死ねと言われたので死んでみた   作:高菜太郎

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※文章はカオスですかお使いの端末は正常です。


無限ループって怖くね②

 

 はい、どうも於曽井周です。

 今日は久々ぶりとなる授業を受けています。

 

 なお暇を持て余した僕は高校で習う範囲程度なら既に履修済みなので隙はありません。

 

 「ではここの問題を……今日○月×日なので於曽井君!」

 

 「zzz………はっ!」

 

 隙はあったみたいですね。

 流石は先生。人生経験豊富だから見抜かれちゃった……

 

 「随分良い夢を見てたみたいですが答えれますか?」

 

 「え〜っと」

 

 不味いな、最後に勉強とかしたのいつだっけ?

 それも忘れたのに、勉強した内容とか覚えてるわけないんだよなー

 

 詰み……か……

 

 「分かりません」

 

 「ったく、ちゃんと起きとけよお前」

 

 「すみません」

 

 「すみませんじゃねぇだろが!やる気あんのか!?」

 

 うわっ、なんて懐かしいイベント!

 

 ここまでテンプレートで固まったこってこての、もう中身までテンプレート見たいな人久しぶりに見たよ、感動〜!!!

 

 いや毎日見てたけどね!

 興味なさすぎて忘れてただけ、というのが真相かもしれない。

 それを覚えているのは僕を含めて誰もいない。

 改めて初心に立ち返ると言うことの重要性が身に染みる。

 

 

 「おいお前。さっきから何黙ってんだよ、言いたい事あるならちゃんと言えよ」

 

 「いえ……」

 

 どうしよう、マジで何もないな。

 感動したとは言え、日本人的な観点で言えば震度1くらいの衝撃に過ぎないし、忘れていただけで所詮は既知の情報。

 少し思い出し始めるとデジャヴが僕を苛み始めるんだ、経験者だからね、僕はこういうのには詳しいのさ。

 

 

 第一何故、僕はこんな仕打ちを受けているんだ?

 

 タイムリープはもう諦めたからいいけど、これ実質リスキルでは?

 

 ループ明けは毎回寝てるところから始まるんだ、流石に全知全能と男子高校生の知力を足して宇宙に存在する星の数で割った程度の地力しかない僕には無茶振りだろうさ!

 

 リスポーン時の無敵時間は無いとかクソゲーだよ!コンチキショーッ!

 

 ぐぬぬ、許すまじ。

 

 でも言いたい事かぁ……変なこと言うと『ナメた口聞いてんじゃねぇ!』が飛んでくる。

 

 というかこの教員名前なんだっけ、MMOみたいに頭上にレベルと名前表示されてないから分からないな……

 全く最低限の礼儀くらい守ってほしいものですよ、僕はしませんが。

 

 僕の中の性別不詳の絶滅危惧種の人が───沈黙、それが答えだ!と言っているが、何か癪なのでスルー

 

 目の前で威張っている、脂肪分の塊をこれでもかと言うくらいに主張してくるオニ………………ガシマ先生?の顔が妙に苛立つね。

 一発ボディーブローを打ち込んでやりたい気分に駆られるのを我慢する。

 

 

 しかし何を言っても好意的に取られないなら、仕方ない。

 

 「……ッペラピッチョン」

 

 「あ?」

 

 「スッペラピッチョン!」

 

 怒りを込めて、だが平静さを装って大胆不敵に叫ぶ。

 なんじゃいこのs字はイテングラ?知らん!こちとら精神年齢二京歳?突破した夜間徘徊型痴呆系一般自認成人風青少年の不審者さん兼タイムリーパーだぞ!花よりも蝶よりも丁重に扱えって習わなかったのか!?

 

 「スッペラピッチョン!」

 

 「……だか─」

 

 「スッペラピッチョン!」

 

 最終奥義、会話を途切れさせる呪文!

 

 特に意味はない。

 会話が成立するのは同じIQ同士の人間だけだから、あえてこちらのIQを極限まで低下させる事で最大の拒絶を行うことができるのだ!

 

 

 「……おま「スッペラピッチョン!」わかったわかった!もう座れ!」

 

 勝ったな碇……

 

 

 ありがとう全ての古の謎のゲーム。

 

 『おめでとう』

 

 『おめでとう』

 

 『おめでとさん』

 

 『すごいすごい!ルナのお友達になってくれる?』

 

 『おめ』

 

 『88』

 

 『gg』

 

 僕の勝利を讃えんばかりに周囲が湧き立っている。

 

 応援ありがとうみんな!

 

 スパチャ投げてくれてもいいのよ?

 

 おかげで勝てたよ!

