死ねと言われたので死んでみた   作:高菜太郎

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 非常に短いです。
 というか前回はキリが良かっただけなので


無限ループって怖くね?④

 

 「タイムリーパー?」

 

 「そうそう、よくある設定としては死んだらするのがトリガーになって時間巻き戻ったり、一定期間で強制的に巻き戻ったりだね」

 

 「貴方はどっちなの?」

 

 「僕は後者だね、3日間で全部リセット」

 

 「それは……」

 

 「ああ、いや別にそんな塩らしくしなくていいよ。かなり長くやってるけど、存外飽きないものだよ。普段は面白い事求めて別の地方へ旅したり、ゲームしたりしてるけど、今回はたまたま趣向変えて久々に学校にきた感じさ」

 

 「そう、なら良いのだけれど」

 

 「そんな事よりさ、君の話しない?僕はそっちが気になるね」

 

 「それは、面白いから?」

 

 「まあ究極的にはそこに行き着くのは否定しないよ。人間の反応は多種多様だし、一人の人間と接していてもたくさんの側面も見れるし、複数人絡めれば結構変わって面白いからね」

 

 「私とは?」

 

 「そりゃ君自身が面白いからこうして一緒にいるんでしょうよ」

 

 「私が死んでもいいのかしら?」

 

 「うーん、難しいな。なんというか僕の世界は輪を閉じているんだ。君が死んだ次の日には、僕は初日に戻って知らない君が屋上で自殺チャレンジしているだけで、僕が何をしても結局は同じさ」

 

 「抗おうともしないの?」

 

 「昔の事だけど、何度もそれこそ、気の遠くなるほど試してみたよ。多分君とも何度か関わっているかもね。もう忘れたけど」

 

 「だから手遅れっていうこと?」

 

 「まあそうだね。抜け出す気力は無いことは無いけど、まだやりたいことは沢山あるし、やったこともほとんど覚えてないからねぇ、何となく飽きたー!とはなるけど、今すぐ出たい!とはならないよ」

 

 「そう。ということは暇なんでしょ?」

 

 「まあ暇だね、3日限定だけど」

 

 「なら私を助けなさい」

 

 「うーんでもなぁ……」

 

 「悩んでいるのかしら、それとも交渉するのを楽しんでいるのかしら?いいわ、乗ってあげる」

 

 「知らない人に話しかけるっていつのは、いつも新鮮だし、楽しいものではあるよ?」

 

 「3日だけなら私の身体を好きにしてもいいわ」

 

 「君の事は好きだけど、女の身体はいいかな……僕はね、受動的に生きていたとしてもいつかはこのループから抜け出せるかもしれないと思っているんだ。だからそういう楽しみのうちの幾つかは、ループから抜け出した後にとってるんだよ。一応此処はR-18じゃないしね」

 

 「どうすれば私を助けてくれるの?」

 

 「そうだ!こう言うのはどうだい?今回は僕が君の一部始終を見届けるよ。その後、君にその一部始終を伝えて対策を練る」

 

 「それじゃ意味がないわ」

 

 「はて?」

 

 「私は!死にたくないのよ!分かるかしら?次の私がどうこうじゃなくて、今、ここで、この世界で、生きている私が大事なのよ!」

 

 「なるほど。観測できないと死んだのと同じだし一理……百理ある。面白い着眼点だ。ただおそらく君の死を僕が止めたとしても、僕のループを突破する鍵にはならないのは確定だ。というよりそんな事が分かっていたなら、僕が忘れるはずない」

 

 「で?協力の賛否は?答えて頂戴」

 

 「まあ助けるメリットはまるでないけど、慌ただしい学園生活の中に一つくらいは彩りがあった方が面白いかもしれないしね」

 

 「なら」

 

 「良いよ、死なれたら目覚めが悪いとかは特にないけどとりあえず3日目の帰宅時は護衛に回るよ」

 

 「何で私が死ぬ時間を……」

 

 「そりゃあ……何回か護衛した事があるからかな?多分。やってれば犯人とか思い出すかもね」

 

 「そう頼りにな……いえ、貴方護衛なんてできるの?見たところヒョロヒョロだけど」

 

 「安心してよ、こう見えても何回かヤクザの事務所に入り込んで弾きとか回収してるし!」

 

 「物騒ね!」

 

 





 《補足》
 主人公の目的
 皆と同じ明日を歩みたい→ループから抜け出したい→面白い事を見つけたい
 現在の主人公がループから抜け出したいのはジャ○プの新刊などを読みたいからです。人間関係はほとんど忘れています。


 次回、A子と妹回の予定
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