キヴォトスに狩人様がやってきた   作:小説を書く左廻りの変態

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新年早々碌な事が無いですね。

ツキミちゃんの擬態と性質と色々。

•体の殆どの部位が触手の塊で構成されている(目は本物)ミンチにされても生存可能。
•完全に殺すには隕鉄を含んだ武器による近接攻撃が必要。(斬られた断面が修復出来なくなるから)
•まだ赤子の段階である為人らしい感性が残っおり食事も可能。翅があるのはエブタソの血を吸収した結果。
•ヘイローは意識しながら形成している為気絶すると消える。
•《狩谷ツキミ》と言う名前はホシノの名前を見て思いついた偽名。本名は自分でも知らない。

ふぅ。それでは本編どぞ


1月5日0時 修正


第七話 出来ること

⚪️

 

 

 

 

《???》

 

 

「おお……やっと戻ったか、黒服。」

 

「全く、自分から呼び出しておいて遅刻するとはどう言う事ですか?」

 

「まぁまぁ落ち着いて下さい。ベアトリーチェ、血圧が上がりますよ」

 

「そうゆうこっ「黙りなさい!!」

 

「取り敢えず、アビドス自治区で確認された巨大な神秘反応の正体は分かったのか。」

 

「クククッ。えぇそれは勿論。正体は恐らく()()と同程度の上位存在。いやそれ以上の何かです。」

 

 

「「「ッッ!!」」」

 

「……それは、本当なんだな……」

 

「はい、それに接触にも成功しましたし、会話も可能でした。ただ……」

 

「「「ただ?」」」

 

「非常に言い難いのですが。その……少し怒らせてしまいまして……」

 

「「「は?」」」

 

 


 

 

 

「本当に直せるんですか!?」

 

「結構壊れ掛け。新しく買い直した方がいいレベル。」

 

「まぁ任せてみませんか? お願いしますツキミさん⭐︎」

 

「あっ!ちょっ……」

 

ノノミからセリカの銃を受け取り、手探りながらも作業を進める。損傷箇所は持ち手と銃身の罅に引き金の三箇所。

 

【よく撃てたな】

 

「最近戦闘ばかりだったから仕方ないでしょ!!」

 

初めて触ったが手にとる様に構造が分かる。この部分に弾を貯めておけるのか、それに装填はバネとガスの噴射で自動で出来るのか!?何と言う技術力。しかし良いアイデアを貰った、試しに今度作ってみよう。

 

しかし損傷が酷い。修理では無く部品交換の方が手っ取り早い。

 

バネは最悪形が合えば行けるだろうか?持ち手も熱で圧着すれば不恰好になるが直るだろう。しかし銃身はどうした物か。後ろの銃の部品を使えば出来そうな気もするが……少し聞いてみるか。

 

【後ろにある銃を使ってもいいか?】

 

「……え!?あっはい、大丈夫です。どうぞ…」

 

渡された銃も同じように分解してバネと銃身を交換し調整を加える……口径は同じだが少しズレがある。まぁ許容範囲内だろう。

 

それにしても何やら作業を始めてから何やら皆が静かだ、*1少々居心地が悪いが作業するには丁度良い。そして修理し終わったのをセリカに手渡す。

 

【これで終わりだ、試しに外で撃ってくると良い】

 

「分かったわ!!」

 

外に駆け出すセリカを見送るとアヤネから話し掛けられた。

 

「あの、代金は幾らほど……」。

 

【要らない。代わりに借金について説明を求む】

 

「わかりました。」

 

そして話された内容は此処アビドスには9億を超える借金があり、原因は前委員会が砂嵐からの復興の為カイザー何ちゃらなる所から金を借りたのが原因らしい。

 

「“なるほどねー。よし!私も協力させてもらうよ!“」

 

「ん。心強い。でも先生には色々協力して貰った。これ以上迷惑は掛けられない。」

 

「そうだよ〜わざわざ厄介事に首を突っ込まなくても〜。」

 

「“そう言う訳には行かないな〜。何たって私はみんなの『先生』だからね!!“」

 

 

「「「…………」」」

 

「う〜ん。《シャーレ》が味方になってくれるなら安心だね。」

 

 

 

「ちぇっ。」

 

 

 

 

 

【「ちぇっ」っと誰か言ったか?】

 

「いえ? 言って無いと思いますけど。」

 

「ん、恐らくセリカ。さっきの会話聞かれてたかも。」

 

「ありゃりゃ。多分怒って帰っちゃったよ〜。時間も時間だしおじさん達も帰ろっか。」

 

ふと窓を見るとまるで焼け爛れたかの様な空が広がっていた。しかし初めてヤーナムに来た時のあの独特の不気味さは不思議と感じなかった。

 

「そう言えばツキミちゃん。泊まる所はどうしますか?」

 

考えていなかった。正直に言えば別に寝る必要は無いが家に帰る様子が無いと流石に怪しまれる。かと言って何処か泊まれる伝手も無い。どうしたものか……。

 

「ん。此処は砂と空き家ならいっぱいある。」

 

【そうなのか?】

 

「砂嵐で荒廃してみんな去って行ったから……」

 

……まぁ取り敢えず適当な空き家を拝借する事にし、各々帰路についた。

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

良さそうな建物を見つけた。外観は砂で汚れているが木造の少し趣のある雰囲気の建物だった。

 

中に入ると大量の本が埃を被った状態で私を出迎えた。ざっと見ただけで200冊以上の本があり推理小説から架空の話の本、この地域についての本まであった。

 

そして目を引くのは天窓から月光が差し込む一つの机だった。インクの入った瓶、灯りの消えたランタンに大量の紙*2が置いてあった。紙の内容は至って普通の勇者が魔王を倒そうとする、そんな幼稚な物語が書き殴ってあった。

 

恐らく元の家主は小説家だったのだろう……まぁ今の私には関係ないがな。そう思いながらも使者と共に掃除を始め、本や床の埃に天井付近なども掃除して、やっと清掃が終わった。

 

 

「ありがとうお嬢さん……此処は好きに使うと良い。」

 

 

 

声が聞こえた気がする。元の家主、若しくはその意志の様なものだろうか。取り敢えず有難く利用させて貰おう。

 

そして使者から箱を受け取り。片付けた机の上に並べ、日課の整備をして。終わった後に読書をして朝を迎えた。何度見ても朝日は素晴らしい。

 

時間を確認すると7時40分頃だった。そろそろ学校に向かった方が良いだろう。そう思い支度をしてドアノブに手を伸ばし、外に出た。

 

 

そして私は自分の目を疑った。恐怖で顔を歪めながら逃げ出すセリカ、そしてそれを追いかける先生。側から見たら以上な光景だった。

*1
手際が良いから見惚れてるだけ

*2
原稿用紙




ツキミの家(工房)

外観は木材とレンガで出来た古い家。内装は古い図書館の様な感じ。玄関を通ってすぐに 暖炉のある書斎がある。別の部屋に寝室やバスタブ付きの風呂がある(水は出ない)




元の家主の外見と詳細

黒い縁のメガネをかけて緑のセーターを来た犬人。(犬種はブラッドハウンド)
本が好きで自分で小説を書こうとするが老衰で死んでしまい、魂だけが家に留まり続けていたが最後ツキミに家を掃除して貰ったのと自分の小説を少しでも読んで貰えた嬉しさで成仏した。
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