 

 ごめん、やっぱ五月蝿いから流石に静かにしてくれ……

 所謂、授業崩壊。

 フリーな雰囲気というかアナーキーな雰囲気と言うべきなのかよく分からない。

 けれど口々に話す生徒の声がデカいし、座り方も雑になってる。

 

 騒がしい事この上ない。

 

 環境活動家が火炎放射器持って喧嘩売ってくるレベルの騒音被害だ。

 

 今、この瞬間にも私たちの生活が脅かされているのです!

 とか言ってるんだろうな〜

 僕もいつか地球の危機に立ち会ってみたいよ。

 

 しかし、なんにしても僕が招いたとはいえ、教員の方には申し訳なくはない事もないかもしれない。

 

 生徒がオニ何とか先生に不満を抱いていたのも分かるし、真面目に授業したい僕とオニガワラ先生が怒るのも仕方のない事だ。

 

 

 でもね。

 

 

 グリッチに煽り、出待ち。

 

 そしてリスキルだけは、通信切断されても文句を言われる謂れはない。

 

 ちなみに僕は煽られたら煽る派だ。

 最近のゲームは通信切断に厳しいからね。

 

 

 

 「ねぇ周。あんたどうしたのよ?キャラ可笑しくない?」

 

 「どうも3日振り?ですね」

 

 

 ………あ!

 

 

 しまったつい勢いで言ってしまった……再走案件か?

 最近はどう思われても気にしてなかったから、そこら辺の配慮ががが

 

 人間はファーストコンタクトが九十九割とも言うし、これは第一印象変な事言う、俗に言うやべー奴になるのでは?

 

 「寝ぼけてる?」

 

 「多分そう、部分的にそう」

 

 「なんで名前を当ててくれるランプの魔人風なのよ!」

 

 「さあ?」

 

 「さあって、あんたねぇ……」

 

 セェーフッ!

 不審に思われてない。変なこと口ずさんでも寝ぼけているで許されるの最強ゥ!

 

 やった、やったぞ!私はやったんだぁぁぁぁ!!!

 

 

 ……それはそうと、この女の子って誰だっけ?

 同じ教室だから同年代なのもわかる、留年してなければ話だけど……僕じゃないよ?多分。

 

 最近はジェンダーレスだから見た目で女性と決めつけるのは失礼かもしれないけど、そういうの配慮すると疲れるから暫定女性って事で話を進めるけど、感想欄で文句とか言わないでよね?

 

 別に世も末とは思って……ない。うん。

 ややこしいけど、万人を自然に受け入れる心の広ささえ有ればいいと思うよ。

 まあ僕は自分以外はもうどうでもいいから、拘りはゲームで縛りプレイするくらいしかないんだけど。

 

 何回も言ってるけどMMOみたいに全人類に頭上に名前が表示されてたら、女の子の名前分かるんだけどな、困った。

 

 マジで誰だったかな。

 

 そういえば名札の義務化っていう政治運動してたけど、結局署名足りなくて抗議出来なかった事あったね。

 まあ流石に3日じゃ無理あるし仕方ない仕方ない。

 

 競馬場で金稼ぎをしてサクラを雇うのも実行はしたけど、皆モチベーションが死んでたからあんまり役に立たなかった記憶がある。

 

 法律変えればあるいは……くらいだったけど、変えれても条例が関の山だったし、今となってはさほど興味が湧かないしどうでもいいや。

 

 うぅーむ、今いきなり名前を直接尋ねるのは流石にタブーか。

 

 気まずいよね。

 

 皆もあるんじゃないか?

 

 他のクラスの知人α(仮)君。

 

 友達の友達だけど部活などの時間の都合上、よく一緒に帰ってたけど肝心なα(仮)君の名前が分からないまま何年も経って、聞けずじまいのまま卒業して音信不通になった経験。

 

 まあダメ元で、今聞いて再走してもいいんだけど、どうせだし行けるところまで行ってみよう。

 

 「にしてもホントにあんたどうしたのよ?いつも全くしゃべらないのに今日だけやたら話すわね」

 

 「そうだっけ?」

 

 「そうよ、昨日とかも"え、あ、はい"と"すみません"しか言ってなかったじゃない」

 

 「いやまて、それはおかしい」

 

 僕はそこまでコミュ症では……なかっ……たような?

 

 ま、まぁイマジナリーフレンド作ってた時期もあるしぃ!友達は多いんじゃないかな!?

