インフィニット・ストラトス〜消えた歌姫〜   作:仏のマスター

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 明けましておめでとうございます!
 レールガンの方に続き、こちらも新年一本目で御座います。



9 二人目になった歌姫

「うわぁぁぁぁん! クーちゃん、振られちゃったよぉぉぉぉぉ〜(涙)」

「そうですね」

 

 振られたショックをクーちゃんに慰めて貰おうと思ったら何故か塩対応!?

 

「なんかクーちゃんが冷たい!?」

「人に食事作らせて、一人だけ【NAO】様を襲おうだなんて、いくら束様でも許せません!」

「そ、それは……愛が溢れて、仕方なく…………」

「知りません!」

 

 その後、クーちゃんのご機嫌を取り戻すのに数日掛かったのだった。

 さて、【NAO】君のことは一旦考え直すとして、次はいっくんだね。

 

 

 

 

「速報です! 世界初の男性IS操縦者が発見されました! 今届いた情報によりますとその男性はかのブリュンヒルデ織斑千冬の弟に当たる人物との事で詳細を現在確認中との事です!」

 

 【Nature's】の活動休止の熱が冷めやらぬ頃に、またしても爆発的ニュースが世界を駆け巡る……しかし爆弾は一つでは無かったのである。

 因みに【Nature's】活動休止の件は公式から書面が出され、アレは何者かによるイタズラで、現在調査中……詳細が分かり次第活動を再開すると改めて出され、真実は揉み消される事となった。

 

 

 

 

「というわけでいらっしゃいなんだよ!」

 

 今日はアレ以来、初の調査と言う目的で束さんの秘密研究所に来ている。メンバーは俺と虚姉さんと千冬さんの3人である。今回は重要な報告があるから二人とも付き添いとして呼ばれたらしい。

 客間に案内されると、片側に俺を挟むように3人で座り、反対に束さんの状態になる。クロエさんがお茶菓子と紅茶を出してくれたところで話し始めた。

 

「先ず報告……ってそんなにキツく見つめなくても良くないかなぁ。【NAO】君もなんかよそよそしいし」

「こっちも暇じゃない中来てやってるんだ。早急に終わらせろ」

「今朝、あの録音を尚人にも聴かせましたので」

「なんと!?」

 

 そう、千冬さんと合流して束さんのとこに向かう途中で俺はあの録音を聴かされたんだ。それがあって俺の中でも束さんの危険人物度が上がっている。そうス○ーカーさんレベルに…………

 

「うぅ……もう変な事はしないから、警戒を解いてほしいんだよぉ」

「それは束の今後の対応次第だな」

「そうですね」

「あはは……」

 

 それから始まった束さんの報告をまとめると、あの学園祭ライブの時に異常反応を起こしたコアは俺に共鳴するように反応、例えるならISがセカンドシフトする時と同じ様な反応を示していたらしい。

 それで今回はその時共鳴したコアなら俺でも動かせるかもしれないという仮説の検証らしい。

 

「まさか一夏に続いて布仏尚人もって話か!? 一夏の件だけでもヤバいのに、二人目となれば……」

 

 頭を抱える千冬さん。男である俺がISを? もしそうなったらどうなるんだろうか? そんな不安を察したのか、虚姉さんが話し掛けてきた!

 

「もし尚人がISを動かせた場合……織斑一夏さん同様、IS学園に来てもらう事になるでしょうね。(私としてはそちらの方が安心できますが)」

 

 俺がIS学園に……!?

 

「そういうわけでISに乗れるかチェックしてみよー! 試作機はもう隣の部屋に作ってあるから、早速ね☆ 因みに【NAO】君専用のコアは、束さんが学園祭ライブを見ながら作ってた時に共鳴反応を起こした最新出来たてホヤホヤのコアちゃんだよぉ〜♪」

「えっ、もう専用機まで用意してるんですか!?」

「束……お前はまた…………」

 

 

 そして数分後……俺は見事にISを起動し、装着してしまっていたのだった…………

 

 




 次回からまた学園編に戻ります。
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