助)あぁ〜ムフフ♪
ウォ)??
「う、虚ちゃん……」チラッ
「…………」ゴゴゴゴゴゴ……
「…………」プイッ
楯無が一瞬、助けを求める様に尚人の方を見るものの、彼に助け舟を出す勇気はなかった……というか彼はどちらかといえば被害者側なので当然の事だろう。
「あれ? おにいちゃんにおねえちゃん、どうしたの? 部屋に入らないの?」
「本音、良いところに……お小遣いあげるから寮のカフェで尚人と暫く時間潰してきてくれない? 終わったらメールするから」
「やったぁ〜☆ で、結局…………あぁ」チラリ
扉からチラリと見えたその人物に本音は納得して、姉の小銭入れを受け取り、兄の手を取り寮のカフェへと向かおうとする。
「待って! 本音ちゃん助――『タ・テ・ナ・シ・サマ?』――むぐぅ!?」
「じゃあ、またね★」カチャリ
「むぐぅぅぅぅぅっ!!」
静かにその扉はしまったのだった…………「あれ? ここ俺と本音の部屋だよな?」と心の中で尚人は思ったが姉の黒い圧に言葉は出なかったのだった。
「さっ♪ いこう、おにいちゃん!」ニコニコ
カフェで尚人と本音がスイーツを楽しんだ後、部屋に戻った時には二人の姿はもう居なくなっていたのだった。
部屋に戻ってシャワーを浴びた後、俺は直ぐに深い眠りへと落ちていった…………そして次の日の朝。
「クゥ……クゥ……ムニャムニャ」zzZZ
「…………えっ?……誰??」
朝目覚めたら、知らない小さな女の子がベットの隣に寝ていて……えっ、ホントにこの子誰? 頭の中が混乱していたら…………
「ムニャムニュ……おはよう、おにいちゃ……んんっ!?」
俺のベットの上を見た本音が、信じられないものを見たような表情で固まってしまった。
「――はっ!?」シュバッ!
意識を取り戻した本音の行動は速かった……
「待て、本音! どこに掛けようとしている!?」
本音の掛けた通話先……
「…………んんっ……なに? こんな朝っぱらから…………」
「大変なんだよ! おにいちゃんのベットに女の子がぁ!!」
「――直ぐ行くわ」
「…………」
「尚人? これはどういう事なの?……何か言いなさい!」
今目の前では正座をさせられたおにいちゃんと両腕を組み鬼の形相でおにいちゃんを見下ろすおねえちゃんが居る……謎の少女は、まだおにいちゃんのベットで寝むっている。
「……俺自身何がどうなってこうなったか、全く分からないんだよ。起きたら隣に寝てて、そもそも全く知らない女の子だし」
「……じゃあこの子がどこからか勝手に入ってきて尚人のベットに入ってきていたと?……勿論手は出してないわよね?」
「出すわけないだろ!! そもそもこの子どう見たって小学生以下だろ! それに俺はかん――!?」
最後おにいちゃんが口籠ったのって……まぁ、それは置いといて、結局この子が目覚めない事――「ムニュムニュ?」――ってやっとお目覚めかな?
「…………フワァ〜、ん〜」
「「「あっ、起きた」」」
「んっ?……あっ!」キョロキョロ
目覚めて周りを見回していた少女の視線がおにいちゃんに行き着いた時、その少女はニコッと笑顔になり勢いよく起き上がると…………「パパァー♡」…………場がね凍りついたんだよ……私も、おにいちゃんも、おねえちゃんも…………
助)もしかしてアノ日の事を思い出しちゃうのかなぁ〜?▽?)♪
マ)アノ……日?
ウォ)一体何があったと…………
助)私がマスターを……襲った日♡
マ)助手ちゃんが……俺を……? うっ、うガァァァァァ!! パタリ
ウォ)そ、そんな……二人の過去に何が!?