ひろがるスカイ!プリキュア・地を這う獣は宙舞う蝶の夢を見る 作:幻水
「STANDING BY COMPLETE」
電子音と共にベルトから現れた光がきえると自分の体全体を黒を基調とし胸部や腕部、胸部等にシルバーの装飾に紅いラインが印象的な装甲を纏っていた。
「何だこれ!?え?」
「仮面ライダーファイズだ、悪と戦う新たな力だ!」
「仮面ライダー…ファイズ…」
「姿が変わったとて!」
「おっと!!」
カマキリ野郎の斬撃を前転で避け、延髄目掛け回し蹴りを放つ。
「ぐぁッ…こんのぉぉ!!」
相当頭に来たようで斬撃が大振りに、力任せになる。
「京子さん!何か武器は?」
「ベルトの右側に付いているファイズブレードを使うんだ!」
「ファイズブレード…これか?」
四角い小型ケースの様な物をベルトから取り外すが使い方が分からず、ひたすら斬撃を避け距離をとった。
「京子さんこれどうやって使えば!?」
「ファイズフォンと同じように、8106のコードを入力するんだ」
「8106と…おぉ!変形した!」
紅い刀身のメカメカしいブレードを両手で持ち、上段の構えをとる。
「そんなもんを持ったからといって!!」
カマキリ野郎は両手を広げ走り距離を詰めてくる。
「ミッションメモリーをファイズブレードに装着して必殺技スパークルカットを放つんだ!」
「ミッションメモリー…あ、これか!」
ファイズフォンからメモリーを抜き、ファイズブレードに装着すると紅い刀身が紅さがまし輝きだした。
「虚仮威しがぁぁ!!」
「スパークルカット!!」
カマキリ野郎の横薙ぎの鎌を交わし、右肩から左脇腹を両断した。
「馬…鹿な…」
袈裟斬りにされたカマキリ野郎は白い灰になり形を保つ事ができず、サラサラと崩れさっていく。
「いえーい!勝ったね拓狼!」
「あげは、エルちゃん怪我はない?」
「うん!私もエルちゃんも無傷だよ」
「良かった…あ、そうだ京子さん!色々説明してください!!…オルフェノクって?スマートブレインは何と戦っているんですか?」
京子さんの思い詰めた表情を浮かべているのが、通話越しからでも伝わってくる。しかし、自分はともかくあげはやエルを危険に巻き込んでしまった以上説明をして貰わないと腑に落ちない。
「わかった…全て話そう…」
少しの間を置き、京子さんは全てを説明してくれた。
オルフェノクについて、父さんがスマートブレインを設立した理由を、俺がオルフェノクだと分かった理由を。
「俺やさっきのやつが進化した人類…オルフェノクで、父さんはオルフェノクから人類を守る為にスマートブレインや仮面ライダーを作った…と?」
「そうだ、理由は不明だが進化人類オルフェノクは突如として現れた。優れた種が自分達より劣る存在を根絶やしにしようとするのを防ぐ為にスマートブレインを設立したんだ…ねぇ拓狼くん…私からも聞いていいかい?」
「う、うん?」
「人類を守る為に…ファイズになりオルフェノクと戦って欲しいんだ!」
京子さんの問いには不思議と驚きは無かった。例えファイズの力が無くても俺はオルフェノクとやらの力であげは達を、この街を守ると決意していたからだ。
「うん!勿論、ソラシド市には俺の大切な人や物が沢山ある、俺は大切な物を守る為に戦うよ!」
「ありがとう拓狼くん、スマートブレインも全力でサポートをさせてもらうよ…それが前社長の意思だから」
「あ、あの〜盛り上がっている所申し訳ないんだけど…さ…拓狼そろそろ元の姿に戻りなよ?」
「あぁ、京子さんこれ…どうやって脱ぐの?…」
「ファイズフォンの通話終了ボタンを押すんだ」
「通話終了…っと…あっ」
「あ!、あげはさーん!大丈夫ですかぁ?今日も私達プリキュアはランボーグやカバトンに勝ちましたよぉ!!ってえぇ!?ロボット!?に…拓狼さん!?」
「え!?お兄ちゃん!?…」
「い…今…鎧からた、拓狼さんが出てきた!?」
変身を解除したのと同時に山頂に、居たはずのましろちゃん達がプリキュアだのランボーグだのカバトンなどのワードを言いながら現れた。
「ましろちゃん、ソラちゃん、ツバサくん今プリキュアって言わなかった?もしかして3人組のプリキュアって…」
「ち、違いますよ!プリキュアは私達が変身したすが…」
「ソラちゃんストーップ!!そんな事より!お兄ちゃんもさっきの姿はなに!?」
「そうですよ!拓狼さん!あの鎧って!!」