キヴォトスに狩人様がやってきた   作:小説を書く左廻りの変態

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アンケートありがとうございます!僅差でしたが今回はパイルハンマーを使用させて頂きます。一回これでクリアした事あるんですけどもうタメ攻撃の時脳汁が止まらない。ただミコラーシュ、お前はだめだ。何度【彼方への呼び掛け】で殺された事やら。それにしてもまたメンテ延長がありましたね、殺してやる…殺してやるぞ陸八魔アル!!

それと前回追加した『濁声』と言う設定ですが原因は変成器の精度が悪くノイズが発生しているせいです。夢やアトラハシース船内など、特異的な環境であれば何故か普通の声が出ます。

それでは本編をどぞ。




第十話 火薬と浪漫と莠コ谿コ縺

悩んだ結果パイルハンマーに落ち着いた。古狩人デュラが愛用したとされる仕掛け武器、地底でも何度も見かけたが私から見たら隙が大きく危険な要素が多くある。実際に敵の背後を狙って攻撃しようとして叩き潰されたのを何度見たか……

 

しかしそれに見合う威力は確かだ、以前……と言ってもかなり昔だが、

金のアルデオに騎士装備を身に付けた冒涜的な格好の狩人は適格なタイミングでタメ攻撃を繰り出し、地底のボスを悉く潰していった。

 

……正直に言うならばこれを選んだ理由はその人への憧れだ。初めて使う武器だが如何なのだろうか、ひとまず周りに人が居ない事を確認した後に試してみる。変形前は左右方向への攻撃…なるほど、素手と同じ要領か。次に変形後は突き攻撃に変化、刺突属性だから脳喰らいなどに有効と言うわけか。

 

意味は無いが変形前に戻し、また変形させる。

 

ガチ、という音が静かに鳴り響き

杭が奥に押し込まれる。

 

そして足を構え、

腕に力を込める。

 

ジジジジジジ

 

パイルハンマーの後方の棒状の機関が音を立てながら外側に伸びる。

そして……

 

 

ガシャン…

 

 

 

チュドオオオォォォン!!

 

 

 

 

 

周辺の空気が激しく振動し、

まるで腹の底に響くような音が突き抜けた。

 

『O”h”! M”a”j”e”s”t”i”c”!』

 

素晴らしい、ただそれだけしか言葉が出ない。辺りはより一層濃い硝煙の匂いに包まれ、排熱機構からは絶えず蒸気が噴き出している。その熱が腕や顔に伝わり、体を熱くさせる。

 

これが……ロマン。

 

「何の音だ!!」

「おい!こっちからっ!?」

 

黒い?……機械? 人に(けだもの)に犬と来たら次は機械か……一体如何なっているんだこの世界は。だが(けもの)が居ないだけましか。

 

パパンッッ!!

 

撃ってくるという事は私に敵対するつもりなのか?

まぁ、丁度良い。人型に対して攻撃したら如何なるのか気になっていたのだ、

 

ガシャン

 

精々退屈させてくれるなよ。

 

「待て、来るな!!止まれっ!!」

 

グシャッ……

 

まず近くにいた機械に一発突き刺す。グシャッと音を立てながら頭部に杭が突き刺ささり、物言わぬ屍?いや機械だからまた違……まぁそんな事はどうでも良い。

 

次だ

 

少し奥にいた機械の腕を引っ張りガラ空きになった腹部にパイルハンマーを突き刺す。こっちも同じ様に音を立てながら崩れ去った。あまりにも脆過ぎる、ヘルメット団よりも脆い。

 

「バズーカだ!!持って来い!近づけさせるな!」

 

そして小型の大砲の様な物を持った同型と思わしき機械が前に出てきた。

この距離では攻撃する前に発砲される、ならば。

 

ドパンッッッ!!

 

牽制として撃つしかあるまい、例えルドウイークの長銃に比べて射程距離は短くとも拳よりも素早く、

そして射程も長い。

 

「うが!っクソ!」

 

耐えるか、

衝撃には脆いが弾丸には耐えれると、不思議な物だ。

 

「ん!? 身体が、ガガガッガガ」

 

突然何かを言い出したと思いきや白い繊維状の何かが関節部から生え出した。*1機械相手にも水銀は有効ということか

 

「おい!増援を呼べ!!」

 

増援を呼ばれてしまったか。多対一では部が悪い、遺跡ネズミにヤーナム市民に何度嬲り殺しされた事か。それにパイルハンマーの特性上多数を相手するのは出来なくは無いだろうが悪手だ。ならば逃げる事が一番良い判断だろう。

