昼休み
「おにいちゃん、おにいちゃん。明後日セッシーと試合だけど練習しなくて大丈夫なの?」
「(セッシー? あぁセシリアさんでセッシーか)練習もなにもまだISがないからね」
今日の昼休みは俺の作った弁当を教室で本音と食べている。昼は学食で良いだろと本音に言ったのだが「おにいちゃんが作ったお弁当食べたい〜!」とせがまれ、議論の末、平日は一日置きでお弁当という事になった。
そして、試合が決まったものの俺はISの教本を読むくらいでISには乗っていないし、訓練もしていない。一夏君は箒さんに連れていかれて特訓を受けているらしい。
しかし、我が妹はとことん謎のニックネームを皆に付けまわっているようだ。正直誰の事を言ってるのか分からない時もあるくらいだし。
「いや、学園の訓練機借りるんでしょ〜?」
「いや? 試合までには用意するって」
「……はっ? どういう事〜??」
「んっ? おっ、噂をすれば」
束さんからのメールが届き、確認すると「今から届けに行きまーす♡」との事だった。
「今から届けに来るってさ」
「何を?」
「俺のIS」
「…………はぁ!?」
本音が驚いたところでチャイムがなり、先生達が入ってきた。何か言いたげそうな本音であったが渋々自分の席へと戻っていった。
授業が終わり、今日はあと一回目の身体能力測定だけになっている。
「おにいちゃん! さっきの話」
「ごめん本音、俺達アリーナで着替えだから……行こうぜ、一夏」
「――ちょ、おにいちゃ〜ん!」
さっきの話を聞こうと本音がきたが、ここで話すわけにはいかない……なにせクラスでは女子が着替え始める上に、男子の俺達はアリーナの更衣室までダッシュで行って着替えないと開始時間に間に合わないからだ。
「よかったの? のほほんさん」
「遅刻して織斑先生の出席簿クラッシュは受けたくないからね」
「あぁ……あれマジで痛いからなぁ」
一夏君は最初の授業でいきなりくらってたからなぁ〜まぁ分厚い教本を電話帳と間違えて捨てた上に、ISの事を全く勉強してきてなかった一夏君も悪いからだけど。
「一夏の方のISは間に合いそうなの?」
「分かんねぇ……何か日本のどっかの研究所が急ピッチで作ってるらしいけど」
そんな話を一夏君としながら、アリーナへの渡り廊下に差し掛かったところで、廊下のど真ん中に落ちるアル物が視界に入った。
「ん? 何だこれ……兎の耳?」
「…………(ここで来るか…………)」
どうやらヤツは到着してるらしい……俺は警戒を強める。念の為に一手間も打っていたので大丈夫だとは思うが…………。
「な〜おくぅーーーーん♡ アナタの束さんがナオ君専用のISを持ってきたんだよぉぉぉぉ☆」
「なっ、たば――ワプッ!?」
振り返るとそこに束がいた(笑)
束の豊満な胸に顔を包まれ、頭をギュッと抱きしめられた尚人は身動きできず(呼吸もできずw)クルクルと回り、何かへとぶつかって、やっと止まることができたのだった。
「束」
「あっ、ちーちゃんもお疲れ〜! 早速パーソナライズとフィッティングしたいからナオ君借りてく――フギャアァ!?」
「言いたい事はそれだけか?」
千冬のアイアンクローが束へと決まり、束の足が宙へと浮き上がる。それと同時に尚人は解放され何とか窒息死を免れたのであった。
そう、尚人は束の襲来を千冬へと報告していたのだった。
マ)書いてたら思ったより長くなって、まだ短編に書いてたとこまで行ってないという……
?)私の登場はやくぅ〜(`´#)
マ)つ、次か……その次にはだせるから! あと少しだから!?
?)正ヒロインの私が出ないと物語は始まらないんだよぉ〜★
マ)…………(正ヒロイン……ホント誰にしよ……)