キヴォトスに狩人様がやってきた   作:小説を書く左廻りの変態

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少し時間に余裕が出来たので投稿。最近は感想を何度も読み返してニマニマしながら勉強に勤しんでいます。

いやっほおぉぉおう!!7件も感想来てるし、何故かお気に入り件数も170!? 何故こんな駄文に!?もう嬉しすぎてリアルで涙が止まらなかったです。どうしてくれるんですか全くもう、ありがとうございます。(感想を真似て書いてみました。)

それとオリジナル仕掛け武器とかも勉強中に妄想とかしてたんで描けたら挿絵の方に出します。

それでは本編をどぞ。




第八話 ラーメンと代償

その光景を見た瞬間、脳の奥が開くような感覚を得た。(啓蒙+1) しかし同時に疑問を感じた。何故あれ程恐怖で顔を歪めながら逃げるのか。

 

先生の後方を見ても何も居ない 信じたくは無いが原因は消去法で先生だろう。取り敢えず止め…速い!? けれど、けれどね、私がどれ程地底で走り回ってきたと思っている。狩人(地底人)無礼(なめ)るなよ。

 

一先ず家の角を曲がり隣の道に入ってセリカを追いかける。

 

「はぁ!はぁ!何っ…でまだ…ついて…もう走れな…っ!?」

 

どうにか追いつき横からブロック塀を突き破り、お姫様抱っこの要領で抱き上げて更に加速する。今なら彼氏持ち貞子からも逃げきれそうだ。

 

「え!?ちょっ!?速い、速いって!? ストップ!?」

 

顔や腕をペシペシ叩かれているが関係無い。取り敢えずあのヒトの様な何か(先生)から距離を取らなければ。頭の中でその言葉が木霊する。

 


 

しばらくすると背後から先生の姿が見えなくなった。どうにか逃げ切った様だ、セリカを落ち着かせる為に地面に降ろす。するとセリカから声を掛けられた。

 

「あの、大丈夫?」

 

突然水筒を手渡された。まあこの日差しの中だ。おそらく私の体調を気遣ってのことだろう。だが不思議と喉の渇きは感じない。

 

「あの…これまだ口つけてないから良かったら…飲んで…」

 

そう言われたが別に水を飲まなくても大丈夫…だが……まぁ人の好意を無下にするのも良く無い、頂こう。そう思い水を口に含んだ瞬間、ナニか見えてはいけないモノが向こう側に見えた。

 

電柱から半分だけ体を出しているヒト(先生)。それはゆっくりと動き出し此方に向かってくる。

 

ゆっくりとゆっくりと、しかし着実に、這い寄る様に、ゆっくり、ゆっくりと。未だ此方には気付いていないのかキョロキョロと辺りを見回している。

 

 

 

何故後方からでは無く前方から現れた?まさか……

 

(先回りされた?)

 

そんな憶測が頭をよぎったが関係無い。セリカは…

 

「でもやっと撒けたみたいね、どれだけ逃げても追ってくるし大変だったわ。あと……昨日も助けてくれて、ありがと……

 

まだ気づいていない様だ、直ぐに走って逃げ出したい所だが下手に大きく動くと気付かれる可能性が高い上にこの先は曲がり角が多く速度が出しずらい、そんな中追いかけられたら………ここは自然にその場を去るしか無いな。

 

そう思いセリカに水筒を返して歩き始める。

 

【こっちの道から行こう】

 

「あれ?そっちは高校だけどツキミさん()高校に行くの? 今日は別に自由登校日だから行かなくても大丈夫だけど…」

 

自由登校日?そんなものがあるのか、「は」と言う事はセリカは高校には行かないのか、ならば何処に向かうのだろうか。

 

【セリカは何処へ行くんだ?】

 

「私? 私はちょっとバイトに行くんだ。少しでも多く稼がないと。」

 

バイト? 稼ぐ? なるほど昨日話していた借金関係か。私も協力出来れば良いのだが。う〜ん、少し前*1であれば唸るほど金貨があったのだが全て置いてきてしまった。

 

「じゃ 私はこっちだから、またね!!」

 

そうしてセリカはバイト?とやらに行ってしまった。……待て、前に居ない…先程までいた先生はいったいどk

 

「“おっはよ〜 ツキミちゃん“」

 

 

「“にしても凄く速く走れるんだね。いやぁ10年ぶりによく走った、絶対明日筋肉痛だよ。とほほ。“」

 

一瞬で私の背後に来た…だと。ということは標的を私に変えたか*2、ならばこのまま高校へ向かいセリカとの距離を取らさせよう。そう思い高校へそのまま向かった。

 

 


 

 

どうしてこうなった。

 

 

状況を端的にに説明するならば、何故かセリカの話になりバイト先に乗り込む事になった。現在私は店の前に立っている。

 

(セリカ、申し訳無い……。)

 

ホシノを先頭に店内にゾロゾロと入って行く。店内からセリカの怒りの籠った声と優しげな男性の声が聞こえてくる。

 

「やっぱりここにいた〜」

 

「“どうも“」

 

「せっ先生まで。……やっぱりストーカー!?」

 

内装はヤマムラ*3から聞いた事のあるワフウ?なるものに酷似していた。来た事の無い場所の為少し緊張しながらも私も店内に入る。

 

 

 

 

ガツッ!!

