魔法少女リリカルなのはStrikerS 七課の剣銃士 作:ヒアデス
【第1管理世界 ミッドチルダ】
ミッドチルダは、かつて趨勢を誇っていた《旧世界ベルカ》に代わる新たな魔法文明の発祥地として発展した世界である。
約300年前、滅びた自世界に代わる新天地を求めてきたベルカの侵略を跳ねのけ、その後も他世界との戦争や紛争を繰り返しながらも、『時空管理局』の発足と管理局による諸世界の平定によって、ミッドチルダは管理局発足の地および次元世界の中心地として、『第1管理世界』または『第1世界』と呼ばれるようになり
ミッドチルダは中央と東西南北の五つの大陸に分かれており、航空機や海上船、もしくは各地に設置されている《転送ポート》によって移動するのが一般的である。なお、飛行魔法による移動は『航空隊』による巡回と有事による管理局員の使用以外は固く禁じられている。
公的な年度は6月に始まって5月に終了となる。
祝日も何日かあり、特に有名なのは5月にある『新暦記念日』と11月の『聖王聖誕日』。その両日はミッドチルダのみならず、多くの管理世界で祝日に指定されている。
【政治】
ミッドチルダの立法・行政権は現地政府に委ねられており、各管理世界も同様に自世界の自治を行っている。ただし、軍事、警察、一部の裁判権は時空管理局が一手に担っている。
ミッドチルダの元首は『最高行政官』と呼ばれ、住民による選挙で選ばれる。なお、かつてミッドチルダには魔導師による官僚制が敷かれていた時代があり、『最高行政官』という職名はその名残である*1。
ミッドチルダには『平和党』『躍進党』という二つの政党があり、その二党が政権を巡って争い、住民の支持を得る政策を打ち出していく形で世界を運営している。結社設立の自由が保障されているため他にも政党は存在するが、ほとんどが泡沫政党で上記二党のどちらかに与するのが常である。
新暦75年現在は『平和党』が政権を握っている。
【経済】
流通貨幣はミドル、補助通貨はチル。
全次元の中心世界として無数の企業が拠点を構えているが、テロ被害を防ぐためデバイスなどの開発企業は他世界に拠点を移している場合が多い。その反面、『ヴァンデイン・コーポレーション』のような他世界の企業がミッドチルダに進出し、大きなシェアを獲得しているケースもある。
【教育】
地球同様、ミッドチルダの教育機関も『初中高大院』まであるが、初等科は5年、中等科は3年、高等科以降は2年ずつを目安とした年限である。
ミッドチルダは次元世界で最も人口が多い反面、余っている土地が少ないため、公立を含めほとんどの学校がいくつもの学科が併設する一貫校となっている。
しかし、ミッドチルダの教育法では初等科を卒業した時点で義務教育は修了となり、就職先に困ることもないため、多くの子供は学校を離れて就職したり専修学校に移ることが多い――専修学校卒業を入社の条件とする職種も多く、管理局の訓練校も専修学校の一種と言える――。
しかし、最近では他世界からの移住者の影響で、進学してさらに学業を積んで社会進出に備える子供も増えている。
なお、基本的に単位やテストによって習熟レベルを測るため、初等科を卒業する前に学業を終えるケースや、上の学年や学校に移る飛び級も珍しくない。
【聖王教会】
かつてベルカに存在した『教会』の一派が立ち上げた宗教組織で、古代ベルカの戦乱を収めた最後の聖王『オリヴィエ・U・X・ゼーゲブレヒト』を信仰の対象としている。
ミッドチルダ極北に位置する『ベルカ自治領』の統治機関でもあり、ベルカ人の中で最も強い力を持つ《ベルカ三家》と協力し、ベルカ人と外部の間を取り持ちながら今も聖王の偉業を語り続けている。
最高指導者は『教王』と呼ばれている。
次元世界の中でも最大の信徒数を誇る聖王教会は、各世界や時空管理局に強い影響力を持っており、特に時空管理局とはその創設に一役買ったことや、ベルカ由来のロストロギアの回収などの協力のため、密接な関係を築いている。
司祭たちは基本的に酒や肉類の摂取が禁じられているが、月に二度ほどある『教会感謝日』は飲酒が許可される。
【社会問題】
次元世界最大の人口を持つミッドチルダの各都市は過密問題を抱えており、土地問題や交通難*2、エネルギー不足などの問題が起こっており、別の管理世界への移住を推奨したり、管理局の主導で行っている『無人世界』の開拓に多くの人員を家族込みで派遣したりなどの対策を打っている。
犯罪率も高く、魔導師によるテロまがいの犯罪で多くの市民が犠牲になることがあり、ミッドチルダの治安を担う『地上部隊』にとって、犯罪の防止と治安の改善は目下大きな課題となっている。