それでは本編をどぞ
「″どうして?″」
自分自身が何を代償にソレを使っているのか分からない様にキョトンと首を傾げる。その様子に少し苛立ちを覚えたがここで説明しなければ何が起きるか分からない。一つ聞いておこう。
【貴公はそれが何を代償にしているのか理解しているのか?】
「″……知ってるよ。なんとなく……でもね、生徒の為なら喜んで私はこれを使う″」
【馬鹿なのか】
「″うん。馬鹿だとは思うよ。″」
【何故生徒の為にそこまで出来る】
「″ん〜。強いて言うなら私が大人であり先生だから…かな?″」
……本当に馬鹿だ。自分の事を投げ捨ててでも他人を助ける、そんな馬鹿な大人。この様な優しさが私にもあれば彼女は……いや、やめておこう。
「ツキミちゃ〜ん。ちょっとセリカちゃんが呼んでるので……」
話を切り上げ店内に戻る。セリカが四人分の食器を運びながら注文を受けるという離れ技を見ながら待つ事1分程、汗ばむ髪を掻き上げながらユニフォーム姿のセリカが現れた。
「ごめんなさい!!待たせちゃって……。」
【要件は?】
「あっ。えっとこれを大将が……」
渡されたのは名刺程の大きさの紙二枚と
水銀の様に不定形な形をしたペンダントだった。
【これは?】
「ん、あぁそいつはうちの割引券だ。良かったら使ってくれ。それとペンダントは嬢ちゃんの席の近くに落ちてた*1から落とし物かと思ったんだが違うかい?」
正直に言うと違うのだが、何故かこのペンダントからは私と
【感謝する。機会があればまた来る】
「おう、いつでも待ってるよ。」
踵を返して店から出る。
外には先生只一人だった。
「″他の子は?って顔してるね。ホシノとノノミなら高校にいると思うけど。″」
なるほど。つまり私は置いてかれたという訳か、そういえば今日は自由登校日?なるものだったな。このまま学校には行かずに少しこの街を探検してみるとするか。まぁ取り敢えず先生には伝言役になって貰おう。
【少し野暮用が出来たと伝えておいてくれ】
「″何処かに行くの?″」
【決まっていない。只散歩するだけだ。】
「″そうなの?よしじゃあ先生m
全速力で逃げ出した。
あんなモノが近くにいたら溜まったもんじゃない、私は只周りを見て回ってみたいだけなのだ。
逃げ出してから五分頃、一際騒がしい路地を見つけた。大通りとは打って変わって賑やかでむさ苦しい様な、そんな雰囲気を醸し出す場所だった。
中に入ると、もはや臭いと感じる様な硝煙と油の香りが辺りを包み込んだ。一層五月蝿くなる人の声、その中で一つだけ気に掛かる声が聞こえた。
「やめて下さい!!離して下さい!!ペロロ様のライブが!!」
「ちょっと待ってよお姉さん。すこーし本当に少しだけお話ししてくれれば良いだけだから……」
「そうそう!例えばホラ。身代金とか!」
ギャハハハアハハハアハ
聞くに耐えない汚物の様な声がする。人混みを掻き分け、声のする方向に辿り着く。
対象は
まず二匹の後ろを取る。こちらには気付かずに延々と汚く喚き散らかしている
間抜けな姿を見ながら肩を叩く。
「「あ?」」
警戒もせずにこちらへ振り向いた。実に獣らしい反応だ、今直ぐにでも殺したいが私とて慈悲はある。言葉が通じるのだから話合いで解決したい。その方がより理性的で人らしいだろう?(問答無用で殺そうとした奴が何を言う。)
「んだ?お友達か?随分とデカいな…。お!結構良いコート着てんじゃん、何私達にくれるの?キャー嬉しい!!」
【与える訳無いだろう。取り敢えずその子を離してやってくれないか】
「は?んだよ。そんな事する訳無いだろ、やっと良いカモを見つけたのにさ。しかもなんだその目つき、ガン飛ばしてんじゃねぇよ!!デケェからって調子に乗りやがってよ!!」
「そうそう!あと文章じゃ無くてしっかり喋ってよ、ちゃんとく『離してあげて下さいお願いします』って!!」
そうか、確かにしっかり言葉で説明しなければ解らぬか。
獣風情の癖に一々注文が多くて反吐が出そうだ。
「離″し″て″や″れ″。』
「うっわ!汚ったない声!」
「というか本当に誠意が足りn
バキャッ
掴み掛かろうと伸ばしてきた右腕を掴み上げ、左側に曲げる。
やはり非常に脆い。
ベキャッ
今度は反対に右側へ曲げて手を離す。
「あっああ……」
間抜けな声を漏らしながら自分の曲がった腕を何度も何度も見直しては戸惑っている。実に滑稽で面白い。さて灸を据えるのはここまでにして……そろそろ話を聞こうか。
『ま″だ″や″る″か″?″』
「こんな事してタダで済むt!?」
無言で睨みつける、すると自然と黙り込む。
少しは食いかかって来ると思ったらが何ともまぁ情けない。
『で″は″、改″め″て″。離″し″て″貰″お″う″か″
「「イヤアアアァァァ!!」」
相変わらず声が五月蝿くて仕方ない。只今回は人らしく対応する事が出来たので良しとしよう。
「あっあの。助けてくれてありがとうございました!」
あっそう言えば居たなこの子、すっかり忘れていた。
見た限りは外傷も無いようで良かった。
