今宵も獣狩りの夜が来たぞ……どうだ!!読者めが!!2週間程空けると思ったら大間違いだ!!その鳩が豆鉄砲を喰らった様な顔が大切な貴様らには丁度良いわ!!ヒャハ、ヒャハッ ヒャハハハハハハハァー!!私はやったんだあああぁぁ!!
さてツキミちゃんを攻撃した黒服……どう後始末をつけるのでしょうか。
それでは本編をどぞ
⚪️
ピンポーン
静まり返った部屋の中、
呼び鈴の音が鳴る
「セリカちゃん、セリカちゃんいる?」
その問い掛けに返事は来ない。
「えっとスペアキーは……」
ガチャ
「あれ、いない。今までこんな事無かったのに。まさかヘルメット団に!?とっ取り敢えず電話で確認を……」
[……お掛けになった電話は現在電波の繋がr……]
「ッッ!!皆さんに連絡をしなきゃ!!」
⚪️
「こちらでも駄目ですね。」
「ん。柴関ラーメンにも掛けたけどバイト終わってそのまま帰ったって。」
「じゃあ本当に誘拐の可能性が高いですね。」
「セリカちゃんの携帯のGPS所に行った先生とホシノ先輩の帰りを待ちましょう。」
「私、その間に出来る限り調べて来ます!!」
⚪️
「うへ〜。これは酷いね。あ、それとセリカちゃんの携帯見つかったよ。ボロボロだけど」
「”そうなの?そっちは他に何かあっ……た?”」
「あっ先生見ない方が……ってもう遅いか。」
恐らく砲弾の着弾跡だろうか。アスファルトは罅割れ、血がこびり付いていた。未だ乾いておらず最近の物である事を物語っている。その周辺には黒く焼け焦げた人の手足と思われる物が散らばり、肉の焦げる匂いと甘く喉に引っかかる様な死臭が立ち込めていた。
「”うっ……”」
「だから見ない方が良いって言ったのに。」
堪えられず視界を惨状から逸らす。逃げたい、こんなの見ていたく無い。そう思いったとしても、脳裏に焼きついたその光景が頭を駆け回り、絶えず吐き続ける。胃の中身を全て出して暫くすると吐き気が落ち着いたのでホシノの元に戻った。
「”取り敢えず学校に戻ろう”」
ホシノが突然表情を変えた。
「先生、伏せて!!」
言われるがまま頭を抱えて伏せる。
ドンッッッ!!
「おっと。危ないですね。小鳥遊ホシノさん……」
「なんの用だ。黒服」
普段と違って荒々しい言葉使いになっているホシノに戸惑う。
表情から隠し切れない怒りが伝わってくる。
「”ホシ……ノ?”」
「先生、こっち。私の後ろに来て」
混乱している頭のままホシノの背後に回る。
「こんばんはホシノさん。そしてはじめまして、栗花落先生?」
「”あなたは一体誰なの?”」
白い亀裂が顔の様になっている黒スーツを着たナニカに私はそう問い掛ける。
「私は黒服。今回この場に来た目的は謝罪です。」
「私の関係者、それが今回ヘマを起こしまして。その結果がこの惨状です。」
「狩谷ツキミさん、そして黒見セリカさんは誘拐されました。これが償いになるかは分かりませんが座標を割り出す事には成功しましたので渡しに来ました。本当に申し訳ありません。」
黒いUSBを此方に手渡した後。
黒服と名乗る相手は深く頭を下げた。
「この座標にいるんだな。2人は。」
「はい。その関係者を殴って無理矢理吐かせました。」
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「あ、戻って来ました!!」
アヤネが席から飛び上がり此方に駆け寄って来る。
「”ちょっとごめん。これを繋げて欲しいんだけど良いかな?”」
「分かりました。あ、何かで出て来ましたね。えっとこれはアビドス郊外の線路?」
受け取ったUSBを慣れた手つきでパソコンに挿し込む。
映った場所はアビドス郊外の地図。そして赤い点が線路沿いに画面上を移動していた。
「”一応さっきシャーレの権限を使ってセントラルネットワークに接続。そこから警備システムにちょっかいを掛けて監視カメラの映像を見たんだけど、ほらこれ。トラックがアビドス郊外に向かっているのが分かる?」
「ん。つまりそこにセリカはいるって事?」
「と言うかそんな事して大丈夫なんですか!?」
慌てた様子でアヤネがそう問い掛ける。
その問い掛けに先生が答える前にホシノが答えた。
「うへ〜。駄目だよ。バレたら始末書書かなきゃ。」
「”まっ。バレなきゃ大丈夫と言う事で”」
「そうですね⭐︎取り敢えずその座標に向かいましょう!!」
「じゃあみんな。行くよ!!」
「”「「「うん!!」」」”」
◯
「━━━ん」
「━人さん?」
「狩人さん?」
「狩人さん?」
何処か懐かしい声が聞こえて目が覚める。
「ああ良かった。突然ボーッとし出すから驚いたよ。まあ此処は獣除けの香も炊いてあるし安全だ、ゆっくりしていってくれ。へへっ……」
そうか私はオドン教会居て、それから……なんだっけ?
