまで」
サラがそう言うと体が変わる、カーネイジの逞しかった体はボロボロで形を保てていない、かなり弱っているもののそれが逆に不気味さを増している、盗賊達はその異形に怯え震える、そんな盗賊にカーネイジは一言
カーネイジ「Let There Be Carnage」
そう言いカーネイジは一人残らず食い殺しサラに戻った
サラ「お休み」
サラはそう言い先へ進んだ、この先にカーネイジから解放してくれる何かがある事を願って