 

 

 

 

「ん!?じょっ嬢ちゃん!?頭から血が!?セリカちゃん、包帯!速く!」

 

「“ツキミちゃん!?大丈夫!?“」

 

(………?)

 

 

頭をぶつけてしまった。別に痛くは無いがこれぐらいの怪我で輸血液を使うのも勿体無い、放置して席に行こうとすると腕付近にモフモフとした感触が襲う。

 

「嬢ちゃん、大き過ぎるってのも大変だな。ほら座敷に一旦座って。」

 

流されるまま座敷に座らされ頭にガーゼを貼られ包帯を二周ほど巻かれた。ん? 今更気付いたがこの店主、犬…なのか? だが私の想像する獣とは違う、この者は獣では無い、そう自分に暗示を掛けようとも殺意が自然と湧いてしまう。もはや狩人の性なのだろうか。

 

「おっと。女性に対して体型については言及するべきじゃ無かったな。すまないね嬢ちゃん。」

 

【大丈夫だ。手当て感謝する】

 

どうやら滲み出た殺意を「大き過ぎるのも大変だな」と言われた事に対する怒りだと思われたらしい。実際体型については何とも思わない。

 

何故かと言えば慣れなのだろう。昔ガスコインを鐘で呼び出した時には「俺と同じくらいか? デケェな本当に女か?」と言われたり、その後もアイリーンには揶揄われ、アルフレートには若干怖がられ。もう散々言われてきているのだから嫌が何でも慣れてしまった。

 

「はい、先生はこちらへ!私の隣、空いてます!」

 

「……ん、私の隣も空いてる。」

 

「“ん〜じゃあシロコちゃんの方!!“」

 

「そしたらツキミちゃんはこっちにどうぞ〜。」

 

「もう!シロコ先輩そんな詰めたら狭くなっちゃうでしょ!別の席も空いてますから、先生も!!」

 

「“ありゃりゃ。怒られちゃった“」

 

その後もまるで漫才の様なやり取りをしているのを尻目に向かいのカウンターに座る。強いて言うならばセリカが可愛かったと言っておこう。そして各々が注文をはじめていった。ノノミはチャーシュー、シロコは塩、アヤネはミソでホシノは特製ミソラーメンのチャーシュー抜きを頼んだらしい。*4

 

私はショウユラーメンを頼んだ。ノノミにおすすめされたのでニンニクをトッピングしてもらった。暫くすると鼻腔を刺激する様な香りが辺りを立ち込める。そしてラーメンが席に運ばれてきた。

 

それと何故か二つの木の棒を出された。*5

 

使い方が分からず難航しているとノノミが手取り足取り教えてくれた。だが…その…言うべきか分からないが()()()()()()()()まぁ何がとは言うまい。*6

 

そして口当てを外して教われた通りに箸を使い髪の毛が入らない様に髪を少し掻き上げて食べる。

 

「「「「「………………」」」」」

 

何故か凄い見られているが、まぁ良いだろう。*7

 

 

……なんだ…これは、口に入れた瞬間コクのあるスープが味覚を刺激しネギの香りやらなんやらが兎に角、……凄かった。その中でも特に気に入ったのはニンニクだ。ノノミ、良い物をありがとう。

 

すると何故か涙が止まらなくなってしまった。こんな美味しい物を食べたのはいつ以来だろうか。食べても人形の作ってくれた茶菓子と紅茶だけだった。

 

他にも黒獣と戦う前にヤマムラと一緒にキノコにショウユをかけて食べて一緒にあたって白い丸薬を飲みまくったりもしたな。あれは酷かった。

 

「いやぁ 俺の料理を泣きながら味わって貰えるとは…料理人冥利に尽きるね。」

 

 

なんやかんや全員食べ終わり、いざお会計となった。そして先生方が何やら話し込んだ後先生が払ってくれる事になったらしい……のだが、先生が懐から出した【大人のカード】なる物。

 

それで払うらしいが、あれはうまく表せないが、恐らく寿命か何かを消費する物だ。今回は会計だから程度は低いだろうが今後の使用は出来るだけ控えた方が良いだろう。

 

【貴公】

 

「“ん?どうしたの“」

 

【そのカードは余り使わない方が良い。】

 

*1
自殺前

*2
セリカが何処に行ったか知らないだけ。

*3
連盟員のヤマムラさん名前的に恐らく日本人

*4
頭を吹き飛ばしたのがフラッシュバックして肉系統が暫く無理。可哀想だね♡

*5

*6
紳士諸君なら分かるはずだ!!

*7
顔が良い上に所作が綺麗だから




ツキミちゃん美味しい物食べれて良かったね。さぁてそろそろ目玉を取りますかね、それと今回の話ではじめてツキミちゃんの顔が公開されたので先生方の反応集も書こうと思います。それではまた次回に
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