【怪我がない様で良かった。それと御名前は?】
「はい!お陰様で。私は
【狩谷ツキミだ。宜しく頼む。】
「えっと。その…御礼と言ってはなんですが良かったらこれを!」
突然渡されたのは黒い…筒?に髑髏の様な物が描かれた物だった。
【これは?】
「はい!それはですね景品で偶然当てたスカルマン様の水筒です!最近流行っているモモフレンズという物で、このスカルマン様はですね…
【何か急ぎの用事は無いのか?】
「あっ! そうでした!ペロロ様のライブが!それではまた何処かで〜!」
話が長くなりそうだったので話題を切り替えさせて無理矢理終わらせた。申し訳無いとは思うがあまり長く待てる質ではないのでな。
そういえばこの水筒?だったか?スキットルは見た事があったが此処では筒の様な形状なのだな。
試しに少し開けてみるか。
そう思い、水筒の蓋と思われる部分を捻る。中身は何も入っておらず金属の光沢が目に刺さる、そう思った瞬間何も無い筈の底から突然水が溢れ出した。
「う″え″へ″え″へ″」
姿を現したのは使者であった。なるほど、この水筒が水盆の代わりの役割を果たしたのか。にしても使者よ、そんな狭いところに六人も、いや何故か一人増えている。何故だ?道中でいつの間にか狩人証を拾ったか?
そう考えている中一つ思い当たる物を思い出した。そう、柴大将から渡された謎のペンダント。それぐらいしか思い当たる物は無い。
《失せ物》
覗くと項目が増えていた。私が置いてきてしまった装束から秘技やカレル文字、挙句の果てには血晶石まであった。見た限り温かな、温かな、温かな、温かな……何故こんなに暖かな血晶石しか無いのだ!?何故だ!?*2
まぁ取り敢えず、月の魔物を倒した時の意志もある。これで輸血液や水銀弾の供給は出来る様にはなった。
それだけでも十分ありがたい。
今思えば私はこの仕込み杖以外の武器は触ってみたことすら無かった。購入する事は無かった上に月光の聖剣や落葉などなど拾える物も売り払ってしまっていた、これを機に別の武器を使ってみようか。
ツキミちゃんに属性追加ぁぁ!!濁声!!
あとアンケート置いとくぜ!
《最後の狩人証》(ペンダント)
最後に発行された狩人証。まるで水銀の様に不定形で持ち主や時間、場所によって姿や性質が変化する。発行した工房は明らかにされておらず謎と月の香りに包まれている。しかしこれを最後に狩人の歴史は途絶えた。故にこれは最後の狩人証なのだ。
過去に失った物を買い戻す事が出来る。なんとも都合の良い物だが、夢を終えた者に祝福があっても良いではないか。
なんかガチャ情報見たらアコの排熱器官が横乳だけじゃ無くて背中まで増えとる。引かねば、引かねばならぬ。しかしヒナのドレスも捨てがたい。う〜ん、ここは自分のムスコに聞くしかねぇ。どっちが良い?
(どっちも引け、お前のお年玉は何の為にある。)
きれいだ…!!地獄(金が底を尽きる様子)が見える!!行くぞ前線豚ども戦争(爆死祭り)の時間だ。アト、マコトツイカウレシイ、オデ、マコトノカオトアシ、スキ。デモ、ヒナイジメルカラキライ。アト、ジカイデメダマトルヨ。
関係無いけど中国からだと思われる架空請求のメールが書いてる時に来ました。みんなも詐欺には気を付けよう。
それではまた次回に
次回使う仕掛け武器
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ノコギリ槍
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銃槍
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ルドウイークの聖剣
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慈悲の刃
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レイテルパラッシュ
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千景
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落葉
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獣肉断ち
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パイルハンマー
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爆発金槌
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獣狩りの曲刀
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シモンの弓剣