 

 「でも本当にどうしたのよ?あの鬼頭の授業で寝るなんて正気じゃないでしょうに……」

 

 オニガシラね、覚えた覚えた。というか名前もテンプレートだなーあの人。

 いや、覚えやすいから有難いんだけどね。

 しかしなんと答えたものか……

 

 『実は僕、タイムリープしてて!!!』

 

 『病院行け』

 

 『はい』

 

 『はい、お薬出しますねぇ〜ご安全にー』

 

 『zzz〜』

 

 『では頭部切開を開始する』

 

 こんな感じで前人未到のタイムリープ周君は人類の科学の発展のための礎となるべく、人体実験になりかねない……

 

 映画の見過ぎ?

 いやいや、そうだとしても頭開かれるのは流石にね?

 というか発狂した時は基本的に精神病棟送りになっちゃって、経過観察で拘束されるからなぁ ※フィクションです

 

 実際に頭開かれた事はないけど、想像するだけでゾッとするからこの案は無し。

 

 何回かカミングアウトした事あるけど大体碌でも無い目にしか会ってない。

 要は周りの人が信じらるかどうかだからね。

 先のことを言い当てたり、色々やれば信じてもらえるけど信じてもらったところで無力さ。

 

 無難な受け答えは美少女ゲームで学んだからよく分かる。

 アレは参考にするな。

 

 「いや、なんというか気がついたら……うん、そんな感じ」

 

 散々悩んだ挙句、この答え。

 

 笑うといいさ、所詮僕も君らと同じ狢の穴には変わりない。

 そう。コミュ症を除く時、コミュ症もまたこちらを覗き見ているのだ。

 

 「ねぇ、それで伝わると思う?」

 

 誠にごめんなさい。いや、やっぱり赦しは請わぬ。

 

 「君と僕なら分かり合えると思っていたんだけど、そうか……とても残念だよ……」

 

 言葉は野蛮だから暴力で決着をつけろってじっちゃんが言ってたし!

 

 あ、待って。

 タイムタイム。

 僕じっちゃんより精神年齢上じゃん。

 

 じっちゃんの名にかけても、蘊蓄はありそうだけどさ!

 精神年齢的に生後間もない乳幼児の権威に縋ってる宇宙一情けない男みたいになりそうだよ!

 

 「対立してる種族間の儚い友情みたいに表現すんな!」

 

 あ、ごめんまだその話してた?

 困るんだよねぇ、最近の若者は並列思考も出来ないの?

 次から要求資格に書いとかないとね。

 

 「分かり合えたね」

 

 「こんな分かり合い方するくらいなら、両方滅びた方がいいに決まってるわ」

 

 「やだ過激、もしかして優生思想のお方?」

 

 「フフフ、弱者は淘汰されるべきなのよ……ってさっきからふざけないで!」

 

 「失礼だね、僕は和解の使者だよ?」

 

 「まだその話引っ張る気?」

 

 君が始めた物語だろう?

 進撃ポイント足りないね。

 53万エ○ンポインツを持つ僕の前に立つには些か早過ぎたようだね、出直しておいで

 

 僕の友達になるには倫理観ポイ捨てするか、犬や猫に生まれ変わるしか無いんだ。

 君と僕とじゃ釣り合わない。

 

 では、益々のご活躍をお祈りしますよっと。

 

 「はぁ……もういいわ。こっちまでおかしくなりそう。それはそうとして……今度の文化祭なんだけど一緒に───」

 

 「………」

 

今の学生ってこんな難しいことしてるんだ。

 なんと言うか数学の記号だけで絵文字作れそうだね。

 ……いや何も分からない。

 というか忘れた。

 おかしいな何万年か前に3日間で博士号獲得RTAした筈なんだけど、ついに痴呆が始まったか、これが若年性アルツハイマー!?

 

 ふ、ふざけるな!僕はまだ10代のピチピチで健康な学生だぞ!

 

 いやでも夜間に徘徊して面白いの探したりしてたし、たまに終電逃して野宿してたり、不審者扱いされて交番のお世話になったりしてたな!

 

 これは、もしかすると……もしかしないぞ

 

 「き!い!て!る!の!?」

 

 聞いてなーいー

 

 というか聞こえなーい

 

 ここで一つ。

 僕はマイクを使ってるのに距離が空き過ぎて音が拾えてない上に、ボソボソの喋るやつが嫌いだ。

 音が聞こえないからね。

 皆も気をつけるといい、日々の積み重ねが尊い明日を生み出すからね。

 

 ちなみに僕はグループワークで誰も真面目にやってなくて、僕しか頑張ってない時は『僕に任せて!』って言った後、当日欠席して歯茎を開示するのが好きだよ♡

 復讐に言葉も力もいらない。

 

 ちなみに実行した事はありません

 理由?

 

 聞くのは野暮ってものさ。

 どうしても聞きたいと言うなら評価バーを真っ赤に染めるんだな!