 

そう思い奴らのいる反対方向に駆け出す。しかしその時に何か違和感を感じた。背中が少し重いのだ、確認してみるとそこには見覚えのある翅(エブタソの翅)が生えていた。

 

何故、その様に考える中で一つ仮説が出来た。上位者へと変化した結果私が過去に取り込んだ()()の遺志が翅として顕著に表れたのではと。取り敢えずそんな事はどうでも良い(良くない)

 

そんな中また爆発音が聞こえた。

 

何気なくその方向に目を遣ると一つのビルの窓全てから火と煙が上がっていおり、その周りには人集りが出来ていた、丁度良い。木を隠すなら森の中、人を隠すなら人の中だ。

 

「おいおい。またあの爆弾かよ。」

「今週で何度目だ?」

「三回だよ。迷惑ったらありゃしない。」

「ボールペン型ってのが厄介だよな。ぱっと見じゃあ見分けがつかん。」

「前回の時は()()した奴も居たんだっけか?」

 

ふむ。何か事件性がある様な気がする。私からしてみれば余りにも脆いが一般的に見れば彼女達生徒と呼ばれる存在はヘイローの影響で通常の人間よりも頑丈であり、銃弾を食らっても痛いで済むらしいがそれが失明。一体何があったのだろうか。

 

「居たぞ!!居たぞおおおぉぉぉ!!このデカ物!!」

 

まずい。バレてしまったか。恐らく身長のせいだろうな全く。

ますますこの体が忌々しく感じる。

 

そうして逃げ続ける中で色々な物を見た。お金持ちになる為の講座と謳い文句を流す詐欺師。それに騙される哀れな者達。ヤーナムも大概だと思っていたが此方も中々に腐っている。

 

気が付くとすっかり日が暮れて月明かり一つ無い宵闇の世界が広がっていた。街灯も窓の光も何一つ無い、只々暗く物寂しい街並み。そんな中動く影が一つ。

 

けm。セリカであった。

いい加減獣と勘違いする私の脳内を如何にかしたいものだ。

 

帰宅途中なのか朝通った道の逆方向へ歩いて行く。しかし寒そうに腕を組んで足から背までを小刻みに震わせている。まぁそんな格好*2していれば寒くなるのも必然か。驚かさない為にゆっくりと近づくとしよう。

 

「ひゃ!? だっ誰!?」

 

【私だ】

 

……驚かさない為にゆっくり近づいたのに

結局驚かせてしまった。

 

「何よ…は〜びっくりした。にしても今日はよく冷えて寒ッッ!?」

 

何故かムカついたので外套を脱いでセリカに被せる。

そんな格好して何が寒いだ、ズボンぐらい履け。

 

ありがと……。」

 

相変わらず感謝の言葉は小さいな。

普段の気概の良さは如何したのだろうか。

 

「あっこれ良い匂いがする。御月様の匂いみたい。これどこの香水?」

 

【私のオリジナルブレンドだ。そう簡単に渡せんよ。】

 

オリジナルブレンド(体臭)みたいな物だから

あながち嘘では無い……よな?

 

バンッッッ!!!

 

焼ける様な痛みが左目に走り、一瞬にして左側の視界が消え失せた。恐らく目をやられたのだろう。咄嗟にセリカを抱えて物陰に隠れる。視界が狭くなるのは非常に不味い、一先ず輸血液を刺す……しかし視界が回復する事は無くただ眼窩から黒い血が吹き出すだけであった。

 

*1
アマルガム:水銀がアルミに侵食し発生する白い繊維状の物質。

*2
スカートに生足




ヒナ…クッッソ!クゥワウィイイイイィィィィ!!(内なるデ◯ルマン)
パジャマも普段着もドレスも可愛い過ぎる何なんだ!?クソ、可愛過ぎる!!ヒナを過剰摂取しすぎた。そろそろウイを嗅がないと死ぬぜ!!

関係無いんですけど喉が痛くて医者行ったら風邪ではなく逆流性食道炎と診断されました。何故だ……理解出来ぬ。取り敢えず飯食った後すぐ横になるのは控えます。全治一、二週間らしいです。ちくせう

それではまた次回

次回使う仕掛け武器

  • ノコギリ槍
  • 銃槍
  • ルドウイークの聖剣
  • 慈悲の刃
  • レイテルパラッシュ
  • 千景
  • 落葉
  • 獣肉断ち
  • パイルハンマー
  • 爆発金槌
  • 獣狩りの曲刀
  • シモンの弓剣
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