IS~play for Answer~ (仮題)   作:SYSTEM ZERO

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 相変わらずの文章力で、書きたい事をかきつづけて行きます。


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0-1 プロローグ 


 

 すまねぇな、相棒。

 

 ここら辺りが、俺の器らしい。

 

 よかったぜ━━━━お前とは

 

 

 

 エクハザールの逆脚機リザが水中へと沈むのが見えた。志を同じくする狂人の死に、僅かばかりの哀悼を捧げて目の前の"シリエジオ"に向き合う。貫通力の高いレールガンとレザライを主力とするE防特化の二脚型。自身の扱うアリーヤとはとことん相性が悪い。━━尤も、自分はMARVEとMOTORCOBRAの実弾偏重、重攻撃型。相性云々はテルスとしても同じ━━その腹の中にいるパイロットが誰かは関係ない。それが例え、自分の師であろうとも。敵の弱点を見つけて、ただひたすらにそこを突く。出来なければここで終わり、人類種の殲滅などできやしない。

 

 だから殺す。己の答えの為に。

 

 アサルトアーマーでPAを剥ぎ、旋回戦で後ろを取って、右腕に持つMARVEをコックピット目掛けて突き刺す。

 

 突き進んだ先、AMSを通じてやたらと柔らかい何かを感じて腕を引っ込めた。黒いオイルでない━━鮮明な"赤色"━━次いで聞こえた声に、一瞬だけ、戦意を失った。

 

 「当然、か………わた、しが……選んだ、のだから……な」

 

 強がりすら感じる最後の意思で、何かを伝えようとする声を聞いた。

 

 「"お前"にやられるのも、悪くない…」

 

 垂れ下がったシリエジオの腕が、AMSからの信号を受け取れなくなった事を示している。

 

 死んだ 師と仰いだ人が

 

 

 その事実はAMSすら阻害して心から脳へと侵入してきた。

 

 しかし、最早殺す事にだけ最適化されつつあった脳は、感傷に浸るよりも、後ろから迫るラトナフレームの接近を警告する。

 反射的にQTで振り向き、ブレードで斬りかからんとするレイテルパラッシュを捉えた。

 

 「貴様は!」

 

 「うるせぇよ、セレンが寝てんだ」

 

 怒りで叫んだのであろうウィン・D・ファンションの声をかきけして、右肩に"懸架"するブレード、DRAGONSLAYERをMARVEと交換し、振るった。アリーヤ腕のエネルギー供給量はラトナよりは低いものの、DRAGONのもともとの高出力故に、相手が持つELTANINの刃を消し去り、その腹に深く食い込んで切り裂き、泣き別れした上半身が水中へと没した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 この戦場で破壊されたネクストは6機。リザ、ステイシス、フィードバック、アンビエント、レイテルパラッシュ、そして、目の前のシリエジオ。それだけいて、ここアルテリア・カーパルスの上に立った墓標はたった1つだけだった。

 

 それから、俺はシリエジオのコックピットからセレンの遺体を出してやった。そして、カーパルスから少し離れた海で水葬をした。といっても、乱れた髪を整えて、傷付いた胸の上で指を組ませ渡せなかったプレゼントを首にかけて、葬っただけだが。

 

 放っておけばインテリオルの奴らが回収に来るのだろうが、あいつらの手に渡るのは嫌だった。それに、海の中にコジマは入りづらい。土葬されて死んでもコジマ浸けなど、俺は嫌だ。

 

 

 

 それからは、もう早かった。目に映る人という人を殺し尽くし、そして最後に立ちはだかったのは意外にもハリだった。いつものミッション重視の両手ライフルから、対ネクスト戦重視の装備へと換装されていたクラースナヤには、俺を確実に"殺す"と言う意思が強く現れていた。しかし、相討ち。

 

 最後に俺のブレードが奴を切り裂くその直前に、俺の機体のコックピットにレールガンが捩じ込まれた結果だ。

 

 

 見てみたかったですね……宇宙を……

 

 

 ハリの最後の言葉は、死に行く俺の心に、やけに強く残った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今思えば、俺が死んだ後を暗示しているようにも聞こえる台詞だ。奴にそんな気は無かっただろうが、こう見ると、クズ親父が言っていた宿命だの運命だのを少し信じてしまう。

 だって、"この世界"の人間もまた、自ら宇宙への道を閉じたのだから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ある日の、つまらない学舎からの帰りだった。この世界に来てからの、つまらない日々を変えたのは。

 最近よく見る金食い虫共を路地で殴り潰していた所に転がってきた、黒いキューブ。そして、掛けられた声。

 

 自らをアイザックと、率いる組織を財団と称して、キューブを渡してきた。

 

 曰く、"素養"、があるらしい。 

 

 そうしてキューブに触れて、ソレが[インフィニット・ストラトス]のコアであると知った。

 そして、コアに宿る人格と対話を行い、従えた………というより大分素直だった。言うには、"あの狭い場所がいやだった"と。

 財団とやらが強奪したものらしいが、成る程、"自分から拐われに行ったお嬢様"と言う事らしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  そうして、また、始まる。

 

 

 

 「別に君がなんだろうと僕は構わないよ。全部"めちゃくちゃ"にしてくれれば」

 

 

 

 

 ならば、

  

 

 

 人類種の天敵とすら呼ばれた力、見せてやろう。

 

 

 

 

 

 

 そうして俺はこの、企業共より、カラードよりも腐った世界へと足を踏み入れた。

 

 

 

 

 

     

    戦い続ける歓びを、また求よう。

 

   

     新たな答えを、探しながら。

 

 

 





 V系要素は財団だけです。(今の所)
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