 

 それと隣の名もなき女子Aさん、長いからA子さんで。

 

 A子さん、筋トレに興味はないかい?

 僕の指示に従って筋トレすればアキレス腱断裂まできたえあげれるよ!

 

 あれってマジでパンッ!って音なるんだよ知ってた?

 ちなみに僕はアキレス腱やった事ないけどね。

 

 少しメルヘンだけど、アキレス腱の由来のアキレウスっているじゃん?

 あのトロイア戦争とかに出てくる人。

 なんか体の一部の元ネタが人間だと思うと、面白いよね。

 だってアキレウスが死んだのが親指を射られたからだったら、親指がアキレス指っていうことになってたかもしれないんだよ。

 

 あーなんか、少しポテト食べたくなってきたな。

 あの匂いってさ何か病みつきになるんだよね。

 分からない人は流石に居ないはずですが……

 

 まあ胃もたれする年頃の方には申し訳ない話題なんですが、僕はそう言う人の前で美味しそうに食べるのが好きだよ、例え嫌いな食べ物としても。

 

 相手が嫌がってなくても、僕が嫌がってるなーって思えれば満足さ!

 でも唐揚げにレモン勝手につける人は二人ほど○したけどね。

 

 最近の若者はキレやすいらしいから怖いね。

 

 「もういい!」

 

 うわビックリした。

 

 予備の鼓膜用意しててよかった……

 ホームセンターで3465円で売ってるから皆も備えときなよ!

 突発的な自然災害で生き残れるのは普段から備えてる人だけさ……

 

 うーん、教育的!

 

 A子さんの一声で教室が静まり返ったけど、僕は真面目な生徒だからちゃんと勉強してるよ!

 

 2問くらいは解けたし、満足だ。

 日進月歩。

 鈍足、牛歩、亀の歩み。

 

 好きに言うといい、僕が望む明日を君達が簡単に享受できるように、僕は君達の望む昨日を鼻歌まじりに享受できるからな!

 

 3日以内(常人比)に僕の学力が君達の学力を上回る事を!此処に宣言する!

 

 バチンと勢いよく扉を閉じる音。

 

 周りを見渡すと周囲の視線が僕を突き刺している。

 教員さえも『マジかよお前……』みたいな視線をこちらに投げかけている。

 

 僕なんかやっちゃいました?

 

 とは言わない。流石に寒い。

 多分スッペラピッチョンの真相に気が付いたんだ。

 

 あれの対象年齢は下ネタで笑ってくれる年齢。

 特にドライさが際立つ僕らの世代だと受けにくい。

 

 見抜かれたというのか、スッペラピッチョンの弱点が!

 

 

 「あーあ、やっちまったな。我が校の女神のお誘いを断るとは……お前さん中々筋金入りホモか?」

 

 「うーん不合格!」

 

 「ひどっ!」

 

 宗教勧誘(そういうの)は間に合ってますので、まあ薄い本ならどっちでも行けるんですけどね。初見さん?

 

 リアルはなんというか汚いなぁって意識が芽生えてからはどっちともやってない。

 

 「というかあんた、だれどす?」

 

 「おいおい、冗談はよせやい。俺ぁお前の幼馴染兼、ご近所のヒビキさんだぞ?」

 

 「初めまして、早速だけど名前長いからB太でいい?」

 

 「初対面!?そして俺はまだ生産終了してない!」

 

 「いやvit○は終わったよ、君と僕の青春もね……」

 

 「そんな!?打ち切り漫画の最終回みたいに、俺たちの青春はこれからだ!って流れはないのか?」

 

 「未練がましいね、誰?」

 

 「初めまして(スタートに戻る)!?そんなのラノベでしか見たことねぇよ!」

 

 「ラノベでも見た事ないと思うよ」

 

 「そっかー……じゃねぇよ!なんで瑛子ちゃんのお誘い断ったんだよ!あんまりじゃねぇか」

 

 「あーA子ね。みんなそう呼んでるんだ。虐め?」

 

 「虐め?何言ったんだ、瑛子ちゃんは瑛子ちゃんだろ?」

 

 「そういうもんかねぇ」

 

 どうやら僕の謳歌していたはず青春は、人の事をmob呼ばわりするのがさも当然かのようにしてしまう程度には歪んでいる、酷いものだった。

 

 可哀想にA子さん。

 僕だけは、絶対に君の味方だからね……

 

 あ、なんか今のストーカーみたいで気持ち悪かったから、無しでお願いできますか?

 

 無理?

 

 そう……ですか……お手数おかけしました。

 

 

 




曇らせまでもう少しだけご辛抱をば……
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