クソほど短く少し書きたかったから書いただけのものです。
ある少年とある女性の話です。2000しかないので読んでもなんやこれとなりそうですが許して……

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悪者の出来方

ここは綺麗な世界で。ここは不幸も何もない世界。--------何んてものあるわけが無い。この世界は[差別的]で。[不公平]で。[欺瞞]に満ちていて。生まれた瞬間からある程度レールが決まっている。努力すれば報われるなんて嘘だ。成功したやつは少なからず努力してる?違う。努力ができる環境が整っている時点で成功なんだ。1から始めれるやつはいる。それはほんのひと握りで。それを甘えと思う奴もいる。だけど0から始めれるやつは居たのか?居たとしてそいつは人間なのか?もし……そんな奴がいるなら俺はそいつが真の…[化け物]だと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そうだろう?ヒーロー。本当の化け物ってのはそういう奴のことを言うんだよ」

 

地獄絵図だ。ビルは崩れあちらこちらに悲鳴があり。まわりが燃え盛る。

そして崩れたビルの上にピエロの仮面を被り何事もないかのように日常の1部のように立つ男と。地面に倒れ込みキッ!と男を睨みつける女。

 

「ぢがうぅ!!!!!!!本当の化け物はお前だ!!!罪のない子を殺し!!この先色んな命を救うはずだったヒーローを殺した!!お前こそが!!化け物だ!!それに。どんな時でも!負けずに上を向いて笑ってれば!!いつか幸せがくる!!!誰かを幸せにできる!!!努力の方向を間違えなければ!!人は必ず報われる!!!」

 

女は必死にそれを否定し道を示す。正しく。綺麗で。理想的な。だが。

 

「じゃあお前のその姿はなんだよ。後ろのヤツらは怯え。他のヒーローでさえお前の前に出て守ろうとしない。それともあれか?お前が努力の方向を間違えた反面教師なのか?」

 

男が嘲笑った顔から一転。全てに価値を見いだせないような。全てをゴミと思う目になる。

 

「お前がどう吠えようとも。これは変わらないんだよ。覚えてるか???お前がどんなに人を救おうとも自分の夫に殺人の罪状が報道された瞬間。

全ての人間がお前を軽蔑した。何もしてないお前をだ。何故か教えてやろうか?怖いからだよ。あいつらは結局他人なんて考えない。あんな殺人鬼を夫に選んだやつをまともなヒーローとは思えない。その情報が合ってるかも調べもせず。ただ聞いたことを真実だと鵜呑みにして。人を殺す。それが直接的じゃない分あいつらはそれを自覚しない。したとしても自業自得。死ぬべきだと宣う。このゴミ共と俺の何が変わらない?おわってんだろ。」

 

「……人はぁ…!!!強くない!!自分一人のことだけで精一杯で…!他人を気遣う優しさを忘れてしまうんだ!!だから!!その優しさを少しでも思い出して貰うように!その自分の世話を少しでも肩代わりして幸せを広げるために!私たちヒーローがいるんだ!!!!!!」

 

男のこの世の諦観に対して女は涙を流し叫ぶ。人は救えるのだと。美しく。暖かいものだと。

 

「はぁ……はぁ……それに…お前だって守る人々に入ってるんだぞ。人を殺し顔色一つ変えないお前は化け物だ。だがな。お前の言葉には私を哀れんでるようにも聞こえる……まだ人の魂があるんだ。人に。戻れるんだ。まだ間に合う。お前のした罪は消えないが……一生をかけて償えばいい。新しく生まれる命を。守っていくんだ」

 

「………本当に………お前は。…………どこまで行っても俺を見つけられなかったな。」

 

男がピエロの仮面を外す。そして徐々に顔が映るにつれて。女の顔が曇り疑問に満ち。絶望する。まるで世界が崩れたかのように。

 

「……なんで……なんでなんだ……?私は……何を…間違えたんだ?」

 

女に先程までの威勢はなく。心が折れた。どれだけの傷を負っても前だけを向いて。何があろうと止まらなかった女の。体が心が。魂が止まった。

 

「お前に間違えはなかった。元々無理なんだよ。子であろうと親であろうと他人を完全に理解するなんて。それに間違ってるのは人だ。そういう意味ではお前も間違っているとも言えるがな。」

 

「…………もう……いい………」

 

女が懇願するようにすすり泣くように。すべてを諦めるように呟く

 

「何がだ?よくないだろうヴィランがいて。ヒーローがいる。いいわけが無い。続けるんだよ。俺はこの世界をより良くする。生きやすくする。

不幸によって理不尽によって否定され歪まされた人たちを肯定する。

そして今まで俺たちを否定し放置し続けた世界も滅ぼす。簡単に言えば。まあ世界征服だな。俺はその過程でお前の言う化け物になってもいいさ。」

 

「……やめて……くれ……たのむ………」

 

「やめるわけねぇだろ。………はぁ……止める気は無かったんだがな。親と子だからかね。今回は見逃してやる。興が冷めた。」

 

男はやれやれとわざとらしく仕草をし。空中を見て息を大きく吸い叫ぶ

 

「そこで撮ってるゴミメディアァァァ!おぼえてろ!!!!俺は!今からこの世のゴミを排除する!!今のこの社会はクソだ!!だからリセットする!俺みたいなやつが生きやすい世の中に!!!!宣戦布告だ!!首あらってまってろ!!!!」

 

男はそう言うと何かを感じたのか。すぐさま離脱の準備をする。そして女に一言。

 

「まあ。元気にしろよ。邪魔したら殺すけど。じゃあな母さん」

 

男は何かを感じたのかすぐさま離脱をする。

 

残ったのは残酷なまでの被害と…1人の絶望。周りはヴィランが居なくなったことにより一時の安心感につつまれる。

遅れてやってきたナンバーワンヒーローによって自体が収まるが。母親に残る絶望は一生根ずいたままだ。


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