ああ思い出した
『ねぇ。此処に小さい女の子来なかった?』
「うーん。今の所は足音すら聞こえなかったよ。一応お婆さんにも聞いてそれでも見てないんだったら探しに行ってみたらどうだい?」
『うん。そうだね、少し聞いてみるよ。』
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「ん?女の子?来てないね……と言うか近寄らないでおくれ!!あんたら余所者が呪いを持って来たんだ!!あたしゃ知ってるんだよ!!さっさとどっか行っておくれ!!」
『……ごめんね、取り敢えず答えてくれてありがとう……』
「ふん!さっさと行きな、ああ穢らわしい!!」
階段を下りて梯子を降り、
地下墓を通って下水道に辿り着く。
グシャ……ベリッゴリ、バキャ……
何かを咀嚼し、磨り潰す様な、そんな嫌な音が下水道内に響き渡る。
豚がゆっくりと此方へと振り向く
『あ、ああそんな……嘘だ……』
だらりと口から垂れ下がる上半身、あの少女だ。
瞳孔は完全に開き切り黒い闇の様な瞳が私を見つめる。まるで……
「なんで助けてくれなかったの?」
そう言っているかの様に。
なんでこんな事に……そうか、私のせいだ。今夜は獣狩りの夜、あんな少女がまともに逃げ切れる筈が無い。それなのに私は……一人で……
『嗚呼あああ!!ああああああああああああああ!!!!』
意味も無く叫び。杖で殴りかかる。
『ッッ!!嗚呼あああ!!』
プギャアアアアアアア!!アアアアアア!!
豚の頭に縦向き切れ込みが入る。そのままの勢いで展開して叩きつける
ギャアアアアアアア!!アアア!!プギャアアアアアア!!
『黙れええええぇぇええええ!!』
杖を真っ直ぐ豚の目に突き刺す。そしてまた展開して一気に引き抜く。刃が分かれた間に肉片や脳が引っ掛かり一緒に抜き出てくる。豚は倒れ込み、口から食い千切られた少女の下半身が出てきた。
……これで……これで意味の無い
こんな事をしてもあの子は帰ってこない。
懐からオールゴールを取り出し、蓋を開ける。
心地よい様な何処か不安になる様な、そんな音色が木霊する。せめてこれが彼女の……自分の慰めとなる様に。
しかしその静寂を打ち消すかの様に声が聴こえる。
非常に不愉快だ。
「…キミちゃん……」
うるさい。
「起…て…願い。」
うるさい、黙れ……
「行っちゃ……だよ」
その時、視界に一匹の黒い獣が映る。
(お前が騒音の主か……)
⚪️
もう動く事の無い亡骸を抱え、トラックに乗り込む。
しばらく揺すられていると眠くなってしまった。
カラカラン
狭まって行く視界の中、亡骸から何かが落ちた。
注射器だ。
(これがあれば!!)
一気に視界が広がり、
覚束無い手つきで転がる1本の注射器を掴み取る。
「えっと動脈は……ああ!!」
ザクッ
トラックが突然揺れ、意図せず刺してしまう。
炭化した皮膚組織*1から乾いた音がし、注射器が突き刺さった。
打ち込んだ箇所から炭化した部分が剥がれ落ち、白い肌が現れる。しかし打ち込んだ箇所だけは紫色に変色しており、その他にも夥しい数の注射痕がそこにはあった。それはこれ*2を使う機会が幾たびもあった事を意味している。
取り敢えず皮膚は治った。しかし四肢は治らずヘイローもつかない。鼓動は無く、皮膚は冷たい。開いた右目は瞳孔が開き。反対の左目からはまるで涙の様に血が流れ出している。
「ツキミちゃん……」
縋り付きただ泣く事しか出来ない。
「起きて、お願い……」
叶う事の無い。そんな願いを呟く。
「行っちゃ……やだよ。」
ブシャッ、ブシィッ
突然身体が血を噴き出しながら崩れ落ち。血の海が広がった。
血独特の鉄臭い香りがする。
「え、あ、ああ?」
手や顔、挙句の果てには体中に血がこびり付く。
しかしそれはまるで意志を持っているかの様に動き出し、体から離れ、一箇所に集まった。
集まった血の塊が空中に浮かび上がり
翡翠色に輝いた後、爆発した。
「う”っ!?」
吹き飛ばされ、勢い良く壁に打ち付けられる。
朦朧とする意識の中見覚えのある影が現れた。
「ツ…キミ……ちゃん?」
返事は来ない。
しばしの沈黙の後に突然喋り始めた。
『
「えっ?」
その言葉は、殺意は確実に自分へと向けられていた。
あしたがっこういきたくない。てすとやだ!!やだ!いやだ嗚呼あぁぁぁぁ!!
次回使う仕掛け武器
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ノコギリ槍
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銃槍
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ルドウイークの聖剣
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慈悲の刃
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レイテルパラッシュ
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千景
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落葉
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獣肉断ち
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パイルハンマー
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爆発金槌
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獣狩りの曲刀
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シモンの弓剣